2020/12/02 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区の公園」にミシェルさんが現れました。
ミシェル > 昼下がりの公園。
普段から静かな場所だが、今日はいつにもまして人影が少ない。
近くにより大きな公園があるため、こちらに来る人は少ないのだ。
そんな物静かな公園の、ベンチの一つに、横たわる女男爵の姿があった。

「Zzz……」

仰向けに寝転び、だらりと片腕を下に垂らした姿はまるで死体のようだが、
遠慮のない寝息が彼女が生きていることを示している。
その顔の上には分厚い魔導書が広げられたまま置かれており、アイマスク代わりとなっている。

「Zzz…Zzz…」

このところ激務続きで睡眠時間が不足していた彼女は、
休憩に訪れたこの公園で誰もいないことをこれ幸いと仮眠を取っているのだ。

しかし、いくら富裕地区とはいえ、少し不用心すぎやしないだろうか?

ミシェル > 「……んがっ」

目覚めたミシェルはばっと魔導書を跳ねのけ、起き上がった。
辺りはすっかり夕暮れ。懐中時計で時間を確認する。

「もうこんな時間か…さて、もう一仕事だ」

ぐっと伸びをしながらベンチを立ち、公園を後にした。

ご案内:「王都マグメール 富裕地区の公園」からミシェルさんが去りました。