2017/05/20 のログ
■ルーク > 「普通の家に、ですか……。普通というものが、あまり想像できませんが…今の自分の生を、不幸せだとは思いませんし……普通に生まれて、生きていたらお会いする機会はなかったかと思います…。」
普通の家に生まれていれば、こうやって一つ一つの感情に戸惑う事も、溢れる欲に迷う事もなかっただろう。
ただ、振り返った今までの人生を不幸とも思わないのは、今の幸福を大切に思っているからで、普通に生きていれば会う事がなかったと、照れるように彼の苦笑いから視線をそらして語る表情は会えたことが幸福だと思っている事が伝わるだろうか。
「……あの、驚かれないのですか…?」
受け入れるためではなく、排泄のための器官。
蚊の鳴くような声を聞き取った彼は、すんなりと受け入れるのに琥珀の瞳が驚いたように少し丸くなり、困惑を浮かべる。
「は…ぁ…んっ……」
彼の背中には、爪が食い込んだあとや引っ掻いたあとがいくつもついて、もしかしたら血が滲むものもあるかもしれない。
自覚はないながらも、しがみつかなければならないほどに快楽という荒波に小舟のように翻弄されていた。
ひくり、ひくりと時折膣も体も戦慄く中挿入されたままのものが硬さを取り戻して子宮口を押し上げる動きに、膣は強く締めつけ浅い動きが、粘ついた水音を響かせる。
それとは別に、唇から唾液が混ざり合う音が響き、誘い出された舌を吸い上げられるのにぞくぞくとしたものが背筋を駆け上がっていく。
舌ごと唾液を啜り上げられ、舌と舌が絡まり合い呼吸すら奪われるのに頭がくらくらする。
甘ったるいキスに、たどたどしい動きで応えようとしながら舌や顔の角度を動かしていく。
■アーヴァイン > 「……それなら良かった。ルークにそこまで言ってもらえるなら、嬉しい限りだ」
ありえぬ例え話だが、彼女はそれよりも今を選んでくれる。
今のタイミングで視線をそらすなら、照れていると言っているようなもので、表情とともに仕草で語る様子に、嬉しそうに微笑みながら安堵した声で笑う。
「あぁ…というよりは、そうだな。娼館を経営していたのもあって、普通でない交わりも知っている。そういう部分を責める道具を揃えたこともある。そこはまだ…性感帯に成り得る場所だが、痛くなかったか?」
彼女が困惑する姿に、苦笑いを浮かべながら理解を示した理由を紡ぐ。
そして、そこを乱暴に扱えば痛みだけで、快楽を感じられず、嫌になってしまうことも知っていた。
快楽を与えられるのは癪だが、壊されるよりはいいと思えば、確かめるように問いつつ、片手を臀部に回し、すりすりとそこを撫で回していく。
「っは……ルークはこういうのが好きだな…?」
唇を重ね、甘ったるく舌を踊らせ合うじゃれあい。
それに淡い痺れから生まれる快楽で震える様子に、唇を離しながら柔らかに微笑みながら呟く。
それだけ、自分と繋がり合いたいと、甘い時間を求められているのもあり、胎内の肉棒は完全に熱を取り戻す。
「あとはここを念入りに上書きすればよさそうか…?」
臀部に回した掌が、狙いを確かめるように撫で続けていく。
指先を知りの谷間に這わせ、ついっとなぞりあげると、指先が菊座をなで上げる。
尻へのタッチと指先の悪戯を不規則に繰り返しながら、じわじわとそこの快楽を高める下準備を始めようとしていく。
■ルーク > 「…………。」
視線を逸らした意図を読み取られて、視線がさ迷い頬が染まる。
安堵の笑い声に、嬉しいという気持ちが胸に溢れて熱くなる。
「……ああいう道具も、ご存知なのですか…。おそらくですが、何らかの薬剤を使われたようで…その、痛みはありませんでしたが、異物感と圧迫感が…。んっ…」
