2021/01/14 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区/貴族邸宅」にコラリーさんが現れました。
コラリー > 「パーティに私を誘うなんて珍しいこともあるものと思いましたけど、確かにこういうパーティにあの人達は連れて来たくないですよね。
少しでも嬉しいと思ってしまった私が馬鹿でした……」

(侯爵家で開かれるパーティに参加するから共に来るようにと言われ、新しいドレスも久しぶりに買って貰い。
いつもは側室、もしくは愛妾と出るのに珍しいこと、と思えばなんてことはない。
大事にしている可愛い二人を連れていきたくない、そんな内容のパーティだっただけのことで。
行きの馬車の中で渡されたのは顔の上半分を覆う布製のマスク、そして今から向かうパーティの内容を聞くと表情に出さず、うんざりとした感情が胸に満ちる)

「そうですよね、仮面……マスクを付けて誰か分からないようにして、一夜限りのパートナーと過ごすなんてパーティ、あのお二人に参加させられる訳ないですよね……正妻の私より大事にしているのですから」

(必ず男性なら女性を、女性なら男性を連れてくることが参加条件の為、自分を連れてきたと理解して。
政略結婚で結ばれ、嫡子を産んだことで用済みとされ既に女としては見て貰えていないことは分かっていた、けれどこの仕打ちはあんまりではなかろうかと。
会場まではエスコートしてくれたものの、はいれば即座に相手を求めて自分の側を離れた夫を見送り、自分は目を付けられない内に薄暗い会場の中を壁伝いに退室しようと扉へ)

ご案内:「王都マグメール 富裕地区/貴族邸宅」にトーラスさんが現れました。
トーラス > とある侯爵家で催されているマスカレイド。
薄暗い会場に艶やかな音楽が流れ、仮面を付けた男女が密着する程に身を寄せ合いながらダンスを愉しんでいる。
だが、そんな光景はこの会の本質ではなく、実際は舞踏会の仮面を被ったスワッピングや乱交を愉しむ淫蕩な社交場である。
その証拠に一晩を共に過ごす相手を見付けた者から会場を後にして、用意された客室へとしけ込んでいく様子が見て取れた。

「全く、昔から変わらないな。あのおっさんは……、」

ホールの中央で左右に美女を侍らせる侯爵を見ながら、部屋の入口付近で鳥を模した仮面を付けた燕尾服姿の男が独り言ちる。
侯爵の片腕に抱かれている女は彼が連れてきたパートナーであり、その正体は街一番の娼館の人気娼婦だ。
侯爵お気に入りの嬢でもあり、即ち、おいそれと娼館街に出向けない侯爵の代わりに、
彼の愛人紛いの娼婦を連れて、偶然、仮面舞踏会に参加する、という体の呆れた依頼である。
尤も、依頼を終えた今は自由に愉しんで構わないというお墨付きを得ており、実際、ワイングラス片手に状況を愉しんでいた。
だが、暗い部屋の中、扉に近付いてきた女性に気付かず、軽く肩をぶつければ、ワインの雫が飛び跳ね。

「――――、と、失礼。……あー、申し訳ない。御召し物、大丈夫ですか?」

暗がりにて確認は難しいが、己のワインが相手の衣服に飛び散った可能性を考えて、
バツの悪そうに眉根を詰め寄らせながら、仮面姿の夫人に頭を下げて。

コラリー > (会場が暗い上に、仮面を付けているせいで視界が悪かったのと早く会場を出なくてはと気がせいていたせいで扉の近くにいた男性と肩がぶつかってしまう。
小さく跳ねたワインがドレスに散って濡れたことが分かり、それでもこのおかしな空間を出ることを優先ししようと、謝罪する男性へ大げさにならない程度の礼を返して)

「きゃっ……!いえ、こちらこそ申し訳ありません、急いでおりましたので……はい、別に汚れてしまっても構いませんから。
お気になさらないで下さい……申し訳ありませんけれど、早く退室致したいので、失礼いたします」

