2018/09/17 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2」にニアさんが現れました。
チューベローズ > 「さて、どこに行きましょうか。」

小さく呟きを漏らしながら富裕地区の分かれ道で一度足を止め、周囲をのんびりと見渡した。

ニア > 今日の仕事は富裕地区に住まう貴族から脱税の証拠が書かれた書類を盗み出すこと。
何とか無事に、顔を見られることもなく書類を手に入れた盗賊は
いつものようにマフラーで口元を隠しながら帰路へと付いていた。
辺りを賑やかな貴族や王族が楽しそうに過ごしている姿を見るだけで
とても腹が立つ。
しかし、今日の仕事は無事終わったことだ。
面倒ごとに自ら飛び込むのは馬鹿のやること。

自分にそう言い聞かせながら分かれ道を抜ける。
そこに立ち周囲を見渡すゴシック衣装に身を包む少女の姿。

もちろん、彼女はそれを構わずスルーしようと横を通り過ぎる…

チューベローズ > どちらに進むかぼんやりと考えていた少女。
此方へと足を進めてくる気配が一つ。
相手が見るのはひとりで歩く世間も知らなそうな少女。

月を思わせる銀色の瞳が相手の姿を映す。

「? あら… 今噂の盗賊さんかしら…」

通り過ぎた相手の耳に届いてしまうような独り言。
マフラーで口元は隠れていたが、その顔の半分を見てしまう。

ニア > 通り過ぎる一瞬
何もかも見透かすような銀色の瞳と目が合った。
その直後、少女が発した独り言に彼女は咄嗟に振り向いてしまったのだ。

「……っ!?」

突然の出来事に彼女はアワアワと身体を揺らし
頬には嫌な汗が伝う。
落ち着け。
目の前の少女は無垢であり、こんな自分のことを追う連中とは全く関係ない。今は少女に構っている場合じゃないだろう。
この場から一刻も早く離れなければならない。
それなのに、どうしてか、彼女の脚は動くことがなかった。

チューベローズ > 自身の言葉によって足を止める相手。
振り返る相手に少女も振り返る。

焦りを隠せない相手を見れば、どこか楽しそうに笑みを浮かべ、ポク、ポクと靴音が響かせながら歩み寄る。
身長差により自然と見上げる形に。

「あら、どうしました? 盗賊さん?」

つぶらな大きな瞳が相手をまっすぐに見つめる。
相手が手を伸ばし首に手を掛ければ容易く折れそうなほどに細い首。
どこか悪戯っぽい笑みを浮かべた少女は何処からともなく少女の甘い香りの移った淡いピンク色のハンカチを取り出し、
小さな手で持ち相手の顔に浮かぶ汗を拭おうと近づけていく。

ニア > 指名手配のお尋ね者と言えど、素顔の写った写真が公開されているわけでもない。
手配書に張られているのはどれも顔を隠したものばかり
軍や国の討伐隊に所属していない一般人には彼女の情報なんて殆ど与えられていないのだ。

あどけない表情を浮かべこちらに歩み寄る少女を見つめ、彼女の警戒心は一気に強まる。
焦りや緊張で体は全く動かず、後ずさりするのがやっとだった。

少女に乱暴な真似はしたくない。
ここは意地でも逃げなければ…
目の前の少女から、何か良からぬ力を感じる。
しかし、少女の次の行動に反応することはできず、妙に甘ったるい香りを漂わせるハンカチは彼女の頬へと…

チューベローズ > 警戒しながらも懸命に思考をする相手を楽しそうに見つめる。
なんとなく呟いた言葉が正解であったようで満足げに微笑み。

「あらあら、手配書よりも美人さんですね。
ふふ。それにとっても素直で正直な方なのですね。」

ころころと楽し気に笑いながら少女は相手の頬や額に浮かぶ汗にハンカチを軽く当て拭っていく。
少女から香る甘い匂いは相手を甘く誘惑する催淫の香りが夜風に乗り相手の鼻を擽っていく。

「あ… ごめんなさい?怖がらせてしまったかしら…。
あなたの懸賞金には興味がないので…安心して頂けるといいのですが。
もし、しばらく身を隠す所が必要でしたら用意することも出来ますわよ?」
焦り警戒する相手とは対照的に少女の言葉は甘く穏やかな物。
そして、最後の言葉は無邪気な悪戯っぽさを孕み楽し気に微笑んでいる。

