2020/12/21 のログ
テンタ >  
それにしても寒くなった。
服に忍ばせている触手のおかげで温かいのは温かいが、それが無ければこんな格好で外は歩けないだろう。
袖からにゅるりと頭を覗かせる触手を撫で、ぽてぽて歩く。

「んー、どこで何食べるすかね。出来れば汁物がいいんすけど」

もうちょっと行けば富裕地区の商店街に出るが、個人的には平民地区の食事が食べたい。
安くてちょっと濃い目の雑な味付けで量の多いやつ。

テンタ >  
「よし。じゃさっさと帰るっすか」

決めた。
平民地区のいつもの店。
そちらに向かって歩を速めつつ、頭の中は既に美味しい汁物で一杯である。

ご案内:「王都マグメール 富裕地区 住宅街」からテンタさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にラミラさんが現れました。
ラミラ > ステージの上で踊り子が舞う。
しゃん、しゃん、と心地よい金属音が鳴り、体格に似合わぬ豊かな肢体が揺れる。

『うふふ。そうですよ。もっと私を見てくださいねぇ…♪』

甘い囁きが見る者の耳朶をくすぐり、妖しげな舞踏にさらに引き込んでいく。

そこは富裕層の通う酒場のステージだったかもしれない。
はたまた冒険者や商人を労う宴の席だったかもしれない。
呼び出された、あるいは仕事として請け負った踊り子はやってきた。
その艶やかな舞踏を披露し、喝采を受ける。

しかしその最中。踊りに込められた魔力によって夢の世界へと誘っていく。
踊りを観ているだけで、ぼんやりと陶酔するような心地よさを与えていく。
周囲の景色はゆっくりと溶けていき、踊りは更に艶やかさを増していくだろう。

今夜の獲物はどうなっているか…?

ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にロイスさんが現れました。
ロイス > 「……はぁ」

珍しく金払いの良い依頼人の豪商から、『労を労いたい』との事で招かれたパーティ。
正確には、男やその周りのパーティだけでなく、護衛した商隊の労働者全員が招かれていたので、結構な人数だったが。
しかし、その数は今や、半数ほどに減っていた。
その理由は、ただ一つ。冒険者達は依頼人が招いた娼婦達に連れられて行ったのだ。

「まあ、そういう労の労い方もあるだろうけど、俺は好きじゃないんだよなあ……」

彼女たちには悪いが、全員断り、その代わりに宴に用意された食事を摘まんでいる。
勿論、彼らもその辺りは理解してくれているらしく、娼婦だけではなくこうしてダンサーを用意してくれている、のだが……。

「(珍しい体系の子だなあ)」

舞台の上で踊る彼女は、随分と不均等な体系だった。
露出こそ多いが、それは踊り子としての衣装として納得できる。
そして、踊りも中々見事だった。
身体をくねらせ、尻や胸をさりげなく、しかし印象に残る程度に見せつけてくる振りに、男はいつの間にか魅了され……

「(いや、いやいや!何考えてんだ!彼女は踊り子だぞ、娼婦とかじゃないんだから……!)」

そこで、ぶんぶんと首を振る。
もし本当に娼婦だったとして、だからといって不躾な目で見ていいわけがない。
いかんいかんと、踊りから料理に目を移し、そちらに集中しようとするが……どうしても、彼女の方が気になってしまう。

ラミラ > 宴もたけなわ。
呼ばれた娼婦達と共に徐々に人が減っていく。
酔いも回り、警戒心や周囲への観察力もイイ感じに低下している頃合いだろう。
すでに何人かは踊り子の術中にハマりこみ、ぼんやりした夢の中で心地よい快楽を味わっている。

そして次の犠牲者を探すように、踊り子はゆっくりと身体を回転させる。
ふと、視線に留まった男性。
料理に集中しようとするものの、自分の踊りに惹かれるようについつい視線を向けてしまうような純な男。

「……♪」

あの人にしようかな?と唇をわずかに吊りあげた。
くすっと微笑みながら、当の男性に意味ありげに流し目を送る。
踊りながら、ちらり、ちらり。
紫水晶のような瞳が男性の視界の中でチラついていく。
男性の意識が料理よりこちらを向いてくれば、ゆっくりと腰をくねらせる姿を見せつけて…。

ロイス > 彼の視線は、料理と彼女の間で上下する。
だが、元より彼女はただ魅力だけでなく、魔力も使ってこちらを魅了している。
冒険者としてのキャリアこそあるが、魔力などない男の視線は、我知らず彼女の動きに釘付けになり……。

