2022/02/14 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2 地下酒場」にメイラ・ダンタリオさんが現れました。
■メイラ・ダンタリオ > 雪がまた降り始めた世界
降りてくる粒の量大きくて軽い どこかひらひらとしたものが宿っている。
その対策もできているかのように入口は開ききった階段口ではなく、二枚の扉で繋がれたもの
富裕地区の酒場だけに、メイラが入り込んだ場所はどこか暗く
マグメールよりもダイラスの雰囲気を匂わせてしまうかのよう
地下という空間にある酒場が、そんな気分にさせているのだろうか
メイラが刀の大小を携えるいつもの姿
さすがにムラ染のコートは肩に羽織りだけではなく、きっちりと着込んだ形
少しだけ頬が色づいた姿は、冷えた空気に逆らう様に、体が火照りを持たせて震えなくさせているせいか。
どちらにしろ酒場のカウンターに席を下ろしてしまえば、コートだけは外しながらも武器は携えたまま
店内の暖炉熱で暖められている空間と、点々とした明かりのみの中で
数少ない自由時間をどうしようかと、メイラは赤い瞳で酒を眺め
顎先にガントレットで包まれた鉄指を添えて、少しだけ考える。
「琥珀酒を 蜂蜜を入れてくださる?」
甘口な酒を好むためか、体は度数が高めの酒で熱を求めながらも
後口を甘さがくるように述べては盃の底に、蜂蜜の濃いめなそれが残る程度に
二度回しただけの琥珀色の酒が用意された
やや乾かした果肉を混ぜたフードバターと、肉のパテを肴にするように
時折小さく摘まんでは酒を、そのメイラの口元 ギザ歯を開いた中へと
ぐぅ と流し込んでしまう。
ちびちびと傾けるのではなく、開いた口の中に流し込むかのよう。
それでも、喉と臓腑が熱を以てもまたメイラに良いは訪れない
コイン型の、チップが混じったバターを口の中に入れては酒をあおりつつ
同じものを二度目も頼むまで時間はさほど掛らない
カウンターで酒を提供する店の者は、雪の様子や寒さを小話に出しながらも
メイラも返事を返す程度では交わし、濃い酒を楽しむのだった。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2 地下酒場」からメイラ・ダンタリオさんが去りました。