2020/09/20 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2」にユネさんが現れました。
ユネ > 「ん――――、 っ。ぅはぁ…」

(のびー。のびー。節々がパキパキ言いそうな体を、思いっきり伸ばして深呼吸。
怪しいクスリが出回ったり、色々とあったものの。この前の一件で。どうやら諸々片付いた様子。
別に良いと言ったのだけど、報酬も貰ったりして。お小遣いが増えたと思えばまぁ良いかと。

といった訳で改めて。この辺りも安心して、営業再開出来る様子)

「…というか、とっくに開けてんだけどー……ねーぇ――…?」

(お水のお店は夜こそ本番。
今朝からと言わず、昨日の晩から、きっちり館は開いていた。
再開を待ってくれていたお得意さんやら、色々堪ってたお兄さん方やらで、てんてこまいの一夜が終わり。
先程になって、やっと。最後の泊まり客を送り出した――のが。伸びの原因。

さて。これで少し落ち着けたら、遅めの朝ごはんが待っているだろうか。
それとも。直ぐにまた、新しいお客さんが来るかもしれない)

ご案内:「王都マグメール 富裕地区2」にリートさんが現れました。
リート > 「まえに来た時は閉まっていたけれど…諸問題は解決したのかな?」

透き通った声ひとつ。内緒話のように小さく呟いた声さえ異常に聞こえやすい呪われた発声は、昼前の娼館にふらりと現れた、性の別を相半ばとしたような銀髪紫瞳の飾った影。このあたりの格式にも遜色のない身なりで、どちらかといえば貴族側の洒落者の装いだ。

「やあ、きみ…。 いいかな。この時間から遊べるのかどうか、それともいま閉めるところ?」

そして目についた若い娘を目ざとく視線でつかまえ、にこやかに寄っていく。このあたりを目当てに訪って、閉まっていた。なんてことが、それなりに続いたのだった。開いているなら嬉しい、そうした興味と好奇と期待が目にあった。

どちらかといえば、その対象は店で遊ぶことよりも、そうして伸びをしていた娘のほうに、向けられているのだけれど。

ユネ > 「ん。んー…?」

(一呼吸挟んで、そろそろ、店内へ戻ろうとした所に。声が届く。
くるりと振り返ってみたのなら。割と身なりの良いお姉さんが其処に居る。
此処がどういう界隈で、どういったお店なのか。それを分かった上で、声を掛けてきたようなので…)

「はい、はーぃ。おねーさん、一名ご案内かな…ぁ?
大丈夫、だよー?24時間、お客様は大歓迎、だね、ぇ」

(ぅふふん、なんて鼻息も得意気に頷いて。さぁどうぞ、扉を開けていく。
基本、お店に待つのは大体が、娼婦のお姉さんという事になるのだが。
女性が訪れる事もあるので、若干名、男娼のお兄さんも存在する。
どちらを選ぶのかは、それはもう、お客様次第になる訳で)

リート >  
「夜通しに吟じてきたところでね、疲れを癒やしたいのさ。大丈夫、大丈夫、店を間違えたとかそういうんじゃない。素敵な春をひさいでいるんだろう?」

楽器の入った匣を示してから嬉しそうに足を踏み入れた。地区が地区、下層とまるで違う美しい内装に、きょろきょろと物珍しげに視線を向ける。年若く落ち着きのない子供の色を見ながらも、歩いてぢゃらりと音を立てる金貨袋の音は、そういうことを弁えずに来たわけではない証左だ。

「此処の風評はね、よく聞いていたんだ。いつかお邪魔してみたいと思っていたのだが、少し前は閉ざされてた…ありがたいね。ええと、それで」

悩みに悩める見目良しの春を見つめながらわかりやすく思案顔をして。それから振り向くと受け付けてくれた娘に近づき、ずいと顔を寄せた。

「きみは、お幾ら積めば伴をしてくれるのかな?」

相手を誰ともわかっていないような物言いかもしれないけれど、笑顔で告げる言葉は本気。少し「声」を大きくして、求めてみる。

ユネ > 「うん、うん。そっかぁ詩人さんとか?そういう?…クリエイティブな仕事って、出来る人凄い、よねぇー?
ぁー。ほら、暫く物騒だったから、かなぁ、お姉さん達に、危ない事はさせられないじゃない?」

