2021/03/20 のログ
■シュミー > 「…その。……はい。」
質問には素直にうなずく。
元々嘘は得意ではないから、下手に嘘を吐くよりはその方がいいだろうと。
「え、っと…。…あの……わ、わかりました」
貴族のものとは違うが、しっかりと礼をしたはいいものの。
傍に寄れば手を取られ…何と貴族から、視線をわざわざ合わせられれば。
どう反応したらよいかわからず、戸惑いが表に出る。
相手から感じる視線は今のところ…いやらしい部分が無く。
自分を気遣うような…本当に踊りを楽しみにしているような視線を感じる。
かなり驚きながらも…自分が磨いてきた踊りを期待されることに悪い印象など抱くはずがない。
いつものまま、無理に見せつけず…。
とはいっても本来、酒場の踊り子とは観客を悦ばせるため、見せつける踊りをすることが多い。
ただ、その中でも過激すぎない踊りも当然ある。
「…私の踊りは、貴族様の踊りの様に二人で踊るものではないので…そちらで、ゆっくりご覧ください」
踊り場まで優しくエスコートしてもらえるとも思わなかった。
どうしてこれほど優しくしてくれるのだろうと不思議には思うものの、踊って欲しいと言われれば断る理由はない。
丁寧にお辞儀をしてから、踊り場が良く見える場所に設置された皮張りの椅子を示そう。
貴族式の踊りなどは習得していないため、一緒に踊れば迷惑をかける可能性が高い。
だからいつも通り、一人で踊ろう。
「――――では」
楽団もなにも伴わない、踊りが始まる。
足元を彩る紅い靴を踊り場の床に軽く打ち付け、たん、と音を立てる。
それを皮切りに、逆の足を円を描く様に滑らせ、半回転。そこから始まる、舞踊。
体を動かす度…卑猥ともいえる衣装が翻るが、その奥は見えない。
身に纏う布を自身の身体の一部のように扱っているようなステップを繰り返し。
時に視線を誘導し、言われたまま…いつもとは違い、ぎりぎりを見せつけるのではなく、本当に見せない踊りを続けていく
広く踊り場を使い、足も、手も存分に使っての表現。
題材としては、飛び立ち、空を行く鳥を表現した踊りだ。
どこまでも伸びやかに、自由に。狭いともとれる壇上で空を表現し。
ただ激しいだけではなく、羽休めを表すゆっくりとした動きも絡めて。
なんの魔術的効果も、特殊な能力も伴わない、ただ幼少から鍛え上げた…努力の結晶を存分に発揮する。
そして踊りは…最後に、羽ばたく鳥が観客に近づくところで止まる。
観客も空へと連れていこうとしているように壇上から手を伸ばし、ぴたりと静止。
僅かに微笑みを浮かべながら…金色の瞳を貴族に向けて。
褐色の踊り子の肌は匂いたち、生気とも呼ばれそうな…闊達なエネルギーを発散している。
「――――…、いかが、でしたか?」
最後の体勢のまま。
普通ならば下品さが先に立つはずの衣装でしっかりと『普通』に踊り切った踊り子は。
自身の評価を得るため、声をあげた。
■エイガー・クロード > 「ふふ、素直な子は好きよ。まぁ確かに、そういう人が多いとは思うけれどね」
頷き、戸惑いがちな彼女の姿に少し悪戯心が沸く。
こんな場所で腹の探り合いなど、したくはない。
彼女が自分に対して、戸惑いの念が強いのはわかる。
かと言って、無理に近づこうとしても逆に警戒心を抱かせることになりかねない。
人との付き合い方はあまり得意な方ではない、しかしせめてもの気遣い程度には、親切にしてあげたいと思う。
入った時の彼女の足取りは、重く感じた。
だからせめて、緊張感を少しでも和らげたいと思ったのは、傲慢だろうか。
「えぇ、拝見させていただくわ」
そうして踊場まで送った後、目の前の特等席に座る。
そこからグラスに、白いワインを注ぎ、備え付けのブドウを1つ、口に含んだ。
……そして始まった、たった一人に魅せる為の踊り。
そこに音楽はなく、彼女の動きのみが展開される。
そこには、彼女が今まで積み上げた経験と、努力が詰め込まれていた。
あの動きは、鳥、だろうか。
普段のより広いとはいえ、そこは踊場であることに変わりはなく。
そんな狭い空間で自由を表現するというのは、非常に難しいのではないかと素人からすれば思う。
だが彼女はそれをしっかりと創造し、軽々とその踊りのイメージを伝えてくれる。
だがそれをしっかりと受け止められる者は、貴族の中でもそこまで多くはないだろう。
観客である自分の視線の動きをすべて理解しているかのように。
つい、顔ごと動いてしまう。
踊りという芸術に、ここまで目を奪われたのも初めてであった。
……その衝撃を受け、時間はすぐに過ぎ去っていく。
気が付けば、こちらに手を伸ばして、視線を真っすぐに向けた彼女の瞳。
吸い寄せられるように、自身もその手に近づき、手を伸ばしていた。
「―――あ」
本当に、ようやく自分が、その手に手を伸ばしていたことに気付き。
……一筋、目から涙が零れた。
「……ふ、ふふ、ごめんなさいね」
そう謝りながら、懐から白いハンカチを取り出して自身の目元を拭き取り。
「とても……言葉で表現するのが難しいぐらい、素晴らしい踊りだったわ。
えぇ……とっても感動した。本当にありがとう」
■シュミー > 間違いなく、緊張はしていた。
無理矢理にされることは無いと思える丁寧なエスコートがあったとはいえ。
やはり、いつもの場所以外で踊ることには緊張を伴う。
けれど、それよりも…体に染みついた動きが、緊張を振り払って壇上で飛ぶ。
そして情熱的に、ただ一人の観客へ向けて踊り切れば。
この最後のポーズに対して手を取る客も居るが、取らない客も居るため…立ち上がろうとしたところで、更に驚く。
「……、ありがとう、ございます」
素直な賞賛の言葉。
貴族の眼から涙がこぼれ落ちるのを見るのは初めてだ。
だから、多分自分の眼も驚きに見開かれている。
あまり話すのは得意ではないため、それ以上何を言ったものかと。
いつも踊りと、性によってのみ人と関わってきた影響だ。
「わたしも…、それほど、喜んでいただけて…嬉しいです」
感動は、続けて送っても意味が無い。
続けて送っても、感動のハードルはどんどん上がり…白けてしまうことも多いからだ。
まだ踊り始めた頃の苦い思い出を思い出したため、調子に乗って踊り続けることはしない。
ゆったりと壇上から降りて今度は自分から近くに寄っていこう。
