2017/05/12 のログ
アーヴァイン > 「意地悪と言われるのも、ルークにならいいものだ」

拗ねたような仕草から、淡い嗜虐心の煽りとともに、優しい喜びを覚える。
出会った頃とはどんどん変わっていき、人らしく拗ねたり恥じらったり、そして愛情を求めたりと、女らしい感情が育っていく。
二晩、汚されたことで心を閉ざしやしないかと心配がまだ残っていたが、大丈夫そうだと、安堵の吐息を溢し、拗ねないでくれと囁きながら頬にキスをする。

「なるほど……それなら俺の方だけを見ればいい、そうすれば少しは柔らかな顔ができるだろう? それと、その言葉は俺だけがいい、俺だけならいいということか?」

人に見られたくないを逆手に取れば、自分と彼女だけの間なら、恥も受け入れると受け止めてみせる。
彼女が気付いた通り、言葉遊びではあるが、その目的は彼女を恥じらいの快楽に引きずり込むもの。
頬から首筋へキスを移すと、つぃっと舌先が首の血管のラインをなぞりあげ、喉元にしゃぶりついて、擽るように吸い付いていく。

「……あぁ、そういうことだ。そしてルークがもっと綺麗に…若しくは少し厭らしく手を加えるなら、一層興奮するものだ」

言葉から想像へと繋げた彼女の表情は変わらぬままだが肌に赤色がかかり、絞り上げるように締め付ける膣内に、羞恥と快楽が入り交じるのを感じていく。
毛を染める前に、彼女の絶頂が近づくのを確かめると、一度手を引っ込め、被虐性を引き立てるためのひと押しを耳元に添える。

「そろそろだな……恥ずかしい格好のまま、厭らしくイくといい…」

ここだろう?というように子宮口の窪みをこすり、肉粒となったそこをつまみ上げる。
こりこりと捏ね繰り回し、耳朶に甘噛みを仕掛けながら耳元に囁きかける。
体の跳ねる波を見ながら、大きな波の瞬間にイけと囁き、厭らしい娘だと、可愛い子だと、意地悪と甘みをまぜこぜに紡いだ。
吐息混じりの低く静かな音が、湿った音となって愛撫と重なれば、体をコントロールされているような錯覚を覚えるかもしれない。
好きに操られ、絶頂へ追いやられる。
主従と似て異なる、甘い束縛を心の中に植え付けようとそていた。

ルーク > 「…拗ねていません。事実を口にしているだけです。」

表情豊かに感情を表現することはなくても、それでも言葉の端々や仕草に感情が混ざる。
拗ねたり、愛情を求めたりできるのは相手を信頼して甘えている証拠だった。
他者に穢された傷に、心を塞いでしまいそうになっても彼の声が掬い上げてくれる。
声を聴いて、触れるだけで与えられた感情が戻ってくる。
それほどに、ルークにとって彼の存在は強く心の中に根付いていた。
意地悪の裏に隠された心配に安堵の吐息とともに降ってくる頬へのキスは、とても優しい。

「……努力はいたしますが、周囲に人の気配があると自信はありません。…っ……貴方様の前では、望まれるようにありたいとは…思っております……。んっ…んぅ…」


周囲の気配に敏感で、警戒の目を向けるのは息をするのと同じくルークにとっては当たり前の事で、視線を彼の方に向けていたとしても他者の気配が気になって仕方がないのは想像に容易い。
自慢したいと言ってくれる主の心に、嫌だと拒絶は口にしないが素直に自信がないと告げる。
ならば、彼の前だけなら恥を晒すのもいいかと言われれば否ではないが返答に困るところ。
歯切れ悪く恥じらいに小さな声になりながら、答えれば頬から滑った唇が首筋を辿る。
血管のラインをなぞり上げれば、トクトクトクと小動物のように早鐘をうつ脈動を感じることができるだろう。
擽る様に吸い付かれる感覚は、ぞくりとしたものが走り抜けるのと擽ったさが同時に訪れて首を竦める。

「……んっく…そのような事を言われると、手入れのたびに意識してしまいそうで、困ります…。……んっ、んっ…っ…ぁ―――っっ」

羞恥の感覚と、抱かれる事を意識させる言葉はルークの中に染み込んで根を張る。
卑猥に整えられた陰毛を自らの手で手入れする毎に、その言葉を思い出しては抱かれる瞬間を思い浮かべてしまう事になるだろう。
絶頂に近い事を感じ取れば、ずるっと膣の中で指が引き抜く方向へと動き、その動きがまたぞくぞくと背筋を駆け上る感覚を生み出す。
子宮口の窪みを指先で擦り上げ、陰核をつまみ上げられルークの感覚はどんどんと追い詰められていく。
耳朶への歯の甘い感触とともに、低い声が耳元へと滑り込み絶頂へと導いてしまう。
イけと囁かれると同時に、絶頂の箍は外れビクリッビクリとルークの体が戦慄き潮が吹き出す。
目の前が真っ白になる深い絶頂の中で、彼の低い声が響いてくる。
絶頂の波すら彼にコントロールされ、翻弄されているような錯覚をルークに与え被虐の性を植え付け芽吹かせていく。

「――はぁっ…はぁ…っ」

びくっびくっと未だ絶頂の余韻に不規則に体を震わせながら、弛緩していく体は背中の枕に凭れるようにしてルークの薄い胸が逸らされ激しく上下を繰り返す。

アーヴァイン > 「そうか? 意地悪が過ぎると、少しへそを曲げたようにみえたが」

くつくつと押し殺した笑い声を溢しつつ、頬を撫でる。
表情には出なくとも、小さな仕草から感じる感情が愛しくなるばかり。
恥を晒しての艶やかさに、自信なさげに紡ぐならあまり押し切ることはせず、分かったと小さく呟きながら頬にキスをしてから首筋に唇を這わせる。

