2020/09/21 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にロブームさんが現れました。
■ロブーム > 富裕地区の裏通りに、肥えた男が一人佇んでいる。
正確には、裏通りには肥えた男の他、何人もの衛兵が倒れている。
その内、一人の頭をぐり、と踏む――特に意味はない。ただの演出として。
「これ程派手に立ち回れば、そろそろ人間側もそれなりの人材をよこしてくると思うが――」
と、男は一人ごちる。
この惨状に、さしたる意味はない――強いて言うなら、この状況そのものが餌。
男が探し求める、"美しい心を持つ者"――それが現れる呼び水。
別にそれは、迷い込んだ一般人でも構わない。
力の強弱ではなく、心の美しさ。
それは、強大な魔族であるロブームに立ち向かう勇気だったり、倒れた衛兵を放っておけない善性だったり様々だが、とにかくそれが、ロブームが愛する女の基準なのである。
「或いは、皆見て見ぬ振りか――それもよかろう。
戦闘能力のある奴隷は、高く売れるからな」
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にティアさんが現れました。
■ティア > それは仕事帰りの事だった。
いつもの如く、奴隷として職務を全うした白髪の少女はドロドロの体液が染み付いたボロ雑巾のような布切れ一枚を体に纏い、浮遊地区の路地裏を彷徨っていた。
バフートまでの帰り道を忘れてしまい、迷い込んでしまったのだ。それこそが少女の運の尽き。
目の前に広がる惨状を前に、少女はただ立ち尽くし、そこに立つ男を呆然と眺めていた。
「……っ、逃げなきゃ」
本能的に、そんな言葉を口にした少女は男に背を向け、気付かれないようにそろりとその場を立ち去ろうとした。
しかし、たまたま足元に転がっていた空き瓶が彼女の足に当たってしまい、ガラスの弾けるような音が路地裏に響き渡ってしまう。
■ロブーム > 「ふむ……?」
唐突に、硬く澄んだ音が聞こえた。
振り向くと、そこには幼い少女が、今正に背を向けて駆け出そうとしていた。
だが、それ以上に目を引くのは、その少女が着ている衣服だ。
衣服――とさえ言えないような、襤褸の癖に、やけに体液が香る。
「ふむ――まあ、待ち給えよそこな少女よ」
突如として、少女の目の前に男が"出現"した。
そして、そのまま彼女の軽い身体を、高い高いの容量で持ち上げ、
「ふむ……可愛らしい少女ではあるな。どうやら、奴隷の様だが」
少女が暴れようが何しようが、男は一切意に介さず彼女をじろりと上から下まで舐め回すように見るだろう。
そして、男は今気付いたかのように、自己紹介する。
「私の名はロブーム。悪魔にして魔王である。
君の名を聞いても良いかね?幼気な少女よ」
■ティア > 「……っ、な、なんで」
逃げようと、背を向けたはずの男が何故か自分の目の前に立っている。逃げるために、確かに走り出したはずの体はいつの間にか男によって持ち上げられてしまい、少女は恐怖の感情すら忘れて呆気に取られていた。
舐るように見上げる男の目には、脂肪のない貧相な体が映ることだろう。脂肪も筋肉もなく、骨が浮き上がるほどに痩せこけた体だ。
女性としては致命的なまでに、平たい胸はほんのりと膨らんでいる程度で、奴隷オークションに掛けられたとしても大した根は付かないくらい、お粗末な体つきだ。
「悪魔……?魔王……?
意味わかんないし、私……帰らないといけないから、離してよ……」
悪魔とか魔王とか、奴隷として人間の生活に溶け込む少女には聞きなれない言葉だった。
もちろん、男の問い掛けに答えてやる気もなく、この場からどうやって逃げ出すかだけを考えている。
■ロブーム > 「ほう。私の正体に思い至らなかったとしても、これ程の体格差でその様な口が利けるとは、見た目によらず気丈な娘よ。
私が求める"美しい心"とはまた少し趣は違うが、これはこれで気に入った」
そう言うと、男は地面に椅子を召喚する――布張りの、ふかふかとした一人がけのソファだ。
男は少女を抱き上げたまま、どっかりと腰掛けた。
くるりと少女を回して、膝の上に座らせると、
「君が果たして本当に帰りたいと思っているかはともかく――」
などと、思わせぶりな、或いは見透かした事を言う男。
まあ、少女の服装を見れば、とてもまともに取り扱っているとは思えないので、これはただの話の枕かもしれないが。
「私としては、君が気に入った。是非とも、私専属の奴隷にしたい。
勿論、前の主人よりも良い待遇は保障するよ?
