2017/08/07 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城」からミリーディアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 王城 王族の私室」にルークさんが現れました。
ルーク > 九頭龍山脈の麓の森で、そこに住まう少女との雑談に花を咲かせるひと時を過ごしたあと、ドラゴンフィートへと戻りそこからまた、馬車にのって王都へと帰ってきた。
帰路の途中から、あいにくの天気で、土砂降りの雨が降っており馬車から降りて王城までの道のりで随分と濡れてしまった。
ぽたり、ぽたりと雫が落ちるのを気にしつつ扉を開けば暗い室内に明かりを灯す。
明かりに照らし出される窓ガラスには、今も雨の雫がぶつかっては伝い落ちていく。

「………。」

とりあえず、あまり床を濡らしてはいけないと足早に浴室に入ると棚からタオルを取り出して濡れた顔や髪をひとまず拭い。

ルーク > 雫が落ちるほど髪や顔が濡れているわけだから、当然衣服もびしょ濡れなわけで…。
ひとまず髪や顔を拭ってしまうと、浴槽の蛇口をひねり湯を貯め始める。
湯が貯まるのを待ちながら、雨に濡れないようにして持ち帰ってきた荷物を確かめる。
外側は濡れてしまっているが、革袋の中にまで染み込むことは防げたらしい。
中身の無事を確認すると、取り出して棚の上へと置いておく。
あとは湯が貯まるのを待つだけだが、濡れた衣服のまま部屋の中に戻るわけにも行かずブーツとニーハイソックスを脱ぐと、浴槽の縁に腰掛けて。

ご案内:「王都マグメール 王城 王族の私室」にアーヴァインさんが現れました。
アーヴァイン > 雨が降ると空を飛ぶのが億劫になる。
雨避けのレインコートは通気性が悪く、オマケに表面を流れる雨風は体温を奪うが湿気が鬱陶しい。
何より視野がきかず、濡れた手が滑ればあっという間に落馬ならぬ落鳥だ。
風を操って滑空は出来るが、些か不便である。
そんなこともあり、今日は廊下の方からずぶ濡れのコートを脱ぎつつ戻ってくると、ドアを開けて中へ。

「……ルーク? 戻ってるのか?」

気配もあるが、床に点々と残る雫の跡。
彼女も雨に振られて帰ってきたところだろうかと思いながら、辿るように浴室の方へと向かうと、衣擦れの音にぴたりと足を止めた。

「……すまない、入っていいか?」

一間おいて紡ぐのは、了承を求める言葉。
既に肌も重ねているし、裸も幾度となく見た仲。
だが、こうして風呂に入ろうと脱いでいるとわかると、不躾にドアを開くのは、少々デリカシーがないだろうと、彼なりに気遣った言葉だった。
今更な言葉かも知れないとは思いつつも、苦笑いを薄っすらと浮かべながら軽く頬を掻くと、濡れたレインコートを適当なところに引っ掛け、裾の下にタオルを放って床を水浸しにしないようにしていく。

ルーク > 湯が浴槽に貯まる音は、浴室に反響して案外大きく響いている。
その音と、浴室の構造が外の音を聞こえづらくしていて主が部屋に戻ってきた事に気付けなかった。

「……っ!!」

ブーツとソックスを脱いで素足になり、そろそろ浴槽にも湯がたまってきたとワンピースの釦を外しかけていればドアの外から声をかけられて驚きに肩が跳ね上がる。

「アーヴァイン様…おかえりなさいませ。気づかず申し訳ありません。」

驚いたせいで咄嗟に声が出ずに、変な間が空いてしまった。
扉を開くと主の帰宅に気付けなかったことを詫びて。
釦がはずしかけのワンピースと、慌てて扉を開けた事が伺えるか。

アーヴァイン > 「? あぁ、ただいまだ」

ドア越しの向こうで動きがあったように思えるものの、姿が見えないのもあり、気のせいだろうと思いながら言葉をかわす。
妙な間が驚いていたのだと気づいたのは、その続いた言葉でやっと気づく。
軽く肩をすくめ、薄っすらと苦笑いを浮かべた。

「大丈夫だ、気にしていない……今日は水に濡れて少し艶やかな月だな?」

ドアが開くと、ボタンを解きかけたワンピースと、水が滴る姿を目にする。
普段とは少し違った崩れた格好は、心をくすぐるものがあり、口角を上げて笑みを浮かべると、頬に掌を伸ばし、軽く撫でてから中に入った。

