2017/08/08 のログ
ルーク > 「下着などもアーヴァイン様がご用意されていたのですか…。」

ミレー族が駆け込むための宿は、今の集落の前身的なものだ。
その頃の思い出話が絡む言葉に、琥珀の瞳を丸くしながらタオルの影から彼を見上げた。
もしかしたら、ルークよりも断然下着についても詳しいのかもしれない。
下着の話題に、視線が持ち帰った荷物へと向いていた事に気づかれると問いかけの言葉がかけられ、ぎくっとするように体が一瞬震えた。
ミレー族のような耳や尻尾を持っていれば、それらがピンと伸びていたことだろう。

「あれは…その……。以前おっしゃっていた色の下着を…その…購入、してきたので…」

以前彼の言った言葉と、そして秘書から彼の好むものの話を聞いて、ドラゴンフィートにいったついでにランジェリーショップに行って来たのだった。
棚から紙袋を手にとった彼から、それを受け取ると頬を染めながら両手で紙袋をもって視線を彷徨わせながら小さな声で答え。
タオルでくしゅくしゅと拭われて、たっぷりと髪に含まれていた水気がタオルへと大分移って布を湿らせていく。
それでも少し髪に残る水気は、白い肌に張り付いていつもとは違う色香をかもしだしていて。

「お店の人に勧められて…このような、感じのものなのですが……その、如何ですか…?」

視線が何度もさまよい、躊躇しながらも紙袋を開くと中に収められているのは、深い赤の下着類。
ブラとショーツとともに、同じ色のレースで作られたベビードールを見せて。

アーヴァイン > 「あぁ、逃げ込んできたり、買い取った娘も分からないようだったからな。それなら俺が覚えれば、教えられるしいいかと」

妙な話だなと思いながら、見上げる視線にこそばゆそうに苦笑いを浮かべた。
恐らく、彼女よりもよく知っているが、自分から全て教えてしまうよりも、少女達と知り合って覚えたほうが色々と心の刺激に良いだろうと思ってのことだ。
荷物に気づくと、妙に取り乱した様子に頭から疑問符が浮かびそうな顔で首を傾げたが、しどろもどろの言葉に徐々に脳内で意味がつながっていき、嗚呼と納得した声を上げた。

「それは楽しみだ…よく覚えていたな?」

何気なく赤色の事を口にしたことを思い出す。
濡れた髪が白い肌に張り付いた裸体は、風呂でも見る光景かも知れないが、雨に濡れたとなるだけでも、色香を感じる。
月の様に綺麗で、雨の日の涼やかさのように、淡く染み入る色香といったところか。
だからこそか、それとは真逆に映える色合いは、ギャップを強める。
静かな彼女が纏うからこそ、強く感じる赤色の組み合わせを見せられれば、思わず口元がニヤけた。

「後で見せてもらうのが楽しみだ……今直ぐ着せて抱きたいところだが、体を暖めないと風邪をひく」

言葉通り、今直ぐにでも抱きたいところだが体が大事だ。
眉をひそめながら少しばかり残念そうに呟けば、じゃれるように頬へキスをした。

ルーク > 「そうですか…。アーヴァイン様に選んで頂く方が、いいのでしょうか…。」

彼の勤勉さにはとても驚かされる。
下着に詳しいのなら、彼に選んでもらったほうが彼の好みから外れることがなくていいのだろうかとつぶやきが溢れるが、それはそれで恥ずかしいような気がして難しい顔になってしまう。

「…アーヴァイン様が仰ったことですので…。それに、秘書の方からもお聞きして…」

何気ない一言であったとしても、彼の言葉であれば忘れはしない。
言葉に恥ずかしそうにもじもじと紙袋を弄りながら、答え。
着飾ることを覚えたのは、彼に見せる為、彼の好むものを着たいと思う。
ついぽつりと溢れた秘書から、彼のフェチについて聞いた話はもしかしたら失言だったかもしれない。