優しい言葉、エスコート、そして…自分の踊りを素直に喜んでくれ、感動してくれる相手にもう緊張はしていなかった。
言葉遣いは変わらないものの、自然に踊り子の声音は柔らかくなっていく。
「エイガーさまは…偏見が無いのですね。
…大抵の貴族さまは、より卑猥な踊りをさせながら、嬲るような目線を向けてくるのですけれど。
エイガーさまの視線は、とても優しく…安心して踊れました」
淫蕩に寄っている自分の性質では前者だとしても嫌悪はわかないのだけれど。
それはそれとして…純粋に感動し、喜んでくれている視線は心が癒される。
「私をただの…平民などではなく。
一人の踊り子として賞賛してくださる。…それは、とても…私にとっても、得難い経験でした」
皮張りの椅子に近寄り…膝をついて下から見上げつつも。
その視線に尊敬を混ぜ始める。
自分なら、逆の立場だとしてこういった態度ができるか、わからなかったから。
■エイガー・クロード > まさか泣かれるとは思わなかったのであろう
驚きで目を見開いた彼女に気が付き、少し照れてしまい
それを隠すようにグラスの中身を一気に煽った。
「ふ、ふふ。つい、なんというか……踊りで心を奪われるのが初めてでね。
涙を流す男なんて、情けないわよね」
そう言いながらこちらへと寄ってくる彼女を見つめる。
おかしいな、今度は自分が彼女より緊張してきている。
これではまるで……童貞のようではないか。
「え?えぇ……偏見なんてそんな。
前に見たあなたの踊りを見ればわかるわ。
決して道楽だけじゃなくて、積み重ねてきたものがあるんだって。
ずっと続けて、練習に練習を重ねたから、あそこまで踊れるようになったんだって。
だったら、それに敬意を表すのは、当たり前のことではなくって?」
そんな風に、少し熱く語ってしまったか、と。
彼女がこの言葉に対して、逆に気分を害さなければいいのだが……。
「それに……仕事もそれで得ている以上は、決してそれを軽く見るのは、その……失礼な、ことだと……私は思うわ」
だんだんと、歯切れが悪くなってくる。
彼女が自分を見上げる視線に、先ほどまであった緊張とは違うものがあるのがわかる。
それが逆にこちらを、そう……赤くさせてしまうのだ。
つい、顔を赤くしながら目を背けてしまう。
■シュミー > 「…………いいえ。その、先ほども言いましたが…嬉しいです。
私にとって踊りは、ずっと磨いてきたものですから」
緩く、首を横に振る。
情けなくなどない、と。
その涙は決してこちらを懐柔しようとする涙ではなく。
素直に感動してくれた証だと、踊り子は確信しているから。
「…ふふ。それをできる方は…少ないのです。
今、この国の貴族が…平民…私のようなものから、どんな評価なのかはご存じでしょう?
…それでも、エイガー様のような方も居る。それはとても…心が、温かくなります」
偏見、という言葉に反論してくれる相手。
当たり前だというそのことができる人物がどれだけ居るか。
嫌がられなければ、相手の片手に、自分の両手を優しく重ねよう。
「…どうしたのですか?、エイガー様
とても、可愛らしいお顔ですけれど」
照れているのか、視線を外す相手に、くすくすとからかう。
素直に出た…彼女自身の言葉だ。
怒らせてしまうかもしれないが、その可能性は低いと考えている。
「……。本当に、変わった貴族様ですね。
…エイガー様が…私をここに呼びつけたのは…踊りのため、だけですか?
…それであれば私は、何度でも舞いましょう。けれど…それ以外でも、私はもう、覚悟はしてきていますよ?…ん……」
こうしてクラブに呼びつけられるのは初めてではないが。
自分から、求めたのは初めてだった。
大抵は卑猥な踊りの後、獣欲を滾らせた貴族に抱かれていたから。
けれど、初めて…貴族の中で尊敬できる人物に会った気がする。
そんな男に、自分の全て…踊りだけではなく、淫らな部分も…受け入れてくれるなら知ってもらいたいと。
寄せた相手の手に軽く口づけを落とし…は、と熱い息を吹きかけて。
逃げられなければ、口づけは何度も繰り返され、上目遣いに見上げながら指先から掌、手の甲までじっくりと柔らかな唇を落としていく。
■エイガー・クロード > 「そう、よね……うん、よかった……。
これでもし、傷つけてたりしたら自分で自分を殴るところだったわ」
首を横に振り、その言葉に安心したように息を吐く。
なんとも、ペースをずっと彼女に握られているような気がする。
「そうよねぇ。分かってはいるつもりよ。
みんなみんな、貴族への、私たちへの不満を溜めているし。
……そう?ありがとう、私、あなたたちから貰うその言葉が一番うれしいわ」
自身の片手に、彼女の両手が重ねられる。
その熱を感じて、少し胸が高鳴った。
「う……うー、意地悪ね。
……なんだか、この部屋が暑いだけよ」
そんな風に唇を尖らせて、つい誤魔化してしまう。
おそらく自身の内心など、見透かされているのだろうと。
「……そうね。最初、お店に話を持ち掛けた時は踊りの為だけだったけれども。
あぁ、これは本当の話だけれど、最初はあなたの踊りをじっくり見せてくれないかと交渉したのよ?
でも、途中から店主さんが私と話しているうちに気分が良くなっていったみたいで、むしろこの部屋であなたと好きに話してくれって。
……気に入られた、のかしらね。もしかしたら違うかもしれないけれども」
そんな風に言いながらしかし、彼女のその最後の言葉に……固唾を呑み込む。
そして、手の甲へと落とされた口付けに、自身の胸の高鳴りが、さらに強くなった。
「……でも……えぇ。誘ってくれるなら……というよりは。……うん、と」
しどろもどろに、その間にも自身の手に柔らかな感触と、熱を感じて。
「……今夜、私の上か、私の下で……踊ってくださる?マドモアゼル」
そういうと、こちらからあなたの額へと、薄く口紅が塗られた唇が落とされた。
■シュミー > 「………変わった人」
ぽつりと小さくつぶやく
近づいて、卑猥な衣装と上気した肌を見せていても。
視線が純粋で誠実なまま、変わらない。
いい意味で、子供のような心地よい視線。
もちろんそんな視線を持っている人が居なかったわけではないが、それでも珍しい。
「そんな顔をされては、失礼なことを言ってしまいそうになりますよ?
