2017/04/16 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城」にヴィルフリードさんが現れました。
ヴィルフリード > 足首までが埋まるほど上質な赤絨毯を歩く姿があった。
重厚な黒金の全身鎧、純白のマントの巨体。 胸元に輝く紋章から、騎士だと分かる。
室内なのに深く被ったフードで顔はよく見えない。 一種異様な雰囲気の姿。

しかし、すれ違う使用人は特に気に留めた様子もない。 顔は見えないが、顔は知れている。
王立騎士団の小隊長、ヴィルフリード。 それが彼の身分と名前であった。

ヴィルフリード > 「まったく、王族の前と言うのは相変わらず慣れんな…相手としても、
 街道警護の報告など、聞いて面白いものではないだろうが…まあ、お互い仕事だ」

首に手を当てて軽く鳴らし、ぼやく落ち着いた低い声。
警護した街道の領主への報告を終えた帰り道、伸ばしすぎた背筋が疲れる。

「訓練や戦闘よりも、王族報告の方が疲れる…書面で済ませられるようにならんかなぁ」

ヴィルフリード > 「ならんか、ならんよなあ…
 せめて、もうちょっとこう、興味を持って聞いてくれればこちらとしてもやりやすいのだが
 『今日も問題なし、盗賊を5人捕縛』程度では、いつも通りだと聞き流されるのも仕方がないか…」

だったら猶更書面で良いじゃないか、とも思うけれど、
定時報告と言うのが大事なのだともわかっているので…
そこでふと足を止め、窓の外を眺める。

「そうだ、隊の歌物語に詳しい奴に報告書を任せて、物語風に報告書をまとめてみるか
 部隊の数人で小劇をして、クライマックスで『報告の続きは明日に!』とかな!」

…ぐ、と拳を握って頷くけど、すぐに溜息と共に肩を落とし。

「無いな、下手すると処罰物だな …はあ、馬鹿な事を考えていないで、大人しく書類仕事の待つ詰め所に戻るか…」

ヴィルフリード > 「やはり、俺は事務方には向かんなあ 前線勤めが性に合っているな
 前線は良い、種族に関わらず、強い戦働きをすれば認められる 面倒な根回しも要らん」

窓枠から手を離し、歩き出す。
むこうから貴族らしい男が歩いて来るのに気づけば、
絨毯から避けて、窓際で胸に手を当てての敬礼。
フードの騎士を見れば、ふん、と鼻を鳴らして足を止める貴族。
左右を固める騎士が、ヴィルフリードを見て僅かに眉をしかめる。

「…は、ラズウェル男爵、ご機嫌宜しく… ええ、王立小隊の長、ヴィルフリードに御座います」

フードを取らぬままに、しかし教科書の見本の様に見事な礼をする騎士。
巨体で跪き、貴族に対する礼をするが、貴族の問いかけは止まない。

「は、このフードについてはご無礼を
 しかし、この下の顔はラズウェル男爵の目を汚す物に御座いますれば、
 重ねるご無礼を恐れ、隠しております どうぞ、ご容赦いただけますことを」

ヴィルフリード > 貴族の左右に立つ騎士が、主の見えない場所でニヤニヤと意地の悪い笑みを浮かべている。
騎士達は、このフードの奥にある狼頭を知っているのだ。
男爵がミレー族嫌いが昂じて、獣人全体を排斥しようとしているのも、勿論知っている。

それゆえ、此処で男のフードを取らせることで、
男爵からこの騎士が睨まれれば良いと言う下卑た感情である。
高潔勇猛で知られた騎士を追い落とすのは、一部の騎士が喜ぶ。

口汚く追及する男爵に大人しく首を垂れる騎士の姿。
それを男爵の後ろから眺めてにやにやと下卑た笑みを浮かべる騎士二人の姿。

ヴィルフリード > さて、どうした物かと悩む。 このままフードを取り払えば、ミレー族嫌いの男爵ににらまれる。
しかし、脱がないままでいたらどちらにせよ不興を買うこの状況である。
苛立つように再三の通告を投げつける男爵は、いまにも自分のフードに手をかけそうだ。