「…はい…ですが、胸がどきどきして顔が火照るように感じます…」

残念そうな呟きとともに、頬へとキスを贈られれば収まりかけていた熱がぶり返してくる。
心臓は鼓動を早め、雨に濡れた冷たさなど忘れそうなほどに頬が熱く火照っている。

アーヴァイン > 「俺が選ぶと、もっと大胆なのを着せたがるかもしれないぞ? 服の下には常に俺を欲している愛情に飢えた、厭らしくも可愛い、月の姫様が出来上がるようにな」

器用さもあり、なんでもやろうと思えばそこそこには熟せてしまう。
それが災いして、疲れ果てることもあるわけだが。
彼女の恥じらい混じりな問いかけに意地悪な返答をするも、半分本気で、この従順な娘を厭らしくしてしまいたいと思う本心も存在する。

「それは嬉しい限り――レナーテが? というよりは……ヴィクの奴か、酒で口を滑らせたな」

秘書にそんなフェチを話した記憶はなく、訝しむ表情を浮かべるが、つながっていく先に浮かぶのは弟の存在。
たまに酒を飲みながらそういう事を話す時もあったが、口は災いの元とは言ったもので、困ったように笑っていた。

「……それは、風呂よりも着飾った姿を貪って欲しいと、暗に誘われている気がするんだが?」

頬にキスをして、するりと細い体を抱きしめる。
胸板越しに感じる鼓動は早くなり、恥じらいのせいか体も少し熱く感じた。
不純物一つ混じっていない水の様に綺麗な彼女を、もっともっと貪りたくさせられる。
性に対する無知が、その欲望を煽り立て、服の下ではガチガチに肉棒が熱を帯びていく。

ルーク > 「大胆、ですか…そ、その…あの…例えば、どのような、ものでしょうか……。」

彼が紡ぐ甘い言葉に、かぁぁっと耳まで赤く染まっていく。
彼の言う大胆なものというのが具体的には想像できないながらも、彼の語る言葉がなんとも擽ったくて恥ずかしい心地になる。
ただ、彼が望むならと受け入れてしまうから、恥じらいながらおずおずと問いかけていて。

「…聞いてはいけない事でしたら、申し訳ありません。ですが…アーヴァイン様が好まれるものをあまり知らないので、聞くことができて、嬉しかった、です…。」

困ったように笑う彼は、秘書から漏らされた事に怒ってはいないようだったが、詫びつつも彼のことを知れて嬉しかったのだと告げて。
秘書の少女から改めて聞いた事で、赤い色など少し派手にも思える色合いにも手が伸びたのは確かで。

「…ん…え、えぇと…アーヴァイン様に触れられていると、どきどきして体が熱くなっていくようで…ですが、その抱いて、頂くなら…体を清めた方がいい、ですよね」

改めて頬に触れる唇と、抱きしめる腕にしどろもどろになりながら彼を求め熱くなる体のことを告げるが、彼に抱かれるなら風呂に入って綺麗になった体の方がいいのだろうかとぐるぐると考えてしまう。
ぐっと抱き寄せられ押し当てられる彼の下半身からは、硬くなったそれの存在が強く感じられてきゅぅっと下腹部が疼くような感覚にぴくっと小さく戦慄き。

アーヴァイン > 「例えば同じ赤色でも、支える程度にしかカップが付いていないブラとか、スリットの部分が割れてる小さいショーツとかだな」

真っ赤になりながらも、自分の望む大胆なものを問いかけてくれば、いつもと変わらぬ笑みで答えていく。
一番羞恥を煽れそうなものとしてあげたのが、下着としての機能を最小限にしか満たさないもの。
形を崩さない程度のブラに、割れ目を包む程度のショーツは、股を開けばスリットごとクロッチが開いてしまう。
そんなものを望まれたらどうなるやらと、意地悪に笑みを浮かべて問いかける。

