2020/06/22 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区/退廃的な貴族の屋敷」にエンジェルさんが現れました。
エンジェル > ――こいつら死ねばいいのに。
でっぷりと太った貴族の上で腰を振りながら少女は思う。
上客とは言え、あまりにもタガが外れすぎている。
そんな思考を思い浮かべることが出来るのは先程外の空気を吸えたおかげだろう。
幼いながらも高級娼館の五指に入る売れっ子娼婦であり、この道5年のベテランである少女は、普段なら身に着けた巧みな技を使い、客の快楽を限界まで引き出し、極上の時間を与える。
しかし、この屋敷の中ではそれは叶わなかった。
すべては屋敷に充満する薄ピンク色の靄のせい。
長い時間吸っていれば思考力を奪われ、快楽を得ることしか考えられなく鳴るご謹製のクスリ。
しかも、普通にセックスするよりも何倍も気持ちいいとあっては、屋敷のそこかしこから艶めかしい声が響くのは当然だろう。
そして、それは少女もまた同じだった。

「あんっ!あんっ!あんっ!」

跨った男の上で夢中になって腰を振る。
ただ、自分が快楽を得るために。
しかし、それは同時に男にも極上の快楽を与えることとなり、あっけなく二人揃って絶頂を迎えることとなる。
一体こうして精を受けるのは何人目か……。

「また駄目になる……。」

荒い息を吐く男の上から這って離れた少女は、股間から様々な体液を零しながら入り口へと向かう。

「ぷはぁ……。」

そして、少しドアを開き、頭だけ外に出して新鮮な空気を小さな胸いっぱいに吸い込む。
少しの時間でもこうしていなければ、本当におかしくなってしまいそうだった。

ご案内:「王都マグメール 富裕地区/退廃的な貴族の屋敷」にマレクさんが現れました。
マレク > 「これはこれは……」

薄桃色をした靄の中から現れた男は、周囲で繰り広げられる痴態と響き渡る嬌声を聞きながら、ゆっくりとホールへ足を進める。男の周囲には目玉を模した魔導具が浮かび、不気味な視線をあちこちへ投げかけていた。

「百戦錬磨の貴女も、今度ばかりは余裕がないようですね。さあどうぞ。干からびられては事件になってしまいますので」

ダブレットにホーズ、短靴という如何にも貴族然としたその男は少女の隣に立ち、薄笑いと共に冷水で満たした杯を差し出す。男は客側の1人だったが、微妙な立ち位置にもいた。馬車を手配し、娼婦と賓客を引き合わせ、薬を運び入れたのはこの男だった。

「どうぞ。あちらで少しお休みください。今日は……いえ、明朝まで、まだまだ奮闘して頂かねばなりませんから」

眼帯で左目を覆ったその男は、そう言って通用口へ誘う。中庭へ出れば、屋敷内に充満した靄の影響から多少なりとも逃れられるだろう。

エンジェル > 屋敷の中に幼い身体を残し、外に愛らしい顔を出して休憩する少女は近づいてくる足音にぴくっと身体を震わせる。
そっと視線を向ければそこにはいかにも怪しい男の姿。
……怪しいのだが、たちの悪いことに少女をこの宴へと手配した客でもあった。

「えへへ、ありがとう♥」

差し出された盃を受け取り、中に満たされた冷たい水で喉を潤す。
ずっと喘ぐか精液を飲むかしか許されなかった為に荒れた喉に冷たい水はよく染みた。

「じゃあ、すこしだけきゅーけいしちゃおっかなぁ?
 えんじぇるねぇ、おくすりですっごいきもちよくなっちゃてるんだぁ。」

大丈夫、まだ演技は出来ている。
ふらつきながら男の後に続き、廊下に淫蜜と精液を垂らしながらたどり着いた先は広々とした中庭。
ここなら確かに少しゆっくり出来そうだ。
屋敷の主に呼ばれるまでここで休憩しようと木陰にぺたんと座り込み、少しの間瞳を閉じる。

マレク > 瞬時に媚びた表情を浮かべ、心の底から感謝していそうな声色と共に水を受け取った少女を、男は笑みと共に見下ろしている。

「そうでしょうとも。この屋敷の主は度々こうした宴会を開いた結果、いささか度が過ぎた出し物でしか愉しめなくなってしまったのですよ」

庭へ出た男は、木陰に座り込んだ少女を見遣って一旦屋内へ入る。しかし直ぐに、銀盆に乗せた水差しとグラスを手に戻ってきた。

「そこのベンチを使って構いませんよ。少々……濡れてしまっても、今日の出来事です。気にも留められないでしょう。それから……私は休んで貰いたくて此方にお連れしたのですから、言葉遣いの方も休んで頂いて結構ですよ」

無垢な色狂いそのものといった相手に笑いかけた男は、庭に置かれた長椅子を指差した後、少女に向かって手を差し伸べた。

エンジェル > いるよな、そういう変態。
っていうか、金持ってるヤツは大体クソ変態野郎だよな。
男の言葉に内心頷く。
もっともそんな内心はおくびに出さずにこにこと笑顔を浮かべ続けているのだが。

「えんじぇるここがきにいったのー♪」

言葉遣いって何のことかわからないとばかりに能天気な声を上げる。
ベンチも悪くはないが、今はこうして地面に這いつくばっているほうが心地良い。
何だか身体に溜まった媚薬が抜けていくようだ。
もっとも薄いとは言え中庭にも媚薬は漂っており、幼い割れ目からはとめどなく淫蜜を漏らし続けているのだが。