責める道具を揃えた事もあるとの言葉に、陵辱の際に使われた道具の数々が記憶に蘇りぽつりと溢れた呟きに、そういった道具を使われた事が知れてしまうか。
その部分を使われた事への問いかけに、視線が合わせられずに声が小さくなってしまう。
異物感と圧迫感と、そして感じてしまった快楽に心苦しく視線がさ迷い。
臀部へと回った掌が、白いシミ一つないそこを撫で回すのに頬を染め。
「…んっ…ぁ…口付けは、なんだか優しい感じがして、くらくらして…好き、だと思います…。」
はぁ、と熱い乱れた吐息を零しながら、閉じていた瞳を開けば柔らかな微笑みがあった。
赤子が生まれてすぐに母親の乳房を求める唇は、繊細な感覚を生み出して相手と肌で触れ合うよりも近く感じる。
唇を触れ合わせることで生まれる優しい幸福感を、好きだと小さく頷いて。
「――っ…あ、の汚い…ですのでっ…んっ…」
さわさわと臀部を撫でる手の感覚は、粘膜への感覚とは別にぞわぞわと肌が粟立つような感覚を生み出す。
するりと指先が谷間へと滑り込み、その奥で窄まる菊座へと触れるときゅっと臀部に力がこもり菊座がこわばる。
それと同時に、膣に挿入されたままのものを締め付けて強い感覚が生まれて、臀部と菊座を不規則になで上げる指に、時折強張るそこが緩まる瞬間が生まれる。
■アーヴァイン > あまり表情は動かさないものの、頬の赤みや仕草に、彼女の感情の揺れ動きが見える。
それが可愛らしくもあり、意地悪したくなる男心をくすぐる。
彼女にそこに驚かぬ理由を語ると、痛みはなかったという言葉に、少しだけ安堵する。
それなら苦痛にはならないだろうと思いながら、納めた嫉妬心がジクジクと胸の奥に染み込んでいき、掌がきゅっと尻を掴むように撫でた。
「っ……」
唇が離れ、問いかけた言葉にはっきりとした微笑みがみえ、ぞくりと肌が粟立つ感覚を覚える。
先程までの仕草や頬の赤みよりも、はっきりとした笑顔は…ぐっと突き刺さったままの肉棒が、跳ね上がるほどに。
亀頭が子宮口を弾き、ぐいぐいと腹側の粘膜を押し上げ、小刻みな脈動も感じられるはず。
じっと食い入るようにその笑みを見つめながら、嬉しさにぎゅっと抱きしめ直す。
「それなら……手入れをしてあげようか、何時でもそこを使ってもらえるようにする方法も全て」
何時抱かれてもいいように下肢の手入れと、香水を与えたばかりだが、そこも手入れで変わるのだと囁きかける。
こうして淡い刺激で強弱つけて膣が動き、菊座が口開くのを確かめると、名残惜しそうにゴリゴリと奥をこすってから、固く膨れ上がった肉棒を引き抜く。
「確か……あったな」
店絡みのものや、貴族やらからお近づきになるためにと送られた品々を纏めた一角へと視線を向けると、立ち上がり、そのままそちらへと向かう。
ごそごそと何かを探り出し、戻ってくれば、手にしていたのは金属製の盥のようなものがいくつか重なっており、中には薬瓶とガラス製のシリンダー、それと紐のようなものなど、色々。
「ちょっとシャワー室に移ろうか」
道具を一旦そちらへと置いてから戻ってくると、横たわっている彼女を再び横抱きにする。
そのまま備え付けのシャワー室へと連れ込むと、一糸纏わぬ姿にさせシャワーヘッドの前へ下ろす。
これから道具で後ろの穴を穿り返すのだろうと…彼女に思わせるかも知れない中、普通にバルブを捻り、温水の雨を浴びせる。
そのまま抱き寄せ、汗や性の混じり合った体液を洗い流しつつ、よしよしと背中をなで、暖かなお湯で体を温めていく。
■ルーク > 「――んぅっ…ん…っ…」
幸福感と歓喜の感情は、硬いルークの表情を解きほぐして唇を綻ばせる。
