2020/11/10 のログ
■カウロン > 昼間は落ち着きのある日向と影、夜は無音のような裏路地通り
裏口の壁 が連なる場所もあれば、壁と壁の間のような無機質な場所
足元は砂利と混凝土で詰めたような整えられており、靴底の叩く音を気に入る者もいるかもしれない。
コツ コツ コツ
富裕地区は足元ですらも整えている。
踵が叩く路の音が静かに響きながら、広い袖口をつなげるようにして手元を温める
首元はしっかりとした覆いが鼻半ばから口元を覆い隠し、吐息が白く色づきながら覆いから逃れ、漂った
その吐息の熱は覆いのせいで、常に唇の周りを温めており、カウロンを凍えさせることはない。
仕事が終わった後の、静かな道のりは耳が周囲の音を気にかけれど、落ち着いたもの
煙好きなら一本銜え、呑んでいたかもしれない。
カウロン自身は、種族的な得意というべきか
幻術を用いての調べ事依頼という、探偵にもにた探りを終え、富裕層の主人から金をもらったばかりだった
歯ぎしりをし、裏切りに身を焦がす表情
怒りは動力となり、気前も増える。
金と口止めを約束しながらも、またなにかあればと約束させられた
「一途な主もいたものだ。」
あの様子では、近々物騒な依頼が裏側で出されるのだろう
安モーテルでの密会場が赤く散るのを想像すると、肩をすくめて歩きを続ける。
深夜の時間は腹も減る。 しかし今の時間は寂しいものだ。
酒場でもあれば言うことはないものの、裏通りでは期待できないだろう。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2 裏通り」からカウロンさんが去りました。