2016/11/29 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2」にフォークさんが現れました。
フォーク > フォーク・ルースは富裕地区にあるお洒落なカフェにやってきていた。
テラス席に座り、熱いコーヒーを啜る。このコーヒーはなんと一杯が50ゴルドもする。
庶民一日の生活費が200ゴルドなのだから、かなりの高級品だ。

「ま、たまには俺だってな!」

違いの分かる男を気取ったってよいではないか。
こういうたまの贅沢をすることで心に余裕が生まれて、人生をエンジョイできるというものだ。

(ただ……最初の一口で舌をやけどして、味が全っ然わかんねえんだよな)

そんなことをおくびにも出さずにコーヒーを啜れる。
男も心にも随分と余裕が生まれたものである。ただしエンジョイしているわけではない!

フォーク > コーヒーだけで暇を潰すのは結構大変だった。
しょうがないのでケーキも注文した。男の並べた指三本ほどのサイズのケーキが、やはりコーヒーと同じ値段がする。

「味は悪くない……っつーか美味い」

使っている小麦・砂糖の質が違うのか。はたまた菓子職人の腕が抜群なのか。
甘すぎず、かといって物足りないわけでもない。絶妙な味わいを醸しだしていた。
それに生クリームがやけどした舌に優しい。泡のようなクリームがふわっと患部を包みこんでくれる。

ご案内:「王都マグメール 富裕地区2」にアニマさんが現れました。