(こんなパーティに参加するために買ったドレスなんて、汚れても破れてしまっても構わない、そういうつもりで言った言葉。
受取り用によっては違う意味になってしまうことには気づかず、それでは……と扉から外に出ていこうと)

トーラス > 互いに仮面を付けており、視界が狭まっているために相手の貌は分からない。
視線を這わしてみれば、女にしては高めの身長に、女性らしい肉体の曲線、
そして、雪のように白い色の肌と、艶やかな黒髪が確認できる。
その容姿を眺めている間に、自然と赤色の舌を覗かせると己の唇を舐める。

「汚れても構わないドレス、か……。だが、汚してしまっていたら私の気が済まない。
 それにパーティに不手際があったと知れ渡ったら侯爵の面子も潰れてしまう。
 お急ぎのようですが、確認だけさせて頂けませんか? 丁度、部屋も借りていますので」

マスカレイドが始まったばかりであると云うのにも関わらず、
パートナーも見付けずに、場を後にしようと急ぐ女に声を掛ける。
言葉巧みにこの場の主催者である侯爵の名前を出しながら、やや強引な調子で誘いを掛けて、
彼女に先んじて、会場の扉を開けば、まるでエスコートするように行き先を案内する。
そのまま彼女が出口に向かわぬように身体を割り込ませて妨げながら、客室用の部屋へと誘おうとして。

コラリー > (男の唇を舐める仕草に、肉食獣が獲物を前にして舌なめずりをしているような、そんな気配を感じて背筋に寒気が走る。
女としての本能か危険を知らせるような予感を覚え、男の言葉に首を振り)

「ええ、汚れてしまっても構わないです、こんなもの。
ですのでお気遣いなく……それに、このパーティでしたらこのぐらいの汚れは可愛いものでしょうから。
……っ……分かりました、確認だけ……ですが、誰か使用人に確認して頂ければ十分ですので、お手を煩わせる訳には……」

(侯爵の名を出されると夫より爵位が上の相手の面目に泥を塗るようなことをしては、後々に災いになりかねない。
伯爵に愛情はもうなく、その分だけ正妻として夫人として家を守らなくてはならないという強い責任感から男の言葉に了承を返し。
しかし、身の危険を感じている為、女性の使用人に確認させるからと二人気になることを避けようとして。
それでも、エスコートするように案内を始める男について行かない訳にもいかず、途中でメイド姿の仮面の女性に付いてくるように促し、客室用の部屋に連れだって入っていく)

トーラス > 敢えて証明を落とした会場から廊下に足を踏み出せば、彼女のドレス姿が明らかになる。
こんなもの、と卑下されたドレスは真新しく、相応に値も張るものであるだろう。
余程の浪費家なのだろうか、と彼女の事情を知らぬ故に誤解を抱き、一瞬、眉間を顰めるも、

「そんな事を仰っていますが、よくお似合いですよ。
 えぇ、では、行きましょう。」

首尾よく彼女を会場から客室へと誘う事には成功したものの、余計な警戒感を抱かせた様子。
途中ですれ違った仮面を付けたメイドに声が掛けられるのを見て取れば、小さく落胆する。
だが、そのメイドが侯爵家の客室係であれば話は別で、現在、この館で行なわれている催物の趣旨を
彼女が正しく理解していれば、彼にとっては得難き味方になる事だろう。
道中、ワインの染みを確認して欲しい旨をメイドに告げて、部屋に入る際に、そっと賄を握らせる。

用意された客室は暖炉に火がくべられて暖かく、部屋の隅のチェストに酒とグラスが備えられ、
また、中央には人二人が載ってもまだ余る程の大きめの寝台が置かれている。
その部屋の中でメイドは女性を寝台に腰掛けさせると衣服の汚れを確認し始める事だろう。
先程の賄にて彼女が男の意を汲むならば、ドレスを見る振りをして脱がしに掛かる筈で。

