2021/01/17 のログ
コラリー > 「私の歳は24歳ですよ、竜胆様からだとどれくらい離れてるかしら?
うふふ、それならイヤリングの形にします。
竜胆様の綺麗なお声が良く聞こえるように、耳元に付けておきますね。
あら……年下の子に心配をかけてしまうなんて、私もまだまだね……ありがとう、気持ちだけでも嬉しいわ」

(年下の少女に話すべきことではない、貴族社会の、男女のどろどろしたおどろおどろしい、悍ましい話などこの美しい少女に聞かせたいとも思わなくて。
強がりの笑みを浮かべ、安心させるように大丈夫と頷いて)

「竜胆様となら、一緒にお茶を飲むのも楽しいですから、是非にお誘いしますね。
こういうのは、という少女に竜の特徴が現れている場所を見て、そういうものかしら……と首を傾げる)

「ええ、馬車を楽しみに待っていますね。
あら、人妻を口説こうとしているのだから、ハードルは最初から高いでしょう?」

(夫がいると言えど夫に対する愛情はなくて、ただ貴族の女性として妻として求められる貞淑さ、可愛らしく美しいと言えど同性であること、どちらかというとそちらのハードルが高いのだから……と思っていれば、居住まいを正す相手の綺麗な瞳に吸い込まれそうになり、続く口説き文句を聞けばかーっと頬を染めてしまう)

「あっ……うっ……え、ええと……いやだわ、年下の子に口説かれて動揺しちゃうなんて……もう、気恥ずかしいったら……」

(初めてだった、真っ直ぐ瞳を見て熱を込めて口説かれることは。
夫から愛の言葉を囁かれたこともなく、誰からも真剣な熱を込めて愛情をこめた言葉を言われたことがなく、耐性が全くない状態での口説く言葉にもじもじと年甲斐もなく恥ずかしがってしまう)

「も、もうっ、美しいとか惹かれるとか……恥ずかしいわ……それに心臓に悪いわよ。
でも、ありがとう……ございます……」

(美しいと惹かれると、惹かれているのだから美しくない訳がないと、聞いているこちらが照れて恥ずかしくて、心臓がどきどきと高鳴ってしまい、聞こえているのではないかと心配になるほどで)

「んっ、んんんっ。竜胆様が真摯に私に気持ちを伝えて下さったから、私からも……今の気持ちをお伝えします。
私が人妻と知ってなお、一児の母で知ってもなお、同じ女であっても竜胆様は私と絆を結びたい、友人にそれ以上になりたいと仰ってくれました。
愛を交わしたいと言ってくれたこと、とても嬉しく思います。
今はまだ戸惑う気持ちが強いですけれど、竜胆様の真心は受け取りました。
竜胆様はもう友人だと私は思ってますから、それ以上の絆を紡ぐことが出来たなら、その時は竜胆様の気持ちに私も真摯に答えさせて頂きます。
今は、このお返事が精一杯の私の気持ちです、竜胆様」

(相手の金色の竜眼を真っ直ぐに見つめ返し、本気だと言う少女に、今できる限りの想いと言葉を送って。
簡単に気持ちを受け取るというには少女の気持ちは真摯だからこそ、自分も真剣に考えると)

竜胆 > 「私とは……8つ違いますわ。まあ、とてもお姉様、ですわ。
 畏まりました、では、イヤリングの形に、お揃いで作ってしまいましょう。

 辛いときは、年齢なんて関係ありませんわ、話をして、考えて、そして、解決策を探すべき、なのです。」

 大丈夫と言う彼女に、頷きつつもただ、年齢が下だからと言う考えは止めて、何時でも頼ってくださいまし、と。
 少女は、彼女の思うよりも、色々と力があるから。まったく頼れないわけではありませんわ、なんて笑おうか。

「ふふ、私も、コラリー様とお茶をするのは楽しく思いますわ。
 家族以外でこういう風にお話しできる人は、本当に限られていますから。」

 少女の性格や性質も又あるのだけれども、それは、今はまだ秘密、と言わんばかりに少女は人差し指を立てて笑う。
 首を傾ぐ様子には、そういう物なのですわ、と。目を細めて見せる。
 だって、言い寄ってきた男性は、本当に少ないのですよ。とも付け加えて。

「あ、馬車に何か注文とかは、在りますか?