「いや……大丈夫だ。そうか、あまり俺の話はしたことがなかったかもしれないな…」

好みの話といえば、以前夜食で作ったオムライスぐらいなものか。
秘書のおかげもあって、こうして好みの色をまとおうとしてくれてるなら、寧ろ感謝しないと行けないかと思い、変わらぬ苦笑いを見せていた。

「……素直に抱かれたくなりましたと言ってくれると、もっと嬉しいところだ。そうだな、湯船でゆっくりと肌を重ねてからのほうが、熱が入りやすそうだ」

少し汗の臭がするぐらいなら、寧ろ彼女を強く感じれていいぐらいだろう。
肉棒が再び下腹部に押し付けられると、彼女の小さな震えに肉棒がビクリと反応を返す。
ではまず風呂からと、一度体を離すと、こちらも服を脱ぎ捨てていく。
丁度湯船にも湯が貼り終えたことだろう、手を引いて個室へと入ると、その体を引き寄せるようにしつつ、浴槽で腰を落としていく。
自分の股座に座らせるようにして抱きしめると、固い胸板が彼女の小さな背中に重なる。
その状態で抱きしめながら、ゆっくりと湿り気を弱めた黒髪をなで上げる。

ご案内:「王都マグメール 王城 王族の私室」からアーヴァインさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 王城 王族の私室」からルークさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 王城 私室」にアーヴァインさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 王城 私室」にルークさんが現れました。
ルーク > 「――っ…それは、あ、あまり下着の意味をなしていないような気が、するのですが…」

問いかけへの答えは、想像もしなかったほどのもので下着の機能よりも卑猥に彩る色合いが強い。
言葉から着用する場面を想像すると、頬が一層赤く染まっていく。
クロッチの部分が割れているショーツなんてはいたら、スカートの中が気になって身動きがとれなくなってしまいそう。
それでも、彼が望むのならと思うところも大きく羞恥との狭間で葛藤が生まれる。

「はい、もっと私が察することができればいいのですが…」

仕事の事などなら、彼が行う動きや作業から次に何が必要かを察することができるが、好みなど感情の絡むものとなると想像するのはなかなかに難しかった。
食べ物や飲み物などなら、一緒に食事を摂ったりしていれば好みを感じる場面もあるが、色事になるとまだまだ知らないことの方が多くて秘書の少女から聞いたことは強く興味をひいた。

「あ…ぅ…あの…その…抱いて、いただきたい、です…。…はい。」

恥ずかしさにはっきりと言えなかった事を望まれると、恥ずかしそうに視線を彷徨わせて小さな声が望みをそう素直に告げて。
お風呂に入ってからと、彼もまた服を脱いでいくと既に湯船に湯がたっぷりと溜まっている浴室へと手を引かれて入っていく。
湯船の中で、彼に後ろから抱きしめられる格好で彼の股の間に体を沈めると内側からの火照りとはまた違った温もりに体が包まれて、思ったよりも冷えていた事を実感する。
しかし、背中に当たる硬い胸板や肌の感触、抱きしめられる腕や腰に触れる彼の熱の感触に、彼と風呂に入るのは初めてというわけでもないのにどこか体は緊張してしまう。
湯船の中で膝を抱くようにしながら、髪を撫でる手の感触に擽ったさを覚えて。

アーヴァイン > 「ブラは形を崩さない程度、ショーツはたしかにそうかもな? だが、ルークみたいに物静かな娘がそういうのを潜ませてると思うと、なかなかに差があって唆るところだ」

彼女の想像通り、下着としてよりは卑猥に飾るものと言ったところか。
今の着飾った格好ですら、スカートになった事で大きく足を振り上げた蹴りを繰り出すのも、恥を感じる筈。
こんな格好ですれば、クレパスの奥まで覗けてしまいそうだろう。
淫猥といった様子を感じないからこそ、ひっそりとソウイウものを付けさせ、秘密を手にしたい。
ある意味、秘書の言っていたギャップは、こういうところにも繋がっているのだろうか。
恥じらいに真っ赤になれば、満足気に微笑みつつその様子を見つめている。

