2017/11/09 のログ
■アーヴァイン > 欲しいと求める事、それを封じられていた彼女の欲望だからこそ、満たしたいと思える。
御礼の言葉に緩く頭を振って答えると、今度は甘い尋問へと変わっていく。
「……そんなに、か。身体にずっと甘い疼きが溜まりっぱなしにならなかったか?」
抱きしめて寝るときや、そのまま身体を重ねる時も何気なくピアスが飾られているのに気付いたこともあるが、常に長く着けられていたとは思いもせず。
彼女の言葉に何度か瞳を瞬かせると、笑みに変わりながらピアスを引っ掛けるようにして指で弾いた。
視線とともに届くようになった声に、恥じらいが深まる中、欲望を聞けば落ち着きなく此方を見やる。
犯したいと求められる声、そのものには女としての魅力を覚え、喜びを覚えるのだろうかと視線の度に笑みで見つめつつ、頬をなでた。
「俺とルークみたいに、知られたくはないが羽目をはずしたい者が集まる場所だ」
薄暗い室内は、高級娼館にあるような綺麗な整いと調度品で纏められているが、女を貪る場所とは異なる。
どちらかと言えば酒場に近い雰囲気だが、男と女が談笑しているというのも、ここらの酒場では奇妙だろう。
席料をカウンターの店員へ渡すと、適当なソファーへと彼女を連れていき、腰を下ろす。
蜜に濡れ、欲望の熱が溜まった中で見せられるのは、それを更に加速させるような出来事だ。
別のドアから姿を表した男とそれにくっつくミレー族の少女。
主と奴隷、ありきたりな構図の様に首輪と鎖もあるが、妙に距離感は近い。
恋人のように抱きついている中、開けたところへ男は少女を連れ出す。
淡いピンクキャミソールだけを着る少女だが、シースルーの布地からは細い体付きが全てさらされている。
そんな少女が、ルークへ視線を向けると尻尾をゆらゆらと揺らしながら近づいてきた。
『お姉さんから厭らしい匂い凄いしてる』
溢れる蜜の香りに目を細め、見ずして彼女の状態を言い当てる。
それから彼の前へ膝をつくと、ここからもと股座へ猫のようにスリつく。
ジッパーを指先で弄びながら、ちらちらとルークをみやり、何かを誘う。
愛情の裏返しに生まれる、じくじくとした感情を。
その合間も、少女の後ろにいた男も膝をつき、四つん這いになた少女のスリットへ指を捩じ込み、白混じりの蜜をグチュグチュとかき混ぜ、卑猥な音と香りを奏でていく。
■ルクレース > 「…あ、その…飾りがあると、下着との間に挟まれてひっぱられたりして…困ってしまった、ので…。飾りが、なければ…下着で、支えられていた、ので…時々、しか…」
もちろん、彼に触られたりして感じないはずがないが、日常生活の中では股座ほどに大きく動く場所ではないから、激しく動かなければつけている感覚に多少なれる事ができた。
それでも、下着の中でピアスが動いてしまって、甘い疼きに身を縮こまらせてやり過ごすこともあったことを、小さな声で告白して。
向けられる欲望の声に、ちらちらと彼を見上げるのは戸惑いとともに欲望を向けられる自分を彼がどう見ているのだろうかと気になっているようで、笑みを向けながら頬を撫でられるとどこか安心した様子を見せていた。
「羽目を外す、ですか…。上品な酒場、のように、見えますが…。」
清潔感のある室内と上質の調度品の数々が並ぶ様は、流石富裕地区といったところだろう。
しかし、羽目を外すという彼の言葉と店の中の静かな雰囲気は繋がらないようで微かに首をかしげたが、再びソファにむけて歩き出せば息を呑むようにして、あがりそうになる嬌声を噛み殺しているのがわかるだろう。
「はぁ…ぁ………。」
臀部のほうまで染み込んだ愛液が、ソファに座ればひやりと冷たく濡れた感触を自覚させ、動きが止まっても散々にピアスに押しつぶされた肉芽は脈動するように熱をもっている。
内股になりながら、何が始まるのかと店内を見回せばドアから現れるのは男と、鎖に繋がれたミレー族の少女だった。
しかし、普通と違うのはその距離感で、甘い恋人のように少女は男の腕に抱きついている。
そのさまは、いつか見た、彼の記憶の中の出来事によく似ていて鼓動が跳ねる。
ルークの方を振り返った少女と、視線が真っ直ぐに重なると少女は何故かルークの方へと近づいてきた。
「――――っ」
嗅覚の鋭いミレー族の少女に、秘密を言い当てられてさすがのルークもいつもの無表情のまま、とはいかなかった。