経済面もそうだが――何より、私の奴隷になれば、無上の快楽を貪る事が出来るのだからね」
べろり、と首筋を這うようにロブームの太い舌が舐めた。
これには嫌悪感しか感じないかもしれないが――しかしこれは愛撫ではなく、寧ろ少女に対する親愛の証。
正確には、これから堕ちるであろう少女に対する、だが。
「今から、その無上の快楽。その一端を君に体験させてあげよう。
もしも、君がそれを受けた後、その先を望まなかったなら――君を解放し、ついでに君の主人のもとまで送って差し上げても良い」
だが、
「もしも、その先を望んでしまったら――その時は私の、魔王の奴隷だ。私の好きな時に呼び出され、私の好きな時に愛される――そんな愛玩奴隷になってもらう――"いいかね?"」
まるで身勝手な宣言。言うまでもなく、少女の意思などは全く無関係である。
だから、このいいかねとは、理解したか、という意味以外の何物でもない。
彼女が頷こうが、首を振ろうが、どの道その身体を男の手が穢す事だけは既に確定事項である。
■ティア > 少女は年齢こそまだ幼いけれど、見た目によらず今まで数百人の貴族や王族を相手にしている。
少し体格のいい男ってだけならそこまで脅えたりはしない。
が、それがただの人間であればの話だ。
「……はっ!?椅子が、突然……!?」
今までそこになかったはずの椅子が、突然目の前に召喚されればさっきまで憎まれ口を叩いていた少女も目を丸く見開き絶句の表情を浮かべる。
この男は本当に人間じゃないのか。
不安とともに沸き上がる疑問。しかし、そんなことを考える暇もなく、男と共に椅子へどっかりと腰掛させられる。
「私を、奴隷にするって……?
魔王の奴隷なんて、ありえない。私は、人間。奴隷であっても、魔の者に落ちるほど腐ってない……」
心を見透かされているような気がして、とても不愉快だった。帰る場所なんて、ほんとはどこにもないことをわかっていながらも、少女は強がりな態度で男の誘いを断ろうと目を釣り上がらせた。
しかし、首筋を舐られるとそんな借り物の意思もすぐに揺らいでしまう。
気色の悪い感覚が、背筋を走っていく。さっきの威勢なんて、どこにも見つからないくらい、弱々しい悲鳴を上げた。
「……っ、ふざけないで。そんなの、勝手に決められても困る……。そんなの、絶対駄目なんだから……」
奴隷として鍛え上げられた体は何人から与えられる快楽でさえ、簡単に受け入れることが出来るほど、従順に調教されているのだ。
この魔王と名乗る男がどんな手を隠しているのかは知らないが、本気を出せば自分なんて簡単に堕とされるのが目に見えている。
そんな勝負に乗るつもりはないと、少女は必死で抵抗の意を訴えるが……。
■ティア > 【継続予定】
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からティアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からロブームさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にファイネアさんが現れました。
■ファイネア > 「ん~……。」
招待を受けた夜会の会場で一人唸る。
周囲には貴族や商人、それに類する人々や護衛と思わしき人間がひしめいている。
とは言え会場は広い。窮屈という印象はなかった。
そんな中で、ほんのり不機嫌そうな表情で壁の花となる事しばし。
ファイネアはこう思っていた。
(…お腹空いたなぁ。)
通常の食事や、好みである酒は嗜んではいる。
ただ生きた精気を吸ったワケではないので空腹感を感じているのだ。
欲求不満にも近いかもしれない。
あぁ、もうこうなったら誰か堕としちゃおうかな―――。
ワイングラス片手にそんな物騒な事を考えているとはこの場の人間は知る由もなく。
周囲をぼんやりと眺めつつ、緩やかに物色を始めていた…。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にティアさんが現れました。
■ティア > どこを見ても人、人、人。
大宴会の片隅で、奴隷の仕事として出向いた白髪の少女はあまりの人の多さに当てられ、ぐったりと地面に腰を掛けていた。