(多分、そういう仕事の人なのだろう。歌を歌っていたというのなら。
一晩中のお仕事の後、疲れを癒しに来た、という事なら。それは是非ともの歓迎案件。
序でを言うと、娼館という所は…必ずしも。抱いた抱かれただけで成り立つ商売ではなく。
食事だったり催し事だったり、色々な事が必要になってくる。
弾いたり歌ったり奏でたり。そういう仕事の人と縁が出来るのは。割と、有難い話だったりもして。
早速店内へと案内死、ロビーの辺り。どういう相手を選ぶのかしらん、と見守っていたのなら。
不意にこちらに振られた話に。一瞬きょとんとするものの)

「――、ん、…ん?こっちに来ちゃう?ぁは、良いよー…?
大丈夫、大丈夫、とりわけ高いとか、そんな事はないから…ねぇー?」

(きっとその「声」が無かったとしても。求められたなら、答えた筈。
それが仕事だし、同時に、好きな事でもあるのだから。
ぱたぱた手を振り、一緒に受付の方へ。この辺の同業者達で取り決められた、適正価格ぴったりで。
ちゃきちゃきと手続きをしてしまおう。
序でに、どんなお部屋で、どんなプレイをしたい、だとか。その辺も聞いて話を纏める手際の良さは。
見た目も語りも緩いなりに、仕事はちゃんとしている、というアピール)

リート > 「出来ているかは定かじゃないかな、生きていくための食い扶持は他にも色々あるものだからすごいかはわからないけど。 …ああ何か出回っていた、とか?そのあたりは疎くってね、なんとなく聞いてはいたけど…危ないとはわかっていたから、しばらく知り合いのところに籠もっていたんだ…ふふん?」

惑った様子もなくてこちらを受け入れてくれる姿。うん、やりやすい。声で転ぶ様子があったら、色々と意地悪をしてしまうところだった。それを求められればするけども、こうしていれば彼女の求める所は…わからない。

「うれしいね。 高く積んでもいいくらいの相手だ、だめだとすげなく断られたらどうしようかって思ってた。ぼくはリート。きみはなんて呼べばいい? …いいお湯のある部屋がいいな。そのあとはきみを抱いてゆっくりと眠れるところ。糸目はつけないよ。良いお部屋をお願いね」

ただするのは特段乱暴でも特殊でもないことだった。ただしそうして長い時間を取る理由はといえば、とにかく濃密に過ごしたかった。疲れているがゆえに激しくなる。求めたくなる。娼婦には癒やしと温もりを求めた。欲しいと思った女が傍に居てくれるならこれ以上の春はないと、そうして今必要な分だけは彼女にしっかり渡しておく。心付けが必要なら少し上乗せして。

ユネ > 「出来てないならー…生活出来てないんじゃない?かな、ぁ?
そして取り合えず。歌とか楽器とか、出来無い人からすると…ねー…?羨ましいよぉ?
うん、そうそう、その何となくの奴、だろねー…?」

(その一件を解決するのに。色んな事が有ったのだと。問われれば知っている範囲を答えはするが。
過ぎた事は、結局、噂話で世間話。本題に入ってしまえば、そちらの方を優先する事になり。
ご希望の部屋を聞かされたのなら、はいはいと受付にあれこれ告げる。
先程団体さんがお帰りになったばかり、という事も有って。空き室には余裕が有り。
おまけにプラスαまでくれる辺り、金額的な制限は緩そうだから。割と良い目の部屋を選んでおく事にした様子)

