2017/05/11 のログ
■ルーク > 「他者が刻んだ痕すらも、貴方様のものに…。」
知らないままで、触れないままでいる方がきっと楽だ。
知らなければ不快と感じることだってないはずだ。
なのに、彼が知らない場所として他者の傷跡が切り取られてしまう事を彼は良しとしない。
嫉妬に焼かれても、それが痛みを伴っても知って自分のものにしたいと求められる言葉に、胸が締め付けられる。
嬉しいと、愛しいと、どんどんと湧き上がって溢れてくる。
「…違うのです…確かに、相手の男に二度目にあったときに恐怖を感じました。でも、それよりも怖かったのは…知られる事で、見られることで貴方様に嫌われる事で…」
彼の言葉が、決して嫌いになることはないと告げている。
嫌いになるよりも、その存在が残した爪痕を全て塗りつぶしてくれると。
嫌われることはないという安堵が、またルークに涙を溢れさせて嫌われるかもしれないことが怖かったのだと本音を吐露させる。
「アーヴァイン様…んっ…ぁ……」
名前を呼ぶのに、茶色の瞳がルークの視線に重なる。
怖がる子供を安心させるように、頬に手が触れ撫でてくれる。
語りかける言葉に、こくんと小さく頷くがやはり他者の痕跡を見られるのが怖い。
体は緊張に強張り、落とされるキスにひくっと震える。
頬に触れていない片手が、上着の釦を外し一枚一枚衣服を剥がしていく。
上着を、その下に着るノースリーブを脱がされれば慎ましやかな膨らみのある胸が顕となり首筋から二の腕にかけて刻まれた鬱血がその目に晒される。
左手から左肩にかけての軽い火傷は、ほとんど赤みも引いてわからないほどになっていた。
下肢へと伸びる手が、ホットパンツを下ろしてショーツへとかかるとびくりと体が今まで以上に緊張に強張り思わず手がショーツを掴んで引き下ろされるのを拒んでしまう。
それでも、言葉とキスで宥められてショーツまで脱がされ一糸まとわぬ姿を彼に見下ろされる。
ショーツを脱ぐことを拒んだ理由は、一目見ればわかるだろう。
薬剤によって、子供のように無毛になってしまった恥丘の姿。
見下ろされるのに、肌を桜色に染めながら隠そうと身を縮め。
■アーヴァイン > 「そうだ、俺以外の爪痕が残るほうが癪に障る」
彼女を人らしくさせ、そして沢山の感情を感じられるようにさせた。
それを弄び、傷つけた存在の足跡が残るほうが、虫酸が走るというもの。
痛みよりも満ち足りる先へとまっすぐな言葉と共に小さく頷いた。
不安を解こうと語りかける言葉に、もっともっと奥に潜んでいた言葉に、何度か瞳を瞬かせれば、なるほどと呟きながら納得したように薄っすらと笑う。
「例えば、他者が見れば場末の性奴隷より酷いぐらい…穢されたとしても、この気持ちは変わらない。見た目とか、性癖だとか、そういうものは瑣末なことだ。穢され、嫌われると怖がってしまうような、純粋で綺麗な心をしたルークが好きだからだ」
そもそも、彼にとって陵辱の爪痕はずっと目にしてきたもの。
ミレー族の奴隷を引き取った時に、酷いと片目は潰され、四肢は壊され、薬物で壊れ、狂わされた性癖で悶えたりと、そんな少女がいることもある。
けれど、心にはきれいな一面が残り続けることも知っている。
だからこそ、彼女が穢されたことで嫌うなどありもせず。
大丈夫だというように微笑んでいた。
「……」
子供をあやすようにしながら服を脱がせていくと、最後にショーツを下ろそうとした時には抵抗を見せた。
どうやらそこが一番の爪痕なのだろうと、暗に伝わってしまう。
けれど、キスに緊張がほぐれ、全てが脱がされれば、何時もと変わらぬからではなかった。
キスの跡、そしてうっすらとした火傷の跡は襲われたときのものだろうかと思うが、何より下肢の変化には体がピタリと動きを止める。
茂みが何もなく、陵辱者の大きな爪痕となって残されたそれに、体が小さく震えると、吐き出す息も不規則に乱れた。
「……嫌悪より、相手への憤怒のほうが強い。弟がいるのは聞いているだろう? 弟の嫁が犯された事があるんだが……普段なら感情任せのアイツが、静かにキレていたことがある。よく分かる……これは、表に出したら……全部を壊したくなる」
語る言葉が徐々に崩れ、少しだけ乱暴な言葉も交じる。
掌を額に当て、うつむくように呟く中、変わらぬ仏頂面などしていられない。
憎しみで酷い顔をしているだろう、彼女を怖がらせないためにも、顎を引いて垂れ下がった黒髪が顔を隠す。
胸板に刻まれた紋様が感情のブレで力を発露させ、僅かに掌に小さな電気の迸りが光る。
