2020/12/24 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2 豪商の屋敷」にギュンター・ホーレルヴァッハさんが現れました。
ギュンター・ホーレルヴァッハ >  
新年を控えた真冬の王都。
しかして、富裕地区に構えられた多くの屋敷は、外界の寒さを断絶するかの如く、魔道具や暖炉で別世界の様に室内の熱を保っていた。
今宵は、王都に本店を構える豪商の誘いを受けての夜のパーティ。居並ぶのは、政財界の大物達。

そんな中で、年の離れた年配の貴族との談笑を終え、壁際で小さく吐息を吐き出す少年の姿があった。

「……流石に、こうも夜会が続くと…息から酒の匂いがしている気がする…」

対して何時もの夜会の顔ぶれも変わらない。
それに、此の夜会もどうせ最後は一夜の相手を支配者達が漁るだけの場所になるというのに。
度し難いものだな、と溜息を吐き出しつつ、咥えた煙草から甘ったるい紫煙を吐き出した。