…なら、この場は…本当に、私とあなたの、二人きり。…邪魔は、入りませんね」
くすり、くすり。
息を漏らしながら笑い。
相手が、ここの主に気に入られたのなら…本当に、自主的に出るまでは誰もここには近づかないだろう。
そうして、自分の言葉に応えてくれれば、額から唇が離れた後…笑みをゆっくりと深めて
「…もちろん、喜んでお受けします。
…じっくりと、見てください、…それと…どうぞ、私のことは、シュミー、と。……ん……」
より親密に接したいと願う呼び方を願いながら。
相手から承諾を得れば…まずは期待を高めるため、唇を滑らせて。
左腕を取れば…手の甲から指へと移動すれば…軽く口を開き、その指を咥えよう。
「……ちゅ………」
最も長い中指。その先端を口に含み、ちろちろと舌を躍らせて。
口淫を想像させるように丁寧に…指の関節の皺をなぞり、爪と指の間の敏感な肉を擽っていく。
「…我慢、できなくなったら…私はいつでも構いません…。あなた様にされるなら、…なんでも、受け入れてしまいそうです」
笑みを浮かべながら…相手の劣情を煽っていく。
左腕を引き寄せ、自分の豊満な胸の間に導いて。
夜はまだ長い。二人の影が重なっていくのは間違いない、未来となっていくことはわかるだろう。
■エイガー・クロード > 娼婦を相手したことはある。それも決して1回や2回ではない。
誠実に付き合った人間は……まぁ異性ではいない。
それでも今回も、いつものように……というわけにはいかないはなぜだろうか。
なぜこんなにも自分は緊張しているのか?
そして彼女は……どうしてこんなにも、自分への視線が、熱が強いのだろうか。
「……ふふ、失礼な事、ね。それぐらい、いいわ。
ほら……二人きりで、邪魔がないのなら……互いの全て……とまではいかなくても。
……本心のまま、共にいましょ?」
そんな彼女の、少し淫らな笑みと熱に浮かされて、身を任せようと、そんな結論を出した。
「よかった……えぇ、あなたの目から、指先まで……全部、しっかり見てておくわ。
…うん……シュミー」
そう、熱に浮かされたような声で……あなたの名前を呼ぶ。
愛しいものへと触れるような緩さで、籠手に覆われた方の手を、あなたの頭に乗せ、撫でる。
硬く、しかし人肌程度の熱はあり、その手からは決して冷たさは感じなかった。
「っ……シュミー、あなた……とっても綺麗だわ」
指をくわえて、彼女の小さな口の中に収められると。
その丁寧な舌遣いと暖かさに、自身の獣欲が煽られる。
しかし、駄目だ。その欲に身を任せないようにと自身を律してキミの髪を掬う。
「えぇ……我慢、出来なくなったら、ね。
でも……今夜は長いわ。……ゆっくり、じっくり……あなたを感じたい。
そしてあなたにも……『私』を覚えさせたいわ」
そう告げると同時に、こちらも笑みを浮かべて。
左腕が引かれ、その力に身を任せて寄せられる。
豊満な胸に彼の逞しい胸板が押し付けられ……そっと、互いの息の音が途切れた。
その姿は……初めて夜を共にする、恋人のようで……。
■シュミー > 視線から、ある程度の感情が読み取れる踊り子からすれば
好意的な視線も、それに隠された嘘があれば、ある程度は見抜ける。
けれど、相手からの視線にはそれがない。
「……はい。では、違う踊りも…見てくださいな」
籠手を着けているとは思えない優しい手つきで桃色の髪を撫でられると。
自然に笑みが漏れていく。
「ただ…椅子だと、ゆったりとはできませんから。
こちらへ、どうぞ。まずはゆっくり奉仕させていただきます…」
身体が近づいても、すぐに交わり始めることはせず。
焦らすように時間をかけてから…ゆったりと立ち上がり。
共にベッドへと歩いていこう。
今度はこちらがエスコートする形へ。
「…楽にしていてくださいね。最初は、私にお任せください…」
お返し、というのも変だけれど。
喜んでくれる相手にもっと喜んでほしい。
相手をベッドに導き、淵に座ってもらえば。
その足の間に入り込み、見上げて。
股座に頬を摺り寄せ、甘える猫のような仕草を見せる。
服従とは違う、思慕の動作。
淫らなことは手段の一つであり…踊り子の悦びを伝えるような愛撫。
しばらくそれを続けた後、慣れた手つきで相手の下衣を脱がせていこう。
「ふふ、…ここにきて…これほど安らかな気持ちでお誘いするのは、初めて。
…この喜び、エイガー様にも知ってもらいたいです…」
下着が見えれば、そこにも躊躇いなく摺りついていき。
熱い吐息を吐きかけてから…止められなければそのまま、下着も脱がせていこうとしていく。
■エイガー・クロード > 笑みがこぼれた彼女の姿に、安堵の息を漏らす。
緊張からある程度立ち直れたのか、こちらも自然な笑みを浮かべて。
「わかったわ。どんな踊りをしてくれるのか楽しみね。
……えぇ、お願いするわね」
手を握られて、彼女に釣られる形で共に立ち上がる。
そしてベッドへと彼女の誘導さてるがまま向かう。
自身の中の欲を律し、呼吸を整えて……。
「ん……じゃあ、そうさせてもらうわね」
彼女の言葉にうなずき、大きく、そして柔らかい生地でできたベッドの淵へと腰を下ろす。
立ち振る舞いは、最早クセになっているのであろう。
先ほどまでの立ち上がる姿、歩く姿、そして座る姿。そのどれも、貴族的と言える気品が感じられる。
そして彼女が自然に滑り込むように、自身の足の間へと跪く。
そのまま自身の股座へと彼女の顔が近づき、甘えるように擦りつけられると、なんとも……彼女を自身が支配しているような感覚を覚えた。
いけない、とその思いを振り払おうとするが、どうしてもぬぐいきれない。
男として生まれたサガ、というものなのだろうか。
「そう、よね。……なんとなく、伝わってくるわ。
あなたが、その……私に、熱を持っている上に、自然とこうしてくれてるという気持ちは」
下衣を脱がされると、鍛えられた腿が露になる。
そこに体毛はなく、しっかりと処理をされているのだろう。
しかし騎士としての訓練も積んだその筋肉は、そうそうお目にかかれるものではない。
傭兵ならば無骨な肌が多いが、彼の肌は、確かに戦いの傷もあった。
だがしっかりとその肌に気を使っているのがわかる綺麗なものでもあった。
貴族としても騎士としても過ごしながら、こうも肌を整えるのは難しいだろう。
そして下着からは、強い熱と、そして強い雄のにおいを感じる。
「その……ごめんなさい、今言うのもおかしいのだけれど……。