溜息交じりに諦めようとしたところで…一つ、閃いた事。
男爵の領土の話である。 丁度、今日報告に上がった王族の権力範囲であった。

「…それはそうと、ラズウェル男爵 領土でオークの群れが街を襲う事例が最近多く報告されておりますな
 しかし、男爵のお手勢は新しい街を作る警護に手一杯で討伐にまでは動けていないと言う噂

 …御身の子飼いの騎士達は、魔物討伐の経験が浅い…いえ、失敬、縁が遠かった為、動けないのだとか?」

少し顔を上げ、貴族の後ろの騎士二人に視線をやる。
フードの陰からの視線でも見られているのに気づいたのか、
騎士二人は顔をしかめ、睨み返す。

しかし、美麗な装飾の鎧を纏った騎士二人は、腕には自信がないようで、言い返す事も出来ず。
男爵は、内情を知るヴィルフリードを気味悪そうに睨みつけて問いかける。

「は、我が小隊は現在、男爵の領地近くの警護の命を受けております 周辺の情報は、自然、集まってくるものでして
 …そこで、男爵 偶然にも、その警護地域の近くに、そのオークたちの根城がある、と言う情報も受けたのですが…」

ヴィルフリード > 「我が小隊と致しましても、平穏無事な警護依頼だけでは、牙が鈍るというもの
 …血気逸った者達が、うっかりオークと遭遇してしまう事も考えられます
 しかし、そうですな、男爵の領地を騎士の靴で汚すのも申し訳が立ちません、」

ここまで言えば、男爵も察する。
此処でフードに触れない代わりに、魔物討伐を行おうと言う交渉。

「男爵の領地には決して足を踏み入れぬようきつく言い含めておこうかと思って居りましたが…
 もしも、男爵のお許しを頂けるようでございましたら、こちらとしても、敬愛する王国へのご奉仕を行えるかと…」

片手拳を床について、そこでもう一度深く頭を下げる。
少しの沈黙の後、男爵は鼻を鳴らして歩き出す。
警護の騎士二人も、忌々しそうにフードの騎士を一瞥してから、男爵の後ろに着き歩いて行った。

その足音が聞こえなくなってから、息を吐いて立ち上がる騎士は、まったく、と声を漏らす。

「弱卒揃いの騎士団が増えていると言うのは嘆かわしいが、
 こうして交渉材料に使えるのは有り難いな」

ヴィルフリード > 「しかし…はぁ、副官に『また隊長が厄介事を持って来た』と小言を言われてしおまうだろうなあ…
 好んで俺の下に着いたのだから、これ位は訓練の一環だと飲み込んでくれんものかな くれんだろうなあ
 …ああ、討伐後の飲み会で、また高い酒を振舞わなければ …騎士の薄給にはつらい物だなあ…」

小手をはめた手でぼりぼりとフードの上から頭を掻いてぼやく。
オークの討伐の危険性に関しては、既に考慮していない。 考慮するまでも無い。
甘く見ているのではない、自分の隊の錬度と、既に把握しているオークの群れの規模を照らし、
隊で当たれば問題の無い討伐であると確信しているのだ。
傲慢でも慢心でもなく、確たる事実としての把握。
自らの力量と、隊員たちへの信頼の現れであった。

「あとで、団長を通してラズウェル男爵に正式な手形を切って貰えば、win-winで済むな」

ヴィルフリード > 「さ、大人しく帰って、討伐計画でも立てるとするか…」

こき、と首を鳴らして歩き出す。
白いマントを揺らし、王城を後にした。

ご案内:「王都マグメール 王城」からヴィルフリードさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 王城」にルークさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 王城」からルークさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 王城」にアーヴァインさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 王城」にルークさんが現れました。
ルーク > 「女らしく、ですか…」

初めて体に走る快感は素直に受け入れるには強すぎる。
体は成熟した女性であるが、彼はルークを『女の子』と称した。
女としての蕾は着実に綻びを見せて、堪えきれない声が唇から漏れ聞こえる。