彼女に痺れを感じさせた正体を晒しながらも、震える掌を恥丘へと重ねた。
電気は収まり痺れはしないが、不規則に魔力が揺れ動く。
「……やろうと思うことがあるんだが、結構酷いことかもしれない。してもいいか?」
その内容は口にせず、彼にしては要領の悪い問いかけを呟く。
表情は先程の怒りをどうにか押し沈めたものの、嫉妬に瞳の動きが普段とは異なる笑み。
愛したが故に、その爪痕は彼の心を深く焼き焦がした。
■ルーク > 「…見られたくないと、お言葉を聞いた今でも思います。…けれど、アーヴァイン様以外の者に触れられた感覚はきっと、アーヴァイン様に触れていただく事でしか消せないと思います。……だから、触れて、全部、上書きして消していただきたい、です…。」
まっすぐな言葉に、嬉しさに満たされていく。
他者に刻まれた感覚を、押し殺し我慢することが出来たとしても、ルークの中で消えることはない。
消えるとしたら、彼に触れてもらって彼の感覚で書き換えてもらうしかない。
どれだけ酷く穢され、ルークが堕ちてしまったとしても嫌うことはないと好きだと微笑みを浮かべるアーヴァインの顔を涙の滲む琥珀色の瞳が見つめて、そっと視線を逸らす。
求める事に慣れていないルークは、求めて望んでもいいのだろうかと言葉にする前に躊躇してしまう。
彼に出会い、彼に感情を教えられ人になった途端欲が生まれ望みが生まれた。
躊躇しながら、触れられることを求めるのに恥じらいながら視線を彼へと戻すとそう望みを口にする。
「――……っ……。」
一目見て分かる変化。
子供のようにされてしまった恥丘の状態が、彼の視線に晒されそれを見た彼の体が小さく震えて吐息が乱れる。
感じられる動揺に、ルークは眉根を寄せて足を閉じて引き寄せるようにして少しでも視線からそこを隠そうと体を萎縮させる。
「…申し訳ありません……。」
怒りを滲ませるのに、謝罪の言葉以外が思い浮かばない。
全てを壊してしまいそうなほどの怒りの焔が、彼の胸に刻まれた文様に電気となって滲む。
パリパリと静電気が闇の中で光るように、彼の掌の周りで光が何度も弾けている。
その怒りの深さを表すかのように。
すっと恥丘に彼の掌が重ねられて、びくっとルークの体が小さく戦慄いた。
陰毛のなくなったそこに、直接感じる彼の手の感触と不規則に流れる魔力の揺れに彼の顔を直視できずに、琥珀の瞳が彷徨う。
「はい…。貴方様がされる事なら、拒むことはありません。」
いつもと違う笑みを浮かべた、不穏な響きのある要領を得ない彼の問いかけにルークは躊躇なく頷いた。
彼に与えられることなら、痛みや苦しみを伴っても、例えそれが死であってもルークは拒むことなく全てを受け入れられる。
■アーヴァイン > 「勿論だ、上書きさせてもらう…」
珍しく彼女から求める言葉は、即答で小さく頷いた。
心が象られ、そして与えられるよりももっとほしいと強請る姿は、彼女の女らしい欲望を強く深めるもの。
恥じらう表情に、ぞくりと淡い興奮を覚えていたのだが…それを吹き飛ばすほど、彼にしては珍しい怒りを覚えていた。
怯え、体を隠そうとする仕草にも、言葉にも上手く答えられない。
冷静さを失いかけた時に、ふと、脳内をよぎった声は彼の瞳孔の震えを抑え込む。
ハッとしたように顔で彼女を見やれば、先程まで聞こえていた音が脳裏に繰り返される。
一度掌を恥丘から離すと、自身の両手で両頬を挟むようにバチッと叩くと、深呼吸を一つし、普段と変わらぬ苦笑いを見せた。
「すまない、怯えさせた……その、伝わりにくかったなら悪かったんだが、怒っていたのはルークにではなく、ルークに乱暴をした相手に対してだ。本当にすまない」
脳裏に届いたのは、紋様を通じて繋がった隼の言葉だ。
怯えさせる気か?と一言言われた瞬間、すっと怒りが沈んでいった。
先程までの呼吸の乱れも、魔力のブレも全て引き潮のように消えていけば、改めて恥丘に触れる。
「では始めるとしようか、痛くはないし……どちらかと言えば少し、痒くなるかもしれない」
その言葉と共に、小さな電流を掌に宿す。
うっすらと微笑みながら掌が丘を、そしてスリットの回りの柔肉を撫で回し、電気を這わせていく。
それは肌から奥へと浸透し、薬で散らされた茂みの根をじわじわと刺激する。
すると、そこから徐々に茂みの成長を促し、黒糸が白地に少しずつ蘇っていくのが見えるだろう。
淡い電気で発育を促しながらも、前よりも濃くしていくのは、穢した相手が無毛を好んだからだろう。