琥珀の瞳を驚きに見開き、そして元々朱の刺していた顔が、真っ赤に染まっていく。
そして、もう一度少女は鼻をクンと鳴らすと今度は彼のほうへと猫のように股座へと擦り寄っていく。
カチャンカチャンと小さな金属音をたてながら、少女が彼のズボンのジッパーを弄びながら、視線はルークへとチラチラ向けられる。
まるで見せつけているかのように。
じくり(サワラナイデ)
少女が彼の股座へと擦り寄るたびに、視線を向けられるたびに、今までとは違う暖かなものが溢れる嬉しさとも、愛しくて生まれる熱とも違う、どちらかといえば不快な何かが胸の内に生まれてくる。
そんなルークを尻目に、少女の後ろに膝をついた男が少女のスリットに指を差込、愛液をかき回しながら出し入れをして卑猥な光景を作り出した。
甘い少女の声、卑猥な蜜の匂い、水の音が響きしばし状況が飲み込めないようで固まってしまったが。
「―――だめ、です……っ」
少女が喘ぎながら、彼のジッパーに手をかけて下ろそうと動いたときに、咄嗟にその手を押さえて止めていた。
■アーヴァイン > 「それに音も気になるだろうしな…ルークを厭らしく歪めてきたという実感が強まって…いいな」
淫芯に嵌めたピアスでは、歩く度に擦れて腰砕けになるのは、目の前で晒された疼く様子がすべてを物語る。
多少快楽に悩むことはあれど、外さずに居てくれたことに嬉しそうに微笑む。
それこそ、もっともっと歪めて、淫欲に沈めたいとすら思うほど、彼女を染め上げることにこの上ない興奮を覚えていく。
「ぱっとみた感じはそうだな」
ゆっくりと酒でも嗜むような場所とみえるが、それが異なるというのも、現れた二人を見ればすぐに分かること。
奴隷というよりは、もっと距離の近い感じのミレー族の少女が、飼い主から離れ、彼の前で膝を下ろす。
恥じらいに真っ赤になるのを見れば、クスクスと笑いながら股座に顔を近づけていく。
『可愛い~、格好もだけど……テレ顔も可愛いね』
小動物でも見つけたかのような軽さで微笑みながら語りかけると、指先で弄んでいたジッパーの先をかつっと咥えた。
そのまま膣内をかき回され、鼻にかかった甘い吐息を溢れさせながら、濡れた瞳で彼女を見つめつつそれを下ろそうとするが、彼女の手に阻まれれば、意地悪げに微笑みながら、今度は抑えつけてきた掌に、小さな手を重ねつつルークの方へと近づく。
『何で~? ねぇ、何で?』
子供っぽい問いかけ方をしつつ、蕩けた藍色の瞳が見つめ返し、ルークの股座の合間を割るようにソファーへ膝をつき、上がっていく。
覆いかぶさるように見つめながら、何で?と囁く声は、徐々にゆったりと、落ち着いた音になりながら繰り返され、真っ赤な顔を見つめ続けた。
もし視線を反らしたなら、駄目といいながら顔を近づけ、唇を奪おうとすらする。
彼も今は様子見と、少女の出方とルークの様子を確かめる。
置いてけぼりを食らった飼い主は、また始まったと呆れたように呟き、指を抜いて二人の様子を眺めていた。
■ルクレース > 「―――。折角、アーヴァイン様がつけてくださったもの、でしたので…可能なら、身につけていたい、と思ったので…。」
彼のものだという印である、ピアス。それをずっとつけていたいと思う被虐とともに、きっとこの嬉しそうに微笑む姿が見たかったんだと、彼の笑みを見てルークは思った。
酒場のような地下の空間で、ソファに座れば現れたミレー族の少女は、彼の膝に擦り寄りながら笑っている。
ルークよりも幼く見える少女は、けれどルークよりも随分と艶やかな雰囲気をもっていて、男にスリットを掻き回されて喘ぎながらも余裕が伺える。
無表情ではいられなくなるほどの、羞恥と驚愕に染まるルークに微笑みかけながら、ジッパーを弄んでいた手が離れて、白い歯がそれを咥えて下ろそうとした。
「――な、なんで、と言われましても……その、ダメ、です…。」
思わず彼のジッパーを押さえるようにして伸びた手が、少女の動きを阻んだ。
考えるよりも先に動いてしまっていたことに、少女に問いかけられても明確に答えられない。
これ以上、少女が彼に触れているのがダメだと思った。
―違う
嫌だと思ったのだ。
ルークの手に、ルークよりもちいさな手が重ねられて無邪気な声が問いかけてくる。
蕩けた藍色の瞳が、混乱する琥珀の瞳を見つめて彼の股座からするりとルークの真正面へと移動した少女は、膝を割開くようにしてルークの股の間に膝をついて見下ろす。
どうして?