身を清めては来たけれど、時間が経ってるから……もし不快だったら、すぐにやめても、いいのよ?」
そんな気遣いの言葉を浴びせながら、下着がそのまま脱がされる。
ぶるんっ、という音が聞こえそうな勢いで、そこから熱い雄の象徴が顔を出す。
亀頭は赤く大きく充血し、そのカリ首は一段と高く、竿も太く勃起しており、その全体から強い雄のにおいを感じさせる。
玉袋も大きく、片手では覆う事もできない、ずっしりとした重みもある。
陰毛は一切なく、しっかりここも処理しているのだろう、清潔感を感じた。
どこか女性的な彼には不釣り合いなほど、どこまでも男らしい逸品であった。
■シュミー > 気品、というものを踊り子は初めて目にしたように思う。
威張るでもなく、自然に…その内から滲み出るもの。
情事に誘ったのは、やはり踊りとそれ以外にあまり感情を表す術を知らないからだけれど。
誘ってよかった、いい夜になるだろうとわかる所作だった。
「……、ふふ……、っ……、すごい、身体………こんなの、見たこと、ない…」
気持ちが伝わっていることにまた胸が暖かくなりながら。
下衣を脱がせていけば…特殊、と言える肌が目に入る。
流石に欲望の視線が感じられるが…まだ我慢しているようだ、とわかればそれも嬉しくなる。
自身の欲望を感じながらも、踊り子を気遣ってくれるからこそ、そういった視線になるのだから。
そして…眼に入ってくるのは傷がある、本当ならもう少し荒れているのが当然と言える肌。
けれど、どんなケアをしているのか想像もできないが…
軽くその肌に触れてみれば、見た目が綺麗なだけではなく、しっとりと艶やかであることがわかる。
思わず息を呑み、頬を擦り付けながら優しくその下腹を撫でて。
続く、気遣いの言葉には、こく、と頷いたものの
「…それは、私の方こそ、ですよ?…先ほど、踊ったばかりですから…」
確かに、汗の匂いは漂うだろう。
けれど…踊り子はそれも見越して、汗と合わさることで香しくなる香水を着けてきている。
相手に気を使わせず、更に不快にさせることも少ないであろう気遣いを、踊り子も見せて。
話ながらもするすると、下着を脱がせていたが…
「……………………わ……………」
鼻先をかすめるような勢いで現れた象徴に、息を呑む。
煮えたぎっているかのような熱さと鉄のような硬さの竿。
メスを鳴かせるために発達したように思えるカリ首と、大人である自分の手ですら片手では覆えない…子種を蓄えていることがわかる玉袋
匂いも相まって、雄を強く強く主張してくるそれに、瞬きをして。
けれど、やはり…性格を表しているのか不潔さは全くない。
淫蕩な踊り子としても清潔感は大事な要素だ。
そんなことまで、ただの平民の踊り子と会うために気を使ってくれた相手。
それに応えなければ、と意気込みを強め。
「…エイガー様…とても綺麗な方なのに、ここはこんなに凶悪なのですね。
……どうか。これで、今日、私を…たくさん、貫いてください…」
恐れることはなく、身体を更に寄せ。
豊満な胸を相手の身体に乗せ…陰茎の幹を包み込む。
踊り子の胸をもってしても、その陰茎は半ば飛び出るだろうか。
そうして顔を覗かせたままの亀頭に吐息を吐きかけ、匂いを嗅いで。
まるで嫌悪など感じていないことを示してから。
「―――ん、ちゅ……れう、ぇ…、ちゅ………」
手に行ったように、その亀頭にキスを繰り返す。
先端だけを咥えこみ、舌を滑らせて唾液を塗り付け。
鈴口に舌先を差し入れ、緩くかき回し、カリ首を唇で刺激していく。
時折、空気を含ませ、ちゅぽ、ちゅぽ、という淫らな音を出し。
「れぇう…、えう……」
上目遣いに…蕩けた目線で見つめ、興奮を煽っていく。
竿への刺激も忘れず…胸を寄せるように動かすことで暖かく、吸い付いてくるような褐色の肌で包み込もう。
■エイガー・クロード > 「そう?……そうかもね。貴族の中では、私みたいなのは珍しいかもしれないわね」
くすくすと、彼女の感想を聞いて笑う。
初めて他の貴族たちに対して優越感を抱いたかもしれない。
そんな風に彼女の言葉を受け取り、その気持ちをすぐに振り払う。
「(シュミーを抱いた者たちや、彼女が見てきた男たちの話など、こんな時にするものではないわよね。
今大事なのは、私とシュミー。それだけ……その間に入るものを、考えてはいけないわ)」
そう自分を戒めながら、彼女に撫でられて優しく笑みを浮かべる。
「そうね。けれど……女の汗は、逆に魅力じゃないかしら?」
そんな風に称しながら、彼女の頬を、生身の方の手で撫でる。
指の腹から、手の甲までしっかりと使い、この熱を伝えるように。
そして彼女が自身の逸物を見て、驚きを示す声を挙げれば。
思わずくすり、と笑ってしまった。
……やはり、男というものは、女に対する支配欲は切って離せないのだろうか。
まぁ、悪い気がしていない時点で自分も他の貴族と同じなのだろう。ならばせめて、彼女に不快感を与えないようにするのが自分にできることだと結論付ける。
「もしかしたら、私の本性は凶悪で凶暴なのかもしれないわね。
表では服や言葉で着飾っても、内には隠し切れない悪魔を飼っている……なんて、ね?」
冗談めかしてそういうが、それに対して悪い気を持っているとは思わせないような小悪魔的な笑みを浮かべて。
「……えぇ、だからこそ、私もいっぱい、あなたのことを……シュミーを抱きしめたいわ」
そう告げると同時に、彼女の豊満な胸が自身の逸物を包み込む。
柔らかい肉の枕に包み込まれ、しかし収めきれずに亀頭が顔を出す。
その亀頭に彼女が息を吐き、匂いを嗅ぐのを見て、ますます血が集まっていく。
「んぁ…っ」
顔を出した亀頭にキスをされると、彼の身体が少しだけ震えた。
それに連動するように逸物も震えて、また少しだけ大きくなったように見える。
舌で弄ばれ、咥えこまれると、心地よさを隠しきれないのだろう声が漏れ出る。
まるで彼の方が女になったようにも見える。
「はぁ、はぁ…ん……気持ち、いいわ…」
目線を受け、精一杯の笑みを浮かべて彼女の頭をなでる。
快感から手に力が入りそうになるが、それを耐える。
褐色の肌が、自身白い肌に吸い付くように包まれていく。
■シュミー > 大抵は太っていたり、逆に細すぎたりするが。
…抱かれたい、と思える魅力的な体だった。
ご奉仕から入ったのは失敗だったかもしれない、なんて後悔はするけれど。
「…そう言って下さると嬉しいです…、……なら…この場でだけは、その悪魔が出てきてもいいですよ?
