2023/02/22 のログ
アルティール > 怪しい。とても怪しい。けど、整った顔立ちとは裏腹に、ふんにゃりと人懐こそうな、猫のような笑顔を浮かべる。
他人との距離感が色々とエラーを起こしているからの、そんな直球なお誘い。
この王都でなら、一服盛るぐらい普通に有り得そうなものではあるが――悪意はない。本当に眼の前の相手に元気になってほしいのだ。……その"元気”の方向性がどうであれ。

「じゃろう? ……わらわも冒険者としての任務を終えた時などには、薬をいっぱい!とキメ込む事が多い。
 その時と似たような雰囲気を、おぬしから感じたのでな!
 ――――くふふ!それでこそじゃっ!」

そう告げ、伸ばされる手に返すのは、彼女よりもほんの少しだけ大きな掌、長い細指。
ふわり……と其処を手に取れば、指を絡める。外気に触れていた其処はほんの少し冷たい。

「おっと、飲み物はその場で用意する。
 ので、良ければおぬしの家に。其処でおぬしに適した薬を提供しようではないかっ!
 ……と、自己紹介がまだじゃったな。わらわはアルティール。冒険者じゃっ!」

ふんす!と、控えめな胸元を張りながら、自己紹介。
そして自分の要望が通ったならば、彼女の家。その帰路に同伴させてもらうつもりまんまんであり……。

メイヤ > 勿論、王都ゆえの怪しいお誘い──からの凌辱など枚挙に暇がない。
だが、雰囲気を読み取るに彼女はまだ信頼できる部類だ。…その裏に見え隠れする下心も敏感に察しているのだが。
とはいえ、それはこの好色な踊り子も望むところである。

少し冷たい、大きさが微かに異なる掌。
指を絡めるように握り合えば、ぴったりと吸い付くように触れ合う。
自己紹介を聞く。胸を張るその姿に微笑み、くすくすと肩が揺れた。

「それなら私の家にご招待ね。アルティール、私はメイヤ。
一応、踊り子だけど。冒険者もやっているから、仲良くしてもらえると嬉しい」

そう柔らかな声で謡い、繋いだ手を引いて己の住処に案内しよう。
肩を並べた少女二人の姿は、たちまち王都の夜闇に消えていく──

メイヤ > 【移動】
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からメイヤさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からアルティールさんが去りました。