「そう、なのですが…っぁっ…んっ…」

目のやり場に困るというのは、こういう事を言うのかと言葉に実感が伴う。
生まれたときからの王族でないせいか、彼は自分のことは自分で済ませてしまう事が多い。
着替えや湯浴みなど、従者が本来なら手伝うような事を殆ど一人でしてしまいその肌をみる機会は少なかった。
それでも、従者としての仕事であればここまで視線が彷徨うほどの羞恥を感じる事はなかっただろう。
状況と感情が伴うとこんなにも違うものなのかと、また困惑する。
乳房の先端に唇が触れ舐め転がされ、ショーツの上から指の腹が押し上げるように秘裂をなぞりあげるのに背筋が浮き、腰が逃げるように動く。
その合間に、頭上で上着で拘束された腕を彼の下着の中へと導かれると雄の熱が手のひらに伝わり思わず手を引きそうになる。
うっすらと濡れたそれは、びくびくと脈打ち硬く張り詰めてまるで別の生き物のようだ。

『子種を頂くためには、まず男性器の準備をしなくてはならない。香油を垂らし、手でこするように優しくマッサージを行い――』

子供を産むための道具として教えられた手順が頭の中でぐるぐると回るが、羞恥と快感の混乱の中にいるルークには音の記憶として蘇るだけで意味を成さない。

「…――っ、んっ、ぁ…んんんっくっ、ぃ、ぁっっ」

ぴくっぴくっとアーヴァインがルークの体に触れるたびに、掌に触れている熱は熱くなり跳ねる。
乳房の先端を甘噛みされ、捻られれば舐められるのとは違う鮮烈な刺激が送り込まれてびくっと体が戦慄くと同時思わず掌に触れるだけだった肉棒をきゅっと握ってしまう。
それと同時にクロッチ部分を擽る指の動きがどんどんと加速していく。
肉芽の上を弾くように何度も指が往復するのに、びくっびくっと腰は逃げるように震えそこから何かがこみ上げてくる。
愛撫の手が止まり、彼が股座のほうへと移動すれば肉棒に触れていた手も解放されるが触れていた熱にじんじんとした感覚と濡れた感触を残している。

「……――っみ、ないで、ください…」

ショーツは既に愛撫の指に糸を引くほどに濡れて愛液が染み出していた。
言葉とともにゆっくりと引き下ろされる動作は、ひどくゆっくりで愛液で張り付く布が引き剥がされていく感覚も、
愛液の橋がかかり引き下ろされるのに切れる感覚も刻み込むかのようにルークに伝えられる。
何者をも受け入れたことのない秘部は、蜜に濡れて時折花弁を震わせている。
膝を立ててショーツを引き下ろされていけば、太ももを通り過ぎるあたりからぐっしょりと濡れて光を反射する様子がルークの視界にも飛び込んで
秘部を見られる羞恥と重なり赤い顔を更に赤く染めながら自由になった腕で再び顔を隠し。

アーヴァイン > 「あぁ、愛する男を悦ばせて、互いに満たせるようになっていく」

見た目や年頃は大人と言ったところだが、心や経験は少女のように浅く、とても脆い。
頬をなでながら囁やけば、再び愛撫へと没頭する。
最初の頃こそ、手伝おうとしたことは全て遠ざけていたが…今なら違う意味でそういう世話をさせるのもいいかもしれないと思う。
戸惑う視線に上気した頬、可愛い顔だと囁きかけつつも、愛撫は止まらない。

「っ……」

肉棒にかかる掌の圧が上がると、僅かに痛みを覚えたが、それよりも白く違う熱を持った掌の心地よさに、どろどろとカウパー液が滴っていく。
ぬめりのある液体が、彼女の指を伝い落ちれば、彼女の指先に心地よさを覚えているのが伝わるかもしれない。
腰が浮き、何度も身体をはねらせる姿はもっともっとと、彼の欲望を煽る。
頭を埋め尽くす欲望の熱が、快楽に深く沈めて狂ってしまうほど可愛がりたいとすら思うほど。
それだけ、不器用な感じ方に興奮を強めていた。