なんで?
幼さを残す無邪気な問いかけの声は、次第にゆったりとした声色になりながら、ルークの中にあるものを引き出そうとする。
「……っ―――っ」
集落の少女とも違う、少女の対応に困り真っ赤な顔で彼に助けを求めようとしたが、視線を逸らすことを許さないと頬を両手で包み込まれて唇を奪われる。
普段であれば、このような非力な少女に易易と唇を奪われることはなかっただろう。
それだけ、初めて抱いた正体不明の感情に混乱しているようで。
「嫌、だと…思いました…。貴女が、この方に触れるのが…肌に、直接、触れると思うと…もっと、嫌だと、胸の中に、どろどろしたものが溢れてきて…思わず…。」
少女の唇は、すぐに離れただろうか。
何が嫌だったのか、どうして嫌だったのか、混乱しながらも胸に抱いたものをなんとか口にして。
■アーヴァイン > 「ありがとう……とても嬉しいが、あまり無理はしないでくれ?」
我慢して耐えるようになってしまうと甘い責めが、責め苦に変わりかねない。
服のこともあり、喜びながらも気遣った言葉を掛ければ、優しく黒髪を撫でた。
「……」
遊び慣れている少女は、飼い主の愛撫にも心地よさそうに目を細めながら淡く喘ぎ、摺りつくのをやめない。
そして彼女が制してくるなら、楽しげな微笑みに艶やかさを交えながら問いを繰り返すのだ。
『なんで駄目か、言えないの? それとも、言いたくないのかな~…?』
曖昧な言葉に問を重ねて追い詰める。
視線の逃げすらも唇を奪って遮れば、何度も重ね合わせ、キスの合間に可愛いと年下の少女から囁かれていく。
混乱する様子を見やりながら唇が離れると、感情の有り様を語る様子に、キョトンとした様子で瞬くと、隣りにいた彼へと視線を向けた。
『このお姉さん変わってるね?』
「……俺と似て、少し不器用な心模様でな」
フランクに問いかける少女に、笑みをこさえながら問い返す彼。
成る程と少女が頷くと、ソファー伝いに動き、彼の目の前へと移動すると、彼の手を捕まえて自身の胸元へと導いた。
彼女よりも平らな胸元に、小さな粒状の先端、控えめというよりは幼い胸元に大きな掌がかぶさる。
『じゃあこうして……触らせるのはどうなのかな? じくじくしちゃう?』
クスクスと微笑みながら、見えない棘の位置を探るように心へ刺激を与える。
体に触れさせただけ、乳房という性的なところとは言えど、彼が触ったのではなく触らされた。
先程とは違うはずの触れ方を晒しながらも、じっと琥珀色を藍色が見つめ続ける。
『でもそのドロドロ、少し我慢すると後ですごくなるの知ってる?』
苦味を舐めた後の砂糖のように、その甘美さを強める感情。
確かめるように問いかけながらも、時間にして10秒程度のタッチをさせれば、手を解き、再びルークに近づいて耳元に囁く。
思うままにするといいよ と、感情に従うように促した。
■ルクレース > 「はい…。支障のあるときは、外すようにします。」
彼にもらった印をつけていたいと、少しガマンしていた部分もあったのか気遣う言葉には、素直に頷いて、髪を撫でる手に一度心地よさそうに目を細めていた。
「――っぁ…は…ぁ…」
視線すらも逃がさないと、何度も少女の小さな唇とルークの唇が重なり合う。
未知の感情に混乱するところに、追い打ちのように少女からのキスで完全に固まってしまっていた。
終いには、年下の少女からかわいいと言われてしまう始末だ。
唇が離れて、なんとか自身の感情を口にすれば少女から出たのは、無邪気ながらも痛いところを無遠慮に突く言葉だった。
そして、位置を変えた少女は今度は彼のそばへと移動して、その手を捕まえて乳房ともいえぬほどの未発達な胸に押し当てる。
「…………。」
混乱が出ていた琥珀の瞳から、感情の色が見えづらくなる。
少女からしたら、すっと無表情になったように見えるだろうが、彼から見れば考え込むような色合いと不快な色が垣間見えることだろう。
「じくじく…というよりも、もやもやします。」
先ほど感じた胸の中がどろどろしたもので痛むのに似ているようで、少し曖昧な感覚。
それは、彼が自らの意思で触っているわけでも少女が性的な目的で触らせているわけでもないのを理解しているから。
しかし、それでも彼に少女が触れている状況に、もやもやとした不快なものが胸の中にあった。
「ドロドロをガマンすると、ですか…?」