コラリー > {薄暗い会場から明るい廊下へと出て、明かりがあることでどこかほっとした気持ちになる。
しずしずと案内されるままに部屋へと向かう間は無言で、とにかく早く帰りたいとそればかりに意識が向く。
流石は侯爵家という絵画を始めとする廊下に並べられた美術品を見ることも、飾られた美しい花に目を向けることもなく、俯き加減で歩いていたため、男がメイドに賄賂を渡したことには気づかないまま)

「汚れていたとしても、侯爵様のせいではありません。
私も気にしておりませんから、軽く手当をして頂いたらすぐに帰りたいのです。
当家の馬車を入り口に回して貰うようにと、手配をお願いできませんでしょうか?」

(暖かい部屋にほっと一息、吐息を零し。何の目的で使われるのかが分かってしまう大きな寝台、そこに腰掛けるのも躊躇われる、けれど見て貰わないことには帰れなくて。
確認し終えれば直ぐに帰れるように馬車を回して欲しいと、メイドへと家名を告げる)

「あの、なぜ汚れをみるのにドレスを脱ぐ必要があるのです?
かかったとしても少量、しみ抜きの軽い処置をして貰えば結構で……っ!おやめなさい!貴方、何を考えて……!!」

(確認するふりをしながら脱がそうとしていることに気付いて、メイドを制止し腕を掴み、そしてこれを命じたであろう男へと、聞かずもがななことを責めつつきつい目線を向ける)

トーラス > 「貴女が愉しめなかったとしたらお優しい侯爵様は気にされるでしょう。
 しかし、宜しいのですか? ええっと、ドゥラクロ、夫人? 伯爵もいらっしゃるのでは?」

メイドが彼女を寝台へと誘い、腰掛けさせるのを横目で見ながら、
手持無沙汰な彼はチェストのボトルからグラスへとワインを注いで口を付ける。
流石は王国貴族の一角を担う侯爵家の用意した酒は、遊びの客室用でも相応の逸品。
彼が普段、足を運ぶような安酒場ではお目に掛れない代物に舌鼓を打ち、
メイドへと彼女が家名を名乗り、帰宅の意志を告げれば、グラスを持ちながら彼女に近付き。
彼女のドレスを脱がそうとするメイドの意図に気付いた彼女が険しい視線を向けるのを見て取りながら、
口端を緩めると手にしたグラスの中身を、今度は意図的にスカートへと振り掛けて。

「あぁ、これは失敬。手が滑りました。
 これだけ濡れてしまうとドレスを脱ぐ必要がありますね。手伝いましょう」

口端を緩めながら道化めいた素振りを見せると女の傍へと近付き、そのドレスに手を掛ける。
メイドと二人掛かりで彼女の自由を束縛すれば、強引にドレスを引き裂かん勢いで、
胸元を開かせ、頭に被った仮面も剥ぎ取って素顔を拝もうとする。

コラリー > 「心の広い侯爵様ならきっと大丈夫です。
私が帰宅してからまた馬車をこちらへ向かわせますから、どうせあの方は遅くなるでしょうし」

(一晩中遊ぶであろう夫に、自分が戻ってまたこちらにくるまでの時間で十分荷馬車の往復は間に合い、問題ないことを男へ伝え。
厳しい目を向ければあからさまにスカートを汚す男に、憤るけれど非力な女の身では二人係で抑え込まれてしまえば抵抗のしようなどなく)

「貴方、最初からそのつもりだったのでしょう!?
離しな……いや、やめっ、きゃぁぁぁぁぁっ!
駄目、仮面とらな……いやぁぁぁぁっ!!」

(引裂かん勢いで引かれるドレスは、背中が大きく開いていることもあり容易く胸元を開かれ。
黒い下着に覆われた豊かな胸、強く締められたコルセット、怒りで僅かに朱くそまった白い肌が露わになり、脚をばたつかせ手を振り回し、どうにかして逃げようと無駄な努力を)