 ――ええ、確かに、最初からハードルは、高いですわね。」

 冗談のように、ハードルに関しての言葉は軽く笑って同意をし、頬を染める姿は、矢張り可愛らしくもある。
 普段は美人で、こういう時に可愛らしいのはとても卑怯ね、と少女は考える、年上なのに、抱き締めてしまいたくなる。

「愛を思う関係は、言葉は、年齢ではありませんもの。
 恥ずかしがるコラリー様は素敵ですわ、もっと、見て居たくなります。」

 素直であれば良いという訳ではないが、それでも、顔を赤らめ、恥ずかしがる姿は、本当に可愛らしい。
 年上に言うのもあれだとは思うが、それでも、見て居たいと、言いたくなるので、それを伝える。

「コラリー様、真剣なお言葉、どうも有難う御座います。
 今は、その言葉で、私は十分に満たされます、ですから、今後とも、よろしくお願いしますわ。
 今日、出会ったばかりですから、急ぐことなくお互いをゆっくり知っていきたいと思います。

 段階を踏んで、伝えねばならぬこと、いっぱいありますから。」

 真剣な視線、そして、伝えてくれるやさしさ。
 同性と知りつつも、それでも、一概に否定するのではなく、向き合ってくださる姿勢。
 それは素敵なレディと言うべき対応で、尊敬すべきと思える。
 だからこそ、彼女に隠し事をしたままなだれ込んだりするのは失礼だ。
 それ故に、今すぐは混乱させてしまうだろう事もある、だから、一つずつ、ゆっくりと絆を結んでいきたい。
 彼女の言葉に、有難う御座います、と満面の笑みを浮かべて見せた。

コラリー > 「確かに竜胆様よりもお姉さんですね、竜胆様のお姉さまよりもですし。
そうなると竜胆様よりも竜胆ちゃん、の方がいいかしら?
ええ、イヤリングの形でお願いします……うふふ、ありがとう。
でも、もう少し自分で頑張ってみて、どうしても駄目なら頼りますから」

(自分よりもしっかりしていそうな少女、確かに自分よりも頼れる感じのする雰囲気に駄目なときは素直に頼ると頷いて。
自分とは違って、家族との付き合いは良好な様子に安心したように微笑む)

「家族は大事にしないと……ですものね。
家族の仲が良いみたいで嬉しいわ。
綺麗で可愛くて、素敵な女の子なのに男の子たちは見る目がないわね……私がお……いえ、なんでもないわ。
注文と言うと、座り心地が良いのと揺れが少ないに越したことはないですし、少し明るめの色調にして欲しいくらいかしら」

(男なら放っておかない、と言いかけて辞めておく。
実際のところ、言われてもそんなに嬉しくない言葉だし、なんだかおばさんっぽい言い方になりそうで。
馬車の注文について聞かれたのを良いことにそちらへと話を変えていく)

「も、もう、恥ずかしがってるのが素敵なんて……こんな年上の人妻の、一児の母にいうものではないわよ?
貴女が真摯に真剣に言葉を紡いでくれたから、私もその想いにきちんと向き合わないとって思ったもの。
十分って言ってくれてありがとう、ええ、これからお互いのことを知っていってからね。
まだ始まったばかりなのですもの、急いで焦って慌てることはないわ……私も、伝えないといけないこともあるものね」

(年下とは思えないほどしっかりした考えを持って、言葉を紡いでくれる。
自分の気持ちをないがしろにするのではなく、慮ってくれる優しい気持ちと真摯な思いに絆されて。
満面の笑みを浮かべる少女を可愛いとも、綺麗とも思いながら穏やかな眼差しで見つめ、優しく微笑みを返していく)

竜胆 > 「ちゃん……そうですわね、面映ゆいですけれど、様よりも、ちゃんの方が。
 それでは、コラリー様、コラリー様の誕生日は何時頃ですか?誕生石を使いたいな、と。
 連絡用ではありますが、私からの最初のプレゼント、贈り物になりますし……思いを、込めたいので。
 はい、その際は全力を持ちますが……その時が無いように、祈っております。」

 ダメな時があると言うのは、詰まり、彼女が苦しい時だと思うから。だからこそ、そんなことがない方が良い、と。
 頼ることが無いように、祈りますわ、と、頷いて見せる。
 ただ、もし頼られたならば、全力を持って、対応することは、間違いはないと先に宣言もしておいて。

「私の所、家族が多いので。姉はもう、結婚してるのですけどね、お盛ん過ぎて大変ですわ。
 両親は両親でもう、見てる此方が恥ずかしいぐらいにいちゃいちゃしてますし。
 コラリー様も、その位に仲良くなりたいと思ってます。

 其処に、私の未だ、伝えてない事もあるのですわ。
 と、はい、明るめの色調で、では、うちの使っているのよりも柔らかくて、座り心地のいいベンチで調節しておきますね。」

 見る目が無いと言うのよりも、伝えてない事、性格や、肉体的な事。
 彼女が何を思って言うのを止めたのかはともかく―――それでも、ちゃんと理由がある事を示して置く。
 馬車の注文に関しては、任せてください、と笑って。

「それでも、ですわ。だって、そうだと知ったうえで、言える位にコラリー様は素敵なのですから。
 私は、未だコラリー様から見ればお子様でしょうし、急いでしまう時もあるのかも知れません。
 その時はどうぞ言ってくださいましね。」