その逆へとそこを変化させていけば、ある意味、手入れがされていない下肢の状態と言える為、断り文句の通りひどい状態といえるかもしれない。
割れ目の回りから恥丘まで、繋がったまま茂みを作らせたのだから。
■ルーク > 「――……っ…。」
どれだけ穢れようとも、決して嫌う事はないとそう告げた彼の言葉を疑う訳ではなくとも、滲む怒りに胸が軋む。
叱られるのを怯える子供のように、体を萎縮させ彼の視線から爪痕を隠そうとするが覆いかぶさるようにされながら恥丘に触れられている状態では隠す事もままならない。
ハッとしたような表情を浮かべたあと、両手で自身の頬を叩く仕草に何度かルークは瞬きを繰り返し、驚いた表情を浮かべた。
「いえ…その…頂いたお言葉から、理解はしているのですが…申し訳ありません…。」
苦笑しながら、謝られるのに視線を彷徨わせる。
嫌う事はないと、爪痕も全て上書きしてくれると、そう告げた彼の言葉を思い出せばその怒りの矛先も理解できる。
しかし、心が追いつかずに怯えてしまう。
頭では理解できても、彼へと抱く罪悪感などの感情は心を不安定にさせてしまっていた。
両の頬を叩いた後の彼からは、怒りの感情は波が引くかのように消え去って魔力の揺れも呼吸の乱れもなくなりいつもの穏やかな彼が戻ってきた。
改めて恥丘へと触れる掌の感触に、びくっとまた小さくルークの体が戦慄く。
「…はい…んっ…――っぁ…っ」
言葉に頷くと、さわさわと離れる事なく彼の掌がルークの恥丘からスリットの周囲を撫で回す。
その感触に頬を真っ赤に染めながら、触れるだけではない皮膚が小刻みに振動するような感覚が与えられて息を呑む。
じわじわと皮膚からその奥へと震わせる感覚は、どこかむず痒く失われた陰毛の根を刺激して活性化させればむず痒さが強くなっていく。
むずむずとした痒みとともに、白い肌の上に産毛が生まれそして次第に黒い茂みが濃く生え揃っていく。
手入れのされていない生えたままの姿となった陰毛は、以前よりも少し濃い。
「……あ、の……あまり見ないでください…。」
無毛の状態を見られるのも恥ずかしいが、手入れをされていない状態を彼に見られる事に恥ずかしさを覚える。
肌に走る電気の余韻に、ぴくっぴくっと腰を震わせながら熱くなる頬を両手で覆いながら顔を隠すようにしてルークはそう懇願を口にしていた。
■アーヴァイン > 昔の仕事柄、感情を抑えるのは得意な方だったが……ここまで崩されたことは早々ない。
頬を叩き、感情をリセットしていく姿に驚くのが見えれば、浮かべた苦笑いも普段のように朗らかになっていく。
「そうか……いや、ルークは悪くない。俺が怯えさせたのは事実だ、悪かった」
心が不安定な彼女を引っ張る自分が落ち着いて無くてどうするのだと、己に改めて言い聞かせると、彼女の頬をなでていく。
怒りの感情が落ち着けば、早速と電気で刺激を与えながら発育を促すと、掌の感触に甘い響きが溢れる。
フェザータッチの様に肌を撫で、スリットの回りに掌が伸びると、淡い触り方で撫でつつ、時折くにゅっと柔肉を揉むように可愛がり、白い肌を楽しむ。
そうして広がる茂みに、恥じらいの声が浮かぶと、思わず口角が上がっていく。
「駄目だ、ずっとこうするかも知れないから慣れてもらおうか?」
手入れを許可しないと、意地悪な囁きを紡ぐと、くしゅくしゅと柔草を弄ぶようにしてそこを撫で回す。
育ちのせいと思うが、結構几帳面なタイプだと思っている。
故に、だらしない部分を見られるのは、結構な恥だと考えるはずと思えば、顔を隠そうとする彼女に、一層羞恥を煽る一言を重ねてしまう。
片手で細い両手の手首を捕まえ、ぐっとおろして顔を晒させれば背中に手を回して体を起こし、こちらへ寄りかかるようにして座らせる。
「よく見てもらわないとな……俺が着けた爪痕を」
M字開脚させながら座らせると、向かい側にある姿見が二人を映し出す。
ほっそりとした美しい体付きに、なだらかな胸元。
造形美の中に一つだけ残る、雑な茂みの股座が鏡を通して二人の瞳に映るだろう。
スリットの回りにも生い茂らせたそこに指を這わせ、さりさりと擦れ合う音を響かせて意地悪を更に加速させる。
「……どうせだ、俺が綺麗に形を整えるとしようか?」
流石にこのままは嫌だというかもしれないと思えば、柔草をつまみ上げながら耳元に囁く。
そのままにされるか、彼にまじまじと眺められて手入れをされるか。