「察するに難しいこともある、どれぐらい好きかも…この間のピアスの話が出るまで、わからなかっただろう?」

他の貴族たちがするように、彼女を傷物にしてしまいたい。
といっても、望み合って繋がりを残すように傷をつけたい。
思いの外、独占欲が強いのも普段の仏頂面ではわかりづらいだろう。
そんな話をしつつ、湯船へと浸かっていけば、耳に届くのは素直な欲望。
可愛い子だと囁きかけながら抱きしめれば、冷えた肌が胸板と背中の間の湯をぬるくしていく。
ピタリと重なり合い、抱きしめると二つの熱が彼女の体を温めていく。

「……欲しいと思うほど、可愛がりたいのと同じぐらい。ルークを性に沈めてしまいたくなる。俺のものだと、自慢するように」

不意にそんなことを囁きかけると、片手が股座へと滑り込む。
皮を爪先で引っ掛けるようにして剥いていくと、彼女の肉芽を指で捕まえていく。
ピアスを開けた穴はまだ残っているだろうか、それを確かめるようにそこを捏ね回すと、首筋に甘噛みするようにしゃぶりつく。
膨れきった肉棒は、臀部の間で小さな脈動を繰り返しながらめり込む。
ぢゅっと吸い付いて、鬱血の跡を刻みつけながら唇が離れると、再び耳元に近づけた。

「ルークに2つの顔を作らせたいのかもしれないな、普段見せる、従者として凛としたルークと……俺の前だけで魅せる、月のように静かながら、淫猥な一面もある、女…というよりは牝に近いような一面だな」

彼女に欲すること、それは自分だけが知る彼女の一部なのかもしれない。
大義を掲げて歩き出し、誰かが寄り添い続けることが難しかった場所。
そこに不器用に並んでくれる彼女への、強い独占欲を囁きながら、両腕で抱きしめ直す。

ルーク > 「……っ…望まれるのでしたら、と…思うのですが、その…何かあった際に咄嗟に動けなくなりそうです…」

彼が望むのなら卑猥な彩りとなる下着を拒絶することはないが、それと羞恥心はまた別だ。
スカートに変わった今ですら、大きな動きで下着が見えそうになるのが恥ずかしい。
そんな大胆な下着をつけた日には、そよ風ひとつで羞恥に動けなくなってしまいそうだった。

「はい。普段穏やかにしていらっしゃるので、そのようなことをお考えになっているとは全くわかりませんでした。」

貴族の声と共に滑り込んできたイメージは、彼自身がルークにしたいと思っている昏い欲望の一端。
ストイックにも見える普段の彼からは、想像できない独占欲。
けれど、その欲を向けられる事はとても嬉しい事なのだとこの間の一件で体と心に刻まれた。
彼に見せられた奴隷と貴族の男性のやり取りは、深く印象に残って隠れた願望へと繋がっている。
低い囁きが耳に入り込むと、そこから痺れるような心地にぴくっと体を震わせ頬を染める。

「その、もっと性に関して長けた技術があればよかったのですが…ぁ…っふぁっ…んんっ」

女としては、子を産みカルネテルの血を残す為の道具としてしか扱われず、教育を受けてこなかったために性に関する知識は限定的で、一番興味をもつ思春期も過ぎているせいなのか、それとも感情と共に知った羞恥心が強いせいかそれが邪魔をしてしまう。
彼の手が股座へと滑り込み、かりっと爪が包皮を引っ掛けるようにして芯を剥き出すとそこを捕まえられて湯の中で腰が震える。
きゅっと眉根を寄せて甘い声が微かに漏れて反る首筋に、甘噛みするように軽く歯をたてて白い肌に吸いつかれ赤い花弁が散る。
ピアスの穴を探るように指が動くたびに、敏感に体を震わせぱちゃりと湯が波打って。