「はいはい、お待たせ?…それじゃぁ、リートおねーさん、だね…ぇ?
ユネ、って呼んでくれたら。良い、よぉー?…一仕事の後、ゆったりお風呂。一緒に入ろうねぇ…?」

(そう出来るのは、割合こちらにとっても有難いお話。
受付で受け取った鍵を、ちゃらちゃらと指先で回して鳴らしつつ、階段を上がっていく。
二階、三階。ここまで来たら、馴染み待ちや娼婦選び、そういった他の客達の声も届かなくなる。
一部屋一部屋扉も厚いのだろう。お楽しみ中の声すら聞こえない中、じきに、とある部屋へと入っていく。
この辺の地区、上級の宿と比べても。内装的には遜色が無いだろう。
ただし、用立てられた寝台が。ツインなどではなく、大きなサイズ一つであるという事が。部屋の用途を表している筈。

…するすると滑るようになれた足取りで。娘は奥へと入っていって。
程無く。湯船に湯を溜め始めたのろう、水の流れる音がし始める)

リート > 「ではすこし、暇があれば教えてあげよう。といっても、ぼくが夢中になりすぎていたら…そこはごめんね」

寝物語の話には困らなさそうだと、色々話せそうな彼女を見て思う。いまそうして起こったことなどを聞いてしまうのは勿体なく思えた。なにせ買った春を味わうのだ。せっつく必要もないだろう。招かれた良い部屋には満悦げだ。旅もして無頼の身であっても身なりも寝所にも相手にも気を遣う性質だ。

「ユネ」

舌で名前を転がすとちょっと意味ありげに間を置いた。すこし自分の本名と響きが似てて、表情が僅かに懐かしいものを考えるようになる。少し…少し。うん、激しくしてしまいそうかもしれない。

「うん、良い香りの花も散らしてくれると、ぼくはとてもうれしいよ。ああ、静かで…いいね」

互いの声が、よく聞こえそう。扉が閉まると外から違う世界になったようだ。華美な装飾を愉しげに見回しながらコートとショールを脱いで身軽になる。いっそこのまま湯殿に踏み込んで…いやいやがっつきすぎ。匣から弦楽器を出して、待っている間すこし爪弾いていよう。歌も歌いさえして、待ち遠しい彼女を待つ。どうせ外に漏れぬのだから。真昼に静かな夜の唄を吟じて、…待たされるのにここまで焦れてしまうのは久しぶり。

ユネ > 「…おぉー。本当?是非ともお願いしたい、なぁー…あ、そうだ。
他のおねーさんにも、教えて貰えない?おとーさ…こほん、館主に話通したら…お給金も出せる…よー?」

(今日一日の話だけでなく。そうなったら割と、色々会う機会も増えるだろう。
愉しい事になりそうだ、なんていう言葉を付け足すので。いまいち真面目に聞こえないかもしれないが。
一応これでも、ウィンウィンになる話を考えているのである…多分。

浴室の方からは。要望に対して、はいはいー、などという浮かれた返事が返ってくる。
但し、決して大きな声にならないのは。静かで良い、そんな独り言めいた言葉も、きちんと聞き留めている証拠。
またもう少しだけ間を置けば。弦の奏でる音色に、目を細めつつ。寝台のある方へと戻って来るだろうか)

「すぐ、お湯も溜まるから…ねー?
それまで…どうしようか。リートおねーさん…?」

リート > 「ああ、それは嬉しい申し出だ。是非にもぼくの腕を買って欲しい。指先が硬くならないための装身具も皆のために繕ってあげよう。他ならないきみの持ってきてくれた話だからぜひ請けたい。どうぞこの美しい春宿の隅に置いておくれ」

まあこの声で教室が成り立つかはわからないが、やるからには真面目にやろう。なんとなくで頼ってくれた彼女の信用も裏切りたくはない。たとえ寝る前の軽いやり取りとしても、こうして声をあげずこちらを見てくれる目ざとさ、立派に仕込まれたよく気の利く彼女は居心地が良かった。

一曲を諳んじ終えて迎えると、楽器を匣に休め、指に嵌められた輪の数々も外す。彼女の声にはわかりやすく目を細めると、引き締まった両腕を伸ばす。その腰を抱き寄せて自分の膝の上に来させると顔を覗き込んだ。

