2021/01/12 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区 パーティ会場」にクレス・ローベルクさんが現れました。
クレス・ローベルク > 大きな館のホールの一つで。
華やかなパーティが催されていた。
とある商人が開いた大掛かりな宴で、貴族や商人の他、冒険者や平民も幾人が呼ばれている。
男もまた、パーティの余興役として呼ばれていて――そして、自分の仕事が終わり、今はパーティ会場の中を歩いていた。

「(簡単な型をするだけで結構貰える上に、ただ酒ただ飯だからなあ……)」

剣闘士、クレス・ローベルク。
特に評する所も無い中堅どころの剣闘士であるが、それ故に剣闘士としてのイメージに近い。
だからか、こういうパーティには箔付けを兼ねて呼ばれる事が多い――男としても、こういう社交的な場は決して嫌いではない。

「(裏もないようだし、ちょっと此処は楽しませてもらおうか。
さてさて、暇してる女の子とかいないかな?)」

などと、きょろきょろと話しかけやすそうな人を探して辺りを見渡してみる。
時折、ウェイターから飲み物を受け取って呑みながら。

クレス・ローベルク > 「……うーん、意外とグループができてるな」

色々な人種がいると言っても、或いはだからこそ同じ様な人種で集まって話している。
冒険者は冒険者で。貴族は貴族で。
確かに、それが一番安全なのだろうが、男からするとちょっとやりにくい。

「うーん……会話の邪魔になる事覚悟で、話しかけてみるか?」