「ぁ…っ…んっアーヴァイン様…抱いていただきたい、と体が熱くなるのも全て、貴方様だけに触れていただきたいと、思うから、です…」

人間らしさというものがわからないと、告げた時と大きく変化した心の有り様。
それは、全て彼のそばにいて、彼に触れて欲しいと女として花開いた結果がこうやって甘く声をあげ、触れられる事に震える様に繋がっている。
貴方だけだと、独占欲を覗かせながら抱きしめられる腕に、そっと手を添えて彼にだけ魅せる微笑を浮かべ。

アーヴァイン > 「それは残念だ……ならこうしようか、二人っきりでトレーニングでもするときに着てもらうとかな?」

戦いから離れた業務が増えるのもあり、たまに運動を兼ねて訓練をすることもある。
二人っきりでそれをする時にと囁くが、トレーニングというよりは彼女の羞恥を愉しむショーのようになりそうだ。
笑みを浮かべながら囁きかければ、優しく下腹部を撫でていく。

「……俺とて男だ、弟ほどじゃないが、欲望にかられてルークを犯したくなるときだってある」

仏頂面で淡々と仕事を熟し、組合の少女達には兄のように振る舞い、王族や貴族の前では確りと祟り神を演じる。
酒や女も楽しもうと思えば楽しめる立場だが、酒は程々、女癖も悪いわけではない。
善良ではあるが男であると、苦笑いで囁きながら指先で彼女の体を弄ぶ。

「寧ろ、何も知らない無垢な状態がいい……聞こえが悪いかもしれないが、ルークを自分好みの性癖に変えていける。俺だけの女にだ」

懸念するそれこそが、己の欲を唆るのだと囁やけば、指の腹で穴の部分をこするようにして刺激していく。
貫通したそこは新たな粘膜になっているが、真新しい故に刺激に不慣れでもあるはず。
湯を押し込むように指で擦りつつ、穴の隙間を熱を帯びた水圧で刺激しながら、執拗にこね回していく。

「……魅力的になるほど自慢したいのに閉じ込めたくもなる、不思議だ。それに…その笑顔を見ると、胸の奥が痺れる。堪らなく…可愛がりたくて、貪りたくなる」

薄っすらとした微笑み、それは自分が彼女を人に変え、目に見える結果となった一つ。
自分以外ではなかなか気づかないそれが、自分だけが知る秘密のように思えた。
体が温まってきたところで、肉芽を弄んでいた指先がクレパスの合間をなぞりあげ、それから膣内へと二本指を沈めようとしていく。

「出る前にこのまま抱きたくなってきたな…」

そう告げる頃には、臀部に食い込ませた肉棒ははちきれんばかりに膨れきり、僅かに先走りの汁が腰のあたりに湯に混じってぬめりを伝えるだろう。

ルーク > 「…トレ、ーニング…ですか…身動きができなくて、トレーニングどころではなさそうですが…その、誰も入ってこない所にしてください…。」

トレーニングはとても大事だ。肉体の動きと認識がずれれば命にも関わる。
しかし、必然的に大きな動きが増える訓練にそのような下着を装着すれば彼に恥ずかしいところを見られてしまいそうだ。
かぁぁっとその場面を想像して、耳まで赤くなりながらも孤絶の言葉がでるはずがなかった。
羞恥での居た堪れなさとともに、自分でも気づかぬ程度体が熱くなるのは羞恥と快感がつながることを彼に刻まれているからで。

「そのように、思っていただけて嬉しく、思います…。んっ…ぁっ…知らない状態でいい、のですか…はぁっ、はい…アーヴァイン様の好まれるように、なりたい、です…」

欲望を抱くということは、少なからず自分に魅力を感じてくれているのだと嬉しくなる。
無知であるのは、知る努力が足りないのだと後ろめたく思うのを、それでいいのだと肯定されて安堵とともに、もっともっと彼を刻んでほしいと思う。
もっともっと、彼の好むようになりたいと染められる喜びを求めている。
指の腹が、肉芽に空いたピアスホールを探るたびに芯が右に左にと圧迫されてぴくっぴくっと体を震わせながら吐息に熱がこもる。
無意識に抱いていた膝が開いていき、もっと刺激を体が求めていく。
肉芽を貫通する穴は、指の腹が動くたびに水圧に湯が通り抜けてなんと言えない感覚を生み出して、じわりと湯の中に愛液が滲み出す。