何がどう良くなるのだろうと、微かに首をかしげていれば彼から離れた少女が再びルークのそばへ戻ってくると、耳元に囁きかける。
感情の赴くままに行動すればいい、と。
少女らしいけれど、少女らしくない蠱惑的な微笑みを浮かべて。
視線は少女を見つめて、そして彼へと移り逡巡するように琥珀の瞳が少し逸らされたあと、再び彼の方へと戻る。
彼に触れたい。
少女が触れたところを、触れて上書きしてしまいたい。
そんな衝動がルークの中で生まれると、そっと少女の胸を触っていた手を両手でとると、掌にキスをして。
■アーヴァイン > 自身の心模様を素直につかめないが、大切な人へ向ける感情は確りと感じ取れている。
無感情、といったわけでもない、彼の言葉を借りるならまさに不器用。
そんなぎこちなさが、性に汚されきった少女の悪戯心を擽るのかもしれない。
「……」
怒っている様子はないが、あまり良い感情といった様子ではない。
元々のそれはプラス感情ではないのもあるが、少々ヒヤヒヤしながらその様子を見守っていた。
不快が変質する手前、分水嶺を見極めて少女が手を離すと、問い返す言葉に小さく頷いた。
『沢山我慢したほうが強いけどね? お姉さんはちょこっとだけから慣れたほうが良いかも』
その感情が何かは言わない、苦しみが反転した時に教えたほうが、それを受け入れやすいと知っているからだ。
上書きするように掌にキスされれば、彼女らしいと彼も薄っすらと微笑むが、反対の手で抱き寄せてからするりとスカートの下へ忍ばせた。
白いショーツは蜜でぐっちょりとしているだろうが、その中へ手をつっこみ、直接割れ目を指先でなぞりあげていく。
嫉妬、その感情が心の靄と苦味になり、渇望となって愛情を欲する。
その飢えの深さと反動を甘い快楽で教え込もうというように、ゆっくりとヌルヌルの割れ目を優しくなぞっていき、淡い愛撫でどれだけ深まるかを確かめていく。
■ルクレース > 「……慣れるものなのでしょうか…。どろどろのものが溢れて止まらなくなると、コントロールがきかなくなりそうです。」
胸に溢れたどろどろは、まだ少し残っているようで不快だと思う。
まだ、それは心の中にある器のなかに収まっていて氾濫することはない。
けれど、そのどろどろが器から溢れて氾濫してしまったら――良くないような気がする。
胸の内にある感情の正体がわからないまま、少女に触れていた彼の掌へと口付けると少し胸の中のしこりが取れるような気がした。
「――ぁ…っんん…っ…ぁっ、あ――っ」
キスをした掌とは反対の手がルークの体を抱き寄せて、スカートの中へとするりと忍び込むと、愛液を吸ったショーツの中へと彼の手が入ってくる。
直接割れ目をなぞられるだけで、びくんと背筋が震え甘い声が漏れてしまう。
にちゃにちゃと少し指を動かすだけで、粘ついた水音がスカートの中から響いてくる。
周りの人間たちは、一部始終を見ていたが再び始まった濡れ場に静かに興奮の色が濃くなってく。
「ア、ヴァイン、さま…ぁっ…ん…」
此処まで歩いてくる間に、さんざん肉芽をピアスで嬲られて体は情欲に高まっていた。
少し落ち着いていた情欲の火は、彼の指が触れただけで全身に燃え広がっていく。
しかも、何故かあのどろどろとしたものが彼に触れられていると消えていく。
――というよりも、より深く彼に触れられる歓びが沸き上がってくるのに声は一層甘くなって、腰が彼の指に擦りつけようとする用意に小刻みに揺れてしまう。
ご案内:「王都マグメール 王城」からアーヴァインさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 王城」からルクレースさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 王城~富裕地区」にルクレースさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 王城~富裕地区」にアーヴァインさんが現れました。
■アーヴァイン > 『んー……いっそ溢れさせちゃったほうが分かりやすいかな』
彼女の言葉に、眉をひそめながら笑い、小首を傾げる少女。
逆にその感情を溜め込むほうが、心に傷を残しかねない。
それを知っている少女と彼は、苦笑いを浮かべていた。