…エイガー様になら…酷くされても、……私、喜んでしまいそう…」
惚れっぽい、というわけではないが。
相手の誠実さはとても好ましいもの。
ならば、我慢されるよりも解放してほしいと思うのもまた、踊り子にとっては自然な事。
淫蕩な性質だから…余程痛みを前面に出した行為でなければ、受け入れられる。
話ながらも奉仕を始めれば、気持ちよさそうな反応。
意地を張らずに声をあげてくれる相手に、気分が更に良くなって
「……ふふ…、……エイガー様、先ほど…私が言った事…いつでも、いいですからね」
相手の様子を見て、強く促しはしないけれど。
好きにしていいという言葉は嘘ではなく、頭に入れておいて欲しいと繰り返し告げながら奉仕を続けていく。
先端から、徐々に徐々に、踊り子の湿った口内が巨根を飲み込んでいく。
口蓋で亀頭を擦り、空いた手で玉袋にも愛撫を加えて。
「ぷぁ……、まだ、大きくなるのですね…、
入れられたら…私のここ、エイガー様の形にこじ開けられてしまいそう…、…んっ、ちゅっ、じゅず…っ」
硬く大きくなるように思えるその巨根から一度口を離し。
今度は見せつけるように舐めながら想像を煽る。
同時に…踊り子の片手は自信の股座へ降り。
くちくち、と…湿った音を響かせることで…表情などからはわかりにくいが、彼女も興奮していることを告げよう。
胸からの圧力は弱まるものの、別な形で興奮に火をつけていこうと。
「は、ぁ……、エイガー、さま……、失礼して、良いでしょうか……」
ただ、絶頂までは導かず。
最大限硬くなったところで口を離し。
立ち上がって…相手の膝に座るように体を寄せて抱き着こうと。
尻に巨根が張り付くようにすれば、柔らかな尻を擦り付けて
踊り子服は、裸の様であるため…脱ぐ必要が無いのは楽な部分か。
「とても…安心します。…熱くて、優しくて……感じますか?私の…雌も、あなたを求めているのが…」
自分の秘所を相手の下腹に押し付けて。
ぬるりとした愛液が塗り付けられていくだろう。
最大限興奮を煽ってから挿入するつもりで…相手の耳元で、艶やかな声で囁こう。
■エイガー・クロード > 「……そんな風に言われたら、その悪魔も……すぐに暴れだしてしまいそうだわ。
ふふ、喜ぶ、か。…うん、じゃあ私もあなたのことを喜ばせたいわ」
無邪気にそう笑って、あなたの頭をなでる。
だんだんとその奉仕に余裕がなくなってくる。
あまりにも手慣れたその動作、同時に自身のことを好意的に見てくれているのか、その奉仕が激しく、そして興奮を煽られると自身の逸物も喜んでしまうというもの。
「ん、ぁ……え、えぇ。でも……まだ、このままで…んんっ」
逸物が貪欲に呑み込まれて、玉袋まで刺激されればさらに限界が近づいてくる。
今までここまで自身を追い詰めた存在はいないかもしれない。
「っぁ……シュミーの、ナカを……」
見せつけるように舐められ、その言葉を受け取ると。
想像したのか、さらに逸物が硬くなったように感じる。
そして……彼女の股座から響く音に、彼の目の色が、欲望へと傾いていっているのがわかるだろう。
彼が今、必死にその欲望を抑えようと戦っているのも。
「え、えぇ……」
少し苦しそうな顔で返事をして、口が離されると名残惜しそうにその唇を見つめる。
……そして立ち上がった彼女は、自身に抱き着いてきた。
その尻が自身の逸物に擦りつけられると、喜ぶように逸物が揺れる。
「……私も、安心するわ。心地よくて……あなたの……シュミーのにおいと、熱と、感触がわかって…」
下腹部から感じる熱と、そこから溢れる蜜に……最早理性など必要はない。
返事をすると同時に、耳元に居る彼女の頬に手を当てて……
「……あなたがいけないのよ?私を……男として、そんなに煽るから」
そう免罪符のように言うと、顎を人差し指と中指の間ではさみ、唇を奪う。
その唇へ、自身の舌を挿し込む。
暖かく、そして長い舌を絡ませ、自身の唾液を流し込む。
彼女がそれを受け入れれば、彼女の内側の熱が、まるで燃料を注がれたかのように燃え上がることだろう。
そして彼女の柔らかい大きな尻をもう片方の腕で撫で、尻肉を揉む。
■シュミー > 「……ふふ…、嬉しいです………激しくするのも、されるのも。…だいすき…」
すぐに暴れだしてしまいそう、という言葉に応え。
相手の雄を煽るように、言葉を出していく。
逸物から口を離せば、甘えるように抱き着いて。
体重を相手の逞しい体に預け、しなだれかかって。
段々と欲望が強くなってきた相手の視線に踊り子も興奮を煽られる。
寂しそうな顔を、可愛らしく思いながら。
「…出すなら、女の胎を…自分で満たしたい、でしょう?
……私も、柔らかさと暖かさには自信がありますよ。…ぁ………んっ………」
雄の欲望を煽りつつ…少し平時の体温も高めの身体を押し付けて。
自分がリードしていたとはいえ、相手からの行動…口づけに、僅かに息を漏らしてから、唇を重ねる。
拒むはずもなく、緩く唇を開けて舌を受け入れ…、とろりとした唾液が流し込まれて来れば、こくん、と飲んでいく。
ここまでは特に変わりの無い口づけだ。
けれど――
「ん……っ♡、………わるい、ひと…♡」
その唾液を飲んだ後。
か、と熱が体中に広がる。
一つ、熱い吐息…切羽詰まり始めた息が漏れ。
柔らかい尻肉を揉まれ、腰がもじもじと揺れる
何をされたのかはわからないが、拒否や嫌悪はやはり、示さない。
「…えぇ、私が、んっ♡、悪いんです…、だから…、悪い踊り子に…躾を、して、いただけませんか……?」
相手の言葉に反応し、更に支配欲を煽る言葉を返す。
雰囲気は怯えている風ではなく、甘えるようなもの。
好意を隠さず伝えていき…同時、軽く腰を上げて…逸物の先端と潤んだ入り口を触れ合わせて。
決定的な行動は、相手にしてもらいたい、と甘える。
「――――、きて、ください、エイガー、さま…♡」
■エイガー・クロード > 「そう……私も、激しいのも優しいのも……好きよ」
煽られるがまま、言葉を吐き出して。
甘える彼女に答えるように、抱きしめる。
彼女の体重など、軽いものだというように、少しだけ持ち上げて。
「勿論。その上で……あなたに『もう一度』と言われたいわ。
そう……私、悪い貴族なの。自分に好意的だと思えば、相手の事を欲しいと思えば。
その行動を抑えきれないような、ね」