ニア > 「……なにを言って…、貴方…、人間じゃ…っ」

楽しそうに笑顔を振りまく少女
そして、少女の持ったハンカチから漂う香りによって
彼女の思考は搔き乱されていく。
呼吸が徐々に浅いものへと変わり、立っているのもやっとなくらい
ビリビリとした刺激が鼻から体へと拡がっていった。

…やがて、腰は抜け、少女に凭れかかるように倒れこみ
少女の姿を睨みつけた。

既に二人は注目の的のように、周りには人々が集まっており
中には「あの赤髪…お尋ね者の盗賊じゃないか?」なんて話する者もいた。
直に、王家に使える騎士や兵なども集まってくるだろうか…
このままではここで捕まり、間違いなく首を取られかねない。
焦りと恐怖から少女の耳元で呟く。

「私を、連れてって…」

チューベローズ > 人間じゃないと言われそうになればハンカチを相手の口元に添え、言葉を遮り相手の瞳を見つめる。

徐々に浅くなる相手の呼吸。
もたれ掛る様に身を寄せてくる相手の体を小さな体が抱きとめる。

人が集まり始め、方々で好きな話をしている。
「もう。駄目じゃない。 盗賊に間違われるなんて、私の家の侍従はお買い物もできないのかしら。」

困ったものとため息をつけば、周囲は少女の存在を知っているようで、まぁトウゾクなわけないかと、興味を薄れさせていく。
それは、少女の放つ甘い香りによって誘導もされていて。

最近は良くにら魔荒れる気がするなどと、とりとめのないことを考えながら、少女は足元に 魔法陣を作る。
「それでは、行きましょう。」
そう囁くと魔法陣が赤く光二人の姿を消す。
相手を連れて行く先は少女の屋敷の地下室。
石造りの室内に、少女趣味の白やピンクの家具で彩られているその部屋の中央。

「お茶でも飲みますか? 盗賊さん。」

と、悪戯っぽく囁きながら相手をふかふかのソファーに導いていく。

ニア > 妙に頭がぼーっとする。
ハンカチに何か染み込ませていたのだろうか。
身体は思うように動かず、耳から伝わる周りの声や音もよく聞こえなかった。
ただ感じるのは身体の火照りと少女の魔力。
やはり、少女はただの人間ではないようだ。

少女のおかげもあってか自分の正体がバレずに済んだことにホッと安堵するも
魔法陣によって連れ去られてしまえば、今度は別の不安が頭をよぎる。
これから少女は、自分に何をするのだろうか…

気づくと室内
可愛らしい家具で飾られた屋敷に座り込んでいた。
まだ息も荒いが先程よりは意識がしっかりしていた。

少女に連れられながら誘われるは柔らかい質感のソファの上。
まるで夢でも見ているかのような浮遊感にまともな思考はできず、少女の問いかけにも頷いてしまう。

チューベローズ > 転移の魔法陣を使い自身の屋敷の地下室に戻ってきた少女。
お茶を飲むと頷いた相手に少女は頷くと、一度離れ無防備な背中を晒しながらお茶の準備を始める。

程なくして銀の盆の上にカップや軽いお菓子を乗せ、戻ってくる。
「ふふ。 この場所へのお客様なんて本当に久しぶり…。 歓迎いたしますわ。」
ころころと笑いながら、少女はやや温めに入れた紅茶を相手の前に。

「ふふ。 何を不安に思っていらっしゃるのかしら?」

ふわりとスカートを揺らしながら相手の隣に腰掛ける耳元に口を寄せ甘い吐息で擽りながら囁きかける。

ニア > 一度目の前から姿を消した少女は再び眼前へと現れる。
何やらトレーにお菓子やお茶を乗せており、隣に腰かける少女からは甘い香りが漂っていた。
その香りは先ほどと同じように彼女の身体を桃色へと染めていき、上手く言葉を発することもできぬまま、息は荒々しく口から洩れていく。