手に触れ、キスをする掌は彼女に自由にさせつつも、割れ目を直接なぞっていく。
ドロドロに濡れた陰裂は、少し力を入れれば指を簡単に沈めそうなほどに滑り、熱く蕩ける。
客達の視線も、甘ったるい声を上げる彼女へ集中していく。
「……溜まっている感情をもっと吐き出すといい、まだドロドロしたそれが残っているはずだ」
指に腰を揺らす彼女へ囁き、微笑みかけるも、言葉でどうすると表すのも難しいか。
二人の様子を見ていた少女が主の方へと視線を向ければ、ゆらゆらとしていた尻尾がピンと伸びて動きを止める。
いつの間にか集まってきていた同種の趣味を持つ客、その中のひとりが少女の主と戯れていた。
似たような耳や尻尾を持つ、もう少し年上のように見える別の少女。
それを見やると、可愛がられるルークの耳元に唇を寄せた。
『どうするか見せてあげる』
たたっと足早に主の方へと近づくと、がしっと肩を掴まえて見た目によらぬ腕力で強引に二人のそばへ引きずり、投げ転がす。
絨毯の上へ転がった姿へ覆いかぶさり、食いつくような勢いで唇を重ね、舌を捩じ込んで絡め取り、器用に片手はジッパーを下ろしていく。
酸素を求める合間、私だけ見なきゃイヤ、分かっててやったでしょ、と拗ねたように呟きながら、引っ張り出された肉棒に跨り、小刻みに腰を打ち付けながら主へ微笑みかける。
嫉妬の爆ぜさせ方、それを教えるように貪りつく勢いで愛する人を求める姿を見せると、ちらりと横目でルークを一瞥する。
■ルクレース > 「…ぁ、んん…っ――っはぁぁ…」
少女の苦笑いしながらの言葉を聞きながら、ショーツの中に滑り込んだ彼の指の感覚に意識はそちらに持って行かれてしまう。
くち、くちゅ、と粘ついた水音をたてながら、愛液に濡れた割れ目を撫でられればぞくぞくとした快感が背筋を駆け上っていく。
彼の片手にキスをしていた唇からは、甘い声が漏れてしまい集まる視線を感じて恥ずかしそうに、彼の掌に額を押し付けるようにして。
「胸の中、の、ドロドロしたのを…ですか?…ぁっ…ふぁ…アーヴァインさま、に、触れられてると、少し和らいでいうような気がしますが…」
感情を吐き出すように促されるものの、その吐き出し方を知らない。
彼の瞳がルークを映し、手がルークに触れていると思えば胸で渦巻いているドロドロが薄くなっていくような気がする。
少女は溢れさせてしまったほうがいいと言っていたが、やはり溢れるのはよくないような気がして、無意識に抑制しようとしてしまう。
そんなルークの耳元に少女が囁きかけると、他のミレー族の少女と戯れている主の方へと駆け出して二人を引き剥がすと、ルークたちの座るソファの前に投げ転がした。
主に馬乗りになった少女は、熱烈なキスをしつつ主のものを取り出して、拗ねたような声が『私だけ見なきゃイヤ』とキスの合間に囁く声が聞こえてくる。
それは、ルークの中に芽生えたドロドロを言葉として現したもので主の男に貪りついて行く少女。
「――……ぁ…ぅ…」
ちらりとルークへと視線を送る少女は、まるで促しているかのようで琥珀の視線が少女と彼の間を何度か行き来すると、おずっと動き出して彼の上へと向かい合うように跨っていく。
そして、自分から唇を彼の唇に重ねてキスを始め。
「…あの少女が、貴方様に触れるのを見ると嫌だと、思いました…胸の中が苦しくて、ドロドロしたものが溢れて…わ、私、だけを…その…見てください…」
少女の言動は、ルークの中にあるものの答えを示していて、『私だけを見て』という独占欲と、他の対象に触れる、触れられる嫉妬を。
せわしなく琥珀の瞳がさまよいながら、口づけていた唇を少し離すと彼へそう告げて。
■アーヴァイン > 視線から顔を隠すように掌へ額が重なる。
可愛らしい格好と、物静かな口調は噛み合っていないが、それがまた歪められていく一瞬となり、見ている方も悪戯に顔や胸元へ視線を集めていく。
そんな中、囁いた言葉に上手く感情を吐き出せぬ彼女にどうしたものかと思いつつ、頬をなでていたが…少女の焚き付けるような動きに口角が上がっていく。
「……」
促されるがまま、此方の上へまたがる彼女を見つめる。
与えられるのではなく、与えられるものを更に強請るほどに。
その仕草だけでも鼓動が高まり、動きに合わせて顔を近づければ、重なる唇。
幾度と重ね合わせながら、両手がその背中に回り、優しき抱きしめながらキスを繰り返す。