トーラス > 彼女の口から語られる言葉、その左手薬指に嵌められた指環から理解できるのは、
この伯爵夫妻は、わざわざ夫婦でスワッピングや乱交が行なわれている此処に訪れたという事。
無論、彼女が半ば騙し討ちに近い形で連れてこれたという事情があったとしても、
そんな事を知らない彼やメイドには、悪趣味な貴族の悪癖と捉えられても致し方ないだろう。
結果、その誤解は彼らに彼女もまた好き者に違いないという誤解を与えて、
陥れる事に対する良心の呵責を失わせて、急増ながら名コンビを組ませる事になる。

「えぇ、白状すると、……最初からそのつもりだ。
 あんたも薄々気付いていて、それで誘いに乗ってきたんだろう?」

下手糞に取り繕っていた仮面を捨て去り、素の口調と態度を覗かせると口角を吊り上げる。
彼女の仮面を剥ぎ取り、地面に投げ捨てると、己も仮面を剥いで頬傷のある貌を晒し、
軽く頭を左右に振って、窮屈さからの解放感に吐息を漏らす。

「あんまり、暴れるなよ。別に乱暴しようって訳じゃない。一緒に愉しもうぜ」

暴れる女の顎へと片手を伸ばすと軽く上向かせ、己の顔を近付けると唇を奪い取る。
唇と唇の粘膜を触れさせるのに留まらず、舌を伸ばせて相手の舌を絡め取ろうと咥内にまで忍び込み。
男が接吻を交わす間、気を利かせたメイドが女の背後に廻り、
黒色の下着に手を掛けるとその豊満な胸の膨らみを彼の視界に暴き立ててしまおうとして。

コラリー > 「この、ケダモノっ!
そんな訳ないでしょう!私は騙されて連れて来られたのです!
分かったなら解放しなさい!伯爵の妻にこのようなことをしてタダで済むと思っているのですか!!
今なら無かったことにして差し上げます、早く離しなさいこの無礼もの!!」

(不用意についていけば襲われるかも知れない、それくらいは感じていたにも関わらず付いてきたのは侯爵の名を出されたから。
このようなことをするつもりで来たのではないと、騙されたのだと暴れ、今なら不問にすると、今宵の宴の理解がまるで出来ていないことを口走る)

「十分に乱暴にされていますっ!いや、愉しめる訳が……こ、来ないで下さい!何をするつもりで……んっ、むぅぅぅ!?」

(顎へ当てられる手、振り払おうにもメイドに腕を後ろから拘束され、力の強い男の手に顔を反らして避けることも出来ず。
近づいてくる顔に怯えが走り、唇を奪われてしまえばくぐもった悲鳴を上げ。
更に忍び込んでくる舌、噛みついてしまおうと歯を立てようとすればメイドが下着をずらし形の良い、綺麗な白い肌の膨らみとそれに対比するかのように可憐な桜色の先端を露わにされ、驚きの余り侵入を許してしまう)

トーラス > 一瞬、彼女の剣幕にメイドは不安そうな視線を男に向ける。
だが、彼の方はと言えば、伯爵の名前を出す彼女に怯む素振りすら見せず、
益々に愉快そうな表情を見せると安心させるようにメイドにも肯き。

「くくっ、強気な女を屈服させるプレイか。中々に俺好みだぜ。
 大体、あんたの旦那のドゥラクロ伯爵も、他の女と遅くまで愉しむつもりなんだろ?
 若しかしたら、俺の女としっぽりヤッてるかも知れないなぁ」

こういうプレイなのだ、と言ってのける彼の言葉に、メイドはこの館で行なわれている宴を思い出す。
互いに男女を連れてパートナーを交換して愉しむ、悪趣味極まりない淫蕩の宴。
その手伝いをする事を主たる侯爵に命じられている彼女にしてみれば、
互いのどちらに付けばいいのかは一目瞭然。そして、彼女の懐には少なくない額の賄賂もあり。