「…アーヴァイン様のお傍にいると、胸の奥がとても暖かなもので満たされて、嬉しいがいっぱいになって微笑むことができます…。」

春の日差しを浴びて、冷たい雪の中から雪割草が芽吹くように彼の優しさに満たされて柔らかくて暖かい心が成長していく。
ぎこちなくて、変化としては小さいながらも唇に微笑が浮かぶ回数も随分と増えた。

「んぅっ…ふ…ぁ…っ下腹部が、きゅうっと切くなるようで…指、だけでなく…アーヴァイン様が、欲しい…です…」

クレバスへをなぞる指に、ぞくりと肌が粟立つような感覚が背筋を駆け上がっていく。
湯とは違うとろりとした感触を纏って、指が二本滑り込めば内部は熱く強く締め付けていく。
臀部に感じる彼の熱は、はち切れんばかりに張り詰めて湯とは違うぬめった感触を生み出している。
それに、きゅぅっとまた下腹部が切なく疼くように感じて、欲しいとその熱を恥じらいながら欲して。

アーヴァイン > 「羞恥に耐えるトレーニングになりそうだ。あぁ、勿論だ。それと……見られたいと、少し思ってきているだろう?」

恥ずかしい場所を見られる想像に真っ赤になるものの、此方の言葉を嫌がることはない。
寧ろ、それを望んでいるようにすら感じるのは、了承じみた場所を指定したことからだろう。
意地悪に彼女の欲望を突っつきながらも、それを見たいと思うのは自分も同じだ。

「なら遠慮なく…といっても、遠慮したこともないが」

今もこうして、無遠慮に秘芯をぐにぐにとこね回している最中だ。
自分の望む存在になりたいと強請られれば、先程から抱きたいと疼いていた熱が抑えきれなくなりそうな心地。
そして、肉芽にも湯に混じったぬめりを感じ始めると、そのまま股座へと指を押し込んでいく。

「何だか、少し照れくさいな。だが、俺も嬉しい」

自分の存在全てが彼女に笑顔を齎す、少しだけ視線が横にずれていき、言葉通りに照れくさそうなはにかんだ笑みを零す。
そのまま指を埋没させていくと、滑りは深く、何より指がきゅうっと強く絞り込まれていく。
お強請りの甘い言葉に、もう抑えることは出来ない。
あぁ と小さく返事を返した後、湯から上がり、手を引いてタイルの上へと連れ出すと、片手を壁に着かせる。
そして、片足を捕まえるとぐっと開かせるように足先を天井へ向けていく。
さながらバレエの片足立ちのトレーニングのように股を開かせていくと、陰裂に亀頭を擦りつけて、蜜でねとねとに潤滑油をまぶす。

「…さっきいった下着で上段を蹴ると、こうなるわけだ」

大きく足を振り上げれば、こうして抑え込まれて簡単に抱かれてしまいそうな無防備な姿。
割れ目も、足の動きに合わせて口を開きそうにも見える。
格好を、そして今の情景を想像と現実を重ねさせようと静かに囁きかけると、それを深める意地悪を一つ。
掴まえた…そう囁くのは、まるで蹴り足を掴まえたかのように。
そして、ぐちゅんと一気に根本まで埋没させようと、腰を突き出し、貫くだろう。

ルーク > 「…トレーニングをすることで、鍛えられるとは思えませんが…。……っ…そ、そう…なのでしょうか…。貴方様以外の男性が相手だと思えば、見られるのは嫌だと思うのですが…。貴方様と二人だけと思うと、とても恥ずかしいのですが…嫌とは思わなくて…。」

