2016/06/26 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城/騎士詰所」にノエルさんが現れました。
■ノエル > 父さんやその同僚の方、幼馴染の友、多くの大切な人々が亡くなってから少しだけ時間がたった。
一人だけ生き残ったボクは作戦の失敗及び、多くの戦死者が出たことを伝える為、王都へ、王城へと命かながら戻ってきた。
だが、ボクの報告を受けた王族の方は『そうか……失敗したか』と
ボクの父さんや騎士の方がが亡くなったこと等、気にもとめなかった。
その後、父さん達の仇討ちのための部隊が編成されることは無かった。
■ノエル > ただ消耗品のように扱われた事が悔しかった、悲しかった。
騎士であった父さんは、騎士は王のため国のために戦うものだと日頃からボクに伝えてくれた。
だけど、王族の方は、よくやった、仇討ちをしてやろう、
弔うための葬儀を行おうとも言ってはくれなかった。
騎士とは、誇りとはなんだろう。
ただただ悲しみの中で、そのことの答えは見つからないまま、数ヶ月の時が経っていた。
ただ騎士の方々は父を慕っていてくれた方も多かったこともあり、
ボクは様々な騎士団のお手伝いをする、ちょっとした仕事に就くことかできた。
今日もまたボクは壊れた鎧の修繕、装備品の点検などの雑務に追われていた。
■ノエル > 「えっと、コレは流石に研ぎに出さないといけないですね、あと鎧下のほつれ直しておきました」
父さんの従騎士を務めていたこともあり、周りの皆さんからは手際の良さから重宝がられました。
敗戦の戦から逃げて、戻ってきたボクを悪く言う人は多少はいましたが
ほとんどの騎士の方はボクのことを温かく迎えてくれました。
あと数年の修練を積み、正騎士となった時、どの騎士団に務めるのか
それを見極めるためのインターンのような業務にボクはついています。
「あ、馬のエサやり、それとブラッシング終わってます、あと何かできることはありますか?」
ただ、時々気をつけなければならないのは、ボクの声が前より少し高くなっていること。
今のボクの身体の事を、知られるのは色々と都合が悪いのです。
だから、少し声のトーンを落としながら用事を聞きます。
とにかく今は、正騎士となり、父さん達の仇を取る
その日まで日々の業務をこなしていくのです。
■ノエル > そして多忙なのは日が暮れるまで続いて
ご案内:「王都マグメール 王城/騎士詰所」からノエルさんが去りました。