2017/01/24 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城 第七師団執務室」にサロメさんが現れました。
■サロメ > 「ふぅ………」
普段使わない眼鏡を外して、机の上に置く
そのまま大きく背伸びをして、トントンと肩を叩いた
溜まりきっていた書類仕事、
遠慮なく押し付けてくるオーギュスト
まぁいつもどおりの雑務をこなす日々に戻ったのは良いが
「さすがに疲れてしまうな」
苦笑を浮かべて、まだ整理の終わらない書類の山を見る
■サロメ >
それでも何にも抗えず腐っていた頃よりはマシである
同時に、自分の中でのオーギュストの存在の大きさ、
第七師団との絆も嫌だというほど再確認できたのだった
自分が自分の在るべき場所にいることを許される
…それだけでも十分だ。
仕事の辛さなど捨て置けるぐらいには
部下から土産にもらった紅茶を淹れて、一息のティータイム
「(──と、平和的なことばかりも考えてはいられないんだがな)」
自分を陥れた貴族連中はまだのうのうとこの城で暮らしているものすらいる
腐敗政治の浄化、粛清も然り、
第七師団が次の目標に定めた吸血姫の城の攻略も準備を進めなければならない
■サロメ >
一息を終え、仕事を再開する
手元にとった書類
再開して一枚目だというのに、何度目かもわからない溜息が漏れた
「…全く、何度同じ書類をとらせる気だ。
オーギュストが見もせずにこちらに投げつけるわけだな…」
書類の内容は、富裕層での娼館の火災についてのもの
…自分を地下から救出後、烈火の如く怒りのままに娼館を焼き払った
大事である
正直第七師団が解体されてもおかしくなかった
王国の必要戦力の一つでなければとうに、の話ではあるが……
自分が引き起こした事態ゆえに、これについてはオーギュストに強くも言えない
■サロメ >
あれから、体の調子はどうか──と聞いてくる者も少なくない
それらは大体が部下や仲間、心から気遣ってくれる言葉ではあるが…
今の自分の身体はどうだろうか
汚いことを覚えた心は、太く強くなっただろう
以前のような轍は二度と踏むまい
身体はどうか
正直触れるのが怖いところである
「………ダメだな、集中できそうにない」
再び眼鏡を置いて、ペンを机へと転がして背もたれへ体重を預ける
■サロメ >
───やがて微睡みへ落ちていく
元の生活に戻ったからといって、
色々なものが消えてなくなったわけではない
やがてそれらを帳消しにしたツケも、訪れるのだろうか
ご案内:「王都マグメール 王城 第七師団執務室」からサロメさんが去りました。