どちらにしても恥の強い選択肢に変わりはなく、悪戯な笑みを浮かべながら鏡の向こうの彼女を見つめた。
ご案内:「王都マグメール 王城」からアーヴァインさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 王城」からルークさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 王城」にルークさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 王城」にアーヴァインさんが現れました。
■ルーク > 「貴方様が謝られる必要はありません…。私が未熟なだけですので…。」
一度感情をリセットすれば、先程までの怒りを欠片も滲ませないのは流石としか言い様がない。
ただ、そこまで感情の制御に長けた彼から滲んだ怒りの深さも知れる。
ルークのように、感情が無い為に揺らぐ事が無かったのとは違い揺らぐ感情を完璧に制御する術を持つアーヴァインの姿に、
感情に引っ張られて心が不安定になる自らの姿をルークは恥じる。
ただこればかりは、経験の差ともいえる。
感情とはとても複雑で、生まれたばかりの子供のような心で制御するのはとても難しかった。
しかもそれが、主へと関わる事になれば余計に心揺れてしまう。
現に今も、朗らかないつもの微笑みへと変わった彼の表情に安堵する。
「…っ…んっ…ふ…そんな…このように、見苦しい状態を見られ続けるのは…恥ずかしいです…。」
淡い触れ方にぞわぞわと肌が粟立つように戦慄が駆け抜けていく。
くにゅ、と掌全体で秘裂を包み込むようにして柔肉を揉む動きにぴくっと腰を震わせ唇に手の甲を押し当てながら、甘い声が溢れる。
電気刺激に肌が戦慄き、愛しい人に触れられる快感にじわりと愛液が滲み出して、スリットを覆う掌を濡らす。
手入れされていない状態のそこを、見られる事を慣れろと手入れすることを許可しないと、意地悪な言葉が囁かれて羞恥の表情を隠す手もどけられてしまう。
羞恥という感覚は、死ねと命じられるよりも何故か受け入れがたいものがあり頬を真っ赤に染めながら訴える。
「…ぅぅ…――っ……っ…」
体を起こされ、背後に彼が回ると体重を預けさせて大きく足を開かれる。
M字に足を開かれ、正面には姿見があり余すところなくルークの恥ずかしい姿を映し出されてしまう。
秘裂の周囲まで覆う濃い黒の陰毛は、白い肌の中で浮き上がるように目に付く。
爪痕と、陵辱者がつけたものを上書きした彼の言葉が囁かれればその爪痕から目を逸らす事はできない。
それを望んだのはルーク自身だ。
けれど、几帳面で潔癖なところのあるルークにとって、身支度を整えていない姿を見られるというのは有り得ない事だった。
それだけでなく、鏡面には桜色に染まる肌も彼に触れられて愛液を滲ませ時折震える秘裂も映し出されている。
さわさわと、スリット周辺に生える茂みを擽られて音をたてられるのに、あまりの居た堪れなさにルークの瞳に涙が滲む。
「そっ…そ、んな事をしていただくのは……――整えて頂くのを了承しなければ、今後自分で整えるのを禁じられてしまうのでしょうか…。」
鏡越しに悪戯な微笑みを浮かべた彼と目が合う。
恥ずかしい提案に、かぁっとまた一段と頬が羞恥に染まるが見つめられるのに暫し言葉を失い、困ったように眉尻を下げて問う。
今後もずっとこのようなだらしない秘部を、彼と寝所を共にする度に彼に晒す事を思えば一時的な羞恥のほうがマシなのだろうかと恥ずかしさのあまり判断力の鈍った頭で天秤にかける。
「………と………整えて、いただけますか…。」
じっと鏡越しに見つめられるのに、琥珀の瞳がさ迷いそして俯くと耳まで真っ赤に染めながら提示された選択肢から選択を行った。
■アーヴァイン > 相変わらず固い返答だが、此方の笑みに落ち着いた様子が見えれば、もう大丈夫そうだと心配は解けていく。
そうなれば意地悪にも熱が入り、黒い茂みに覆われた割れ目の回りを撫で回す。
揉み込む度に嬌声と共に蜜が溢れれば、それを髪に絡めるようにしながらすくい取り、鏡の中では黒毛の合間に蜜の膜を作りつつ、糸が伸び落ちる。
「……ずっと庇護欲ばかり掻き立てられていたが、今日は嗜虐心も掻き立てられるな。その恥じらう顔が…とても興奮する」
耳元に寄せた唇が、ゆっくりと低い音を奏でながら、流し目で鏡越しの彼女を見やる。
普段のように穏やかな笑みではあるが、何処と無く目つきが異なり、掛ける言葉も甘みと意地悪さが入り混じったもの。