「おみず、それちょーだい?」

差し出された手の代わりに水差しを受け取る。
そして、それを胸元で方向け、クリップで飾られた膨らみ始めたばかりの小ぶりの胸へと垂らし、こびり付いた白濁を洗い流す。
そのまま水は薄いおなかを伝って股間へと垂れていき、火照ったそこに感じるひんやりとした冷たさが心地よい。

マレク > 「度が過ぎた遊びの味を覚えてしまった者というのは厄介ですが、自身の欲望に関しては寛容になります。財布の紐も、口も、緩くなる」

水差しを渡しながら、男は言葉を続ける。少女の振舞いに変化が見られなかったので、喉を鳴らして笑った。なるほど。徹底している。歳不相応なほど。

「貴女を見つけられたのは幸運でした。薬で蕩かせた熟達の少女娼婦など、そうそう出会えるものではありません。価格交渉も……今回は必要ありませんでしたから」

笑みを深める。そう、所詮、他人の懐が痛むだけだ。かなりの高額だったが、痛めた本人にとっては掠り傷ですらない出費である。

「宜しければ、浴室が使えないかあたってみましょうか?」

荒っぽいやり方で火照りを沈めようとする少女を見つめ、眉を片方上げて嬌声が止まぬ屋敷を振り返った。

エンジェル > 「えんじぇるはえっちすきだよ?」

無垢な少女故に難しい話はわからない。
そう言うスタンスを見せている限り面倒事に巻き込まれることもない。
それを身を以て知っている少女はにこにこと愛らしい笑顔を振りまき続ける。
まあそれでもピロートークで聞きたくもないヤバい話を聞かされたりすることもあるのだが。

「にへへ、ごしめーありがとーございます♥」

水差しを手に持ったまま可愛らしい仕草でぺこりと頭を下げて見せる。
キメセクパーティなんて呼ばれたくなかったわ、クソ野郎、なんてのは内心の話。

「えーっと、おふろはー……いいかなぁ。」

浴室は洗い流さえるからとひどいことになっていることは知っている。
というか、1時間ほど前にひどい状況に一枚噛まされたし。
あそこよりここのほうがよっぽどマシだと、少し引きつった笑顔を見せながら長過ぎるほどに長い金糸のような金髪を水差しの中に少しずつ垂らし、精液でガビついた部分を丁寧に解す。

マレク > 「礼を言うのは私の方です。貴女の仕事ぶりには頭が下がる想いですよ。正直に言って、尊敬しています。とても真似できるとは思えない」

あどけない仕草で頭を下げる少女を見下ろした男もまた、目を閉じて軽く頭を垂れる。これは本心だった。恐らく自分は彼女の2倍以上年を取っている筈だが、未だ偽りの己を演じる時に苦労することがある。

「そうですか。まあ、湯浴の最中に始まってしまうと……大変ですからね。特に、その美しい髪が台無しになっては……損失です」

綺麗さっぱり清められるからこその蛮行、というか口に出すのが憚られる行為については、男も見聞きしていた。少女の笑みが引きつるのを見れば肩を揺らして笑い、最上の絹布の如き金髪の束を見つめる。

エンジェル > 「えんじぇるはー、きもちーことしてるだけだもん♪」

そりゃいい年した男がすけべ親父の前で股開くのはどーよ?
まあ、そういう趣味の奴もいるのは知っているが。
あどけない笑顔を浮かべつつ内心ツッコミを入れる。
さすがに客は皆幼女趣味な奴らばかりだ、男色に関してはちゃんとした知識も持っていない。

「じまんのかみだもーん♥」

毎日丁寧に手入れをしている髪を褒められると心底嬉しそうにはにかんで見せる。
本当なら香油が欲しいところだが今は仕方がない。
とりあえず汚れがひどい部分を水で丁寧に洗い清める。
そうして一時の休息を楽しんでいると遠く屋敷の中から少女の名を呼ぶ声が聞こえる。

「あ、よんでる。」

やれやれ平和な時間も終わりかと、内心ため息を吐きながら立ち上がり、長い金髪を簡単に纏める。

「おみずありがとーございました♥」

そして、休憩場所を提供してくれた男へと元気よく頭を下げ、屋敷の中へと小走りに向かう。

「いまいくよー、ぱぱー♥」

そして、男が屋敷の中へと戻れば、媚薬漬けにされた少女が何人もの男に組み敷かれ、その幼い孔を掘り返されている光景に遭遇することだろう。
だらしないトロ顔を晒し、よだれと涙で顔をくしゃくしゃにした少女は終わりのない快楽地獄に理性を溶かされ絶頂を繰り返す。
それでもいたいけな幼女であり続けるあたり、見た目にそぐわぬプロ根性が染み付いているのだろう。
そして、主は男に良い娘をありがとう、また指名させてもらうよ、などと告げ、ご満悦の様子。
つまり……少女の受難はまだまだ続くと言うこと。
少女を地獄に招待した男が果たしてどう思うか……それは今の少女にはもうどうでもいいことだった。

マレク > 真似できない、がどう解釈されているかもしらず、男は笑顔と共に頷く。その後、屋敷から少女を呼ぶ男の声が上がった。休憩の終わりを告げる声が。

「いいえ、とんでもない。それでは、引き続きお願いします」

そう言った男の声が少女に届くことはないだろう。どろどろの輪姦の中でも尚煌めく金色の髪を一瞥し、主催者にお世辞など言った後、使われなかったベンチに腰を下ろした。夜はまだまだ終わらない。そして夜が明けた後も、少女が役を解かれる保証はないのだった。

ご案内:「王都マグメール 富裕地区/退廃的な貴族の屋敷」からエンジェルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区/退廃的な貴族の屋敷」からマレクさんが去りました。