「あんたみたいな強気な女は少しくらい乱暴にされた方が好きなんじゃないのか?
 安心しろよ。責任以ってちゃんと愉しませてやる」

唇を奪い、メイドのアシストもあって咥内迄、舌を容易く侵入させる。
横目で剥き出しにされる形の良い乳房を見下ろしながら、咥内の舌は相手の舌を絡め、
ざらついた表面から柔らかくぬめる裏側まで舌全体を絡め、口端から淫靡な水音を奏でていき。
顎に触れたのとは逆の手を胸に伸ばすとまろやかな乳房を鷲掴み、卑猥な容に捏ね繰り回す。
男が愛撫を与える間、メイドは自信の役割を着々と果たして、コルセットを紐解き、
彼女の衣服を一枚ずつ着実に剥いて、肌色の見える面積を広げていく。

コラリー > 「何を、ばかなことを言っているのです!
そ、それは……だからと言って、妻である私までそのようなふしだらな真似をしていいはずがありません!
貞淑たれ、貴族の女ならそう教育されているのですから、夫がしているから私もなんて出来る訳がないでしょう!」

(他の女、そう言われてしまうとこの宴のことだけでなく邸宅での夫の振る舞いを思い出してしまう。
正妻の自分がありながら、側室と愛妾を囲い子を成してからは完全に放置。
公式な催しでは立場があるから連れ出されるだけで、大切にされている訳でなく。
その証拠に、こうして妻が襲われているのに夫は駆けつけるどころか、どこの誰とも知らぬ女を抱いているのであろうと)

「好きな訳がないでしょうっ!愉しませてなんて、欲しく……んっ、んーっ!いやっ、んっ、ふっ……んー!!」

(入り込んでくる舌に絡め取られ舐めまわされて、顔を逸らそうにも顎を掴まれ反らすことも出来ず。
唇を奪われ咥内を好きにされていることに涙が滲み、外に押し出そうと舌を動かせばそれはまるで積極的に絡ませ合おうとしているようで)

「いっ、痛い!そんな乱暴に……いやっ、脱がさないで!
貴女、何をして……辞めなさい!貴女も女でしょう!?」

(揉まれる膨らみは男の手の中で容易く形を変える柔らかさと、元に戻ろうとする弾力、吸い付くような手触りを男の手に伝え、人妻らしいまろやかさで男の手と目を楽しませる。
コルセットを紐解かれ、外され、衣服を着実に脱がすメイドの手際は流石は侯爵家のメイドと言えるほどに良く。
可愛らしいおへそにコルセットが無くてもほっしりとしたお腹、くびれた腰、今はまだ黒い下着に隠された場所とそこから覗く脚は白くすらっと滑らかで)

トーラス > 「旦那が俺の女と愉しんでいるんだから、俺はあんたと愉しんでも問題ないだろう。
 俺の女の代わりに俺に抱かれてあんたも楽しめよ。……此処はそういう場所だろ」

尤も、彼の連れてきた女は侯爵の愛人である娼婦であり、彼女の夫に抱かれている筈もない。
勿論、そんな事はおくびにも出さずに、共犯関係を思わせるような言葉で女を誘い。
尚も反論する彼女の言葉を噤ませるかのように口を塞いでしまう。
咥内を侵す異物を排斥しようと彼女が舌を伸ばせば、口端から零れ落ちる水音は益々大きく淫靡に響き。
舌を絡めるに飽き足らず、彼女の呼吸を奪う接吻は、頬の裏側や顎の内側などの粘膜を擦り、
まるで彼女の所有者であるかのように我が物顔で咥内を犯していく。

「んっ、はっ、……あぁ、悪い悪い。あんたの乳があまりに良いから、ついつい夢中になっちまったぜ。
 全く旦那の気が知れないな。こんなイイ女を放っておいて他の女を抱きたがるなんて。」

掌に張り付くような手触りに柔らかな餅のような感触。
その揉み心地に知らずに力が籠り過ぎていた事を察すれば素直に詫びの言葉を放ち、
代わりに優しく柔らかな手付きで女の乳房を揉み始める。
柔い媚肉の感触を五指と掌全体で堪能しながら、先端の突起を摘み上げると磨り潰すような刺激を与える。
優秀な侯爵家のメイドは彼女の衣服を脱がせ、最後の一枚のみは其の侭に、
脱ぎ散らかした布地を拾い上げると丁寧に折り畳み、傍らの卓に置き、
自分の役目を果たしたと知れば、二人に深々と頭を下げた後、ごゆっくりお寛ぎ下さい、と言い残して部屋を立ち去る。