 性急に成りがちなのは、若いからと言うのもあるはずだ。
 彼女のペースで行きたいが、自分のペースに巻き込んでしまう時もあるやもしれぬ、その際は、ちゃんと言って欲しいと。
 大事に思うからこそ、少女は彼女へと真摯に対応する。

「さて、そろそろ、コラリー様を送る事を考えれば、出ないといけませんわね。」

 お話に花が咲いていたか。
 ハーブティも、ケーキもなくなって居て、時計を見れば、それなりの時間だ。
 せっかくなので、帰りがけに、馬車に乗り、気が付いたところを言ってもらうのもありですね、と。

コラリー > 「なら、これからは竜胆ちゃんって呼ぶことにしますね。
誕生日は……で、誕生石は……になるわ。
ええ、竜胆ちゃんからの最初のプレゼント、大切にするから。
そのときなんて、本当にない方がいいですね……うふふ、頼りにしてるわ、竜胆ちゃん」

(もしもの時も、苦しいときも、無いに越したことはない、確かにそのとおりで。
祈ってくれる相手にありがとうと微笑み、全力で……と言われ竜の血を引く彼女の全力は想像がつかず、実は大変なことを頼んでしまったかしらと少し苦笑意を浮かべて)

「そ、そうなの……竜胆ちゃんも大変ね……ええ、気持ちを受け入れたならそのときは、ね。
お姉さんやご両親が逆に呆れるくらいいちゃいちゃしましょう」

(お盛んと可愛い少女から聞くと寧ろこちらが気恥ずかしくなるけれど、自分ともと言われればそれぐらい仲良くしましょうとくすくす笑う。
伝えてないことがあるから、というのがどういうことなのか、これからの御付き合いで教えてくれるのだろうから、焦って聞くことはせず、分かったわ、と言うように頷いて)

「大丈夫よ、竜胆ちゃんが急いだり焦ったりしたら、年上ですもの、きちんと受け止めてなだめてあげる。
それに、竜胆ちゃんみたいな綺麗な子にそれだけ想って貰えてるなら、嬉しいことだもの。
でも、駄目なことの時は駄目ってちゃんと言うから、安心して?」

(甘やかすだけでは寧ろ相手は悦ばないだろうから、ちゃんと諌めるときは諌めると約束。
甘やかすだけでも駄目、厳しいだけでも駄目、お互いに真摯に向き合うことで、想いは深まっていくのだから)

「あら、いつの間にかもうそんな時間になっていたのね。
うふふ、楽しい時間と言うのはあっという間に過ぎてしまって、残念ね。
もっと話していたかったけど……ええ、馬車の注文については帰りながら話しましょう」

(本当に楽しい時間は直ぐに過ぎてしまって、名残惜しさを感じながら席を立って。
馬車への注文や要望は帰りの馬車の中で話すことにして、お店から出て……暖かい彼女へ少し身体を寄せていく)

竜胆 > 「実際言われると……少し、破壊力凄い。キュンと、しちゃいます。
 それでは、私の誕生日と、誕生石……それらを二つ並べた、魔法のイヤリングを。
 有難う御座います、でも、一番大事なのは、コラリー様ですから、ね。
 はい。」

 ちゃん付で年上の人から言われると、美人から言われるととても興奮してしまう。
 思った以上の破壊力ね、と目を瞬いて、目元をほんのりと赤くしてしまう。
 プレゼントに関しては―――まあ、旦那様も、女の子からの友情の証と言えば勘繰られないだろうし。
 そして、大事にしてもらうのは構わないが大事にし過ぎて、本人のみを危険に晒すことだけは無いようにと願う。

「コラリー様、結構ノリノリ、ですね。
 ふふ、なら、それなりにぐいぐい、行っちゃおうかなぁ?
 大変という訳では……大変、なのかしら。ううん。」

 大変と言う表現、自分の性質に関わる事なので、自分ではそう思わなかったが、実際にはそうなのだろうか、と。
 少女は首を傾いで、悩んで見た、答えは出なかったが。
 しかし、彼女がイチャイチャしたりするのは、良いらしい、それなら、と、わくわくした様子。

「はい、お願いしますわ。年上の包容力……と言うやつなのかしら。
 ええ、ええ。コラリー様の事、ダメな事とかちゃんと、言ってくださいましね。」

 そう、言いながら少女は再度彼女に手を伸ばし、手を取って。
 奥にある個室から二人で出れば、楽しそうに喋りながら店を出ることに。
 馬車に乗れば、僅かでも仲良くなった証なのだろう、隣に座ってくれる彼女。
 その彼女と楽しく、送る馬車の事に関して会話をしたり。

 他愛もない話をしながら、馬車はゆっくりと夜の闇の中に消えていくのであった―――。

ご案内:「王都マグメール 富裕地区/パーティ会場」からコラリーさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区/パーティ会場」から竜胆さんが去りました。