「よく言えた……。それとその言葉、近いものをルークに言ったことがある。覚えているかな?」
彼女の言葉に小さく頷くと、薄っすらと微笑みながら背中に回した片手を再びスカートの中へ。
つぃっと白いショーツ越しになぞりあげるのは、下肢に刻んだ茂みの部分。
ハート型に整え、甘い香りを染み込ませた粘膜。
そうして強く深く爪痕を残した時に見せた、激情の一面。
過去を思い出せようと何度か撫でれば、今度は臀部に周り、そこを撫で回す。
「嫉妬だな。好きだからこそ自分だけ見て欲しい、自分だけ触られたい、自分だけにしたい。拗れると、相手や誰かに向ける刃だが……それに向き合えば、何がしたいか忘れずにいられる」
嫉妬を生み出した相手を排除したいと、不快感からの逃避に危険な道を選ぶこともあるが、それは嫉妬の答えに気付けないからだろう。
嫉妬の要因、根っこは愛されたい、愛したいという強い感情。
それを彼女に囁くと、少女の甘ったるい悲鳴が跳ね上がる。
勝手をした愛奴の粗相を叱りつける様に、男が少女を転がし、四つん這いの少女を激しく貫いていた。
菊座から紫色の濃い媚薬まで注ぎ、まるで壊すかのような責め苦だが、叱咤という意識が向けられただけでも少女は喜び、焦点のぼやけた瞳で恍惚と微笑む。
壊されちゃう、死んじゃうと怖がるような言葉とは裏腹に、蕩けた声で壊されることを喜ぶほどに。
「……ルークも、そろそろ欲しいだろう?」
スカートの裾をつまみ、後ろ側をめくり上げていくと、飾り紐に引っ掛けるようにして裾を固定していく。
そのまま白いショーツへ指を掛ければ、ゆっくりと下ろしていく。
後ろには二組の情事を楽しげに眺める観客。
生の視線の中で、重たくなった布地を剥がすように下ろすだろう。
■ルクレース > 彼の上に跨りキスをすると、彼からも唇を重ねられて、何度も離れては押し付け合い角度を変えて甘いキスをしていく。
その間両手が優しくルークの体を抱きしめていくのに、ドロドロしたものを押し流すように暖かなものが溢れ出していく。
「…んん…っ私を、誰にも触れさせたくない、と…」
体の間から、スカートの中に再び忍び込んだ手が、茂みの部分。
ハートの形の茂み、彼の好む甘い香りと彼の爪痕を最初に刻まれた場所に触れながらの言葉に、他の男に触れられたあとに彼が見せた激情の一面を思い出す。
手がそこをなでたあと、尻の方へと回りすりすりと撫で回すのに甘い吐息が零れる。
「嫉妬…」
自分だけを映していて欲しい瞳に、心に、肌に他者が映り触れられたときに抱く感情。
まだ彼に愛されることを知ったばかりの頃であれば、そのような感情を抱く事は烏滸がましい事だと自らの内に封じ込めてしまおうとしただろう。
初めての名を知らない感情に、戸惑い、あふれさせてはいけないと思ったものの受け入れ、彼に自分だけを見て欲しいと告げられたのは心が以前よりも成長したということだろうか。
抱くことは罪悪ではなくて、向き合うことが大切なのだとその感情の在り方を教える彼の言葉に頷きながら聞いていると、後ろから少女の甘ったるい悲鳴が響いてくる。
振り返れば、馬乗りになって主導権を握っていた少女を、男がひっくり返して四つん這いにさせて激しく交わっている。
菊座から紫色のなんらかの液体が注ぎ込まれ、壊すような勢いで犯されているというのに少女が幸せそうに見えた。
その姿をみていると、ぞくりとしたものが子宮から駆け上がっていくそうな感覚を覚え、じわりとまた熱い愛液が溢れてくるのを感じる。
壊されるほどに激しく犯される彼女を、羨んでいるのだと逸らせずに見入る視線から彼は感じると事ができるだろう。
「――ぁ……は、い…んっ――ぁっ…は、ずかしい…です…」
欲しくなっているのだろうと、図星を刺す言葉に、振り返ったまま少女の痴態に見入っていた瞳が彼へと戻る。
恥ずかしそうに躊躇したあとで、素直に肯けばするりとスカートの裾が持ち上げられて捲れたままで固定される。
ショーツの裾に指をかけられれば、腰をあげて膝立ちになり彼が下ろしやすいように協力的ではあるものの、ぐっしょりと濡れて重くなり、下ろせば割れ目との間で糸を引く様に集まる視線にかぁぁっと耳まで真っ赤に染めていく。
けれど、心臓はドクドクと早鐘をうって、秘裂はひくついて愛液を溢れさせて突き刺さる視線にすら感じてしまっている。