伸びた毛を指でかき分けて退かすようにし、指を割れ目に当てる仕草は、それだけ深く生い茂ったと暗に示し、無言ながら意地悪なメッセージを与え、割れ目を左右に広げた。
「……よくわかってるじゃないか」
流石にそこまでずっと縛るつもりはなかったが、彼女から口走ったのなら、その言葉に乗っかりつつ微笑む。
抱こうとする度に、脱がせる度にそこを隠そうとして恥じらうなら、いい興奮材料だろう。
結果、一時の恥を選んだ表情は……小さく喉を鳴らすほどに艷やかで、言葉が出ず、暫しその顔をじぃっと見つめてしまうほど。
「――……あぁ、じゃあ綺麗にしようか。それと、道具を揃えて戻ってくるまで、そのままだ」
背中から彼の熱が離れていくと、代わりに枕を二つ束ねて押し当てるようにして、背中の支えにしていく。
腹筋で起こし続けるよりは楽な格好にさせるも、見るのも耐えられないと言った彼女に、自身の恥を見続けろと意地悪すぎる命令を置いていった。
立ち上がり、棚の戸を開くと、そこから真新しい剃刀と柔らかなブラシと小さな乳鉢のようなものをトレイに乗せ、石鹸水の入った瓶に、桜色の液体の入った小瓶も乗せ、彼女の傍へと戻ってくる。
「思っていたより、ルークが恥ずかしがり屋さんだったとはな……少々熱が入ってきた」
少々だろうか、普段よりも間違いなく意地悪で彼女の恥じらいを楽しむように微笑んでいるが…呼吸も少し荒い。
楽しみと愉しみ、二つが入り混じって彼を興奮させていく。
■ルーク > 「……意地が悪いと、思います。……ふ……んっ…」
愛液を茂みに絡めるように指を動かされれば、直接秘裂を揉み込むのとは違った振動が伝わりぴくっとルークの体が小さく震える。
愛液に濡れた茂みは、明かりを反射しながら卑猥に濡れていく。
耳元に流し込まれる低い声に、ぞくりとした戦慄を覚え鏡越しに絡む視線はどこかいつもと違う。
指を秘裂に当てるのに、茂みを掻き分けていく仕草にその場所の濃さを暗に伝えられて恥ずかしさが強まっていく。
割れ目を左右に広げられれば、中から滲み出す愛液が溢れて指を濡らして。
「――……あ、ぅ…身支度は、きちんと…させていただきたいです…。」
なんだが墓穴を掘ってしまったような気がするのは、気のせいだろうか。
覆い茂った茂みを彼に整えてもらう選択は、顔から火が出そうなほどに恥ずかしい。
その顔をじっと見つめられるのに、居た堪れなくてルークはアーヴァインから顔を逸らす。
「え…――っ」
背中から彼が離れ、枕を背もたれがわりにしての言葉に絶句する。
整えるための準備にベッドから離れていく彼を、羞恥に染まり泣きそうな瞳が追いかけるが、そのままと指示されて動くことができない。
「……恥ずかしがり屋と、いいますか…このような状態であれば他の女性でも恥ずかしがると思います…。」
彼がいなくなった後も、M字開脚の姿勢を保持…することは出来なかった。
鏡の前から動かずに足の位置は変わらないまま、踵を浮かせて両膝を合わせる姿勢で鏡から身を隠すような格好。
意外だったとでも言いたげな戻ってきた彼の言葉に、そう言葉を向ける声は小さい。
■アーヴァイン > 「好きな女のそんな仕草を見せられたら……誰でもそうなる」
愛される悦びに濡らしながらも、恥じらいに頬を染める姿は、この男にとっては一番艷やかに見える一瞬だった。
広げられた割れ目からは色づいた粘膜が鮮やかに映り、滲み出す蜜は先程までとは違う。
指がドロドロとした感触に濡れ、手が離れていけば、ちゅぷっと耳元で聞こえるように蜜を舐め取っていく。
「毎度そんな顔を見せてくれるなら、するなといいたくなるところだが……折衷案でも出しておくとしよう」
意地悪な命令に素っ頓狂な声が溢れれば、背中を向けたまま笑みが深まる。
心が出来上がって間もないが故に、羞恥や性への体勢も低い。
それがまた、自分好みの女へと育てていくような背徳感を覚え、どうにも意地悪になっていく。
振り返り、側に腰を下ろすと、命令どおりとは行かず、鏡から身を隠すような格好。
小さな反抗に少し目を丸くしたものの、それはそれでいいと考えつつ、重ねた膝に手のひらを当てる。
「そうだな、だがこういう事に鈍感な女性も世にはいるものだ。それと……閉じていいとは言ってないが?」
そう告げながらぐいっと股を開かせていき、小陰唇のラインをなぞり、その上の秘芯を爪先でかすめる。
始めようかと囁やけば、道具の乗ったトレイを引き寄せて、股座に顔を突っ込むようにして手入れを始めていく。