「それはもちろん。こうしたい。なにせ一目で見初めた相手だもの…勝手にお預けされている気分になってしまってた」

言いながら唇を奪いにかかる。最初は軽くから次第に深くなる形。白い腕が真紅のドレスの背中を這って、抱擁ながらに撫で回す。滑らかな手指は楽器に慣れながらも硬くなっていない証。

ユネ > 「けっこう――大事なんだよね…ぇ。色んな事、出来る方が。おねーさん達も助かるんだよ…ぉ-。
うん、うん、そうなったら。宜しくねぇー?」

(実際、例えばシェンヤンの同業者だったりすると。高級娼婦は勉強から手習い事から、ばっちりこなさなければいけないらしい。
この国でも、カラダさえ良ければ良い、それで万事解決するのは。もっと場末の事だけの筈。
快諾して貰えたようで有難く。お陰で、色々やるべき事が終わった後、お客としての彼女が帰る前にでも。話を詰める事になりそうだった。

閑話休題。一つの曲が終わるのと、入浴準備を終えてくるのとが、大体同じのタイミング。
…最後の一音。余韻が消えていくのを待ってから。ふ、と力を抜くように息を吐いて。
求められていくままに、ベッドへ、彼女の膝の上へと横座り)

「ん…あは。それじゃあ早速――…今日は、よろしくね…ぇー…おねーさん…?」

(笑みの形を作った唇が。同じ唇と重なり合う。啄むように触れ合って。直ぐに、深く交わっていく。
背中を抱き寄せられるのに合わせて、上体がぴったりと重なり合っていき。
それに合わせた口付けの深さと共に…ちろちろ、差し伸べる舌先が。彼女の唇の合わせ目を擽っていく)

リート > 「うん。きみをたくさん、たべさせておくれ、ユネ。……ん……」

目を閉じて唇を追いかける。柔らかさを食みながら胸を寄せ、しなやかな体躯はユネひとりを受け止めてもびくともしない軸がある。背をくすぐり、細い腰周りを撫で、そのなかでも指使いはとくに器用。背面の弱い場所をさがして、うなじから臀部にかけてまで、楽器の調子をたしかめるように触れては良い音がでる場所を愛撫する。

「………は…っ、……ん、く」

擽られれば唇のさきで軽く舌先をはさみ、そして顎をゆるめて迎え入れる。舌を受け容れて、つかまえて、軽く吸い上げる。口内で融かすようにみずからの舌をからめながら、自分のそれを彼女の口腔へぬるりと押し込む。絡め合う。慣れた技芸に体の緊張は、逆にほぐれて、より胸を彼女に寄せた。

おとなしい様子から少しだけ彼女の唇を、肢体を求める動きに激しさが、本当に少しだけ。加わった。飄々としてるなり、夜はそれなりに激しめと、それを隠すこともしない。すとん、とそのまま寝台に、互いに倒れ込もうとした。

ユネ > 「は…っふ、っちゅ……ん、っ、んふ…」

(求められるでも求めるでもなく。求め合う為の口付け。誘いを掛ければ、ねろりと滑り込んで来る彼女の舌先。
舌と舌とを絡め合わせ、じっとりと濡れた感触を交わらせては。口内まで入り込んでくる、少しだけ強くなった求めに対し。
逆らう事なく身を預けていく。

夜のドレスは胸繰りも、背中も、大きく開けて。抱き寄せられれば、乳房がふにゃりと撓むのを、見て取れる筈。
背筋の肌を、しなやかに動く指先で擽られる度に。口内で響く吐息の音は、心地良さ気な色を増して)

「ふ――…っ、っ…ぅは…ぁ、ひとっ風呂前に、摘み食い?
…んふ、そういうのも……嫌いじゃない…よぉー…?」

(ぽすん。求められるまま、寝台の上へと落ちていく。
二人で一緒に転げ込み、横になって。それと同時に。今度は娘の手も動き始めた。
彼女の脇腹のあたりを擽り。とん、とんと指の先だけで、鍵盤の上を跳ねさせるように、腰へ、腹へと辿っていけば。
臍の所から、するりと。その服の中へ、滑り込ませていこうと)

