2020/01/20 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区 路上」にフォンさんが現れました。
■フォン > (富裕地区の道端で敷物を敷いて宝飾品の細工物を広げ、商売をしている飄々とした顔つきの男)
「年が明けてから少しは生活も落ち着いた頃だろう。
そういった時にこそ懐が弛むもんだろうし、ちょいとは稼がないとな」
(男自作の細工物を路上に広げ、見る目がある人間が多いだろう富裕層の者たちに見てもらおうと露店を構えている男。
もしかしたら治安のために衛兵から露店を撤去しろと言われる可能性も多々あるが、路銀を稼ぐ為に多少のリスクは負う男)
■フォン > (寒風が吹きぬける中でも数人の人が男の露店に興味を持って立ち止まってくれるのに対して接客をしていく男)
「そんなにお高い素材は使っちゃいませんよ。
その分、細工には細心の注意を払っていい物に仕立ててますからお支払いしてもらった金額より
初見の方々にはそうとう高く感じられる代物にはなってますよ」
(正直値付けはそれほど高い設定にはしておらず、富裕地区の者たちにとっては正に小遣い銭といった感じで
デザイン性に興味を持ってもらい、幾つかの作品はお客の手に渡っていって)
「通り過ぎる人8割…立ち止まってくれる人2割……その2割の中から買ってくれる人が半分……
悪くない確率だな……『安物を売りつけるなんて…』って見下してくる人もいたが、悪くない客筋だな」
(少なくても2週間ほどの宿代プラス飯代は確保できた男は衛兵に追い払われない限りは
しばらくこの辺りで店を展開しようと思案をしてみせていて)
■フォン > (見下す者多数の中、ある程度の利益を得て、通りを歩く人数が目に見えて減った辺りで
男は路上に広げていた細工品を背嚢へと収めていって)
「まぁ、これでしばらくは暮らせるか……さすがに毎日毎日売りさばいていたら通報案件だしな。
こっちも作品を作成する期間が必要だし、数週に一度くらいにここら辺で商売させてもらおうかな」
(荷物を詰めた背嚢を背負いながら独り言を口から洩らしていけば、男は分不相応な富裕地区を後にしていった)
ご案内:「王都マグメール 富裕地区 路上」からフォンさんが去りました。