「風呂沸かしていたのか、風邪引かないでくれ? 心配で外出できなくなる」

冗談めかした言葉を紡ぎながら、新しいタオルを手に取ると、ぽふっとそれを彼女の頭の上へかぶせていく。
濡れた髪は思いの他熱を奪うものだ。
わしわしと軽く髪を揉むようにして少し拭うと、その手をおろしていく。
それよりも濡れた服を脱ぐほうが先決だろう。
こちらは革の外套のお陰で、ところどころ濡れているところはあるが、彼女ほどずぶ濡れではない。

ルーク > 「雨がよく降っていますが、濡れませんでしたか?………っ………。」

ドアをあければ、少し不思議そうな顔をした主の姿が目に入った。
妙な間があいたことをに合点がいったように、肩を竦めて苦笑いが浮かぶ。
彼は濡れなかっただろうかと、視線が上から下へと確かめるように動くが、ところどころ濡れているもののルークのように濡れ鼠になっている様子はなく安堵する様子を見せて。
詫びの言葉への返事とともに紡がれた比喩の言葉に、微かに首を傾げて彼を見上げると、頬に暖かな彼の掌が触れて少し遅れてその意味を理解してぱっと釦の外れた前を手で押さえると頬に朱が走る。

「帰路の途中から急に降ってきたもので、雨具を持っていませんでした。……ありがとう、ございます…。」

冗談めかした言葉とともに、ぽふりと柔らかなタオルが被せられて拭われるのは初めての感覚だった。
幼い子供がされるように、わしわしと優しく髪を拭われるのにくすぐったいような心地になる。

アーヴァイン > 「どうにかな、この雨で俺も馬車で帰ってきたところだ」

流石にこの雨の中、特別な理由がない限り、鳥の背にのって帰ってくることはしたくない。
大丈夫だと薄っすらと微笑んでいたが、こちらの言葉の意味を理解して頬が赤く染まれば、少しニヤけるように笑ってしまう。
こういうちょっとした恥じらいが魅力を感じさせ、薄っすらと欲も唆る。
可愛い顔だと意地悪に恥じらいを察した言葉をかければ、タオルを被せていく。

「確か義妹にあってきたんだったな。それと……服を脱がせたら、髪も体も拭くとする。続きはそれからだ」

髪を拭うと、少し動きが止まったようにも見えた。
何故だろうかと考えてみるも、少し考えてみれば簡単なことで、ハッとしたように理解に至る。
子供の頃に子供のようなことをしていない、されていない。
それならこうした何気ないことも、経験がないのだろうと。
じくりと胸が少し痛む中、苦笑いを浮かべながらタオル越しに軽く頭を撫でると服を脱ぐように促す。
義妹にまで大切にしなさいと、彼女のことを言われたばかりだ。
何気ない触れ合いも、癒しになるならと思えば、外しかけのボタンに手を伸ばす。
丁寧に一つずつ外し、ワンピースを少し重たい音を立てて滑り落とす。
そのままブラウスのボタンを解いていき、優しく脱がせながら下着姿へ。
湿気を吸ったブラウスも、べちゃりと床に落ちていき、下着姿を少しだけ一瞥してから……湿っているだろう上下も脱がせようとしていく。

ルーク > 「そうですか。飛んでいる途中に降られたりしなくて、良かったです。」

鳥の背に乗っている最中に雨が降り出していたら、雨を防ぐこともできずにすぐに濡れてしまっただろう。
馬車で帰ってきたとの言葉に、あまり濡れていないのはその為だと理解して。
比喩の意味を理解した途端に、染まる頬。
そんな恥じらいの表情などを好むと、彼の秘書の少女から聞いたもののこればかりは、自分で意識して浮かべるのは難しかった。
逆に、染まる頬をどうにかすることも難しくて…。

「はい、色々とお話をお聞きしました。…えっ、あの…自分、で、できます、ので……。」

物心つく前から、身の回りの世話から何から自分でやらなければ誰もしてくれることはなかった。
当たり前に子供が親から与えられるものを、何一つ与えられてこなかったルークにとって、タオルで優しく髪を拭われる事すら新鮮な事で少し緊張気味に動きが止まってしまう。
その様子に、何かに気づいたような彼の仕草はタオルを被せられていて見る事はできなかった。
代わりにぽんぽんと軽く頭を撫でられて、服を脱ぐように促され、釦に手をかけられると慌てたように声をあげ。
自分でできると、そう告げるものの釦を外しワンピースを落として、ブラウスへと手をかけていく彼の動きを阻むことも出来ずに頬を真っ赤に染めながら視線を彷徨わせ。
ブラウスも脱がされれば、爽やかな水色の上下の下着が顕となるか。
白いレースで飾られた夏らしい色合い。雨の雫は、上の服から染み込んで下着まで濡れて肌に張り付いている。