羞恥の感覚をトレーニングして耐えられるようになる気は全くしなくて。
拒否をしない言葉から、羞恥に隠れた願望を指摘されればはくはくと唇が言葉にならずに動き、ぎくっと図星を刺されたような心地になって琥珀の視線が小刻みに彷徨う。
強い羞恥を伴うのは確かだが、決して嫌だと思わないのは彼の言うとおりどこかで彼に恥ずかしい姿を見られることを望んでいるのだろうか…。

「――っあっ……っ…んっ…ぁっ…や、やはり…見られるのは恥ずかしいです…」

素直に告げた言葉に、彼にしては珍しく照れるように視線が逸れてはにかんだ笑みが浮かぶ。
嬉しい、愛しいと、暖かくてくすぐったい感覚が胸を満たしていく。
秘裂から指を引き抜かれると、ひくっひくっと湯の中で虚ろになったそこに刺激を求めるように震えながら手を引かれて湯船から出る。
冷えた肌は温もり薄く色づいて、体の興奮とともに胸の先端も色づいてつんと形をはっきりさせはじめている。
片手を壁につけば、ぐいと足を捉えられ高く挙げられれば股を大きく開く格好になってひくつく秘所の有様が見られてしまう。
感じる視線に羞恥と微かな興奮を感じながら、亀頭をこすりつけられてぴくっぴくっと小さく体が震える。

「…あっ…ぅ…訓練の、ときには素早く動かねばならなさそう、です…あぁ――っんっぁあっ」

想像と現実を重ねるような言葉に、抱かれる直前の今と訓練のために衣服を着ている状態では、シチュエーションが異なりより強い羞恥を感じそうだ。
捕まえた、と訓練を重ねるかのような言葉にひくっと秘裂がひとつ震え愛液をシミ出させる。
十分に愛液をまぶした亀頭が、一気に押しはいり腰と腰がぶつかるほど深く穿たれるのに甘い声をあげ、押し入った熱を強く締め付けていく。

アーヴァイン > 真面目にトレーニングだと受け止めた言葉に、苦笑いで冗談だと告げつつも、続けた言葉に狼狽する様子に笑みを深める。
自分以外は嫌で、自分は嫌ではない。
その言葉がまた、ちょっとした独占欲をくすぐる。

「寧ろ、組み伏せられて、恥をいっぱい晒す抱き方をされたいとか、そんなところか?」

力尽くで牝を抑え込んで犯すのは、雄の本能とも言える。
そして、望むのもまた本能か。
愛する人から本能的に求められる交わりを囁くと、指を引き抜いていく。

「恥ずかしい、だけか?」

股を開かせた格好に変わり、亀頭を擦りつけていくと蕩けた声でつぶやかれるものの、それがそれ以外の刺激を産んでいるのも知っている。
意地悪にそこを突っついて、更に羞恥を煽れば、肉棒を膣口へと押し当てた。

「……無理だな。きっとこうされることを望んで、ルークは大振りに振り上げるだろうな? 俺に恥を晒したくて、よく見えるように、大きく。そして捕まえやすいようにゆっくり目に」

彼女の言葉は、そうやって戦わないといけないと己に言い聞かせているようにも聞こえる。
それを意地悪に微笑みながら、羞恥と快楽を求める言葉で塗りつぶすと、肉棒が胎内に入り込む。
熱い蜜壺を肉棒が奥底まで貫き、子宮口を鈴口の辺りで突き上げると、そのままゆっくりとピストンし、最奥をゴツゴツと力強く小突く。
その度に肉襞に亀頭を絡め、引き剥がすようにしながら揺さぶり、貫き、かき混ぜる。
子宮口に塗りつけるように溢れる先走りの汁は、肉杭よりも熱く粘膜に絡みつくだろう。
心地よさそうに荒い息を溢しながら、小ぶりの臀部に腰をうち付け、言葉に誘われるまま抱かれる彼女の顔を見つめた。