2020/11/24 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区の公園」にミシェルさんが現れました。
ミシェル > 「はぁ~……」

ため息をつき空を見上げながら、
女男爵は公園のベンチにぐったりと座っていた。
片手に持った買いたてのサンドイッチを、時折力なく口に運ぶ。

「行き詰った……どうするかなぁ」

そんな独り言をぼやく。勿論、それは魔導機械の研究のこと。
王城で新型魔導兵器の開発が行われている今、
宮廷魔術師達は王国で一番働いていると言っても過言ではない。
ミシェルも当然参加しているのだが、完成はまだまだ先そうで。

「まぁ、今はリフレッシュだ。うん」

そんなわけで、頭を冷やそうと彼女は公園で憩っているのだ。
ミシェルは公園を見渡す。
風にそよぐ木々、美しい花壇、さえずる小鳥、
談笑する女学生、メイドを引き連れて歩くどこかのご令嬢、お茶会をしているご婦人達……。

ミシェルは道行く女性にばっかり目をやっていた。