2023/01/04 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にヴィルアさんが現れました。
ヴィルア > 「なるほど、そのような効果があったか…。ますます面白い」

富裕地区の…主に貴族向けの魔道具店を見てまわる男
今日は、軽い変装こそしているものの、いつもの供をつけていない
というのも、ここが比較的安全な地区であることと、護衛にも休みを与える必要があったからだ

嬉しいことに自ら護衛を願い出る者も居たが断っておいた
彼ら彼女らも、家族や恋人と新しい年を祝いたい気持ちもあるだろう
それでなくとも偶には何も考えずに酒を飲み、騒ぎ、寝る…といった気楽な日を過ごした方が復帰した時の能率もあがる
ただしこの貴族の男としては、こういった日の方が蔵の奥にあった珍しい商品などが出回ることもあるし

それがきっかけで新たな商売の種が見つかることもある
貴族らしい上等な服は着ているが、今は家紋付きではなく
ただただ、富裕地区を歩く青年として、浮足立つ街を歩いている

ヴィルア > そのままいくつかの魔道具店を巡ってその通りを後にした
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からヴィルアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区 聖堂」にルナリアさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区 聖堂」からルナリアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区 聖堂」にルナリアさんが現れました。
ルナリア > カーン…カーン…カーン…
富裕地区にあるとあるチャペルに鐘の音が響き渡ってゆく。
ここはノーシス教のチャペルであり、本来であれば神聖な場所であるはず…
しかし、爛れた国の爛れた宗教…清廉潔白な場所ばかりではない…。

ステンドグラスが光を取り込む聖堂の祭壇の前へと、純白のドレスを身にまといヴェールをふわりと揺らしながら、白百合のブーケを持った少女は、一人ヴァージンロードを歩み進んでゆく。
祭壇の先に待つのは……人であろうか、魔物であろうか…司祭であろうか、貴族であろうか…
ステンドグラスの光が逆光となって、少女には誰が待っているのかよく見えなかった。
少しうつむき気味に、少女はしずしずとヴァージンロードの上で歩みを進めてゆく。
その両サイドには、観客のような参列客たちの姿が視界に映るがそれが魔法で作り出された幻影なのか、実際の参列客たちなのかもわからない。
わからない事だらけの中でも、少女はヴァージンロードの先で待つ司祭、あるいは花婿の所へと歩んでゆく。

———その身を捧げるために