2023/03/20 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区 クラブ」にメイラ・ダンタリオさんが現れました。
メイラ・ダンタリオ >
 王都マグメール 富裕地区 目抜き通り横合いの道 クラブの一つ
 週の始まり 午後と夕暮れの合間の時間。

 其処にメイラ・ダンタリオは一人なのか
 周りの若者や貴族の癖にちょい悪な雰囲気を醸し出す者らが、思い思いに過ごす中
 壁に近い席 浅く寝そべれる角度の背もたれに身を預け、足を組んで伸ばす。
 傍のテーブルにはサラミと腸詰のスライス プチミートパティ
 それらを丸い生地の上でソースとチーズで挟んで焼き上げたミートコンボが乗っており
 まだ二切れしか口をつけておらず、大部分が残っている。
 傍にはまだ炭酸が切れていないのか シュワシュワと音を立てている錬金コーラ
 炭酸水を手製にさせたものに黒糖やカラメリゼ 香草や緑柑を堕としこまなければ作れない
 手間のかかった飲み物 それが無駄に泡を消費しているという状態。


        「…、…。」


 当の本人は、寝そべったまま刀の大小を傍に立てかけ、両手を腹部に置き
 貌には週に一度出されている噂話をいろいろと纏めた薄いカタログ状のもので覆っている。
 小さな吐息は、寝ているのか、休息しているだけなのか。
 どちらにしろ激務が続いていたメイラは、久しぶりの休日の一端を、このクラブで無駄に消費していた。
 周りの面子には顔見知りもいれば知らない者もいる。
 だが一様に興味があるわけでもないのにアレにはチョッカイを出すなと先人らが釘を差す。
 

ご案内:「王都マグメール 富裕地区 クラブ」からメイラ・ダンタリオさんが去りました。