彼の感情の動きを物語るかのように、硬さを跳ね上がらせるそれが窪みにぴったりとみっちゃくされていた先端を弾くように動いて、ぐいぐいと粘膜を押上げ、脈動するのに笑みの中に悦が混ざる。
ぎゅっと強く抱きしめられる腕の感触に、安心感を覚え肌に擦り寄って。
「…ぁ…不浄の場所ですし、その…お願いします…。んん――っぁあっ…っ」
不浄の穴を手入れするとの言葉に、羞恥が強く滲むが不浄な場所だからこそ受け入れるための手入れは必要だと思えば、羞恥から顔を直視できずに視線を彷徨わせながら頷いた。
何時でも、と今後もそこで彼を受け入れる事があるのだと示唆する言葉にやはり認識としては受け入れる場所ではないだけに、戸惑いが強いが拒否する事はなかった。
ごりごりと奥を擦り、粘膜を引きずるように引き抜かれればこぽりと愛液に薄まった印象のある白濁も一緒に溢れてくる。
「はい…。」
ベッドから離れた彼が、様々な器具をシャワー室へと運び込み、戻ってきて声をかけられるとやはりどこか緊張した面持ちで頷いた。
激しい交わりの余韻で、腰が砕けていて力が入らないのか横抱きに抱き上げられるのにいつものような歩けるから、という抗議はあがらずにシャワー室へと連れられていく。
下ろされれば、少しふらつきながら視線は運び込まれた道具の類へとちらちらと向けられ、そのまま手入れをされるのかと思えば、シャワーから暖かな雨が降り注ぎ抱き寄せられる。
体の汚れを流しながら、緊張をほぐすように背中を撫でられるのにほっと無意識に吐息が零れ体の強張りが少しずつほぐれていく。
■アーヴァイン > 「ははっ、ずっとそうしろというわけじゃない。ルークがされたいと思うようになったら、してくれればいい」
恥じらいに視線をそらしながらも否定をしない。
望むなら受け入れるというのだろうかと思うも、彼女に嫌々なことはさせたくはなく、柔らかに微笑みながらいい子だと頭を撫でれば、肉棒が抜け落ちる。
溢れる残滓は、濃厚な白と透明が混じり合ったジェルのように見える程重たい。
溢れるそれを全て溢れ落とさないように、くいっと腰の下に枕を押し込んでしまい、熱が胎内に漂う感触を味わせながら準備を進めた。
「少し怖かったか? 体を温めて、綺麗にしてからやるとしよう…。それと、ここは結構昔から人は性感帯として使っていたらしい」
シャワールームに連れてきた彼女の視線は道具に向かい、これから何かされるのだろうと緊張しているのが見える。
そんなところは子供っぽくて可愛らしく、笑みを深めながら背中をなで、石鹸を手に取ると掌で泡立てていく。それを塗り広げるように背中を洗いながら、ドロドロになった石鹸水を彼女の胸元に垂らしていく。
乳白色の液体が細いラインにへばりついていくのを見やりながら、乳房を撫で回すように両手が胸元の石鹸で泡立てる。
「今度はルークが洗ってくれるか? 体を使って」
腹部や胸元に泡を這わせたのはそういうことだろう。
熱と滑る感触に快楽を覚えたなら、向かい合ったまま擦れるだけでも、尖りがくにゅくにゅと撫で回され、押しつぶされ、強い快楽になって体を包むはず。
■ルーク > 「はい…。お気遣い、有難うございます。ん…はぁ…」
求められれば、受け入れるつもりであったが戸惑いを滲ませるルークの希望を尊重してくれるという言葉とともに、頭を撫でられるのに微かに安堵が滲む。
溢れる残滓が全てこぼれ落ちてしまわぬように、腰に枕を入れられれば少しだけ腰が高くなってジェルのように重い白濁が胎内に留まる。
熱がそこに残っているような気がするのに、彼が道具を準備する間すりっと白い腹を指先で撫でる。
