2022/02/20 のログ
■メイラ・ダンタリオ > 山脈や木造旅館とは違い、富裕地区に建てられた湯屋の一つ
サウナ形式やただの井戸水を利用して薬湯に仕上げたものを利用したりする場所ながら
其処は循環する場所として良く知られている
傷を負ったのなら 回復し 整え また出張らせるように
そういった施設は少なからずある
故に循環する場所
傭兵をたっぷりと使い、己は傷を負わずに進軍する貴族騎士とは違い
貴族と結んだ護衛は 先陣を切りたがる戦狂いは こういった場所を良く利用するだろう
メイラは何度かこの場所を利用してるのか
館内着とされている簡易服 しかし薬草染めにされたそれはわずかばかりのリジェネーション効果をもたらすという
それを身に纏う黒を身に着けていない姿 ただし手には剣ではなく鉄扇を持ち歩き、長い黒髪を一条に結んでいる。
現在は、この湯屋を利用する者らが点々と存在する場所にて
革と綿詰めの椅子に腰を下ろしながら、すでに湿布や包帯といったものは解かれており
この湯屋で働いているのだろう盲目の按摩・整体師に肩を揉ませている
体の具合を確かめさせている次いでのようにさせるまま、手元では一定のリズムで
タン、タン、タン、と鉄扇を手の内で叩いている。
「怪我など半端に負うものではありませんわね。
念入りに身を整えるのも騎士の作法とは言えど。」
独り言のように呟きながら、肩をグッグッと触れる目無しの按摩・整体師はその時は無言
体の具合を見ながらメイラの中に残る毒素的なものを抜いていく作業に集中している。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区 療養湯屋」からメイラ・ダンタリオさんが去りました。