2021/12/05 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2 社交場」にメイラ・ダンタリオさんが現れました。
メイラ・ダンタリオ > とある貴族豪邸
武人肌の貴族が金を使い、商人や顔見知りなどを集めた 富裕地区の邸宅で開かれた社交場
顔を繋ぎ 腕を繋ぎ 息抜きと共にうまく立ち回ればそれでいいとしている場所

戦場とは違う一種の安全地帯の中で、酒精を片手に談笑する者
商人やあまり顔合わせをしない武家同士により、組する部隊を話し合うもの
色々な中、皆、社交場らしく整えているだろう

布や宝石 人により流行や個人の意思を貫く者達がいる中で
ややシンプルな、生地を多く使わず意匠も違う
シェンヤンや大陸の趣で全身を使ったのはメイラだった

シェンヤン風の黒ドレスに白線画
黒ストールで両腕を絡め、片手には色合い的に鋼だろうと多数が知れる鉄扇
片手には山桃酒で充ちたやや強い度数の杯もあった。

顔見知り 馬を並べたことのある知人が珍しい姿に口をこぼせば、メイラ本人はギザ歯で
相も変わらず弓張月を描いて杯を口元に運び、喉を濡らした後でこともなげに応える。

「先日友人に希望されましたのよ わざわざシェンヤン系のドレスを着てほしいと。」

肩を竦め、普段の黒一色の姿は鎧やロングスカートスタイル
しかしそれらはどこか、剣撃の機会に触れあえる意匠だった

ならこの姿は、社交用にしか利用できない、一度きりの姿と言えるだろう。

周りも顎を撫で、とうとうヤクザ染みてきているほどに、似合っているのだろう姿にこぼし
メイラも、手を出すことも無く

「ダイラスの港に沈めますわよ。」

などと、鉄扇を広げた姿で口元を隠し、紅い瞳を細め
冗談交じりの脅しという、軽口をこぼしていた。

ご案内:「王都マグメール 富裕地区2 社交場」からメイラ・ダンタリオさんが去りました。