「……無理だ、こんなに濡らして…トロトロになってる。さっきよりももっと濃いな…」

剥がれ落ちるような感触とともに、ぬちゃっと蜜が広がっていくのが見えた。
愛蜜の独特の香り、僅かに開いたスリットからは綺麗な小陰唇と、処女の証が覗ける。
蜜の糸が途切れるのを楽しむように、ゆっくりとそのままショーツを脱がせきれば、顔を隠した彼女の胸元へ、それを近づけ……びちゃっと音を立てて乳房の上へ落とした。
器用にクロッチの部分がさらされるように落とせば、彼女の手を掴んで、顔を隠せないようにする。

「見てみるといい」

内側の布地がどれだけ蜜を卑猥に吸ったか、溢れさせたか、目を開けば瞳に飛び込むかもしれない。
そんな意地悪を重ねれば、開かれた股座の方へと戻っていき、両手がスリットを広げてしまう。
壊れていない証へ、舌を伸ばせば、蜜で汚れることも気にせずにそこを舐めあげる。
ちゅぷっと舌が這いずり回る音とともに、壊さぬようにゆっくりと優しく舐め回しては、ずずっと吸い付き、蜜を啜り上げ行く。

ルーク > 「んっ…くぅぅっ…っ悦ばせて、満たせるように…それが、女というものですか…。なれれば、ぁっ…いい、と思いますがっ…感覚が、つよ、すぎて…んぅっ――」

ただ生物学的な性別ではなく、愛する男と心を通じ合わせて女の悦びを知ることで初めて女という生き物になれる。
相手を満たしたい、悦ばせたいと思うのは明確に形にならずともそういう欲求が胸の内にあることは分かる。
けれど、その為に受け入れるには初めて齎される感覚は強すぎて、怖いと思ってしまう。
囁きながら止まらない愛撫の手に、体を震わせ声を噛み殺して。
愛撫の刺激に、触れていた肉棒を握りこむとそれがびくっと別の生き物のようにまた震え、どろどろとした液が先端から滴ってルークの手へと伝ってくる。
触れる感触に、握られる刺激に心地よさ故にそれが溢れるのだと自身の濡れたショーツの感触とつなぎ合わせて理解する。

「――恥ずかしくて、顔が熱くて、頭の中が恥ずかしさで焼ききれてしまいそうです…っ」

髪と同じ黒い茂みはそこまで濃くなく、ピンクの瑞々しい、愛液で濡れた粘膜は時折ひくついている。
愛液を吸い、重くなったショーツをびちゃ、と乳房の上へと落とされれば震える吐息を吐き出し、隠した腕を掴まれれば真っ赤に染めて頼りなく瞳を揺らせる顔がそこにあり。
胸元に落とされたショーツからは、愛液の独特な卑猥な香りが鼻腔をくすぐり、羞恥をより一層強めていく。

「…意地が悪いと思います…恥ずかしいと、お伝えしているのに…っ――あっ、そ、のような所っ駄目、です、アーヴァイン様っ、んくぅぅっ――っぁっ」

ぐっしょりと濡れたショーツは重みを感じさせ、濡れたところは光を反射している。
それが自分から溢れた愛液であると見せつけられるのに、羞恥に涙を滲ませながら彼に抗議する。
しかし、再び股座へと戻った彼の行動に、抗議の声は焦りと戸惑いに悲鳴を上げるか。
スリットを開かれる感覚とほぼ同時に彼の唇がスリットへと触れ、熱い舌の感触が舐めまわす。
反射的にルークの手は、アーヴァインの頭を押し返そうと髪に絡むが、舐め回されるのに体の力が抜けてしまう。
ぴくぴくと内腿を震わせながら、舌の感触に愛液はまた溢れ出しては濡れた音を響かせる。
ずず、と吸い上げられるのに箍が一つ外れた。
びくっびくっと軽い痙攣を起こしながら背を仰け反らせ、生まれて初めての絶頂を経験する。

アーヴァイン > 「なる、なれないはあまり考えなくていい。感じるままにするものだ」

恋愛小説や官能小説の一つでも目にしていれば、どうするべきかは少しは察し着くところだが、彼女にはそんな経験はないだろう。
そう思えば、怖がる中、考えなくていいと囁いて愛撫を繰り返す。
必死に声を噛み殺しているも、徐々に溢れる声は、握り込まれた感触とともに、此方も汁を垂らし続けていく。