リート > 「…だって、きみの味がするだろう…? ふ…っ、湯のなかでも、勿論のことだよ…ッン、ぁ…」

ぴたりと体に張り付いて、惜しみなく細身の躯体の稜線を晒す服は、入り込めばそれだけでまくりあげていくことになる。彼女の指使いにもはしたなくくねる程度には好きもので、締まった腹部は腹筋も指でふれれば確かで、そして甘い声がでてしまう程度には敏感だった。

リードされるようにして、その手は開いた背中より掌を滑り込ませ、そのドレスを胸元より引き下げた。露わとした乳のししむらに奏でる指が絡みつき、軟さを追いかけ、頭頂をくすぐる。熱情の手付き。開いた紫色の瞳はしっとりと濡れていた。まだ余裕を保ててはいるけどずいぶん高ぶってしまっている。

「きみの手も、指も…きもちがいいね。やっぱりきみを選んでよかったよ…いろいろ、教えてあげるからね」

呪われた声が彼女に通じているのか通じていないのかはもう定かではないが、寝所となればしゃべることにも遠慮はなくなっていて、指使いに甘い声を漏らしながら、彼女の下腹部に押し当てられるのは、女の肢体にあるまじき男の硬さ。こうまで高ぶってしまえば、それが反応しない筈もなく、求めの激しさを物語る怒張ぶりは服の上からでも。

ユネ > 「やぁだ、その言い方はー…ちょっと、いやらしいかも、ねぇー…
…んっ、ん…ぁ――ふ、おねーさん、上手…」

(娘が前から、下から。ずり上げるようにして、彼女の胸元を求めていけば。
彼女は後ろから、上から。ドレスをずり下げ、娘の乳房をまろび出させる。
引き出されるような勢いに、ふるると揺れる膨らみの先端へと、矢張り奏でるかのように指先を運ばれると。
まるで娘自身が楽器へと帰られていくように。自然と声が出てしまうようで)

「気持ちいー…事も、ところも……ぁふ、教えてね、-…おねーさんの……
っ、っ、へ…?っひゃ、あっ――そっち?…おねーさん、そ…ういう人なんだ、ねー……?」

(口付けを重ね続けていた唇から。少しだけ、驚いたような声が出てしまった。
身動ぎと共に、禍福へと擦り付けられてくるのは。堅い…堅い、感触。間違い無く、普通の女性には存在しないもの。

最初こそ驚くものの。両性という存在も、当たり前に存在するという事は分かっていて。
だから決して臆する事なく。素直に、寧ろ積極的に受け止めていく事だろう。
彼女の乳房を、下から掬い上げると、中断してしまった口付けの変わりに、柔らかな膨らみに舌を這わせ始めながら。
するすると這うもう片方の手が。腰からの方も、纏った物を緩めていく)

リート > 可愛らしい声を出してくれる。熱に浮かされた手指が白い乳房に食い込んで、持ち上げ、捏ねて、搾る様に、指先に感じた硬さを滑らかな指先で挟んで互い違いに動かして擦る。男の乱暴さと女の繊細さ。相半ばの手付きで奏でれば、彼女が鳴いた分だけこちらの高揚も高まった。

「ひみつにしていたんだけれど、…怒られずによかった。だからおねーさん、がただしいかどうかは、わからないね…、名前で呼んでっていうのは、わがままかな、ユネ……ぁ、っ……は♥」

露わにされた白い腹部から、同じく確りした胸部に乗った乳房は白く、薄桃色の頭頂をしっかり硬くしてしまっている高ぶり。舌が這うだけで、こちらも声を奏でられてしまう。胸元に埋まるユネの頭を抱きしめながら、探る手指は乳房と…ずり落とした胸ぐりから滑り込ませ、こちらも彼女の下腹を探る。

ずりさげられた下履きから露わにされた男の形は、この女の延長として違和感なく存在する真っ白な肉竿部、そして薄桃色に膨らんだ先端。体温より熱く、青い血管を浮かばせ拍動する形。その色合いのせいで女らしい男性、という奇妙な姿形を見せながら、長さも太さも、根本から先端まで撫でるには時間がかかり、少女の指ではそう回らずという程の巨躯を、細い体躯にアンバランスに備えている。