今日の仕事は性的な奉仕──ではなく、力仕事だったおかげで機嫌はそこまで悪くない。しかし、身なりが身なりなだけに、人の目が気になって仕方がない。
もう職務は終えたのだが、ここから店まで帰る元気は少女には残っていなかった。
「……はぁ、宿に泊まるお金もないし、朝までに帰らなかったら……店主に殴られるんだろうな」
夜会会場の片隅で、負のオーラが漂っている。
そのオーラを発する貧相な少女に、声を掛ける優しき貴族はいないようで……。
■ファイネア > 「…?」
宴会の端っこに何となく目線をやった際、目に留まる姿。
身なりからすればどこかの奴隷だろうか。
何かを手伝いに来ているのだろう。しかし…。
ふん、と鼻を鳴らして歩き始める。少女の元へ。
「ねぇ、貴女。どこの子?」
少女を呼ぶ。声音は少し低く、怒っているようにも聞こえるかもしれない。
いきなり手を差し伸べたりはせず、優しい態度というわけでもなかった。
座り込む少女を桃色の瞳が見下ろしている。
しかし、表情はさほど怒っているようにも見えないだろう。
■ティア > 声を掛けられると、少女は少々面倒臭そうな顔を浮かべながら、声の主へと顔を上げる。
少女の目の前に立っていたのは、とても綺麗な女性。どこかの貴族か王族の娘か。とても上質な衣装とアクセサリーが目に入り、少女は思わず舌打ちを打つ。
「……どこの子って、見ればわかるでしょ。
私は奴隷。お姉さん、奴隷の女の子を嘲笑いにでもきたの……?」
女の怒っているかにも聞こえる低い声色に、臆することなく少女は挑発的な口調で訊ねる。
その瞳には、貴族に対する恨みのような感情が込められていた。
■ファイネア > 奴隷というには従順さが足りない。
いやいや奴隷に堕ちた子だろうかと想像がつく。
ついでに目線も挑発的で反抗的だ。
「いいえ。笑われるべきは貴女の主人でしょ。
少なくとも富裕区の宴会に行かせる服ではないわね。」
せめてお仕着せとかあるでしょうに、と鼻を鳴らす。
怒りというよりは呆れたような声音であった。
ファイネアの矛先は少女の主人に向けられている様子。
「私だって貴族じゃないもの。伝手はあるけれど、これでも冒険者なの。」
周囲には物珍しそうな視線を向ける数人の貴族や商人の姿。
騒ぎになっているわけではないが、それなりに目を引いてはいるようだ。
「…こんなトコでへたり込んでてもいい事ないでしょ。
ね、何なら貴女を一晩買ってあげましょうか?」
と、不意に少女に提案する。奴隷であれば一晩買う事くらいはできるだろう。
肥えた上質な精気というわけではなさそうだが、若い精気もまた良いものだ、という腹もある。
桃瞳の視線が少女を見つめる。魅了の魔力をゆっくりと少女に与えながら、頬に手を伸ばす。
抵抗の度合いを確かめるのと、誘惑するようにゆっくりと頬を撫でていこうと…。
■ティア > 「……そうね、あの馬鹿な店主には心底呆れているわ。
私のことをモノとしか見ていない貴族の連中も、皆死んじゃえばいいのに」
目の前の女性の口から察するに、本当に貴族ではないのだろう。彼女の怒りの矛先が、自分ではなく店主へと向いていることに、少女は素直に驚いた。
「……お姉さん、変わってるね。
こんな汚らしい女の子を買おうだなんて、もっとマシな奴隷はたくさんいるよ」
一晩買わせてくれと、そう言った女を前に、少女は自虐的な笑みを浮かべて首を横に振る。
店主の許可もなく、誰かに買われるなんて、バレたら何をされるかわかったものでは無い。
それに、少女はもうくたくたに疲れていた。これから情事に及ぶなど、考えられないくらい、疲労が溜まり溜まっていて──。
「ちょっと……なに、して……」
女の指先が頬に触れると、反射的にその手を叩いてしまう。
この女は何かが危険だと、脳が危険信号を発している。
■ファイネア > 手を叩かれ、くす、とファイネアは笑った。
なかなかに反抗的で警戒心が強い。
しかし、逆にそれを堕とすのも良いかもしれない。有り体に言って、火をつけられたような感覚だ。
「ふふ。大丈夫。すぐに何も考えられなくしてあげる。」
きゅうっと瞳の瞳孔が細まる。蛇妖の視線。
しかしそれは真正面にいる少女以外に気づく事はできないだろう。
眼に魔力を込める。魅了の魔力で少女の思考を射抜くように。
「貴女はモノじゃなくて女の子でしょ?
