2017/10/14 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城」にチューベローズさんが現れました。
チューベローズ > 王城の中、用事を終え少女はのんびりと散策をしている。
「ふぅ。 用事も終わりましたが…
この後はいかがいたしましょうか。」

王城での用事が住んでしまえば訪れるのは退屈。
ぽくぽくと、コクる九の厚底のブーツが床を叩くたびに鳴る音。
窓の外へと視線を向ければ、空は分厚い緞帳のような灰色の雲に覆われ、風が窓をゆすりガタガタと音を立てる。

一瞬脳裏に浮かぶのは少女の過去、暗い洞窟の奥で寒さと、恐怖に震えていた時を思い出しぶるっと体を震わせる、
長く生きすぎた少女、現在も過去もまじりあい始める。
それは水に墨でも落ちるかのようにその暗い記憶は現在を侵食していく。

現在を見る目も濁り銀色の瞳はぼんやりと窓の外に向けられるが、
その実何も映さず、少女は過去に囚われ足が止まってしまった。

ご案内:「王都マグメール 王城」にベアトリスさんが現れました。
ベアトリス > 王城での用事も済み帰り支度をして帰路につこうと歩いていると見知った顔を見かける。

「ん、チューベローズか…」
いつも掴みどころのない少女だが今日は寂しそうにしている。
そんなチューベローズにそっと後ろから近づいて。

「どうした、そんな顔をしていたら可愛いチューベローズの可愛い所が台無しじゃぞ」
後ろからぎゅっと抱きしめようとする。

チューベローズ > 普段であれば近づく気配にも気づくであろうが…。
今は過去に囚われていた少女相手に気づく事も出来なかった。

声を掛けられ、抱きしめられる。
その肌のぬくもりと柔らかさに少女はようやく今へと帰ってくる。

「…?」
自信を抱いた腕を撫で、少女は上をむき、自身を抱きしめる相手をじぃっと見つめる。
混濁した記憶。
相手の顔を思い出し名前も思いだすが…
一瞬それがはるか昔のようにもつい昨日の様にも感じる。

「もっと…もっときつく抱きしめて…?
ベアトリス姉様…。」
少女はそう囁くと、ゆっくりと相手の顔に手を伸ばし触れ撫でようとする。
その手の動きはまるで何かを確かめるかのようであった。

ベアトリス > 「わかった」
短く返答する。
理由はわから無いが寂しかったのだろう、膝をついて視線を合わせ強く、力いっぱい抱きしめる。

「人が恋しくなったのか?寂しくなったのか?理由はわからぬが…チューベローズよ、お主にはワシがおるではないか」

子供に言い聞かせるように優しく囁く。
チューベローズの頭を撫で、寂しい想いはさせまいと肌を合わせお互いの体温を感じ合えるように。

チューベローズが自分お顔に触れようとするなら好きにさせるだろう。

チューベローズ > 「んぅ…」
相手が膝をつき視線を合わせながら力いっぱい抱きしめてくれれば少女の小さな体肺から空気を吐き出された。

ペタペタと触り返ってくる感触に今を今と認識する。

「うん。 もう大丈夫よ…ただいまベアトリス姉様…。」
頭を撫でられれば少女はにこりと嬉しそうに微笑み。相手の首に回した腕、ぎゅぅと抱きつき。

「ふふ。姉様…温かい。」
うっとりとした笑みを浮かべながら少女は相手の顎や項喉にまるで甘える様にキスを落とし、小さな体を摺り寄せ、自分がされていたように相手の頭を優しく撫でていこうとする。

ベアトリス > 「チューベローズは甘えん坊じゃのう、そこが可愛いんじゃが」

抱きしめていた力を緩めていつもの調子に戻ったチューベローズを見ればほっと安堵の息を漏らす。
キスを落とされて頭を撫でられればキスをチューベローズの頬や首筋に返して。

「おかえり…チューベローズも暖かくて柔らかくって、可愛いのう」

この少女を抱きしめているだけで幸せな気持ちになる。
許されるならずっと抱きしめていたい、チューベローズが離れるまで抱きしめ続ける。

チューベローズ > 「ふふ。 えぇ、甘えるのも…甘えられるのも大好き…」

キスを返されれば相手の腕の中、少女はころころと小さく笑って身をよじる。

「んっ… ふふ。 お姉様は綺麗…」
少女は離れることなく、ちゅ、ちゅとキスを続け。
少しでも相手のぬくもりを感じようとばかりに祖の小さな体を寄せていく。

「この赤い目も血やルビーのようでとっても綺麗…」
鼻先を振れさせながら少女はそんな事を甘く囁き、銀色の瞳でじっと見つめ、顔を頬を少女の小さな手が滑っていく。

ベアトリス > 「そうか、今日はワシにいっぱい甘えて良いのじゃぞ」

最初に寂しそうにしていたからか、今日はチューベローズに甘えてほしい。
そう思いキスを受けて小さく細い体を優しく抱きしめ、頬に触れる小さな手をぎゅっと握って。

「チューベローズの目もとっても綺麗じゃぞ、気を抜いたら吸い込まれてしまいそうじゃ…この透き通るような肌も、ワシには無いものばかり」

チューベローズの顔をじっと見つめ、鼻先が触れるほどの距離、唇にそっと口づけをする。

チューベローズ > 「ほんと? いっぱい甘えてもいいの?」

相手の言葉に少女は目をキラキラと輝かせながら問いかけ、握りしめられる手、少女も握り返して…

「ふふ。 お姉様に褒められるととてもうれしいわ…」
そっと触れる口づけ、少女も答える様に相手の唇を啄み軽く吸うようにキスを。

「んっ…ちゅ… ねぇ お姉様… 廊下じゃ…誰かに見られてしまうわ…?
チューべを ベアトリスお姉様と二人だけになれるところに攫ってくださいませんか?」

相手の首に腕を回しちゅ、ちゅとキスを交わしながら、少女は甘く囁きかけた。

ベアトリス > 「ああ、今日はチューベローズのわがままを何でも聞いてやるぞ」

こうやって目をキラキラと輝かせる姿は年相応で、とてもかわいいと思い。
唇が軽く触れてキスを交わせば。

「ちゅ…そうか、ではワシがチューベローズを攫うとするかのう、ワシの屋敷で構わぬか?」

チューベローズの膝の裏を抱えてお姫様抱っこをすればそのまま馬車に外に待機させていた馬車に乗せてそのまま王城を後にする。

ご案内:「王都マグメール 王城」からベアトリスさんが去りました。
チューベローズ > 「なんでも? ふふ。 何を聴いてもらおうかしら。」

そして少女はそんな事を漏らしながら抱き上げられ、
相手の体にキュッと抱き付き連れて行かれたのであった。

ご案内:「王都マグメール 王城」からチューベローズさんが去りました。