2023/02/23 のログ
メイラ・ダンタリオ > 貴族邸宅で行われる一つの舞台
集団で集まり、食と酒を提供してしまえばあとは皆で勝手に繋がりを増やしていく場。
その中に、幾人かの戦場や砦から帰ってきていた武人なども含まれる中
メイラが気まぐれか友人の誘いで参加している。

全身の黒基調や赤い瞳 ギザ歯に加え、隠しもしない鼻筋や頬の傷
袖無しの露わな肩から指先の腕にも古傷がいくつも奔る上で、ロングスリットのドレスの足元
其処もソフトに感じる部位もあれど、筋肉の張りが幾つも見えるだろうか。

腰には後ろに控えめに備わるショートソード以外武装がない為か
金属を身に着けて居る部位が、極端に少ないメイラを見る機会というものはこういうときだけだろう。

そんな姿で、杯を片手に幾人かと話をするそれは誰にでも態度を変えない。
逆に傲慢で 且つ立場を重んじ プライドの高い者らはメイラに近づかない。
メイラもまた同じで、触れてこない者と触れようとはしない。

中には何も知らない貴族娘らが、メイラの片側に羽織っている毛皮の産地を聞いたり
簡単に許可をされて撫でているくらいか。
時にはメイラと轡を並べている、3男4男系の元不良貴族男子だって挨拶に来る。
スペアでしかない者らが貴族らしいものを求め
その首の価値を高める手段として戦果を選んだ為だろう。


        「あんむ。」


そうして、話をしながらも、酒を片手
もう片手にはクリームを載せた雷という名前の菓子をガブリと齧るのであった。

ご案内:「王都マグメール 富裕地区2 とある貴族邸の会場」からメイラ・ダンタリオさんが去りました。