コラリー > 「奥様か恋人かは知りませんけど、大事な人を他人に差し出しておいて、なんてことを……夫が楽しんでいるからと私が楽しむなんて出来ないと言ってるでしょう!?
そう言う場所だと、知らずにつれて来られたのです!
んっ、はっ……んんー!むー、んーっ!!いやっ、気持ち悪いっ……んぐぅっ」

(自分の言っていることがブーメランとなっていることに気付かず、貞淑であれと教えられ育ち、夫以外の男に唇を好きにされて矜持を傷つけられ。
舌を絡める、頬の、顎の内側を舐めるぬとぬとした感触と言葉を封じる深い口づけ、卑猥な水音が自分の咥内から響いている事実に涙を流して)

「嬉しくありませんっ!あの人は、私に興味なんてないのだから当然でしょう……あっ、駄目、止めてっ、貴女、どこに行くの?!
助けなさいっ!誰か人を……いやっ、助けて、置いてかないでっ!!
あっ、止め……てっ!そんなことしたら、いやっ!助けて、誰か助けてっ!」

(男の手に吸い付き形を変えて、膨らみは男の想うさまにいやらしく卑猥に、柔らかく弾力を持って楽しませる。
痛いほどの力から感じさせる柔らかな手つきになれば、じわっと感じてしまう熱に怯え、先端への刺激に男を知っている身体は素直に反応し、硬く尖り色づいてしまって。
メイドがベッドを離れ、入口に向かい、そして礼をして立ちさってしまえば自分を助ける者などなく、男に蹂躙されるしかないのだと思えば……何故か、お腹の奥が熱くなる気がした。
それが怖くて、助けてと必死に繰り返すも、助けが来ることはないと頭の片隅では理解していて)

トーラス > 「くくっ、違うなぁ。旦那の代わりに愉しむのは俺の役目だ。
 だから、あんたは俺の女の代わりに愉しんでくれよ。
 きっと俺の女はあんたの旦那に抱かれて悦んじまってるだろうからさ」

彼女の夫に抱かれている訳ではないだろうが、自分の連れてきた女が別の男に抱かれて悦んでいるのは紛れもない事実。
生憎と妻でも恋人もない、客と娼婦の間柄の女が、他の男に抱かれる事に嫉妬も何も覚えず、茶化すように告げる。
咥内の隅々まで舐め尽くせば、漸く、口を離して唇を解放する。
互いの口伝いに走る銀色の色を掬い上げると女の頬を舐めて涙の雫を味わい。

「旦那があんたに興味がないなんて、そんな事あるもんか。
 貴族だったら跡取り作りに毎晩励んでるもんじゃないのか?」

彼女の制止の言葉にはメイドは一切耳を貸さず、賄賂の分の仕事を終えると、
頭を下げて彼女本来の仕事へと帰って行ってしまう。
背後で扉が閉まる音がするのと同時、女の身体の上に覆い被さるとベッドへと押し倒す。
其の侭の勢いで乳房へと貌を寄せると弾む丘陵を舌で螺旋を描くように麓から登り詰め、
硬く色付く先端に至れば、乳輪の円周をなぞり、徐々に直径を狭めて乳首にまで舌を伸ばすと、
穿り出すように根本から先端の窪みまでを舐め回していく。

同時、片手を彼女の下腹部へと伸ばすと臍から子宮の辺りを掌で暖めるように撫で回して、
指先を下着の内側へと潜り込ませると陰毛を掻き分けながら恥丘へと滑らせていく。

コラリー > 「そのようなこと、出来る訳が……んんぅー!あぁっ……んぐっ……はーっ、はーっ、くぅぅぅ……舐めないで……気持ち悪い……」

(ようやく離れる唇、呼吸困難気味になって荒く呼吸を繰り返し、頬に這う男の生温かい舌に気持ち悪そうに顔を逸らす。
跡取り作り、それに励んでいたのは結婚当初の数か月。
自分のような陰気で内気な女は好みでないのか、ただただ義務的に抱かれ、愛の言葉を囁かれたこともなく。
終いには夫が楽しむ場の為に連れ出され……情けないやら悔しいやらで涙を流し。
もし女を知るものが見ていたら、口数少なく俯き、言いたいことも言えない普段の姿との余りのギャップに驚くか、さしもの女も襲われればこうやって抵抗するのだなと感心するだろう)