■アーヴァイン > 抱きしめ、囁いた言葉に記憶は思い起こせたようだ。
誰が見ても、彼女が誰かのものだと分かりやすい爪痕。
そして同性から見れば、少々蔑まされかねない形が刻まれている。
それだけ深く刻んだ部分を撫でれば、繰り返す言葉にほほえみながら頷く。
「あぁ、でも言葉にしても足りない。拭いきれないから…あの娘のようにして……されかえされる」
感情を、心を抑え続けてきた枷が外れ、徐々に人らしい揺れ動きが見えるようになってきていたが、顕著に求めるほどに強くなったことに喜ぶ様子が見えるだろう。
そして、足りない分は強請っていいのだと少女の方へと視線を向ければ、暴走しすぎた結果、お仕置きされる姿にクスッと笑う。
彼女へと視線を向ければ、薬を入れられ、壊されそうな勢いで侵される様へ熱い視線が向かうのが見える。
お強請り下手ではあるが、欲しいものは欲しいとわかれば、ショーツを下ろしていき、幾重にも重なった蜜の糸を晒していく。
「真っ赤になるぐらい恥ずかしい事が好きだから、丁度いいだろう?」
観客達も遠慮せずに二組へと近づいていけば、間近で結合部や少女や彼女の顔を見つめる。
視線がよりハッキリとする中、少女を抱いていた男がルークの視線に気づくと、吐き出し終えた肉棒を引き抜きつつ、彼へ何か放る。
先程の薬が詰まった小さなシリンダー、書かれているラベルを確かめれば一人納得した様子でそれの嘴を彼女の菊座にあてがう。
「ルークも壊れるぐらい気持ちよくなろうか」
ぷちゅっと音を立てて菊座から薬が注ぎ込まれると、下肢に溜まりきった熱を膨れさせ、粘膜の感度を倍加させていく。
先程まで自由気ままな猫だった少女も、飼い主の全力のストロークでぐるんと瞳が反転し、だらしなく唇を開いたまま痙攣するほどに深い絶頂へ叩き落とされていた。
同じ薬を注ぎこめば、こちらもズボンから肉棒をさらけ出し、くちゅっと水音を響かせながらクレパスに宛てがい……一気に引き寄せる。
ぐちゅんっと重たい水音を響かせ、膣内のどろどろの熱液を弾き飛ばすように子宮口を小突きあげた。
いつもの快楽を焦らしに焦らして膨れさせ、更に薬で倍加した上での挿入。
ソファーの上で、器用に腰を上下させながら細い体を突き上げて揺らしていく。
■ルクレース > 「…言葉だけでは足りない、というのはわかります。触れられたところに、自分で触れて感触も温度も上書きしたい、気持ちになりました」
私を見て、私を愛して、と言葉で言うだけでは不安と嫉妬は胸の内に渦巻いていて、他者が触れた場所全てを自分で上書きしてしまいたくなる。
それを強請ってもいいのだと、彼が許してくれる。
「……うぅ…ちょ、丁度よくは、ないです…」
とろりとはちみつのような愛液が幾重にも糸を引いて、下ろされたショーツに垂れ落ちていく。
無遠慮な観客が距離を縮め、ルークや少女の顔を覗き込み糸引きする愛液で濡れた割れ目を覗き込まれるのに、ひくっと羞恥の快楽に体を震わせつつも、恥ずかしくてたまらないと彼の肩に顔をうずめるようにして顔を隠そうとして。
その間に、ルークの視線に気づいた男が、長い吐息を吐き出しながら少女の膣内を白濁で満たし終えた熱を引き抜きながら彼に向けて小さなシリンダーを放り投げていた。
「――ひぁっ?!」
ぷちゅっと小さな音とともに、菊座にシリンダーの先が入り紫の液体が注ぎ込まれると、薬液は粘膜からすぐに吸収されて血流に乗って全身に巡っていく。
媚薬を注がれていなくても、菊座に異物が突き刺され薬液が入る感覚は快楽となって伝わり、引き抜く際に菊座の締め付ける力を感じることだろう。
「ぁ…ぁ…――ひっぃっ!」
ドクドクと心臓が脈打ち、膣と子宮、菊座までもが熱を持ち始めると彼の熱が割れ目にあてがわれて一気に引き落とされていく。
ぐちゅんっと重い水音とともに、焦らされ羞恥の快楽に解れた膣の中を一気に押しはいり子宮口を突き上げる。
焦らした快楽とともに、媚薬でさらに倍増された快感は脳髄を揺さぶり挿れただけで、琥珀の瞳を白黒させながら軽い絶頂にまで導かれる。
「…あっ、あっ、ぁ、ひっ…っ」
ソファの上で腰を上下させ、そのたびにどちゅ、どちゅと粘膜と肌がぶつかる音を響かせながら突き上げて、上下に揺さぶられるのに琥珀の瞳が蜂蜜のように蕩けて甘い声が響いていく。
■アーヴァイン > 「ルークがそう思ったなら、そうしてくれ。そうやって強請られるのは嬉しい」
