2022/09/06 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2 飲食店通り」にメイラ・ダンタリオさんが現れました。
メイラ・ダンタリオ > 昼の富裕地区 飲食店通り

迷惑ばかりかける三流貴族や息子娘
金をせびろうとするガラの悪い者達
それらは衛兵で叶う者と敵わない者がいるならば、マフィア筋の守り代を支払い
睨みを利かせることもまたある。

見回る富裕地区の治安兵
守り代と引き換えに見回る縄張りを管理する面子
そしてそこに、常連として店を愛用している 乱暴な貴族がおまけについていれば
その店の安全はほぼ約束されているといってもいい。


「―――(あぐっ) (ぐじゅっ)」


目の前にある大きな、肉厚な“ハンマー・ステーキ”
肉厚だが脂身の少ないそれの塊 肉一枚 いや、一塊が乗った皿。
注文の際、余計な付け合わせはいらないからと、目の前にあるのは純粋という一つのみ。

切りこみ、突き刺し、ギザ歯の奥へ咀嚼する。
カチャカチャと無言で切り分け、摂取し、時折白桃ワインかブラッド・ラムで脂を流す程度。
腰に二刀を下げていた、黒づくめにギザ歯と赤い瞳 その女が肉の塊を食らう光景は
一部は蔑み 一部は避け 一部は時折目をよこす。
今の店内はそんな光景になっている。

両腕の七分丈から覗く黒い刺青は、メイラの品格を一段階落とす見た目にさせる。
頬に覆われた白い張りや手の甲もまた同じく。
メイラ自身は気にすることもなく、グラスの中身を空にするなら、再び中身を注がれることだろうか。

ご案内:「王都マグメール 富裕地区2 飲食店通り」からメイラ・ダンタリオさんが去りました。