2022/07/09 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にクレス・ローベルクさんが現れました。
■クレス・ローベルク > 「お、見つけた見つけた」
夕方の富裕地区。表通りからちょっと外れた通りで、彼は目当ての物を見つけた。
それは、冒険者として受けた依頼の目的物。
黒真珠のピアスだった。
道の脇に置かれた荷物の陰に隠れていたので、依頼人は見つけられなかったのだろうか。
誰かに拾われていなくて幸いだったという所だろう。
「さて。引き渡しは明後日だったな。今日は、この辺りでゆっくりするか……」
久々の王都。それも富裕地区だ。
食べ物屋や音楽堂、図書館など、行きたい所は色々ある。
とはいえ、具体的な行く宛はないので、まずはこの辺りをぶらぶらしてみようと。
「この辺りは、あんまり来た事無い通りだな……面白い店とかあると良いんだけど」
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からクレス・ローベルクさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にシアン・ファーガーソンさんが現れました。
■シアン・ファーガーソン > 学院での授業と冒険者を行う傍ら時々に家に帰っては顔を見せる。
今日はまさにそんな日で午後より家族に顔を見せ、現状を報告をしてから下宿をしている宿へと脚を向ける。
富裕地区は他の地区に比べれば治安は良い方だがそれでも危険はあり、一応の注意をしながら魔法の灯りに照らされた道を歩く。
「すっかり遅くなったし……早く帰らないと…」
まさかこんな時間まで話し込むとは思っていなく、明日の依頼に響かないように早く休めればと考え。
ある意味慣れた富裕地区の道を歩いては平民地区へと急いで歩いて。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にラスクさんが現れました。
■ラスク > 富裕地区から平民地区へ続く境目の、入り組んだ脇道の路地のなかに潜んでいた。
こんな夜にその道を通る気配を感じると、
抱えていた紙袋から、林檎を一玉、彼女の足元にころころと転がす。
「……あ、ごめんなさい、お姉さん。 それ、拾ってくれる?」
少し危うい足取りで路地から通りへ出ていって、魔法の灯りのなかに姿をあらわした。
相手がそういう事態に足を止めるような存在かを確かめるように、フードの中から彼女を見つめる。
■シアン・ファーガーソン > 後少しで平民地区に足を踏み入れる、そうすれば下宿まで後少しかと考えれば足取りはゆっくりとなっていき。
むしろ平民地区では早く歩いているほどに人目を集めるのは経験済。
もうちょっとで今日はゆっくりと休めると考え口元が緩んだ時、わき道から何か転がってくるのが見えて。
「……え、これ……?」
そして聞こえた声に慌てて足を止めて声の方向へと視線を向けると出てくる人影。
そして転がってきたものに目を向ければ一個の林檎。
丁度手を伸ばせば拾える位置だったので数歩足を進めて身を屈めては拾い上げ。
「落とすと…勿体ないよ」
そう言ってはフード姿の人影へと差しだして。
■ラスク > 弱々しそうな不安そうな足取り。
見た目から貴族でないのは明らかで、買い物帰りに迷い込んでしまったような姿。
丁寧に腰を折り拾い上げる様に、考えるようなそぶりをみせたあと、両手を差し出して林檎を受け取った。
「……ありがと。 お姉さん は 優しいんだね」
口元を緩めてそれを受け取ると安心したように微笑む。
「このあたりの人?
僕、その、弓を持った銅像の……水のでない噴水の近くに住んでて」
平民地区の、貧民地区に近い場所のランドマークを口にした。
行き方がわからない……ということを口にしてみる。
拾ってくれた相手の善意に、更に甘えるような物言いをした。
■シアン・ファーガーソン > 平民地区と富裕地区の間だからか、人影の姿にはあまり違和感は覚えず。
足取りが不安定に見えるがそこはあまりに気にはせず、考えるような素振りの後に差し出した林檎を受け取ってくれれば小さく笑みを見せ。
「…気にしないで。このぐらい…優しいに入らないよ」
優しいと言われ、このぐらいはと首を振り。
しかし良く考えれば、この街なら無視か持って逃げるはありそうだと考えてしまって。
「一応は……そう。
……あそこの近く?もしかして……迷った?」
少年が口にした場所には心当たりはあり、この場所から少し離れてはいるが平民地区と貧民地区の境目なので比較的安全ではあるという場所。
そこへの行き方が分からないと聞くと、案内は出来るが帰るのが遅くなると考え。
しかし放っても置けず、案内してあげるとついお節介になってしまう。
■ラスク > 「……かも。 あんまり、見覚えなくって。
さっき、変な目で見られたり、恐い顔した男の人に追い回されたりもしたし。
あんまり僕みたいなのが来ちゃいけない場所なのかな、ここ」
少し不安そうに周囲を伺ってみせた。
ずいぶんお人好しな人だな、と考えている。
まさか自分の面を割ってるような自警団か何かだとは思えない。
「お姉さん、あの噴水知ってるの?
行く先が同じ方向なら……近くまで連れて行ってくれないかな?
その、途中まででいいから……」
おせっかいを焼いてくれる、らしい。
そこで罪悪感を覚えないのがこの少年だが、つとめて弱者らしく振る舞う。
■シアン・ファーガーソン > 「多分……捕まえて売ろうとしたんだと思うよ…?
キミみたいな子…お金にしようって人…多いし。
そんな事ないけど……気を付けないとね」
追い回されたと聞けば奴隷商人か少年趣味の変態に追われたのかもと口にし。
よく無事だったねと小さく笑って告げ、一応周りを見るも人影はなく。
これが大の大人などでは警戒もするが自分よりも年下なら警戒も薄くて。
「知ってるよ…一応目印だし。
少しそれるけど……いいよ、送ってあげる」
追われていたと聞けば同じことがあってもかわいそうと思う程度には善人。
途中までという少年に送ると告げれば手を差し出し、握られれば案内をするために歩き出して。
■ラスク > 「……お金くれるなら、すこしくらいならひどいことされてもいい。
でも売られちゃったら、家族のところに帰れなくなっちゃうかな」
林檎を紙袋にしまうと、朗らかな笑みをつくってみせた。
「ありがと、お姉さん。
やっぱり優しいよ。お姉さんは僕を捕まえて売ろうとしたりしないもの。
……お礼は、綺麗な林檎のほうでいいかな?落としてないのがあるんだ」
彼女の手を握り返す。
そして、無害な子供のように、後ろについていった。薄ら笑みを口元に貼り付けて。
■シアン・ファーガーソン > 「お金に乗ると……危ないよ。
帰りたいなら……のっちゃ駄目」
朗らかな笑みを浮かべる少年にそれは危険と小さくいって首を振り。
「私は……そんな趣味もないし…お金に困ってない…から。
お礼なんて…気にしないのに……」
綺麗な林檎と言われ、落ちたのでもいいのだがそれは言わず。
手を握り返されるとこっちと先導を始め、後ろで薄ら笑いを浮かべているなど思わずに
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からラスクさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からシアン・ファーガーソンさんが去りました。