「ふぁ…ん、………お口に、合いそうかな」

髪の匂いを楽しみながら耳元に息を吹き付け、耳朶を食んだ。心地よさを与えられ身を委ねながら、こちらもまた乳房に、たどりついた脚の間に、奏でる指先が這いまわる。男を曝け出されたのを契機に、更に彼女に餓えだした。

ユネ > (爪弾かれて、奏でられて。先端は直ぐに硬さを見せ始める。求められる事を求めてみせて。
膨らみも捏ね回されて、細く長い指がぐるりと、乳房全体を揉み込むようにされるなら。ほぅ…と、吐き出す吐息がますます熱く)

「勿体なぁい…隠しちゃうと、損に、感じる…よぉー…?
んー…お姉さんは、どっちかというと、お姉さんだけどー……それじゃぁ、リートさん、だねぇ…?」

(ちょっとばかり恥ずかしいのだが。そうして欲しいと言われたのだから、名前で呼び合う事にしよう。
お互いに逆側から、それでも等しく、胸を求め合いながら。更に先へ、弛まず進むのもまた同じ。
滑り込む手に押し退けられて、ドレスはますます、引き下げられていく。
もういい加減、邪魔、そう思えてしまうのだろう。背筋をくねらせ、上半身を先んじて。自由に、全て晒してしまい)

「は――っぁ、っん、っふ…!…ぅふ……それってつまり…食べちゃっても、良いって事だよ――ねぇ…?」

(引き出しきった肉棒は。熱い。堅い。
綺麗といっても良い位に、肌と変わらない白さなのに。太く長い膨張具合も、びくびくと震える動きの力強さも。
使い込まれた、立派な業物と思えてしまう。
うっとりと頬を染めて、肉竿を撫で回している内に。追い付いて来た彼女の指が、下着など無い下肢へと触れ始めれば。
くんと顎先を浮かせ、溜まらず、息を吐き出して。

…そうして、耳元を責める彼女の声に、唇に対して。
紅い唇からぺろり、と舌を差し出し。唇を舐る仕草。そこに、肉棒を求めても良いんだよね?と)

リート > 名前を呼ばれるとそれは嬉しそうに目を細めて、彼女を奏でんとする手付きには調子を狂わせても甘さを求める激しさの比重が増す。少しばかり呼ぶのに恥ずかしさを覚えるのも、仕事としてはそうないことなのかなと、我儘を聞き届けられた奇妙な嬉しさがあった。

「もともとなかったものだからどうしてもね…でも気に入っているよ?これもその名前も…ではこの宿ではあることを隠さずに過ごしたほうが、良さそうかな…、ん…はぁ、……あっ、……ぅ、ぁ………、?」

寄せていた唇、彼女の軟さに夢中になっていた瞳が見つめ返すと、言わんとしていることを理解して、笑みが深まる。互いに座ったまま倒れ込んだ姿勢から、寝台の上に脚も乗り上げた。おいでと言って彼女も導く。横這いの姿勢のまま、今度は互い違いに寝そべる形になった。彼女の眼前に、指先でたしかめられた剛直が突きつけられる形になる。

撫で回された指使いにか、期待にしとりと先走った熱をこぼすそれが、眼前でとくりと拍動してみせる。

「ああ、どうぞ召し上がれ、ユネ。 …きっとぼくは恥ずかしい顔をしてしまうけど、それはたくさんあとで見せるから…いまはきみのここも、味を見させておくれ」

奇妙に体が高ぶっていたものだから、きっとあの舌で舐った口に捕らわれてしまえばすぐに蕩けてしまいそうな気がしたので、彼女の白い御足の片側を上げさせる。ドレスの裾をたくしあげ、他に守るのない女の秘されたところに、阻まれなければこちらも顔を寄せるだろう。舌で秘貝も秘芯をも、飴をねぶるよりもより艶かしく粘性の愛撫で賞味しだす。