「(こっちを、見た……?)」

いや、気のせいだろうと思うが、しかし何度も視線はこちらを向いている。
冒険者として、この手の感覚に敏感なのが逆に仇――彼女の妖しい紫色の眼に、視線が吸い込まれて。
そして、動きが更にいやらしく、腰をゆっくりと、艶やかにくねらせる動きになると、

「(う、うそ!?)」

むくり、と男の肉棒が勃ちあがってきた。
大きさ自体は他よりも一回り大きいそれは、ズボンを押し上げて主張を始める。
とはいえ、椅子と机に隠れているので、勃った事は周りには気づかれていないようだが……これでは立ち上がる事などできはしない。

「(あの踊り子さんには悪いけど、早く終わってぇ……!)」

男をさいなむのは、勃起だけではなく、それを生じさせている性欲そのものでもある。
うずうずとした感覚が睾丸と肉棒の間に走ってしょうがない。
膝をすり合わせて誤魔化すが、しかしだというのに視線は彼女から外せない――一種の生殺しであった。

ラミラ > くすくす。踊り子は笑う。
視線に、動きに、男性の眼は釘づけになっていく。
たまらない感覚に背筋が泡立つようだ。

ゆったりとした腰の動き。
うっすらと透けたハーレムパンツの中に視線を吸い寄せていく。
周囲は沸き立っているが、男性にはそれは遠くの喧噪だろう。
そこに視線が集中する頃合いには、踊り子には男性の興奮具合が手に取るように分かってしまう。

『ふふふ♪ もっともっと…むずむずしちゃいましょうね……?』

何故か男性の背後から囁かれる甘い声音。
振り向こうにも視線を捕えて離さぬ舞踊。
その腰の動きにつられるようにして、勃起した肉茎に甘く痺れるような快感が走り始めるだろう。
同時に、周囲の景色はうっすらと桃色に染まっていく。
その踊りで、快楽の夢の中へと埋没させていく―――。

ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にロイスさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にロイスさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にロイスさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にロイスさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からロイスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にロイスさんが現れました。
ロイス > 「っ!?」

背後から、まるで囁かれた様な声にびくりと背筋が伸びる。
だが、振り向けない。
まるで魔法の様に視線が固定される――それがおかしいと理解できるのに、それに抗う事が、抗おうと思うことができない。
ただ、彼女の踊りを享受する事しかできない。

「はぁ……はぁ……っ」

何時しか、彼の身体は前屈みになっていた。
甘い快楽が頭の中を支配して、とても姿勢を保っていられないのだ。
この状況でも自らを慰めないのは、精神力と男の中にある羞恥心によるものだが、しかしそれゆえにどっちつかずの状況にもなっていて……。

ラミラ > 男性の視線をくぎ付けにしたまま、妖しい舞踊は続く。
熱狂に後押しされるようにしてその舞踊は妖艶さを増して…。

『あぁ…いい気持ちですよねぇ…ふふふ…♪』

くいっと突き出した胸元がたゆんと揺れる。
くるりと回った拍子に軽く臀部を突き出して見せる。
手を後頭部で組むようにしながら、身体をS字に揺らして見せる。
艶やかさが増していくほど、男の肉茎に走る甘い快楽もまた増していく。
次第に遠くから、濡れた音が聞こえてくるだろう。

『ふふ…だぁいじょうぶですよぉ…♪ このままたぁっぷり、出させてあげますからねぇ…♪』

腰の動きにつられるようにして濡れた音が、感触が肉茎に伝わる。
いつしか男性の視界一杯の中で、踊り子の腰部が揺れ、その動きと連動するように快感と卑猥な音が響いていく。
踊り子の少女が、男を犯しているかのよう。
現実は遠ざかり、夢のような曖昧な感覚の中、ただ甘い快感と陶酔感だけを導いていくだろう。

…他の、夢の中へ落ちた者達と同じように。

ロイス > 「な、なんっ!?あ、……うぅぅぅぅっ!」

にゅるり、と今までの様なあいまいな感覚ではなく、確かな感触を肉棒で感じる。
今までにない感触に動揺するが、しかしそれはすぐに快楽のうめきへと変わる。
最早、机に突っ伏し、それでも視線は前に固定され。
彼女の与える接触のない快楽に悶える。
頭を抱える様にかきむしり、「あ、あっ、あっ」と情けない声で鳴く。

「(出る……っ、こんな、所で……っ!)」

白濁がズボンの中で炸裂する。
その快楽とそして羞恥が、男に現実感を失わせ、より深い夢うつつに誘っていく――

ラミラ > 『んふふふ。……でもまぁだまぁだ……。』

びく、びく、と身体を震わせる男性。
忘我の境地へと導いたまま、ゆるゆると踊り子の少女の身体はくねっている。
そこはすでに夢の中。
淫夢を彷徨い始めた男性をより一層深い世界に誘う為に、

