2023/03/29 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にアリエッタさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にクェンさんが現れました。
■アリエッタ > 貴族の邸宅に馬車が入る。
扉を閉じれば正門に馬車を止めて馬車から降りて。
「着いたよクェンちゃん、遠慮しないでね」
屋敷の扉を開けてクェンの手を引く。
すぐにメイドが駆けつけてアリエッタの靴を脱がせ、クェンの方を見るが裸であっても驚くことも無くむしろニコリとほほ笑んで手を振る。
「ここの子はみんな女の子大好きだからみんなクェンちゃんのこと気に入ってくれると思うよ、じゃあまずは……メイドとして働いてもらうんだけど」
しばし考えて。
「そもそもメイド服……いる?」
どうも裸でいる部族の子にメイド服はいるのだろうか。
流石に初めてのケースでどうしようかと思い確認を取ってみようと。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にメイラ・ダンタリオさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からメイラ・ダンタリオさんが去りました。
■クェン > 「あ、どうもどうも……」
伝聞で聞いていただけの貴族の邸宅。
やはり村とは全然違う。
そして思いの外驚かれない事を逆に訝しみながらも、裸で股間だけを手で隠しながらメイドたちに向けてペコペコと頭を下げて。
「あはは……。仲良くしてもらえると、嬉しいです」
ともあれ友好的に接してくれるというのならありがたい。
こちらも無用な諍いを起こす気などないので、精一杯愛想良く微笑むが。
「あー……。服、ですね。それはですねぇ……」
アリエッタに加えメイドのお姉さんがたに囲まれながら、裸で事情を説明する事になった。
「巫女の試練の間、服は基本的に着られないので……。ええと、一応自分で作った……、ペニスケースだけは身に着けないといけなくて……。あと装身具も認められてますけど、基本的にペニスケースだけで裸ですね……」
自分だけ裸で、そういった裸族の巫女見習いの事情を説明するのはいろいろな意味で恥ずかしかった。
皆が友好的なのだけが幸いである。
■アリエッタ > 「仲良くしてくれるよ、みんな仲良しが家のメイドたちだから、そうそう、クェンちゃんと一緒でついてる子もいるからね」
メイドが裸のクェンにぬるま湯の入った桶を持ってきて布で体全体を洗ってくれる。
裸で土埃の付いた体を奇麗にして。
「そもそも服がダメか……けど装身具は大丈夫、と」
どうしようかと考える、近くにいたメイドたちも一緒に考える。
そのうちメイドの一人がアリエッタに耳打ちする。
「それならいけるかも!クェンちゃん、これなら大丈夫?」
取り出したのはヘッドドレスとかろうじて股間が隠れる程度の小さなフリル付きエプロン。
そのままヘッドドレスをクェンに着けようと。
■クェン > 「ちょ、ちょっと、待って下さいっ」
裸で街道や茂みにいた汚れを洗い落とされ、メイドさん達の手が触れるのにドキドキしていたが一応試練関連では真面目にならざるをえない。
ヘッドドレスは受け入れたが、残るエプロンは申し訳無さそうに手で制して。
「ごめんなさいそれも服です……。それと装身具も、基本的には儀式とかで身につける貴金属とか宝石とかなので……。この頭のぐらいは良いんですけど、その、基本的にはペニスケースぐらいしか……」
文明人の前で裸でいる理由を説明しないといけないのは本当に恥辱的だ。
親切でやってくれている事を断るのも心苦しいのだが、これも試練なので仕方がなかった。
■アリエッタ > 「これまで服扱いなのー!」
自分の感覚ではこれ1枚で外に出るのは羞恥プレイの類なのだがここまで意識に違いがあるとは思っていなかったのかビックリする。
服と主張された以上しょうがないのでエプロンは別のメイドに渡して。
「うーん、じゃあ皆に紹介しよっか、みんな―集まってー」
屋敷のメイドが集まってくる。
数は5人、上は20代後半から下は10歳まで、玄関に並んでクェンを見つめる。
やはり裸であることはそこまで気にはされていないがクェンのペニスを興味津々で見つめられて。
「はい、今日から新しいメイドとして加わることになるクェンちゃんです、宗教上って言うか部族の掟みたいなので服とか着れない子だけどみんな仲良くね」
一斉に拍手が起きる。
「クェンちゃん、自己紹介お願いね」