にこり、とその笑みを咲かせながら、熱が広がっていく彼女の顔を覗く。
その目に、確かな火がともったのを見て、満足そうにうなずき。
腰が揺れるのに合わせて、震える尻と胸へと視線を注ぎこむ。
「わかったわ。悪い子には躾をして……ちゃんと、私だけを見るようにしなきゃ、ね?」
彼女が腰を挙げて、自身の逸物へと触れる。
先端からは汁があふれ、それと愛液が触れ合うと、互いの熱がさらに高くなる。
もう、誰にもその火を消すことはできない。
「―――挿れるわよ。シュミー」
そう、宣言する。同時に
あなたの胎が、余すことなく貫かれ、埋まった。
■シュミー > 「……ええ、きっと、そうなると………あ……っ」
もう一度、と言いたくなることは間違いない。
優しく、時に激しく。
この誠実な相手に犯されれば、求めてしまいそうになることは予想ができる。
しかも性根が心地よいだけではなく…それと相反するように、雄の部分は凶悪。
そんな差異も、とても期待してしまう
「はい……っ、っ、ぁ………っ、ひっ…っ!!」
いくら好きで、いくら慣れていても漏れてしまう、喘ぎ。
濡れそぼった秘所に、ずるりと入り込んでくる熱の塊。
膣肉を割り開き、カリで擦りながら…女の奥底へと。
それだけで、軽く絶頂してしまい、ぎゅ、と相手に抱き着いてしまって。
これだけ凶悪なものを持っている相手なら…主導権を握りっぱなしでもこの展開は変わらなかったのかもしれない。
「は……は…っ、はいり、ました……、ふ、ぁ……やっぱり、おっきぃ……
……いつでも、……わたしのナカに…くださいな…」
シュミーの膣は酷く熱く、巨根を蕩かせるために絡みつき。
口淫で昂らせた巨根に奉仕を始める。
同時、腰を持ち上げることはできないものの、揺らすことでぐりぐりと自分の奥に擦り付け。
動いても問題ないことを体で告げて
「ん、ぁ…、よく、見えるように…しますね…っ、ぁ、っ、は……」
そのまま、身体を少し後ろに倒し。
ぐっぽりと巨根を咥えこんだまま、腰を揺らす淫らな姿を見せつけよう。
桃色の髪を振り…とても気持ちよさそうな顔で、男を誘う。
彼が望んだとおりの…上になった状態での、淫らな、種を乞う舞踊。
踊り子の秘所も当然陰毛は処理されており…綺麗な秘所がしっかりと広がっているのがよく見えるだろう。
■エイガー・クロード > 期待にこたえるかのように、腰を上げるときは、ゆっくりだった。
なるべく負担を与えないように、いきなり挿入するような真似はしない。
ゆっくり、そして『覚え込ませる』ように逸物を挿れていく。
しかし逸物はその動きとは逆に、とても凶悪なまでに膣をえぐる。
カリ首が隙間なく彼女の膣内を擦り上げ、感じやすい部分を余すことなく刺激する。
根本まで逸物が入れば、彼女の奥の奥―――子宮へと、亀頭がたどり着く。
その入口を、遠慮なく亀頭が叩いた。
「っ……しゅ、シュミー……。あなたの中、とても温かくて……気持ちいいわ。
でも……まだ果てるには早いと思うの。……あなたのナカ、しっかりと堪能させてね」
逸物に絡みつく肉壁に、それに応えるように自身の腰を揺する。
しかし激しく動かす真似はせず、本当に揺する程度。
逆に言えば、膣内に逸物が収まったままであり、その熱を互いに共有することで、形を覚えさせる。
「ぁ……ん……そう、ね。よく見えるわ……♥
シュミーの胸、こんなに大きくて……乳首、こんなに膨らませてる♥」
彼女が身体を少し後ろに倒せば、まず見えるのはその豊満な胸。
その巨大な果実を両方とも鷲掴みにして、揉み始める。
突起が掌の真ん中で自己主張するのを感じながら、乱暴にはせず、しかし優しくもなく、感触を楽しむ。
秘所にも目を向け、綺麗なソコが広がっているのがよくわかる。
同時に、少しだけ彼女の胎が、巨根のせいで膨らんでいるのも。
「うふ……シュミーのお腹、私のペニスのせいで少し、大きくなっちゃったわね」
■シュミー > 欲望に流されていると言いながら、挿入には優しさが伴っている。
けれど、それは独占欲のようなものも感じさせる動き方。
がむしゃらに動くのではなく…性になれた相手が、自分を堕としにかかってきているように感じて
「は、ぁっ♡、んっ♡、おく、…ごつ、ってぇ…っ♡
えいがーさま、の…が、いっぱい…こす、れて…♡♡」
変化が乏しかった踊り子の表情が、揺すられただけで面白いように乱れる
巨根に貫かれたことはもちろんあるが…たっぷり優しくされてから、甘やかされるように馴染まされるのは格別だ。
ひくひくと膣肉が痙攣し、白く濁った…強く感じていることを示す愛液がどろりと漏れていって。
膣肉が絡みついていけば…彼の形を確かめるように蠢いていき。
「んっ、ァ、んっ!♡、あぅっ♡、あっ♡、も、…えいがーさま、がっ、♡、きもちいい、こと、して、くださる、からぁ…♡」
見せつけた胸を乱暴に揉まれ、がくがくと腰が震える。
熱い膣内の痙攣が強まり、軽い絶頂を繰り返していることがわかるだろう。
包皮を持ち上げるように淫芯も立ち上がり、汗とは違う、雌の匂いがたっぷりと漏れ出て。
こりこりと尖った乳首は硬く、柔らかい乳房との対比を楽しめるだろう。
「おなか…、ほんと、です…♡、えいがーさま、のっ♡、形にされてるの、わかっちゃう…♡」
ぽっこりと一部が膨れたお腹を見て、嬉しそうに。
腰は相手と息を合わせて揺らし始め。
目の前で、愛液が飛び散る様子を見せつけて。
「ん、ふ…♡、えいがーさま…、何も、気にしないで、くださいね…♡
これの、おかげで…んっ♡、出されても、面倒をおかけすることは、ない、ですから…♡」
臍の辺りにある紋を指しながら。
端的に…このまま続けても問題ないことを告げて。
慣れてきたのか、動きはさらに激しく。
先程の踊りとは違う…男を誘い、獣欲を煽る腰振りを見せつけていく。
■エイガー・クロード > 隠そうともしない欲望に、しかし理性をにじませる。
必要はないが、なくしてはならないものだと自分に言い聞かせて。
「あらあら、あなた、自分の顔がどんな風になってるかわかってる?」
そんな乱れた顔に嗜虐心が煽られて、彼女の頬に口付けを行う。
膣から溢れる、どろりとした愛液を見て彼女が本気であることを察した。
なら、それに応えなければ失礼というものだろう。
絡みついた膣肉が蠢き……腰を一瞬強く動かして、ごづっ、と子宮を強く突き上げた。