「…ッ、ふぅ…はっ…貴方は…一体、っ」

少女のペースに呑まれては駄目だと思いながらも、耳元に吹きかかる少女の吐息はその思考を完全に吹き飛ばした。
そのまま雪崩れるようにソファへと倒れこみ、両肩を抱えながらうっとりとした表情で少女を見つめた。

少女は一体何の目的で自分をこの場所に連れてきたのか。
問いかけても正直に答えてくれそうにはないが…

身の危険は全く感じないが、未だ不安は残り、
吐息零れる声で問う。

「…貴方は、何者…?っ、はぁ…わたしを、どうするつもり…?」

チューベローズ > 息を乱し、上擦る様に何とか言葉を紡ぐ相手を少女は柔らかく見つめ。

「私? 私はチューベローズですわ。」

もしかしたら聞いたことがあるかもしれない。
老齢の伯爵の元に突如現れた娘。愛妾やら、様々な言説が流布されているが、当の家は噂に関して否定も関与もしていない。
また、貴族としては可もなく不可もなく。
どちらかといえば清廉であり悪い噂もない。
そして、相手の言葉に少女は一瞬きょとんとしてからころころと笑う。

「さて、どういたしましょうか…
街で盗賊さんを拾ってみましたが…
どうされるとお思いで?」

少女は愉しそうに笑いながらソファーに倒れ込みうっとりとしながらも怯える相手を見詰めながら、白魚のような手を伸ばし、その目じりを擽る様に指で撫で、荒い吐息を繰り返すその唇をつつっと撫でていく。

お茶会で見た目同世代の子たちと話しの中に出てきた動物を拾ってくるというのはこういう気持ちなのだろうかと。

ニア > 「…チューベローズ……」

聞いたことのない名だ。
ただ、龍人である自身をここまで骨抜きにするその魔力は
人間のそれとは全く違う。
脳に上から何かを上書きされるかのような感覚に、彼女は全く抵抗できず、現在こうしてヘロヘロのまま連れ去られてしまったのだ。

この感覚がどこへ導いているのかはなんとなく分かった。
そこへ行きつけば絶対に逃れることのできない世界に足を踏み入れることもわかっていた。
しかし、本能は理性を知らず。
彼女は知らず知らず、少女から敵意を逸らしていた。

「……わからない、っ…
それは、貴方次第じゃない…っ、ふぅ…」

少女の小さな手が彼女の身体に触れる。
その度に身体はビクつき、声と共に息が漏れる。
瞳を涙で一杯に溜め、何かを強請るように身体を捩らせた。

チューベローズ > どうやら自分の事は知らない様で、少女は小さく頷く。

少女から漂う甘い香り。
瞳に涙をいっぱい貯め、身をよじらす相手。
撫でるたびに揺れる相手の体。

「うふふ。私に委ねてくれるの…?
では、盗賊さんのお名前を教えてくださる?
まずはそれから…。」

外見では相手より明らかに下の少女は甘く囁きかける。
お願いの体を取りながらも、凛と響く甘い声。
赤い髪の毛を柔らかく梳く様に撫で顎の下に手をすべり込ませると少し身を起こす様に促し、ぷっくりとした柔らかい唇を相手の目じりに落とし、ちゅっとキスを落し、たまった涙を甘く吸い上げる。

何処までも甘いその言葉と行為。
それは相手の理性を溶かし本能を揺り動かしていくようで。

ニア > 「……っ、はぁ…
ニア…それが、私の名前…ッん」

普段なら素性も知れぬ相手に自分の名を告げることなんてしない。
それも、こんな少女なんかに…
自分の意志とは裏腹に身体は反応し、すっかり蕩けてしまった表情は物欲しそうに少女と向けられる。

身体の芯から熱を感じ、少女のささやきにすら身を大きく震わせる。
そして落とされた甘い口づけに、頬から涙は零れ堕ち…
理性は崩れた。

「あっ…ふっ、ぅ…
……私、もうっ…我慢が……ッ」

熱い
身体が熱く、自身の敏感な箇所が疼くのを感じる。
胸も局部も少女の手によって甘く激しく犯されたい。
恥を捨て、警戒心なんてとうに消えた瞳で、何度も何度も告げた。