ユネ > 「そういう事も……ぅん、有るらしいよね、ぇー…でも。気に入ってるなら良いのかな、ぁ。
…知り合いには、二倍お得!なぁんて。言っちゃう人も居るんだけど、ねぇー…」

(後天的。呪いだとか、そういう系統なのだろうか。
少し軽めの口調で、知識の先例について。あっけらかんと言ってしまうのは。
初めてではない、驚いてはいない…だから、気に病む事はない。そう直接口にする代わりなのだろう。

姿勢を変えていく為に。一旦、胸や唇を求め合う体勢が中断。
勿体ないと言えば勿体ないものの。この先へと続ける為なのだから仕方ない。
上と下が互い違い。それぞれが、相手の下半身へと顔を寄せ合う体勢は。確かに言われる通り、顔を見る事が出来無くなるが)

「大丈夫、だよぉー…?後から、お風呂でも、キスはいっぱい出来るから。
今はこっちと、するのが先…んんっ、ん、んふぁ、っ、んっ…♥」

(太腿に絡むドレス毎、片方の脚を上げられた途端。ぴちゃりとぬめった舌が、温かな唇が、押し付けられた。
陰唇を外から内側まで、芯を尖らせ、入口まで舐られていくのが気持ち良い。
堪らず上がった娘の声は。直ぐに、くぐもった物になっていく。こちらもまた。口を塞ぐ程に立派な肉棒を、求め始めるために)

「は…っん、リートさんの……食べ、ちゃ…ぅ、っん、んぁ、っふ…く――んう、ふぁ…♥」

(はく。躊躇なく頬張る亀頭。そのまま、たっぷり唾液を絡め、くちゅくちゅと吸い付きながら舐りだし。
頬張りきれない部分には、指を絡めて、扱き立てていく)

リート > ひさがれる優しさに機嫌は上向いていく。高い宿で買える優しさにうっとりと溺れるようにして、僅かに腰を突き出して彼女の艷やかな唇に自分の呪いの形を差し出した。礼代わりとしてはかなり直接すぎる情欲の行為だが、焦らしたりなんだのは事前に言ってなかったしこちらも求めるところではなかった。

両手でそっと彼女の扉をひらき、長い舌で秘芯をころころ転がし、浅い襞の場所をにゅくりとくすぐる。それは押し込もうとすれば、つぷんと奥まった場所まで入れそうで、それでもまだ入り口の付近じっくりと舐め蕩かすようにして。

「ん、く…、ふ、ぁ♥ っあ、は……、…ふぅ…。 こういうふうにし合うのも、唇をふさぎあうのも、だいすきでね、やめられない…、きみのここがとても美味しいのに、キスもなごりおしくて、変に熱くなっちゃってる…ぅ、ぁっ、あン…♥」

おおきな亀頭が唇に包まれると、そこは女の一部であるからか相応に敏感で、尋常の男よりもずいぶんわかりやすい声をあげてしまう。それこそその声質のせいでそういう唄かのようになり、それを誤魔化すように彼女の秘唇に密に接吻する。相応に、乱れる。男のそれを備えておきながら、根本に息づく女から雌の香りを漂わせているように、女のように乱れる。

「ん、ぢゅ……ふっ、は……れ、りゅ、…ンぅ。 ……はあ、ぁ、……あ、……きもひ、いい……」

彼女の指に奏でられるたび、熱く脈打つそれ。太腿に甘えるように頬を擦り寄せてしまいながら、舌先で彼女の裏側をぞろぞりとくすぐって、互いに高め合うことをもとめた。

ユネ > (仕事だから…という意識が。こうして本番に入ってしまえば、次第に、行為その物を求める気持ちへ。変わっていく。
趣味も実益も、両方を纏めて、欲しがらずにはいられない。プロとしては微妙なものの…仕方ない。だって、気持ち良いのだから。

薄開きされた入口は、しっとりとした湿りと温かさを帯びて、触れる舌を受け容れようと。
あえて深く、差し込まれる事が無い分。入口間際を舐られたり。芯を剥かれて、舌の上で転がされたりすれば。
ひくんひくんと如実に反応して、ひくつき始める襞壁が。内側まで覗き込めそうに)

