2017/06/12 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城 兵舎」にサロメさんが現れました。
サロメ >  
「そうだ、相手を見据えてまっすぐに突け!」

王城の兵舎、その鍛錬場で檄を飛ばす騎士の姿
声を張り上げる体躯は屈強とはいえないが、眼孔は鋭く兵たちの鍛錬を見据えている

「よし、休憩を取れ。
 宵の帳が降りればいつ魔族達が城に侵入しようとするかわからん。
 各自持ち場を徹底して守護せよ。以上」

通達を残すとマントを翻し、兵舎の奥へと歩いてゆく

サロメ >  
与えられた個室に戻れば剣を立てかけ、手際よく鎧を外してゆく

「──ふぅ」

何度か咳き込み、椅子へと腰を落ち着ける
少し大声を出しすぎたか

「……兵達は練度も高く、よくやってくれている。
 それでも王城に巣食う隠れた魔族、そして新たな魔族の侵入を防ぎ切れん…。
 抜本的な解決策が必要か──……」

サロメ >  
「──魔族の国へ攻め入る、か」

ギ…と椅子を鳴らして背を倒す

「(オーギュスト将軍の、水晶の谷へ攻め入る計画は大きな意味を持つ。
 魔族の国、その辺境とも言える奥地まで出兵が可能になるならば、
 当然魔族の国の他のエリアに手を伸ばすことも可能だ)」

そうなれば、王国は魔族の国への侵攻を本格的に考えるだろう
──が

「…人間との争いを拒む魔族もいる。
 ……悩みの種だな」

とある魔族の話を思い出して、小さく息を吐いた

サロメ > 「……私一人が考えても仕方のないことか」

目元に手をあてて、再び息を吐く
鍛錬の疲労か、わずかにまどろみを覚えて───

ご案内:「王都マグメール 王城 兵舎」からサロメさんが去りました。