指先で黒髪を逆立てて、小さな鋏が毛先を焼き切るようにして短く刈りたて、柔草を整えていく。
しゃくしゃくと鋏の動く音がしても、鏡には何が起きているか彼の体で見えず、上手いこと頭や手で、彼女に見えないようにしながらハサミを動かしていた。
乳鉢に石鹸の粉と水を溶かし、ブラシで泡立ててから黒地へ塗りたくると、ブラシに篭った熱で毛を柔らかく湿らせていき、白く包み込む。
そうして剃刀を滑らせれば……さりさりと刃が滑るこそばゆさと共に、綺麗になっていくわけだが、最後まで隠したまま整え終えると、タオルで拭い、茂みに桜色の液体をうっすらと塗り込んでから股座から離れる。
「今度はこう整えてもらおうか」
そこに出来たのは黒くきれいに整えられた茂み。
しかし、彼女へ意地悪すぎるかもしれないほど羞恥を煽るのは、その形だろう。
ハート型にきれいに作られた茂みは、はっきりと鏡に写り、白黒のコンストラストで隠し様なく、彼女の目に飛び込むはず。
■ルーク > 「………っ……ぅぅ…そのようなものを、舐めないでください…」
意地悪だと言ったことに対して好きな女と、彼の口からそう紡がれれば嬉しさが胸の内に溢れてくる。
何かを言おうとした唇は、結局音にならずに閉じられて琥珀の瞳が彷徨う。
指に絡まる濃い愛液をわざと音がたつようにして舌で舐めとっていく仕草に、かぁぁっとまた頬を赤らめながら抗議の声があがった。
「だらしない姿を見られるのは、耐えられません…。」
そもそも秘部を見られる事が恥ずかしいが、それでも彼と寝所を共にするのは嫌ではなく、
今まで知らなかった他人の肌の温もりに触れるのは、どうしても戸惑ってしまうものがあるが安心する。
そんな彼に見られるなら、きちんと身支度を整えたいと思うのは女心というものだろう。
「……あのような姿勢が恥ずかしくない女性がいる、という事ですか?……――っですが、その…とても耐え難くて、足が閉じていってしまって…。申し訳ありません……っ…ぁ…く、ぅ…っ…んっ…」
準備を終えて戻ってきた彼が、ルークの姿勢を見て少し目を丸くするのに悪戯の見つかった子供ように、視線を彼から逸らす。
あまりの恥ずかしさに、無意識に足が閉じていってしまいそれをルークの意思で再び開く事が出来なかった。
しかし、すぐには指摘せずに恥ずかしがり屋と評した言葉の続きを告げる彼に内心安堵していれば時間差で閉じたことを指摘され、足を開かされる。
再び彼の視線に股座が晒されることに、頬を赤らめながらつい、と彼の指がスリットの外のラインをなぞり陰核を掠めるのにピクンと身を震わせ。
秘裂はその動きにきゅっと窄まって、黒い茂みに愛液を光らせる。
そのまま頭を股座に突っ込まれるような姿勢に、ルークは選択を後悔するほど恥ずかしい思いをすることになった。
刃物が恥丘から秘裂付近に触れるのに、それを操っているのが他人であることに体には緊張が走り呼吸すら止めてしまう。
鏡には彼の背中が写り、上から見ても彼の頭で陰毛の状態は確認できない。
泡立てたブラシが微温湯の暖かさを肌に染みこませながら、陰毛をなで上げるのに声が漏れそうになり両手で口を塞ぎながら、ブラシが滑る度に体をひくつかせ。
「――っはぁっ…こ、れは……その……はい…。」
剃刀の感触が離れて、桜色の液体を塗りこまれる動きですら腰が震えてしまう。
彼が股座から離れて、ようやく体から緊張が解けて吐息を吐き出すと彼が退いた事で鏡に映るのは自身の股座の状態。
器用に恥丘の部分の茂みを黒いハート型に整えられたそのさまは、可愛らしいというよりも卑猥だ。
濃い陰毛を生えっぱなしにするのとは、また違った方向で羞恥を強く煽るその状態にはくはくと唇が動き、言葉にならない。
けれど、これも彼の爪痕なのだと理解すれば真っ赤になって涙を滲ませながらもルークは素直に頷いた。
■アーヴァイン > 蜜を舐め取れば、恥じらいの抗議にクスッと微笑みながら髪を撫でるだけで、答えない。
今後何度舐めとるかわからないのに、その言葉に頷けるはずがなかった。
だらしない格好と恥じらいの姿に耐えられないと聞けば、だろうなと呟きながら微笑んでいるものの、少し安堵している。
女らしさというものが彼女の中に育っている証拠だ。
「いけない子には罰を与えないとな? 痛いのや苦しいのではなく……恥ずかしいか、おかしくなりそうなほど気持ちいいか、どっちかになるだろうが」
目をそらせば、駄目だと言うように手のひらを顎に添えて此方を向かせて、甘い罰を宣告する。