「ひぁ、ぁ、っ、ん、んは…んっ♥其処は、もぉ…嫌いな…人なんて、きっと居ない…よぉー?
んは…ぁ、ぁ、ど…んどん、おっきく……全然口に、入…ん、なぃぃ――♥」

(更に膨らむ肉棒は。亀頭だけですら、口内いっぱい。
だからこそ、剥き出しのカリ辺りまでだけを、重点的に口の中で転がし、鈴口や裏筋をたっぷり、舌の上で擦り上げながら。
押し出されるようにして、零れてしまう唾液を。指に絡め、肉棒の幹を。ぬるぬると粘付かせては上下に扱く。

浅めに、それでも、幾度も舌が入り込んで来るせいで。膣口がとろとろとした蜜を、掃き出し始める頃には。
余裕の無さと、欲しがる気持ちとにせっつかれて。ぎちゅ、ぎちゅ…!音の立つ程に強く。両手が肉棒を扱いて、追い上げて)

リート > 熱情を感じる口淫に、もじついて腰を突き出し、揺らめかせてしまうのは致し方ないこと。それだけどろっどろに融かされてしまいながら、液体の絡んだ愛撫に、わかりやすく脈打った。両の手と唇。愛欲に満ちた奉仕に、ぎゅっと眉を寄せて、こちらも彼女への愛撫に熱がどんどん高まっていく。

「きみ、の…、ここも。どんどん溢れて、ふふ、美味し…。ん、りゅ、れぷ…っ、はふっ…♥ きみの、くち…、あったかくて、手も――はぁっ…♥ ゆび…、きれい、だね…、きっとうまく、なれる…♥」

熱心な愛撫をくわえられ、そのせいで厭らしい音を奏でてみせる口と手に、甘ったるく響く彼女の声と訴えに、こちらの耳が犯されているようだった。くぷくぷと溢れゆく蜜をかき出し、舌はだんだん奥のほうへ入り込む。擬似的に交わるようにして奥まで、襞のいちまいいちまいの形を知ろうとするうねる動き。

「ふっ、…ぅ、ん、……ン、ぁ、ぁ……あ♥ っく、ぅぅ……~~ッッ♥」

顔を押し付け、ぐぷぅ、と一番奥まで、突き込めるだけ舌を押し込むとともに。追い込まれた肉棒は全く我慢もできぬまま、より彼女の奥を求めるように腰を突き出した。大きく跳ねたその剛直は、愛しささえ覚え始めた彼女の口内に白濁を注ぎ込む。男と変わらない。勢いは、溜め込まれて、若々しく、喉奥に叩きつける。どれほど彼女を求めているのかをわかりやすく、どれほど餓えているのかをまざまざと刻みつけて。

「ん…、ン♥ んっ、んぅ、ふっ、……うぅ……ン……♥」

絶頂した、熱い涙で、内腿を濡らしながら、くちゅくちゅと音を立てて舌は秘部に押し込まれたまま、蠢き続ける。それだけ、リートにとっての射精は女の絶頂と同じ衝撃だ。

ユネ > 「継続です!」
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2」からユネさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2」からリートさんが去りました。
ご案内:「富裕地区内の屋敷」にネメシスさんが現れました。
ネメシス > 富裕地区に相応しい大きな邸宅の一つ。
建物の周囲を高い塀が取り囲み、このエリアには不似合いないかつい顔の強面たちが警備する。
ここは聖バルバロ騎士団と呼ばれる武将集団が設けた拠点の一つである。
広い建物の一室に副団長であるネメシスが着飾った姿で退屈そうにベッドに腰掛けていた。

そろそろ、傘下の勢力からの"献上品"がやってくる手はずとなっていた。

献上品の出どころは聞いていない。 口上手く騙したのか、あるいは力づくで連れ込んだのか。
どちらにせよ、淫蕩なネメシスが喜ぶだろうとのことであった。