「焼き切れて壊れたなら…ずっと幼子のように可愛がるとしよう」

冗談めかした言葉で返しつつ、まるで触れていない陰裂の具合が目に入ると、その上にある柔草をくしゃりと指で撫で回す。
ショーツへの抗議の言葉に返事を返すこと無く唇を押し当てれば、頭に感じる彼女の掌から、感じ具合が伝わる。
もっと蕩けさせようと吸い付いた瞬間、身体が小刻みに痙攣するのが頬と触れる太ももから感じ取れる。
埋めたまま、薄っすらと微笑みながら更に溢れる蜜を啜り上げる。

(「もっと感じさせるとしようか」)

絶頂に上り詰めたことに気づいてはいたが、敢えてそのまま続けてしまう。
上り詰めた熱をもっと強めて、高く高く温度を上げてしまいたい。
小さな穴を膜を壊さぬ程度に舌先で、チロチロとほじくり返し、吸い付いてと繰り返すと、舌先は尿道口へと移る。
舌先の力を抜いて、なるべく柔らかなタッチでそこをほじくり返し、性の快楽と違う快楽を混ぜ合わせていく。
吸い付き、舐め回して穿ってと繰り返しながらも、指先が陰裂の上へと伸びた。
包皮につつまれたままであろう肉芽、そこを皮の上から淡くギュッと押しつぶす。
ときに強く、弱く、圧迫に強弱をつけながら刺激すれば、再び絶頂へと追いやろうと舌を蠢かせた。

ルーク > 「感じるまま、に、と言われましてもっ…。」

思考する必要はなく、本能のままに受け入れればいいのだと彼はそう言うが、愛撫の手は止まることなく絶え間なく快感という感覚をルークに与え続けている。
右も左も分からぬ、指標もないのに戸惑いは強く恐怖という感情が湧き上がる。

「――っっひっ、あっ、っんっっ」

ひくっひくっと体が跳ねる中、啜り上げる動きが止まることはなく絶頂は中々収まらない。
きゅっと引き締まった内腿がアーヴァインの頭を挟み込むようにしながら戦慄き、スリットの中をほじくり返し吸い付かれる度に戦慄きを閉める。
舌先は更にその上の小さな孔にまで及び、びくんと腰が逃げるように大きく戦慄いた。
痛みはないが、繊細な器官を擽られる感覚は膣口とはまた違った感覚を齎して。

「だ、め、です…もうっ、もう…っんくぅぅ―――っっ!!」

軽い絶頂から降りる事を許さずに更に高みへと導こうとする彼の動きに、何かがはじけそうになる。
ギュっと肉芽を淡く押しつぶされ、唇と指とで責められればそれは一気に弾けとんだ。
びくりっびくりっと大きく長い間隔でルークの体が痙攣を起こして、それはなかなか収まりを見せない。
体の動きに、ずる、と胸元からショーツがずり落ちたがそれにも気づけぬほど、悦楽の高みにルークは押し上げられ解放されていく。

アーヴァイン > 「……いい声だ、とても興奮する」

愛撫の合間に、溢れる喘ぎ声にそんな本音が溢れる。
少しずつ意地悪で、少しずつ強くなる刺激の理由は正にそれだろう。
興奮がどんどんつよまって、彼女をもっと貪りたくてたまらない。
尿道口への愛撫も痛みは感じていないようで、それならとぢゅっと吸い付く動きも重ねて加速するばかり。
そして、切羽詰まった悲鳴とともに、声が掠れていく。
甘ったるい甲高い悲鳴は、愛撫を止めると共に熱い吐息を溢れさせるほど興奮させる。
意識が快楽に落ちかかる彼女の身体を抱き起こすと、器用にもその後ろに回り込むようにして抱きしめる。
後ろから抱きすくめるようにして寄りかからせ、座らせたまま足を開かせれば、彼女の臀部の谷間膨れた肉棒が布地越しに食い込む。