恥ずかしいと言い続けているが、その実、確りと蜜を蓄えていく割れ目に彼女の被虐性を感じさせられながら剃刀が滑る。
そして、きれいに整えた結果に、硬直するのが見えれば、僅かに背筋が震えるほどに興奮していく。
「……一緒に大浴場に入る時も、隠すのは無しだ」
部屋にある備え付けの小さな風呂やシャワーに二人で入ることもあるが、稀に時間帯を見計らって大浴場に連れ出すこともある。
人目につけば、かなりの羞恥を煽るだろうが、一人ではなく自分の前であれば、耐えられるだろうと確信していた。
自分のために恥を晒すなら、こうして濡らす娘なのだから。
意地悪はそれだけに飽き足らず、桜色の液体を塗り込んだ掌を彼女の鼻元へ近づける。
うっすらと甘く体臭に溶け込むような果実の様な香りは、香水のようだが、重ねる言葉がそれを否定する。
「これは娼館などで使われる香水だ、少し特殊で……専用の除去液を使わないと、香りが中々取れない。特に…粘膜には染み込みやすく、取れにくい」
そう告げれば、まだ香りの残る手を蜜に満ちた彼女のスリットに押し当て、人差指と中指を束ねて押し込む。
ちゅぶっと水音を響かせ、奥底まで指先を届かせると、内部で肌に張り付いた香水が粘膜へ溶け出し、その香りを移そうとする。
■ルーク > 感情とともに生まれた恥じらいという感覚。
それは、自我の存在を証明して彼に恋する事でより強く発露していく。
彼の前でだらしない姿を見せたくないと思うのは、返せば綺麗でいたいという女らしい願望。
「…っ…痛いや苦しい方が、まだ耐えられると思います…。」
顎を捉えられ、甘い罰を宣告するその顔は微笑んでいた。
まるで小悪魔みたいに微笑みを浮かべながらの言葉に、羞恥に潤んだ琥珀が揺れる。
痛みや苦しみといった、なれた感覚のほうが耐えるのは簡単だった。
羞恥や快楽など、彼から初めて与えられたそれらはルークにとっては中々慣れずに受け流すこともできない。
スリット周りの毛が剃り落とされれば、溢れる愛液はと粘膜は陰毛に隠されることなく光を反射させ時折戦慄いている。
「――それでは、人の目に触れる可能性が……ん、甘い香りがします…。」
時間帯を見計らって行く大浴場に、人が居ることはほとんどない。
いたとしても、祟り神が入ってきたとなればそそくさと出て行った者が数人いただけ。
しかし、それでも人が入ってくる可能性がないわけはない。
隠すことも禁じられ、彼以外の者に見られる可能性に頬の熱は上がる一方で収まりを見せない。
ただ、彼以外の者に見られるのは羞恥もあるが、少し不快感と微かな恐怖が混じる。
彼が傍にいてくれれば、それらの感覚もほとんど感じることはないのだろうけれど。
掌が鼻先へと近づけられれば、ふわりと香るのは甘い香りで剃毛の後に塗りこんだことから化粧水の類だろうかと考えるが続く言葉が否定する。
「…んぅっ…ぁ…あの…アーヴァイン様は、この香りがお好きなのでしょうか…んっ…」
スリットに押し当てられる掌の熱と感触、そして中へと侵入する指にぴくっと腰を震わせ侵入した指を粘膜が締め付ける。
愛液に満ちたそこは、指を抵抗なく受け入れるが彼の知り尽くしている動きと狭さに変化はみられないだろう。
■アーヴァイン > 「確かに……昔の仕事柄そうかもしれないな? だが、痛みと苦しみより、羞恥と快楽で蕩ける様のほうが……俺は見ていたい」
彼女の今までからすれば、甘い罰のほうが刺激が強いだろう。
けれど、それに蕩けさせて、もっと自分の傍に置きたい。
彼女が自分を深く求めてくれるのと同じように、彼女を欲し、意地悪になる。
「俺がいる時は……ルークを自慢したいんだ。人らしさを得て、誰もが羨む月の様な安らぎをくれるルークにも、卑猥で欲を誘う月光のような妖しさがあると。そして……それが全部俺のものだと。俺が居ない時は隠してもかまわない、まだ、俺が居ないところでは辛くなると思うからな」
男として、雄として、手に入れた得物を自慢したくなる。
本能に刻まれた欲求と共に彼女の美を、独り占めし、妖しさも自分が刻みたい。
甘く淫蕩に満ちた囁きをかけるも、小さな情けは女の本能を知っているからこそ。
愛する人にだけ全てを晒したい、つまり自分が居ないところでは苦痛だろうと、それは赦すことにして、指を動かしていく。
「香りもだが……この香水も、こういう下の毛の手入れも、全て好きだ。哲学じみてるが……普通ならこんな場所、誰にも見られないし、嗅がれもしないだろう?」