チューベローズ > 「ニア。」
相手の目の前、目じりにキスを落してから少女はその唇を動かし、相手の名前を甘く囁く。

「ニア…
可愛いニア…」

赤い舌が目じりから頬へと滑り、零れた涙の雫を舐める。
口元を隠すマスクを首に巻かれたマフラーを脱がし、触れ合う唇と唇。
甘く吸いながら小さな手がタンクトップの上を滑り胸を撫で、下肢へと滑り落ちていく。

小さな手はショートパンツの中へとするりと滑りこみ服の上から陰部へと触れ、細い指が上下に動き入口を愛撫し始める。
そして、小さな体を押し付け、少女は相手を押倒していく。
長い銀色の髪はカーテンの様にぱさりと落ち、二人だけの世界のように錯覚させる。

ニア > 「…んんッ、ひゃっ……チューベローズ……ッ」

甘い声で名を呼ばれる。
それだけでくすぐったそうに身をくねらせ、彼女は声を上げた。
こちらも名を呼び、全てを受け入れるかのように、全身の力を抜く。

「ふぁ、っ…やぁ、んんッ……!
可愛くなんて…っ、ない…んぁ、あッ」

今まで顔を隠していたマフラーも取られ
やがて交わる唇。
ゾクゾクと甘美な感覚が全身に広がり、身体をビクビクと震わせながら
甘く淫らな鳴き声を晒していく。
彼女の育ち切っていない未熟な胸の先端は固く尖り
タンクトップを押し上げるように存在を主張した。

そして、胸を弄っていた彼女の手が徐々に下へと降りれば
そこは既に蜜で解れ、下着には大きなシミを作っていた。
羞恥の余りに顔を真っ赤に染め、膣内からは透明な液体がトロトロと溢れ、愛撫する少女の指を濡らしていくことだろう。

チューベローズ > 名前を囁かれることも心地よい。
そして名前を囁く度に相手の体から力が抜けていく。

「ふふ。ニア…
可愛いと思わないのに、こんなことはしませんわ…。」

少女はコロコロと笑えば重なる唇を少女の甘い吐息が擽る。
タンクトップを押し上げる胸の先端をつまむとクリっと転がし、手のひらで撫でていく。

その手は滑り、トロトロの蜜をあふれさせる秘所に少女の指が滑りこみ、くちゅくちゅと音を立てながらかき回し始める。

「ふふ。ニアとっても気持ちいいかしら?」

キスの合間甘く囁き、少女は相手の唇を啄み小さな舌で舐り、ゆっくりと口の中へ。
唾液を絡ませあう様に舌を絡ませキスを深くしていく。
もう片方の手はタンクトップの裾から滑りこみ直に存在を主張する先端を指で転がし始める。
「んっ…ちゅ… ねぇ 私の可愛いニア…一つになりましょう? もっと深く、もっと、もっと─。」
周知に真っ赤に染まる相手の顔を少し顔を離しながら上から幼さの中に妖艶な笑みを浮かべ見下ろす少女は甘く歌う様に囁きかける。

ニア > 【継続予定】
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2」からニアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2」からチューベローズさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区 整体院カイロ」にハレスさんが現れました。
ハレス > 富裕地区と言っても平民地区に近く、いくつか店舗の並ぶ大通りにその整体院はあった。
ゴッドハンドなんて呼ばれる元騎士の男が一人で切り盛りする名の知れた店。
ましてこんな場所に店を構えているのだから、日中は暇を持て余した富裕地区のマダムの予約で埋まっていたりするのだ。
そんな忙しい昼間の時間帯を過ぎ、夕刻に近づけば最後の予約客がとてもすっきりした顔で店を後にする。

「ふぅ~、今日の波は終わったか」

客を見送った店主兼施術師の逞しき男は、使い込んだ身体を軽く動かしストレッチしつつ、日の落ちた外へ出る。
置いてあるジョウロに水を溜めれば、日中は客たちに付きっ切りだったために放置気味だった店先の花壇へと水をやり始めた。
逞しい男が花に水をやるというなんともシュールな光景だが、男にとってはこれも日常。
この後は飛び入りの客でもくれば施術を行うし、そうでなければ看板を片付けて早めに店仕舞いでもするかというところだ。

ご案内:「王都マグメール 富裕地区 整体院カイロ」からハレスさんが去りました。