ふふ。だから貴女を買ってあげるわ。」
指先を少女の胸元に。
視線を囚えたまま、つぅーっ…と少女のボディラインを真っ直ぐなぞっていく。
「私に犯されたい。好きにされたい。それが貴女の悦び。
犯されたくて…たまらない。」
妖しい声音が囁きかけ、意識を誘導するように…。
■ティア > 「なに、を……っ、なにをして、っ……」
女の瞳をずっと見つめていると、お腹の奥がキュンと熱くなっていくのがわかる。
目を逸らさなければ、取り返しのつかないことになる。
わかっているのに、女から目を逸らすことが出来ない。
女の瞳に灯る、魅了の灯火は確実に少女の心へと伝染していく。
肌を舌で舐られているかのような、熱の篭った感触が心を支配していく。
そんな感覚に犯された少女の思考は、いとも容易く深い闇の中へと落ちていく。
「やだ……。やめて、やめてよ……。
私、帰らないと、いけないのに……」
ボロ雑巾のような布切れの上を、女の指が這って降りていく。直接触られた訳でもないのに、とても気持ちが良くて、危うく全てを委ねても良いと、そんな危険な考えが頭を過ってしまう。
「はっ…♥いや、ぁ……っ♥
耳元で、っん……囁かないで……♥」
息と共に吹きかけられる誘惑の言葉に少女は甘い吐息を漏らしながら、小刻みに震え出す。
両肩を抱き、何かを我慢するみたいに唇を噛み締める。
■ファイネア > 視線に、言葉に、悶え始める様子に笑みを深めていく。
やはり開発はされている様子。その辺は奴隷と言う事だろう。
少女の手を取って、フラつくだろうから支えるように立ち上がらせる。
「頭の中、気持ちよぉく…なってきた?」
周囲には何でもないと微笑みながらも、傍にある少女の耳に甘い言葉を吹き込んでいく。
同時に少女の腕へと自分のふくらみを押し付け、身体の柔らかさを認識させていく。
「ふふ。それなら朝一緒に帰ってあげる。
大丈夫よ…貴族を一晩たらし込んでいましたって言えば。
貴女は誘惑されちゃったんだもの…悪くないわ。悪いのは私。
だから貴女は気持ちよぉく…ぜぇんぶ委ねちゃうのよ?」
囁きは続く。何かを耐えるかのような少女を蕩かすように。
そして言葉を与えながら、密着したまま腰を抱くようにして誘導していくだろう。
次第に人気のない場所へ。そして屋敷の個室へと。
やんわりと、しかし抵抗を許さない程度に。
もし抵抗する様子を見せれば、そうっと臀部や太ももを焦らすように撫で上げて…。
■ティア > 「はぁ…はぁ、ん……♥
お腹が、熱い…なに、これ…はぁ……♥」
自分の力では立ち上がれないほど、少女の体は骨抜きにされていた。
時間が経てば経つほど、体の奥が火照って呼吸が乱れていく。
なんとか平静を保とうと、深い呼吸を繰り返すけれど、女の囁き声と肌に触れる手がそれを邪魔する。
「ふぁ…♥お姉さんの、身体……あつ、っ…♥」
質問に答えられないほど、否。
質問の意味すら理解が出来なくなってしまうほど、少女の頭の中は白い絵の具で塗りつぶされていく。
子宮の奥が熱を持ち始め、透明な蜜が太腿を伝って垂れていく。
ボロ布の上からではわからないが、胸の先っぽも彼女の誘惑にやられてピンッと天へ向かって立ち上る。