ぐちゅぐちゅと蜜をかき混ぜながら指が動き、中の変化を確かめていくも、特にここには違いがない。
変わらず指をきゅうきゅうに締め付け、狭く男を搾り取ろうとする膣圧に指の動きを抑え込まれるような心地だ。
指を引き抜くと、香水を更に指に垂らし、確実に香りが残るだろう量をまぶして捻り込む。
「ここの手入れをするというのは、俺に抱かれるつもりで……準備するということだ。甘い愛情も、男と交わり合う悦びも知らなかったルークが……女として、少し厭らしく言えば牝として、俺に愛されるためにだ。暗に抱いて欲しいと告げていると思えば……中々、興奮するものだ」
行為の逆算は、そんな伏せられた意図を探り、それに小さな興奮を覚える。
自分に抱かれるための手入れ、整いをするために、厭らしく茂みを整え、香りを纏う。
その想像は彼女にどんな変化を齎すか、じっと見つめながらも、チョークのような赤い棒を手にすると、すっと彼女に差し出す。
「毛に染み込む染料のようなものだ、下の毛をそれでなぞれば赤く染まる。ルークが望んでくれるなら……茂みの縁を赤くしてくれるか?」
曖昧な命令、拒否することも出来る言葉。
黒い茂みと白い肌の境目に赤い境界線が生まれれば、一層くっきりと見えてしまうだろう。
そして何より、敢えてそうしたと、誰が見ても分かる卑猥な処置。
自分のために望むならと、彼女の意志に委ねながら香水を塗り込むように指をうねらせ、子宮口をぐりぐりと擦り上げ、弱い粘膜を探り当てては振動させるように可愛がるだろう。
■ルーク > 「………意地が悪いです…。」
痛みや苦しさなら耐える術も受け流す方法も知っている。
羞恥や快楽といった感覚は、刺激が強すぎてどのように対処すればいいのか分からなくなってしまう。
刺激が強い方が確かに罰になり得るのだろうけれど、彼の言葉からはただ罰を与えたいからそれらの感覚を与えるわけでないことが伝わってくる。
ようは言葉遊びのようなものだと。
だから、ルークも少し拗ねたように視線を逸らすと意地悪だと口にする。
こんな軽口ですら、言える環境にも意識にもなかったルークからすればかなり彼に対して砕けているといえる。
「…自慢、ですか…。そのように思っていただけるのは、光栄ですが…まだ上手く笑う事ができませんし、あまり人に見られたくありません…。」
自慢したいのだと、そう告げるのはそれだけ彼の中にあるルークの評価が高いという事。
そのことにじわりと胸の中に嬉しさが滲み出すが、好奇の視線というものは好きにはなれない。
見られたいと思うのは、ただ一人目の前の彼だけだったから。
それでも、彼がそう望むのなら羞恥に身を縮めながらも付き従っていくのだろうけれど。
「…ぁ……んんっ…少し、意外な感じがします……っ、ぅ…」
愛液と香水が混ざり合って、中は滑りがよく卑猥な水音が高く上がる。
指が出入りを繰り返しながら膣壁を擦り上げるのに、ぞくぞくとした快感が生まれてぴくっぴくっと内ももが震える。
真面目な印象のある彼が、ハートの形に整えた陰毛や秘裂から甘く香る香りを好むというのは、彼の全てを知っているわけではないにしろ、ルークにとっては意外な事だった。
「――っ、ぁっ…ん、くぅっ……そういう、ことになるのでしょうか……っ、んん…っ」
確かに服の下に隠れる毛の処理は、見られるつもりがなければする必要はない。
身だしなみの一貫という認識だったが、彼に肌を見せるようになってからは以前よりも気を使っていたように思う。
そして、これからは彼に整えられた形に自分で整え甘い香りを纏う。
それは、彼の言うとおり彼に抱かれる為だけに行う身支度。
常に抱いて欲しいと、意思表示することになる先の事を想像すると無性に恥ずかしさがこみ上げてくる。
ハート型に陰毛を整えられる前から、自身で行っていた身支度さえも抱いて欲しいという欲がにじみ出ていたような気がして。
じっと見つめる視線の先で、そんな思考が浮かんでしまったルークの肌は朱に染まりきゅうっと指をまた一際強く締め付けていく。
「…――はぅっ…ぁっ…んっ…はい、アーヴァイン様がそう望まれるのなら…」
曖昧な命令は、問いかけという形をとられる。
ルークに選択させながらも、彼がそう望むなら拒む事などできない。
膣の奥まで入り込んだ指が膣の中をかき回し、子宮口をくすぐるのに何かがこみ上げてくる。
ひくっひくっと体を震わせ、甘い声が返事をしようとした口から溢れてしまう。
なんとかその声を飲み込みながら、彼の言葉にルークは頷いた。