「気持ちいいだろう? そのまま力を抜くといい」

後ろから耳元に囁きかけ、耳朶にキスをすると、そのまま舌を這わせて頬のラインをなぞり、首筋へ。
そこに何度も吸い付くような淡いキスを繰り返し、肌を密着させながら割れ目に掌を伸ばす。
今度は淫芯だけをこねくり回し、皮越しにぐり、ごりっと、痛くさせない程度に骨と指の間で弾くように押しつぶす。
じわじわとした快楽から、強く着きける刺激へ。
それを繰り返しながら、慣れさせようとしていた。
キスと指の愛撫が繰り返されると、不意に陰核の皮を剥いていく。
爪先で引っ掛け、くいっと露わにさせれば、反対の手を伸ばし、指先がゆっくりと触れて、右に左に捻っていく。

ルーク > 「―――っはぁっ、はぁっはぁっっ…っ…」

長く深い絶頂は続き、小刻みに戦慄く体が次第にその間隔を長くしていく。
意識が真っ白になるような、そんな鮮烈な絶頂を迎え詰めていた息を吐き出すと胸が激しく上下に揺れる。
抱き起こされる体は、未だに時折ひくりと戦慄き絶頂の余韻に浸っている事が分かるか。
緊張の後の弛緩の訪れる体は、背後に回ったアーヴァインの体へとその身を預ける。
臀部にくい込む熱いものの感触を感じながら、なすがままに足を開かれていくか。

「ん…頭の中が、真っ白になって自分が溶けてしまうようなそんな心地が、いたしました…ふ…ぁ…」

無表情なときとも、はにかむような表情のときとも違う、艶を含み快楽に蕩けた表情を浮かべながら耳元への囁きに答える。
ちゅ、と耳朶へのキスの音と感触が響き濡れた舌が頬を伝い首筋へと落ちていくのに首を反らせながら心地の良い声を零す。

「んっ、…ぁっ…ひっぅ…んん゛ぅっ、」

後ろから伸びた手が肉芽をこねくり回し、強めに押しつぶすように愛撫を与えるのに、びくっびくっと腰を震わせながら、のけぞった後頭部がアーヴァインの肩へと乗る。
その刺激に慣れ始めた頃、包皮を剥かれ反対から伸びた手の指が直接陰芯に触れ左右にねじるのに瞳を見開いて体を硬直させ。
捻られる度に、腰が逃げるように戦慄くがすぐ後ろに肉棒を喰い込ませながらある彼の腰のせいで逃げることができない。

アーヴァイン > 身体が小さな痙攣を繰り返し、胸が酸素を求めて収縮を繰り返す。
完全に脱力した身体は、普段身構えて無表情を貫く彼女とは雲泥の差。
問いかける言葉に答える声は途切れ途切れ、なにより、女らしい艶のある表情は臀部に当たる肉棒を大きく跳ね上がらせた。

「俺も、ルークの艶姿に我慢が辛くなるぐらいだ……後先考えず、今直ぐ入れて、食べ尽したいぐらいに盛ってきた」

その証拠というように肉棒からはずっと汁が滲んでおり、臀部に汗とは違うヌメリもまじっていき、身体が動く度にグリグリと一層押し付けられていく。
肩に頭を載せて寄りかかるほどに快楽に踊らされる彼女の、一番弱いところだろう肉芽への愛撫。
刺激に表情が変わるのが視野の端にうつれば、割れ目から溢れる蜜を指先に集め、塗りたくるようにして可愛がる。
にゅるにゅると指と肉芽が擦れ合い、先程よりも強い力はかからなくなるが、擦れる速度は早まる。
同時に他の指が膣口をくちくちと壊さぬ程度に穿り、そこの強張りを緩めようとしていく。

「もっともっと、気持ちよくなってくれ…その方がルークが楽になる」

破瓜の痛みはかなり痛むと聞いている。
快楽という鎮痛剤と弛緩剤が、その痛みを最大限まで弱めてくれるはず。
首筋を可愛がっていた唇は、今度は耳の方へと戻り、耳孔を舌先で擽っていく。
より直接的になる水音、その部分は粘膜に近く、神経も過敏なほどに集まっている。
擽ったさと快楽の境目を壊すように、愛撫を続けていく。
教本にはない、じっくりと楽しむ快楽を教え込むように。