2020/08/12 のログ
ハレス > 「ははは、そういうことだ。
そんで俺が施術もやるってわけだ」

お気楽、というよりは楽しい性格をしているらしい彼女。
言わずともこの男しか従業員がいないのだから、施術も当然彼が行うことになる。
そこは今更説明するまでもないだろうが。

「そいつはお疲れ様だな。
具体的には疲れはどのあたりだ?一応は初見さんだからな、全身は診るつもりだが」

店内に案内しつつ、具体的な疲れのポイントを聞き出して施術のイメージを固めていく。
尚店内は外見からわかるとおりこじんまりとしたもので。
コンパクトな…もちろん店主がのんびりできるくらいに余裕のある受付があり。
その受付の隣の部屋が施術室となっているようで、開いたままの扉からは施術用のベッドが見える。
何よりむくつけき見た目をした店主とは思えぬ、店内の清潔さやら小物やら植物やら…結構本格的である。

アルヴァニア > 「力が強そうで頼もしいわあ。」

それこそ、若い娘であれば異性に体を触れられる事に忌避感を覚える事もあるだろう。
が、己には言葉通り確りと解して貰えそうで安心感すらある。

からりとした笑み声を発てながら、案内される儘店内へと入れば、興味深そうに店内をぐるりと巡る視線。
室内の装飾は、清潔感があり、小物があり、植物があり…と、大変雰囲気の良さそうな空間。あらあ、と感嘆交じりの声が零れた。

「そうねえ…今日は両肩と腰――ううん…殆ど座っていたから少しむくんでる気がするのよね。」

それから、男の問診に一日の動きを思い出してはほんのり眉宇を寄せて答え。

ハレス > 「そう言って貰えると嬉しいもんだ」

気を使ってもらった、というよりは本当に安心して任せられるかのような言い方にうれしくもあれば少しの違和感も。
大抵の初見の客は、この店主のみてくれからして身体をぼろぼろにされてしまうのではないかという不安が見て取れたりするものだが。

「そうか、とりあえず肩腰を解しつつ、全体を調整してみよう。
あと施術台に乗る前に、服は脱いでもらえるかい。
かなり汗ばむことになるからな…もちろんタオルはあるから使ってくれ」

施術部屋に彼女を招き入れれば、着衣を入れるための籠を手渡そう。
そこには身体を隠すのに十分なサイズのタオルも入れられている。
そのあと男は部屋の片隅にある香炉に火を入れる…するとすぐにリラックス効果と発汗作用のある香の香りが部屋を満たしていく。
店主の方も服を脱いで施術を行うらしい。
山のような筋肉量のある、頑強な肉体を惜しげもなく晒しつつ、下はボクサーパンツ一枚という大胆ないでたちで。

アルヴァニア > 見た目通りの年齢をしていいないだけでなく、見た目から想像されそうな職とはかけ離れた、傭兵業を好き好んでやっている女である。
そもそも、人種ですらないので世間一般の女性の感覚から些か遠いのであった。
違和感を抱かれているとは露知らず。籠を受け取ればいつもより多少着込んでいる衣服を、しゅる、と衣擦れの音を発てながら脱いでいく。

「はあい。よろしくお願いするわねえ。
――――ねえ、店主さん。下着も脱いだ方が良いの、かしら…?」

残す所下着のみ、となった所ではた、と気付く。
かなり汗ばむ、と言われたし、替えがある訳でもない。
然し、タオル一枚にならなくて良いのになって痴女と思われるのは、困ると言うか、流石に恥ずかしいものがある。

ハレス > 「あぁ、替えがあるなら着込んでいても構わないが…
まぁ、全部脱いでもらったほうがやりやすいな」

施術をするという認識からか、互いに多少の羞恥はあっても、着衣を異性の前で脱ぐ行為自体にそこまで抵抗感はなさそう。
男のほうはもう慣れっこなだけであるが。
ただやはり下着までとなるとそうでもないのが多く、そのためのタオルでもある。

「ま、こっちも準備があるから、どちらでも構わないさ」

ともあれ下着については、お客さんに一任するとして。
男は一応のエチケットとして彼女に背を向けつつ、施術に使うオイルの準備を始める。

アルヴァニア > 「分かったわあ。」

施術をして貰う身としては、矢張り相手が行いやすい様に整えた方が良いだろう。それに、何しても下着の替えは無いのだ。
そう結論付ければ、下着も取り払ってタオルを体へと巻き付けて。
多少胸に引っ張られはするが下肢も隠れている。

準備が済めば後は店主の指示に従い、施術を行ってもらう事となるのだろう――。

ご案内:「王都マグメール 富裕地区2」からハレスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2」からアルヴァニアさんが去りました。