「あ、アーヴァイン、さま…っ」

下着まで脱がされそうになるのに、耳まで赤くなりながら制止の声が彼の名を呼ぶが脱がすその手を動きで阻む事はなかった。
下着が脱がされてしまえば、緩やかな起伏を生む胸とその先端の淡い色や、縁を赤く彩られたハートの茂みなど全てが彼の視線に晒され恥ずかしそうに手で隠そうとして。

アーヴァイン > 「あぁ……途中で降られると、堪ったものじゃない」

濡れながら降下し、雨具を纏って視野の悪い空の散歩をして帰る。
苦笑いを浮かべながらも服を脱がせていくと、言葉に明らかな同様が溢れる。
恥じらいながら、落ち着きなく視線を散らせる姿は、秘書が言っていた庇護欲を唆る姿といったところ。
可愛い娘だと思いながらも、丁寧にボタンを脱がせる合間、タオルで隠れた視線にニヤけ気味の表情が見られなかったのは幸いといったところか。

「……お洒落になってきたな、この辺も皆から教えてもらったのか?」

以前は飾り気のない上下だったが、可愛らしい下着を一度購入してからか、こうして魅せる為の部分を磨いてくれるのはまた嬉しいもの。
張り付いて透けそうな感じもまた、欲を唆る。
だが、甘えることが少なかった彼女に甘えるひとときを作るのが先だと思いつつ、下着を脱がせていくと、その理性が崩れかけた。

「……っ」

自分好みの細くなだらかで綺麗な体付き、そして自分の手で残した淫猥な茂み。
それに恥じらいながら隠そうとする仕草は、羞恥の色合いを好む彼からすれば、誘われるような心地だ。
喉を小さく鳴らすと、ぐっと抱き寄せる。
冷たい体、濡れていることも気にせず抱きしめると、自身の熱で温めるようにしながら、無遠慮に股座の茂みに触れていき、縁をなぞりあげていた。
服越しにも伝わるだろう熱の膨らみを腹部に押し当てながら、耳元に唇を寄せる。

「そんなに恥じらうと、辛抱たまらなくなる」

恥じらいに深く興奮した声は、低くゆっくりと、熱を込めて響き渡る。
背中に回した掌は、そのまま後頭部のあたりへ添えられ、タオルを擦り付けるようにわしわしと拭う。
甘えさせたいが、貪りもしたい。
二つの欲望が自分の中で渦巻く心地だ。

ルーク > 「はい…ドラゴンフィートに行った際に、教えてもらったりお店の人に勧められたり…。沢山種類がありすぎて、選ぶのが難しいので…」

見せるために着飾る色とりどりの下着だが、それを選んで着ている事を指摘されると気恥ずかしさが押し寄せてくる。
種類が豊富なのは良い事なのだが、選ぶのが苦手であればどれを選んでいいのか困ってしまう。
その為、組合の少女であったりお店のオススメの品であったりするため、統一性があまりない結果となっている。
問いかけに、タオルを被せられたままちらりと意識を向けたのは棚の上に置かれた紙袋。革袋に入れて濡れないように大事に抱えてきた荷物だった。

「――んっ……ぁ…」

下着も脱がされ、生まれたままの姿と手入れされた茂みが彼の目に晒されると、冷えた体を温めるように抱きしめられて彼の温もりに包まれる。
つい、と茂みの縁をなぞる指の感覚にひくっと体を震わせ。耳元に寄せられた唇から奏でられる、低くゆっくりとした声に体に戦慄が走り抜けていく。
甘く鼓膜を震わせる声に、耳が痺れるような心地を感じながらおずおずと手を彼の背に回し。
わしわしと頭をタオルで拭われる感触は、やはり慣れないけれどどこかくすぐったい心地になる。

アーヴァイン > 「あぁ……確かに。宿のオーナーだった頃は仕入れにそういうのもよく見たから分かる」

集落が出来る前のことだが、今でもすぐに思い出せる。
女性モノの下着などよくわからなかったが、娼婦をする少女達を飾り立てるには必須のものだ。
店員にあれこれ聞きながら準備に四苦八苦したのを思い出すと、楽しげな苦笑いが溢れる。
ふと、彼女の視線が自分に向いていないのに気づく。
その先をたどるように振り返れば、ぽつんと置かれた紙袋が一つ。
あんなもの、最初から置いてなかった気がすると思えば、視線は再び彼女の方へと戻る。

「あれは?」

問いかけると、茂みをなぞりあげていた掌が離れ、一度彼女から体を離していく。
紙袋を手に取れば、彼女の方へと差し出した。
それから空いた両手は再びタオルの上へ、くしゅくしゅと優しく髪をかき混ぜるように拭っていくと、徐々に湿気がタオルに移っていき、布地に湿り気を覚える。