「当り前じゃない♥私は、シュミーのことを気持ちよくさせたいもの♥
だって、私だけが気持ちいいなんて、不公平でしょ?気持ちいいは、分かち合うもの、でしょ?」
彼女の中で何度も軽い絶頂が起きているのを感じて、さらに笑みを濃くする。
籠手で包まれた方の腕で胸を揉みながら、生身の方の腕を離す。
そして……彼女の秘所で自己主張する、淫芯に触れる。
いきなり触れるようなことはせず、包皮を優しく、細心の注意を払って撫でた後
淫芯の裏筋を、指先でそっと、くすぐるように撫でる。
「えぇ、勿論。気にしないわ。
……もし、何かあっても……『責任』はとるもの♥
それに……私、シュミーのこと、気に入って……いいえ、違うわね」
言葉を間違えたかのように、行為を続けながら首を振り。
そして流れるような動作で、彼女をベッドへと倒して、上体で彼女を覆い被さるようにしながら
彼女を見おろすように見つめて
「今夜だけは、こう表現するのが正しいわよね?」
そう笑いながら彼女の耳元へと口を近づけて
「……愛してる」
そう、囁くと同時に……自身で行う腰の動きが、一気に激しくなった。
■シュミー > 「ふ、ぁ…っ♡、あ、あ、あっ…、き、っと…♡、しあわせそ、な、顔、してま、すっ…♡、ひぃ、っ♡、ぐっ!♡」
自分で自分の顔はわからない。
けれど間違いなく快楽に蕩けた顔をしていることだろう。
そんな蕩けているところに一撃を与えらられれば、身体がびくん、と跳ね。
抑えられない快楽の喘ぎが口から漏れる。
「ん、んんぅ♡、うれ、し…、
きょう、会えたのが、エイガーさまで、よかったぁ…♡、ひあっ♡んっ♡」
胸だけではなく淫芯まで弄られる。
敏感故に、扱いが難しいそこを丁寧に解され、撫でられる。
たったそれだけでも、神経が集中したそこは強烈な快楽を伝えてくる。
可愛らしい声が止められず、歓喜に心も体も震えて。
「は、……ぁ…うっ♡♡、ずるい、ずるい、です…、エイガーさまぁ…♡
わかってて、もぉ…っ!♡、おなか、うずいて…っ、ひぁっ♡」
いつの間にか押し倒され、上から相手の逞しい体が降ってくる。
責任は取るなどと言われれば、喜ばないはずもなく。
恨みごとのような言葉を言いながら、相手の身体を踊り子からも引き寄せて。
「ふ、ぁ…?、~~~~~~~っ!?♡♡、わ、わらひ、も…ひぁんっ♡
あ、あ、あ、あ、♡、あ、ぐ♡、ああああああああああああああああ…っっ♡」
不意打ちであった。
散々身体が熱くなった後での愛の言葉は染みつき、快感を得る手助けとなっていき。
乱暴に、激しくされるだけ、艶やかな嬌声が響く。
返答をすることすらできず、ぎゅ、と強く抱き着いたまま。
足を緩く開き、奥の奥まで受け入れ、子種をせがんでいく
■エイガー・クロード > 「えぇ、とっても幸せそうで、とってもいやらしくって……とっても、美しいわ♥」
彼女の口から漏れる快感の声に、欲望がさらに燃え上がる。
もっと彼女を喘がせたい、もっと彼女を気持ちよくさせたい。
そう願えば願うほど、しかし彼女を乱暴にはしないギリギリで責める。
「私も、今日あなたに会えてよかったわ。
……夜を共にするのも、あなたでよかった♥」
胸も、淫芯も、それどころか彼女の心も躍らせるように。
歓喜に震える彼女の姿は、どこまでも淫蕩であった。
それに身を沈ませるように、逸物が動く。
「ふふ、えぇ。私はずるい男なの♥
どこまでもあなたのことを私色に染め上げたくって、どんな手も使ってあげるわ♥」
上体を倒して、彼女の胸に自身の胸を押し付ける。
互いの心臓の位置がわかるほど、強く脈動し、その心臓の動きに連動して自身の腰を強く、何度も彼女に打ち付ける。
「愛してる。あなたの心地よい声も、喘ぎも♥
その綺麗な肌も、大きな胸とお尻も、私を求めるその心も♥
ぜんぶ、ぜ~んぶ、愛してるわ♥」
甘ったるい声が、まるで脳に染み込むかのように囁かれる。
それは麻薬のようで、ずっと聞きたくなってしまう。
その甘い言葉とは裏腹に、その腰遣いはとても激しい。
ごづっ、ごりゅっ、と鈍い音が彼女のお腹の奥……子宮口から響く。
それは彼の巨根が彼女の子宮を強く突き上げる度に響き、入口をこじ開けようとしている。
■シュミー > 「ありがと、ござい、ま…っ♡、あ、っ♡、ふぁ…♡
ぜんぶ、ぜんぶ、こすれて、きもちぃ、っ、です…ぅ…っ♡」
痛みを感じるギリギリ。
巨根を叩きこまれても快感が勝る強さで、膣内を擦られる。
苦しさももちろんあるが、あまりに快感が強く、苦しさは押し流されていて。
「ひぃっ、ぐっ♡、は、ぐっ、ひっ、ぁ♡、は、っ♡、ぁっ♡ああ、っ♡、あああっ♡♡」
喘ぎしか、喉から漏れなくなっていく。
余りの快感に涙で瞳が濡れ、身体から力が抜けていく。
絶頂の瞬間だけ、きつく体は痙攣するものの、それ以外は…より素直に快感を感じられるように体を明け渡していく。
「ひゃ、ぃ…♡わらひ、も…、っ、んっ!!♡♡
あいひて、ましゅ…♡、おどります、から…みていて、くらひゃい…っ♡」
そんな痙攣を活かそうと。
震える身体で腰を少し上げて、身体を押し付け返す。
力が抜けた体内と、その押し付け。さらに、激しい腰遣いによって…
緩んだ子宮口がくぽ、くぽ、と口を開け。
そうして、何度目かの突き上げで…
「は、っ♡、ひっ!?♡♡、ぁ、お…♡、おく、おく、まへ…♡♡えいがー、さまの、が、はま、っへ…♡、このまま、きて、くだひゃるん、でしゅ、かぁ…っ♡♡
きへ、きて、くだしゃい…♡、わらひのおなか……エイガー様、で満たしてぇ…っ♡♡」
ごりゅん、という異様な音。
そして、痛みと、違和感。
それが快楽によって塗りつぶされ。
入ってはいけない場所に入れられた瞬間、また絶頂してしまって。
炎紋が妖しく輝き、彼女の興奮を示し。
男が動く度に動くお腹が、嗜虐心を煽り…快楽に蕩かされた顔で、おねだりを。
このまま、逃げ道も無いまま…子宮内の直接子種を、あの膨れた玉袋から注がれたいとねだる。
ぎゅ、と下から抱き着き、腰を懸命に揺らして踊り…寵愛を受けたいと、声を上げ続ける
■エイガー・クロード > 「私もっ、んっ♥気持ち、良すぎてっ♥」
こちらも息も絶え絶えに、しかし腰の激しさはそのままに。
決して緩めることはせず、一審フラに腰を打ち付ける。