「それなら俺だけの前でいい……自身がついたら、もう一歩踏み出そう。ふふっ、意識して……俺の前で少し欲情してしまうぐらい、愛してくれれば…最高だな」

首筋からも感じる鼓動は徐々に加速し、愛撫と重なれば体の反応が顕著になる。
そして、最後の一声と共に上り詰める様は……ズボンの下に隠したままだった肉棒に一層の熱をこもらせる。
痙攣しながら溢れる潮は指を濡らし、とろとろの蜜と、さらさらとした潮が入り交じるのをぐぶっ、ぐちゅっと卑猥に音を響かせつつ、指の動きを加速させた。

「気持ちいいだろう……じゃあそのままもう一度だ」

絶頂へと上り詰め、枕へと崩れた体の傍に横たわると、背中のそれを引っ張ってどかし、片腕の中に包み込む。
抱き寄せたまま、背中を撫でる甘ったるさと共に、親指が皮を向いた肉芽に食い込み、淡く左右に押しつぶしながら、子宮口を未だに嬲る。
二度、三度と、絶頂を繰り返させようとするのは、快楽の深みを味わせるためだろう。

「いい子だ……そう、そのままもう一度イくんだ…。まだだ、もう一度…」

催眠術のようにゆったりと静かな音、そして心のタガを外そうとする温もりと、手付き。
連続絶頂の癖を体に染み込ませんと時に激しくピストンし、緩やかに襞をかき回し、子宮口を傷つけぬ程度に引っ掻き回す。

ルーク > 「…意地悪が過ぎると、ご自覚があるからそう見えたのではないですか。んっ…ふ…」

笑い声を押し殺しながら頬を撫でる手に、猫のようにスリよりながらそう答える表情は、あまり動かないがやはりどこか拗ねているように見えるだろう。

「はい……。んぅっ…ぁ……毎夜、アーヴァイン様の腕に抱かれる度に、抱いて欲しいと肌を触れ合わせたいと、思っていますが…。」

首筋に這う唇の感触に、甘い声があがる。
そして、告げられた言葉に腕に抱かれるたびに思う事を少し恥ずかしげに告白する。
今でも十分、彼に触れるだけで彼に教えられた女としての欲を煽られると。

「――ぁっ、あっ、いっ――ふ、ぁあっ」

愛液を溢れさせながら絶頂へと導かれたルークの体を、更に高みへと導いていく激しい指の動きに足の指先までピンと伸びてルークの体がこわばる。
背もたれの役割を果たしていた枕が引き抜かれ、ぽすりと彼の腕の中に包み込まれ包皮を剥かれ、敏感な陰核をむき出しにされればこりっこりっと親指の腹が押しつぶすようにして左右に捻られる。
子宮口を嬲る指は止まることなく穿ち、擦り上げ異なる快感をルークの体に刻み込む。
びくっびくと何度もこみ上げる絶頂の大波に体は陸に打ち上げられた魚のように大きく跳ねる。

「――アーヴァイ、ンさ、まっ…も、うっひっ…ぅっぁっ、ひんっっ―――ぅぁああっ」

とめどなくやってくる快楽の波に、翻弄される意識の中に低く静かな声が何度も滑り込んでくる。
頭の中が真っ白になって、光が散る。
琥珀の瞳が連続絶頂の中で小刻みに揺れ、細い腕がすがるようにアーヴァインの体へと絡むとその背に爪をたててしまう。
感度のいい体は、何度絶頂しても指が蠢けば面白いほどにすぐに次の波へと押し上げられてしまう。

アーヴァイン > 丁寧な口調のわりに、小さな棘を交える言葉はどう聞いたとしても拗ねていると聞こえる。
そうかもしれないなと、困ったように笑いながら撫でる。
彼女に発情を求めるような意地悪を告げたつもりだったが、本音の告白に撫でる手が止まった。
一間遅れて心臓を叩きつけるような鼓動の高鳴りと、異様なほどの興奮を覚えるのは、感情の変化をあまり見せぬ彼女だからこそだ。

「そこまで言われたら……毎夜そうするとしようか。いや、そうしたい」

連続の絶頂へと沈めた体は、ベッドの上で跳ね踊るように揺られ、指先が蜜でふやけてしまいそうなほどに掻き乱す。
声が言葉にならなくなるほどトロければ、背中に突き建てられた爪の痛みも苦に感じず、彼女の上へ覆いかぶさった。
ズボンを脱ぎ、彼女と同じく裸になれば、大きく長く太い、男の象徴が以前よりも膨れきっているのが見えるはず。

「……ずっとこうして、交わって…只管に貪っていたくなる」

独占したいほどの嫉妬を抱いた相手に、求められた事はよほど欲を唆ったらしい。
皮がはち切れそうなほどに膨れた肉杭の先端をほぐしきった膣口にあてがうと一気に根本まで突き刺す。
ぐちゅんっと蜜を弾き出すような勢いで穿けば、ぎゅうっと体を抱きしめ、胸板と柔らかな胸元を密着させる。
男の固い肌が、神経の集まった彼女の先端をこする様に体を揺らし、ピストンが始まると、頭を抱え込むように腕を回した。

「もっと聞かせてくれ……ルークの欲望を。それだけで…とても昂ぶっていく。ルーク……っ」

子宮口を抉るように突き上げ、仮首が肉襞を掻きむしるように抜けていく。
ギリギリまで引いては再び突き上げてと繰り返せば、まるで粘膜の間を引き剥がすように力強く腰を振る。
彼女という存在に夢中になるほど、抱いてほしいという一言は、彼に突き刺さっていた。

ご案内:「王都マグメール 王城」からアーヴァインさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 王城」からルークさんが去りました。