2015/12/01 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2」に魔王レヴィアタンさんが現れました。
■魔王レヴィアタン > 陽も落ちてすっかり街が寝静まった頃。
その身を闇に溶かすように通りを彷徨う影が一つ。
「 ―――…上物ってなァ、探すのも難しいねぇ」
不満げに、つまらなそうに呟く。
こうして街を回ろうが、目に付くのは男どもと娼婦と奴隷の姿ばかり。
時間帯も悪いのだが、それはそれとして。
そんな並ならぬ思いを抱えつつ――乾いた靴音を通りに響かせる。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2」にロトさんが現れました。
■ロト > 夜の帳が降り立ち 街が違う意味で別の目覚めが変わった頃
ふわりと何処からか路地に降り立った人影が一つ。
降り立って直にさも歩いていました風に歩き出すのだ。
「さて、急がねばなりません」
男どもと娼婦と奴隷の姿が見えるがそれらには目もくれず
スタスタと靴音があまり鳴らない様に通りを歩く。
が その足音が急に止まったのは 強い魔力を持つ存在を捉えたかららしい。
「……位の高い魔族がいらっしゃるのでしょうか。」
そうっと建物の蔭から魔王レヴィアタンを覗き込む少女。
■魔王レヴィアタン > 他に人影も見えないからといって、若干油断していた節はあったかもしれない。
魔力を気取った少女が覗き込むならば、露出の高い女の姿が見える筈。
「……暇、ヒマ。まぁどうにかならんもんかな」
「―――ね、そう思わないかい。お嬢ちゃん」
ため息混じりにそんなことを呟く魔王。
背を向けたまま、飄々とした声で呼びかけた。肩越しに視線を投げる。
■ロト > ろ、露出が高いのです。-覗き込んでそう思った少女。
位は高そう、しかも強大にしか見えそうにない、敵わないと本能が囁く。
覗き込んで暫し 出る機会を逃していたが、徐に
此方に向けてとしか考えられない問いかけに 意を決して
建物の蔭から 出て来た少女。…手持ちはない、ほぼ丸腰だ。
「暇を暇でなくすには それを満たせる何かを見つけるか
若しくは 自ら忙しくしてしまうか もしくは 寝て過すか、です」
何か違うかもしれないが、そんな事を口にしてから、
彼女の前に立つことが許されるのなら 深々とお辞儀をするのです。
■魔王レヴィアタン > 出てきた少女――丸腰という様相に、ひく、と片眉が持ち上がる。
特別、強大な雰囲気を醸し出していたわけでもないが――
「満たせる何か、ねぇ。それを今探していたんだが―――」
無駄足だったようだ、と笑いながら呟く。
しかし。その漆黒の瞳を、お辞儀する彼女へと向けるならば。
「……それとも。補ってくれると言うなら、アタシは歓迎なんだがね」
「楽にして良いよ。堅苦しいのは苦手なんだ」
■ロト > 丸腰と言うか 何も持って居なくても問題ないと言う
傍から見て 一般人―角生えているが、な少女でしかない。
雰囲気と振る舞いに飲まれてしまった感が高いのか、お辞儀をした後は 従者の様に立ち振る舞いを。
「満たせる何かは 今宵は見つからないようですね?
では、わたくしが 一時の暇を潰せる様にお付き合いを致しまする。
…地なのですが、この態度は。」
何も無理矢理ではない これが少女の素の性格と言動。
初対面に近いので分らないのも無理は無い。こちらも彼女が魔王とかは知らない、面識は無い。
面識ある魔王はハスターとアスタルテ、アスモデウス位。
■魔王レヴィアタン > 立ち振る舞いに従者らしさを感じれば、思わず笑み零した。
角生えている時点で同族なのは把握したものの――
「……有難い。また部下で暇を潰さにゃならんところだった」
「地か。なら仕方ないなぁ」
幾ら何でも、地を矯正させるなんて野暮なことはしない。
何分海の上でしか活動しないので、面識が無いのも無理からぬことだが。
「……さて、折角会えたことだし、名を聞こうじゃないか」
「アタシはレヴィア。ま、好きに呼んでくれたって良いよ」
■ロト > 実際 魔王に仕えている小物です的な態度を取れば 従者な態度になると言うか。
角は生えているが 実際は魔族ではなく鬼…いや鬼も魔族に該当するのか分らない。
「部下の方がそれはそれで大変な事に為ります…いえ、何でもないです」
「有難う御座います 長年このような態度なので これを直すには…諦めました」
諦めたのか、領土持ちの爵位は…返上したのでただの領土持ちな鬼娘、
酒を造って主に魔族の国にしか卸さないので こう海の上でしか活動しない彼女と逢うのは並大抵のことではありえない。
今こうして出逢えたのは 奇跡か何かかも知れない。
「レヴィ…ま、魔王…? あ、私は ロトです。
東の果てで酒造をしております、鬼の娘ですっ!」
名前を聞いて 土下座しそうになったが 踏み止まってみた。
一応 酒造して居る事も名乗って置こうと口を開き。
■魔王レヴィアタン > 従者な態度を取っているとはいえ、こうして見ると小物とは考えにくい。
鬼もまぁ魔族だろう、という雑な認識。魔王らしからぬ。
「そんな邪険にする心算はないさね。一晩付き合ってもらうだけだよ」
割合、いつものことである。つまりは部下も慣れきっていて今更断るでもない。
最近は海の上から、単独で陸をうろついたりもするのだが――それはそれとして。
「………ロト?あぁ、どこかで聞いたことはあるな……」
「ま、いいや。これからよろしく」
■ロト > 存在も小物 ただし魔力だけなら魔王クラスに匹敵する…それも今は隠蔽気味に抑えている。
街中では あの忌々しい加護があるので抑えられてしまって な具合。
「一晩… それは どの様な…」
どんなことをどこでやるのでしょうか。妄想が過ぎったが
直に忘れようと頭を左右に振って忘れようと忘れようと…
余計に 邪な妄想が膨らんで悪化したーその結果は 紅くなった娘の出来上がり。
「さ、さようですかあ、よ、宜しくお願いしますっ」
色々といっぱいいっぱいになってきた。