優しさをかなぐり捨てて、完全に自分本位に、しかしせめても、と彼女の負担を軽減するように頬へと唇を何度も落として
「はぁっ、はぁっ!んっ…だ、大丈夫?無理、しないで、ね?」
なんとか、絞り出すようにそう気を遣うが、動きを止めることはしない。
力が抜けていく彼女を遠慮なく巨根で貫く。
「ん……えぇ、いっぱい、私を楽しませて♥
その分だけ、あなたのこと、愛してあげるから♥」
彼女の痙攣する体に、追い打ちをかけるように巨根が子宮を突き上げて。
……そして、子宮口が亀頭に吸い付く。
そのまま、腰を激しく動かし続ければ、当然……
「っ、ぁ!」
不可解な感覚が走り、しかしもうその違和感程度で腰を止めることはできず。
彼女の興奮と絶頂で、巨根が何度も締め付けられ……
子宮を埋め、その内側をカリ首が擦り上げる。
抱きつく彼女に、こちらも強く抱きつき、一心不乱に腰を振り
「あぁっ、だ、駄目……もう……っ!」
その言葉通り、さらに激しく、強く。
彼女の身体を抱きしめ、絶対にそこから逃げられないように全体重をかけて巨根が子宮内で暴れる。
絶対に彼女を妊娠させたいとでも言うように、彼女の身体に覆い被さる。
……そしてついに、膣内で巨根が膨らみ始め、根本から熱いモノが昇ってくるのを互いに感じる。
「シュミー、しゅみぃっ♥……私の事、愛してっ♥んん♥」
そのまま、彼女の体を、強く突き上げると同時に、唇を重ねて……
自身の欲望を、直接子宮に注ぎ込む。
何度も、何度も子宮内で、巨根が跳ね回った。
■シュミー > 強く突き込めば突き込むだけ、痙攣する間隔が短くなっていく
体の末端がきゅう、と縮こまり、片手はシーツを、片手は男の背中に回し。
快楽が全身を駆け巡り、涙も愛液も垂れ流す。
「ひっ、ぎゅっ♡♡、は、ぃっ♡はぃいっ♡いっしょに、いっしょに…っ、ぃ…♡♡」
まともな言葉も最早紡ぎ難い。
喘ぎ交じりになんとか言葉を返すだけだ。
子宮口まで蹂躙されれば、ぷし、と潮まで噴いて激しく感じ。
残された竿には膣内が根元から絡みつき、おとこの欲望をねだる。
「ふ、ぅ、ぎ、っ♡いひぃ、っ♡、ぃぃっ♡、はひ、っ♡、あ、あ、あっ♡ひぅ、ぃっ、ぁあああああ……っっ!!♡」
ぶくりと膨れるように感じる、相手の巨根。
悲鳴に近い嬌声を上げながらも、締め付け続け…踊り子もまた、相手を逃がしたくないとせがみ
「あ、ぃっ♡、あいひてましゅっ♡♡えいがーしゃまぁ……♡、っ、~~~~~~~~~~~!!!!♡♡♡」
愛を囁き、そうしてそのまま、子宮内という場所で子種を受け止める。
並みの男なら跳ねのけかねないばかりに快楽で震えた踊り子の身体が跳ねまわる。
明らかに、絶頂していることを示す激しい痙攣。
「は、ひ…ぅ♡、まだ、でて…、あ、つい…♡びゅく、びゅく、して…♡、えいがー、さま…♡」
褐色の身体がしっとりと汗に濡れる。
ふ、と力が緩み…絶頂直後のぼんやりとした蕩け顔で男を見つめ、口を開いてキスをせがむ。
■エイガー・クロード > 最大限まで欲望を煽られた巨根からは、何度も、子宮を簡単に満たしてしまう。
それでもまだ足りないと言わんばかりに、満たされた子宮内に白濁液を注ぎ込み続ける。
それを排出しようにも、入口を巨根でフタをされているせいで出来ず、彼女の下腹部がさらに膨らんだ。
潮を噴き上げ、激しく痙攣する彼女を押さえつけるように抱きしめる。
未だに彼女の胎の中で、巨根が何度も震え上がっていた。
その度に彼女の絶頂の爆発が続く。
「はぁっ、はぁっ……!」
肩で息をしながら、彼女の体に身を預けるように脱力する。
……しかし、彼女に名前を呼ばれて、なんとか上体を起こし、顔を見降ろす。
「…ふふ、んっ」
口を開いた彼女に、自身の唇を落とす。
そのまま、流れるように舌を挿し込み、絡ませて
「ん、ちゅ……ふぁ……ん、じゅる……♥」
互いの唾液を交換した後、ゆっくりと唇を離す。
その瞬間…一瞬だけ互いを繋ぐ銀色の橋がかかり、すぐに崩れ落ちた。
どこまでも彼の瞳は、君だけを写し……好意の色を隠そうとはしなかった
■シュミー > 蹂躙されている。
彼のモノにされている。
そんな感覚で全身が浸され…幸せが満ちる
深い絶頂の後は、幸福感で蕩かされて行き
「ん、ちゅぅ…♡れう、ちゅ…♡」
口を開けたまま、口内を差し出す。
深く深くキスをして、敏感になった体はキスだけでも酷く感じてしまって。
「えいがーさま…♡、んっ♡まだ、おっきぃ……♡
……次は、私が…♡」
なんとか体力が戻ってくれば、次は逆に…自分が上になろうとしていき。
気持ちいいことが大好きで、踊りも行っているからこそ体力は非情に多い。
まだまだ、足りない。相手の好意の視線を受けて、しっかり返したいと。
そう願いながら、また身体を重ね…
シュミーの眼にも、間違いない好意の色が浮かんでいた。
そうなれば、あとはもう交わるだけ。
その日から一日。あるいはもっと。
嬌声が途絶えることは無かっただろう―――
ご案内:「王都マグメール 富裕地区 秘密クラブ」からシュミーさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区 秘密クラブ」からエイガー・クロードさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にアンジェラさんが現れました。
■アンジェラ > テラス席のテーブルの一つを陣取り、紅茶を一口。
うぅん、悪くないわね、とにんまりしながら小さく一人ごちる。
しかし暇ねぇと考えながらストリートに目をやる。
周囲はすでに夜の帳が落ち、明りに照らされるのみ。
しかし富裕地区である為か明りは結構なもの。周囲を見るには充分だ。
そしてお茶を楽しんではいるんだが、本人的には暇である。
その為周囲には視線を飛ばしており…何か面白い事はないかしらと探しているのだ。
たまに綺麗な女性や娼婦姿の女性を見れば自然と視線を取られてしまう。
それを判別できる者や、当人にはバレバレかもしれないが…。
■アンジェラ > 「ふむ。」
こつ、とカップをソーサーに置いて立ち上がる。
支払いを済ませ、カフェを立ち去っていくだろう。
行先は次の遊び場か、寝床か…。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からアンジェラさんが去りました。