「跡取りはもういます……だから、旦那様は、あの人は私から興味を無くしたのです……ぁっ、辞め、辞めてっ!
いやっ、駄目っ……あぁっ、舐めないで……やだ、辞めて……あっ……駄目、駄目ぇ……」

(押し倒される身体、覆いかぶさる男の顔が胸元に埋まり、仰向けに寝ても形の崩れない膨らみを舐め始めれば身体をよじって逃げようとするも、男の身体に抑えられた身体は捩ることすらできず。
生温かくぬるぬるした感触が胸を這いまわれば知らず背筋はぞくぞくと震え、肌に残る唾液の痕はいやらしくてかって。
先端へ届くしたが直ぐに突起を舐めようとせず周りを舐め、もどかしさを感じてしまい……そう感じてしまうことに、駄目とうわ言のように繰り返し。
とうとう乳首を舐められてしまえば桜色の突起は更に濃く色づき、硬く尖り男の舌へと弾力を返しはじめる)

「いやぁ、駄目、駄目ぇ……辞めて、あっ……んぐぅ……駄目なのぉ……いや、そんなところ触らないでぇっ!
いや、いやいや、駄目、駄目ぇっ!」

(おへそからお腹の上、子宮の上を撫でまわせばしっとりしながらすべすべした肌の感触で男の手を楽しませ。
僅か一枚残された下着の中、整えられた秘毛をかき分けそこに触れられれば、そこは……熱を持ちじわじわと蜜を滲ませ、潤みを帯びていて)

トーラス > 「できるさ。……言っただろう、ちゃんと俺が愉しませてやる」

頬の涙の筋を舐めやれば、嫌悪感を持ちながら貌を逸らすように口端を歪める。
止め処なく零れ落ちる涙の源泉迄、唇を伝わせると眦を舌先でつつき、尖らせた唇で溜まる雫を啜り上げ。
赤裸々にされる彼女と夫との夫婦生活に、勿体無い、と本心からの呟きが零れ落ちる。
性欲をそそられる肢体に、未だ女盛りの身体。
これで旦那が禁欲的ならばまだしも、このような場に遊びに来るほどに旺盛であれば眉根が詰め寄り。

「全く理解できないなぁ。俺が伯爵だったら、ぽんぽんと子供を産ませて破産させちまうぜ。
 だったら、……男に抱かれるのも、久方振りだって言うのか?」

先程、貞淑云々と抜かしていた彼女が別に愛人を囲っているとも思えず、興味本位に問い掛け。
胸の先端にまで舌を至らせると弾いてくる弾力に頬を綻ばせると舌先を前後に蠢かして乳首を揺らし、
赤子用に乳房へと吸い付けば、唇を窄めて突起を啜り、軽く前歯を立てると甘噛みする。
胸への刺激を与えながら、下肢に伸びた手は滑らかな膚に掌を摩り付けるように撫でると、
最後の砦たる下着の内にまで忍び込み、指先を恥丘に触れさせて、既に触る前から感じられた潤みに、
双眸を瞬かせると、入口付近を武骨な指で擦り付けながら、くちゅっという水音を周囲に洩らして。

「おいおい、……こいつはなんだ? 貞淑な筈のドゥラクロ夫人は、一体いつから濡らしていたんだ?」

一旦、下着から指を引き抜けば、彼女の貌の前に見せ付けるように差し出して、
親指と人差し指をくっ付け、離し、と繰り返すと指の間に彼女の蜜が糸引く様子を見せ付ける。