そこに命が宿ることを望むように。
「…怖くは、ないと思います。あまり見慣れない道具ばかりなので、その…。……後ろを、ですか…では、性交渉の上で、後ろに受け入れるのは、普通の事なのでしょうか」
恐怖、というのとは少し違うような気がすると抱く感覚を考えるように視線を少しだけ動かしてから、アーヴァインを見上げる。
娼館を経営していた彼が知っている方法なら、大丈夫だろうという信頼はあった。
けれど、未知の体験はやはり強い羞恥と緊張を伴う。
昔から性感帯として使用されていたという事実を告げられると、瞳が丸くなり数回瞬きが繰り返される。
「んっ…ぁ…っ……んん…」
シャワーの温水に温められながら、泡立てた石鹸を纏った掌が背中を伝い、胸元へと垂らされていく。
とろとろと白い肌に石鹸水が伝い落ちて、股座から伝う白濁と混ざり合う。
薄い乳房を撫で回すように掌が動けば、ぴくっぴくっとぬるつくその感触に肌を震わせ漏れそうになる声に唇に手の甲を押し当てる。
ふにふにと柔らかな感触の中に、ぷっくりとたちあがった硬い蕾が掌と指の間に弾かれるたびに、声が漏れる。
「……こ、う…でしょうか…?んっ…ふ…っ…」
体を使って、彼の体を洗う…と一瞬だけ間が空いたのはその方法を考えたから。
彼が掌でルークの肌に石鹸をまとわせた事を思えば、そう深く考えずとも方法は思いついて羞恥に頬を染めながら頷くと、彼の体に自身の体を密着させていく。
掌が背中に回り、ついた泡でそっとこすると爪で傷ついた肌が染みて軽く痛みを齎すかも知れない。
おずおずと、体を擦りつけるように動かせばぬるぬるとした感触と乳房の先端が滑りながら押しつぶされる快感にふるりと体を震わせ。
■アーヴァイン > 「少し期待はしているといっておこう」
冗談じみた言葉と共にその場を離れていく。
道具の準備をしている合間の一片、子が出来るのを願う仕草をみれなかったのは、知れば悔いるだろう。
道具としてではなく、女としてその男の遺伝子を欲する様は、正に甘い感情の一つだからで。
「そうか……多分、今までの話だとあまり見ない道具かもしれないな。あぁ、とはいえ普通というわけではないが、そういう好みはあったということだろう」
その手の卑猥な文献を目にすることもあるが、そんな性の歴史を語りつつ、緊張と羞恥に視線が落ち着かぬ彼女を撫でていく。
歴史に目を丸くすれば、そんな補足を付け加えながら、身構えぬように語りかけ、今は肌の擦れ合いを楽しむとする。
「っ、あぁ……そうだ。ルークの柔らかい胸で優しくだ」
石鹸で指し示したところで洗うことには、すぐに気づいた様子。
羞恥に頬を赤らめながら体を密着させてくれば、そんなウブな仕草でも、肉棒がびくりと跳ねていく。彼女のハートの茂みに、亀頭が食い込み、そこをぐいぐいと押し付けるのはあの整えられた羞恥を煽るかもしれない。
毛に染み込ませた甘い香りも漂わせながら、乳房が体を擦れていけば、肉棒が何度も割れ目にぶつかるように撫で回され、少し間違えれば入ってしまいそうなほど。
同時に、交わった時に擦れた肌の傷跡と、彼女の蕾がぶつかると、より勢い良くぬるりと蕾を押しつぶす。
背中の小さな痛みに一瞬声をつまらせ、顔を顰めたが、柔らかく小さな房の感触に、心地よさそうに瞳を閉ざす。
こちらも彼女の体を洗おうと泡だらけの両手で優しく背中を撫で回し、つぃっと背骨のラインを擽ったりもする。
ご案内:「王都マグメール 王城」からアーヴァインさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 王城」からルークさんが去りました。