2018/03/20 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2」にチュチュさんが現れました。
■チュチュ > 煌びやかな装いの建物が並ぶ富裕地区。
徐々に春の兆しを感じさせる気候に、外に出る気力も戻ったか
ひと頃より賑わいを増したように感じられる。
地位と、名誉と、資産。それらを持ち合わせた者の行き来する区域はけれど―――否、寧ろだから、だろうか。
富める者はその持ち合わせた物を使い……より自らの欲望に忠実となる。
その通りは通称"色欲通り"と呼ばれる。
そこに、禁忌は存在しない。ありとあらゆる色欲を満たすための場所であり、たとえそれが非合法な行いであったとしても、揉み消せることが容易なのは、そこに立ち入ることが許された者の特権。
煉瓦造りの大きな建物、その窓は厚い布地で中の様子は窺い知れぬが、僅かに零れる光から、中では何かが行われていることが察せられる。
その建物の裏手に、ちょこん、と座り込んだ幼い姿が一つ、あった。
到底この区域に立ち入ることなどできないだろう、相応しくない存在。紛れ込んできたのか、それとも……?
兎も角その白い「幼女」は膝を抱えぼんやりと雲に覆われどんよりとした夜空を見上げて
「いい、なぁ……みぃんな、気持ちよさそう……」
小さく呟く。幼女はそれを「感じ取って」いた。
この建物の中で繰り広げられるのはまるで「サバト」の如く。
幼い、小さな幼女達と、それを貪り尽くさんとする者たちが集い、狂乱の宴を繰り広げていた。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2」にフォーコさんが現れました。
■フォーコ > 風呂で温まり、火照った体で家路に着く途中。
何時通っても如何わしいことが行われていることで有名な通りを歩く。
私も何度か参加したことがあるが、どちらかと言うと乱交を行う場所なので
あまり楽しめなかった。
個人的にはやはり二人きりが…などと思い出していると建物の裏側に少女が一人で座っていた。
おせっかいな私は彼女の目の前まで近づき、しゃがんでから声をかける。
「どうした? ここは一人で来ると危ないぞ。
それとも中に興味があるのか?」
半分冗談だが、少女は建物の中に視線を向けている様子だったので問いかけてしまった。
■チュチュ > 妖しくも賑わう表と裏腹、建物の裏手はほぼ人の通りなどないはずであった。
だからこそ、幼女が一人そこに座っていても平気であったのだが。
ふと、近づく足音。それに気づいていないのか、それとも気を向けないだけか、幼女は顔を向けることもなかった。
その足音の主がすぐ間近に迫り、しゃがみ、声をかけて漸く、たった今それに気付いたかのように顔を向けて。
「こん、ばんは……?危ない?ううん、危なくても、いいの。
中に……?ん……」
親切心から告げたであろう幼い身を案じる言葉に、首をフルフルと横に振り。続けての問いかけに、きゅっと唇を噤み少し思案した様子で。
「気持ちいい事、好きなの。みぃんな、狂って壊れちゃってる。いいなあって、チュチュ、思って。チュチュもそうなりたいなぁ、って」
耳を疑うような言葉を、平然と。少し頭のねじが緩んでいるのかもしれない。そう告げて幼女は、白い瞳を問いかけの主に返した。
■フォーコ > 彼女は人から声をかけられるとは思っていなかったようだ。
少し間をたってからこちらに気付いた。
そして、かなり興味深いことを口にする。
なるほど、その手のタイプの子か。
常人なら咎めて説教の一つでもくれてやるかもしれないが、私は爛れた女だ。
私は声をかけた時とは別の理由で彼女に手を差し出すことにした。
「それなら私と二人で気持ちいいことをしないか?
君みたいな可愛い子と会えて幸運だな。
あそこは人目があるし、良かったら私の取っている宿で二人きりで楽しもうではないか。」
彼女が私の手を取れば、そのまま二人で近くの宿へと向かうことだろう。
■チュチュ > 幼女は、特に誰かを待っているわけではなかった。
この場の発する「快」に、引き寄せられた。
故に、語り掛けられることも意識はしておらず、そして語り掛けられたとして、それが幼女の望む「快」の気配を滲ませていなければ、すぐに姿を消してしまったかもしれない。
「おねえちゃん……チュチュのこと、気持ちよく……してくれる?この中の子たちみたいに、チュチュのこと、狂わせて、壊してくれる……?おねえちゃんが、チュチュのことそうしてくれるなら……チュチュ、一緒に行く……」
差し出された手に手を添えながら、けれど幼女はすぐに立ち上がらなかった。コクリ、と首を傾げ、追い打ちをかけるかのように―――決意を抱かせるかのように、更なる問いかけを向けて。もし、決意を抱きそれに応じるならば、幼女は立ち上がり共に消えていくだろう。
■フォーコ > 「ああ、いいとも。
部屋に着いてから君のしたいことを言ってくれ。
私も君に負けず劣らずの変態だからな。
たいていのことなら付き合えると思うぞ。
それに宿にはそういう部屋もあるからな。
最初からそちらに連れて行こう。」
幼女の問いかけに私は笑みを浮かべる。
思ったよりも振り切った相手の様だ。
これは私も頑張らせてもらうとしよう。
私は幼女の小さな手を掴み、己が所有している宿へと向かう。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2」からフォーコさんが去りました。
■チュチュ > 「うん、じゃあ、お話する。チュチュのしたいこと、おねえちゃんに、お話する……」
意を得たり、と返事を向ける相手にそのまま手を引かれ立ち上がり、頭一つ以上もある歪なカップルは、彼女の宿へと赴いた。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2」からチュチュさんが去りました。