■クェン > クェン自身もこのぐらいは許してほしいと思うのだが、今それを言ったところでどうしようもない。
結局全裸にヘッドドレスだけをつけて、かえっていかがわしくなっていないかなどと思いながらもメイド達と対面する。
「えと……、巫女見習いのクェンです。紹介してもらった通り服は着られません。あ、でも私達体は丈夫で寒さとか怪我には全然平気なので、そういう心配は大丈夫です!」
外部の人とこうして挨拶をする機会は中々ないので緊張する。
変な事を言っていないだろうか。
あとは、言っておかなくてはならない事は何かないかと思考を巡らせて。
「そうだ! 王国式の料理なら、ちょっとできます! あとは、今は自分では着られないけど材料があれば服も縫ってました!」
他の特技といえば戦いとか狩りだが、あんまり役に立ちそうにないしアリエッタには既に言ったので今は良いだろう。
ともかく緊張しながらも自己紹介は出来たと思う。
■アリエッタ > 「よくできました」
クェンの頭を撫でる、メイドたちも周りに集まって名前を名乗ってから頬にキスをしたり手をぎったり。
終われば少し真面目な顔をして。
「クェンちゃんここのお約束が2つあるから絶対に覚えといて一つは……私すっごい男嫌いだから屋敷に男を連れ込むの禁止、もう一つは性欲処理は断ってはいけない、勿論クェンちゃんのおちんちんがむらむらした時も私や他の子に言えばしてあげるからね」
クェンの手を引いて屋敷の中に移動し、メイドたちも後を付いてくる、その時急に空腹を覚えて。
「あー帰ってきたばかりでお腹すいちゃった、クェンちゃんメイドとしての初仕事、簡単なのでいいからご飯作って、キッチンはこっちだよ」
キッチンに案内する、貴族としては平均的なキッチンだがそれでも普通の宿屋レベルの規模はあるし扱っている食材も平均レベルよりは上の物ばかり。
「内容はお任せするね、隣のお部屋で待ってるから使い方が分かんないときは他の子に聞いてね」
そう言って隣の部屋に移動する。
■クェン > 「えっ」
性欲処理は断っていけない。
つまりまあ、求められればあれやこれやもしなくてはいけないという事で。
その後に続く言葉は非常に魅力的なのだが、クェンにとっては一つだけ困る事が。
「あのぅ……。その、私そういうのは人にしてあげたことがなくて……。いえそれは別に良いんですけど……」
どう見ても怪しい自分に対して親切にしてくれているのに、こういう事を言わなくてはならないのは非常に心苦しい。
言い淀んでしまうが、かといって黙っている訳にもいかず。
「巫女になるには、処女が絶対条件なので……。そっ、それ以外の事でしたら、何でもしますから、処女だけはどうか見逃して下さいぃ……!」
断ってはいけないというルールでのっけからこれでは即座に追い出されても文句は言えない。
「お料理とかならっ、やれる範囲でがんばりますから! どうかお願いします!」
頭を下げて懇願する。
ちなみに男を連れ込むのは頼まれても相手の目処が立たないし、その気もないので、こちらは全く問題ない。
■アリエッタ > 「いいよ、だから頭を上げて」
巫女というのは処女性を求められるというのはシェンヤン当たりの風説を聞いたことがある。
それに近いものなのだろう、ならばそこは尊重しなければならない。
「みんな聞いての通りよ、クェンちゃんの処女だけは破っちゃダメ!みんな約束は守れるね!」
はい!と声をそろえて言う。
その様子に頷いてからクェンに耳打ち。
「……おちんちんの方は大丈夫?クェンちゃん童貞かな?それとお尻はいいの?そこだけははっきりしとかないとうっかりじゃすまないし、それとご飯はお願いね、割と本気でお腹減ってるから」
■クェン > お尻でというのは知ってはいるもののそういうプレイもある程度の知識で。
裸を見られる以上に恥ずかしい事のように思われ、大いにうろたえた。
「そっ、そうですねっ! 童貞かどうかは……、別に関係ないんですけど、あっ、私はまだ童貞なので、あんまり刺激の強いのは、ちょっと困りますっ」
しどろもどろの説明。
確かに大切な事なのだが恥ずかしいものは恥ずかしい。
そして中々肝心な事には言及出来ずにいて。
「お尻はぁ……、特にどうとかは、聞いていないですね……。あの、そ、そういうの、好きな人がいたり……?」
つまりはお尻でするのはセーフなのだが、当然経験はない。
そしてそういう話が出るという事は、この中にも嗜む誰かがいるのかと思わず皆の顔をじいっと見てしまい。
「と、とりあえずっ! ご飯、がんばって作りますぅ!」
刺激的な話題ですっかり勃起してしまったちんちんを隠しながら、とはいえもう勃起しているのは丸見えだが。
ともかくキッチンに案内してもらう。