それでいいと肯定しつつ、意地悪げに囁いた言葉に恥じらう様子を眺める。
可愛い娘だと、顔を隠す様子に庇護欲を煽られるところだが、もっと意地悪がしたいと嗜虐心も暴れる。
今は後者が勝ったらしく、薬を注ぎ込めば、シリンダーの嘴が窄まる感触が引き抜く時の抵抗となって伝わった。
「凄いどろどろだ……っ」
重力に任せたピストンでも、擦れる力は強く、絡みつくひだの感触に肉棒はビクビクと痙攣を繰り返す。
もっと激しくと思えば、するっと抱え上げていき、先程の少女のとなりへ横たえれば、正常位で根本まで埋没させる。
片足の膝裏へ腕を通し、腰が少し傾く格好にさせれば、自然とピストンするだけで亀頭と子宮口の窪みがまっすぐにぶつかり、一番の快楽のツボを無遠慮に小突き続ける。
「お腹の子が……駄目になるぐらい、やってやる」
子供よりも彼女がほしい、ただひたすらに最愛の月姫を求めて腰を振りたくる。
仰向けに転がされれば、周囲を取り囲む客達の視線が、薄暗い照明よりもハッキリと向けられているのが分かるはず。
ガチガチに限界まで反り返ったそれが窪みを貫かん勢いでぶつかる中、壊れた表情を浮かべていた少女も意識が戻る。
貪られるさまをぼんやりと見つめながら、微笑みかけると、びくっと体が跳ねるのは、再び主に貫かれたからだろう。
■ルクレース > 「ふぁぁっ、んっ、ひくっ」
どちゅ、どちゅ、と跳ね上げられて引き下ろされる重く濡れた音を響かせながら、彼のものを中は強く締め付けては緩み、微細に震えては吸い付きと淫らにうねって刺激していく。
それだけ、彼のものに感じる視線に、羞恥に感じて媚薬にどんどん体は淫らになっていく。
「―――ひっああっ、奥にあったってっんやぁああっ」
抱え上げられたかと思えば、毛足の長い絨毯の上へと横たえられて、ずぶり、とぬかるんだ膣にまた深く挿入されて背が絨毯から浮き上がるほどに反らせて感じ入る。
片膝の裏に腕を通されれば、腰が少し浮き上がり足をより広げられて結合部が観客たちからよく見えるようになる。
ぐちゅ、ぐちゅと愛液が泡立つほどにこねられて、子宮口を直線的に突き上げられて眉根に皺を寄せながら、舌を覗かせて快感に咽ぶ。
涙に歪む視界には、彼の顔と周囲を取り囲む観客の顔が見えて突き刺さる視線に、膣がより一層強く彼のものを締め付けていく。
「あっ、はぁぁっ、あっ――ひんっも、っと、もっと、おく、いっぱい、ついて、くだひゃっ」
お腹の子を守らなければという母性本能が、媚薬と彼から与えられる快楽に押しのけられていく。
子供がダメになるくらいと、それくらい強く求める彼に媚薬に侵された思考が、普段なかなかいうことのできない淫らなおねだりを口にさせて。
すぐ隣に、反対向けにある少女の表情が戻り、微笑みかけてきたと思えばまた甘い声をあげてびくっと少女の体が跳ねる。
二人の甘い声が響く空間で、観客の熱くなった息遣いと、我慢しきれずに熱を取り出してしごき始めているような音が混ざっていく。
■アーヴァイン > 亀頭が子宮口の窪みにしゃぶられるように吸い付き、ごりごりと擦れる感触に肉棒が解けそうなイメージを浮かばせるほどにえぐられる。
媚薬に一層素直になった体の反応が心地よく、小刻みに雁首の部分を擦り付けるように動き続けた。
「見られたらきゅっと締まったな……っ、ここ、だろ…?」
壊すぐらいにと囁いても、それをもっとと強請る声にビキリと皮がはじけそうな程に肉棒が膨らんでいく。
卑猥なお強請りの声に、興奮の程を伝えるように先走りがどくどくとこぼれ、潤滑油に交えながらピストンは小刻みに奥を狙い続けた。
『……ちゅー、しよぉ?』
尻だけを突き上げた端ない格好で揺らされていた少女が、這いずるように彼女へ近づくと、白痴な微笑みを浮かべながら誘いかける。
その合間も少女の膣内は男に寄ってかき回され続けている。
四つん這いのまま近づけば、そのまま唇を奪おうと顔を近づける…というよりは崩れるように重ねようとしていく。
その合間に、ワンピースドレスの肩紐を外し、胸元をめくると、ブラウスのボタンを外していく。
白色のブラを晒すも、それすらもすぐに上にずらして晒すのは、自分がつけた爪痕。
甘ったるく大人しく貪られる彼女の、淫猥な一面を晒せば、観客がどよめきながらも、そこへ視線を向けていくのが分かるはず。