『ほぉら…見てください?』

ゆら、ゆら、と腰部が左右に揺れる。
それを見ている内にすうぅっと何かに吸い込まれるような感覚が走り始めるだろう。

『頭の中まで気持ちよぉ~く…してあげますからねぇ♪』

肉茎は濡れた感触に包まれたまま。
今度は頭の中に濡れた音が響き始めていく。
同時に更なる忘我へと誘う心地よさが脳内に広がり始めていくだろう。

ロイス > 最早、自分が座っているという感覚すらない。
自分自身の肉体の存在の自覚さえ怪しい程の深い夢の中だ。
ただ、それ故に彼女の動きだけは唯一戦列に知覚される。
ゆらゆらと妖しく揺れる腰を見ていると、まるで自分自身の一部が譲渡されたような錯覚――あるいは実感を得る。

「あ、ああ!?何、何だこれぇ!?」

耳を塞いでも聞こえる、淫靡な水音。
それと共に湧き出てくる、幸福感。
まるで麻薬のようなそれに恐怖を覚え、ぶんぶんと首を振るが、逃れる事などできない。
理解できるのはただ一つ。今や男の全ては彼女のものだという事実。

「ゆる、して……ぇ……」

懇願する声は既に甘く。
抵抗感すら薄らいでいる。

ラミラ > 『あれれぇ? 気持ちよくないですかぁ…? ふふふふ♪』

次第に、踊り子の動きの激しさが増していく。
肉茎に上下に走る濡れた感触。
腰を振る動きに合わせて走る快感は、踊り子が男を犯している様子そのもの。
頭の中まで不思議な感覚に包み込めば、遠くで踊っているのか、間近で犯しているのか、その感覚さえも曖昧に。

『ふふふ。もうお顔がトロけちゃってますよお…♪
しっかり、私の身体の事を覚えちゃってくださいねぇ…?』

そして次の絶頂へと導く為に踊り子の少女は卑猥な踊りを披露し続ける。
それは先ほどの絶頂よりも深い深い心地よさを得られる事だろう。

ロイス > 「おかしい、おかしいよぉ。何で、踊ってるだけ、のはずなのに……っ」

男は、犯されている。
彼女の股がられ、その小さな膣にねじ込まれ、ぐぽぐぽと粘液と空気が混じる音さえ聞こえる程に、激しく。
だが、男は遠くで彼女を見ている。
まるでじらすような動きに翻弄され、肉棒は何処までも切なくそそり立っている。

「う、うううう!」

彼女の声に、また首を振る。
だが、男がいくら拒絶しようと、彼女の与える快楽は体が覚えてしまう。
人前で射精させられるという屈辱も、自分がこんな小さな女の子に弄ばれているという事も。

「あ、あああ、出るぅ……っ」

膣中に/ズボンの中に射精する男。
心地よさと恐怖がない交ぜになって、男を支配する。
具体的な事は何もない。ただ、椅子に座っているだけの男のまたぐらは、濃い精のにおいで充満している。

ラミラ > 『うふふふふ…』

どく、どく、と男の精が放出されていく。
その男の表情がどうなっているかを少女は覗き込むように笑いながら。
しかし、それが言葉とは裏腹に快楽に染まっている事は容易に想像がつきながら。

『さ~ぁ…今度はこっちに…くださいねぇ…?』

男性に宣告しながら、男性の視線の先でその豊かな胸を持ち上げて見せる。
そしてその柔らかな乳房で、しなやかな指先で、三度その濡れた膣内で。
幾度も男性の精を搾り取っていくだろう。
淫夢の中で、存分に少女の肢体に溺れていく事ができるだろう。


現実では、ショウが終わった後…。
何かに満足したように舌なめずりをする踊り子の姿を見る事ができただろうか。
複数の男性から搾り取った精気で、踊り始める前よりも活力に満ちていたとか。

ロイス > 淫夢の中で、男はからめとられていく。
快楽に震える身体。しかし、彼女は未だ彼を開放したりはしない。
それどころか、彼女の豊かな胸で肉棒を包み、再び搾り取り始める。
男は、動けない。ただ、彼女の柔らかな快楽に悶えるばかり。

「あ、あ、あ――!」

果たして、幾度射精したのか。
宴が終わった後、男はぐったりと椅子に体重を預けていた。
後に、彼は日課である冒険者ギルドへの顔出しを実に半年ぶりに止める事になるが……休養のベッドの中。
男は、彼女に搾り取られた淫夢の記憶に、いろいろな意味で悶える事になったという……。

ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からロイスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からラミラさんが去りました。