僅かに残っていた理性も女の言葉によって完全に崩されてしまい、少女の体からは抵抗する力も抜けていく。
気づけば場所が変わり、少女は見知らぬ個室のベッドの上に寝転がされていた。
蕩けた顔を浮かべながら、熱い視線を女へと向けている。
それは、何かを期待するかのような表情だ。
■ファイネア > ベッドの上でとろんとした表情を見せる少女。
それに覆いかぶさるようにして見下ろしながらファイネアは笑う。
「期待しちゃってる?…私のモノになれて嬉しい?」
再び頬に手を伸ばし、ゆっくりと蕩かすように擦っていく。
そしてゆっくりと顔を近づけ、遠慮なく唇を頂いていくだろう。
すでに火照っているであろう身体。
前戯の必要もないだろうと存分に口内を舐っていく。
同時に手はゆっくりと身体をまさぐっていく。
服と呼べるのか、ボロ布のようなものを纏っているだけ。
いともたやすく布の下に指先は侵入していく。
肉付きの薄い脇腹を。それでも少しは筋肉のある太腿を。
感じる所はどこ?と妖しく耳元への囁きを交えながら、少女の身体を存分に貪っていくだろう。
「貴女は私のもの。ほら、何も考えずに私の言葉に従って?
まずは…お名前は?」
快感と共に染みついた奴隷としての心根を引き出すように甘く囁きかけて…。
■ティア > 「はぁ…♥だって、ぇ…♥
お姉さんの、こえ……♥気持ち良くて……わかんないよぉ……♥」
吐息と共に溢れ出す甘い声。口の間に涎の線を引きながら、少女は涙に濡れた瞳で女を見上げていた。
彼女の声が気持ちいい。
鼓膜を直接犯されているようなそんな気分。
もっとその声で囁いて欲しい。
声だけでイカせてほしい。
そんな蕩けた欲望が、少女の瞳に映り込む。
「ひぅ、ん…♥あっ、キス…っ、気持ちいい……♥
ふっ、ぅ…♥んんッ、もっと……♥」
唇が触れ合っているだけなのに、軽い絶頂の波が少女の体を襲う。
奴隷として調教された身体は一度スイッチを入れられてしまうと、他の人間よりも性感が何倍にも膨らんでしまう。
ボロ布の下へと手を滑り込まれてしまえばそれだけで一際高い嬌声が個室の中に響き渡る。
「あっ♥んんぁ…♥待って、おねえ、さぁ……んんッ……!!♥」
魅了の力によって昂った身体は少し触れられただけでも軽く果ててしまう。
腰を小刻みに震わせ、脚の付け根は湿り気を増していく。
「あっ、ふぅ…♥
私の、名前、は……ティ、ティア…♥お姉さんの、奴隷…♥」
頬を緩ませながら、零れた自分の名前。さっきまでの生意気な態度や威勢なんかは感じられないほど、メスの顔を浮かべた少女はもっと激しく触って欲しいと、自身の体を女へ押し付ける。
■ファイネア > 「声が気持ちいいの?…ふふ。」
―――ほら、もっと感じなさい?
―――気持ちいいって言葉にだして。
―――頭の中、もっと真っ白になりましょ?
甘い囁きを続けながら、同時にさわさわという愛撫を続けていく。
囁きと共に快楽へと溺れさせ、声の快感なのか、愛撫の快感なのかをあやふやにさせていく。
何をされても感じるように、という調教にも等しい。
「ふふ。そう。……――――――ティア。」
軽く絶頂を迎えていく少女に、そうっと名前を囁きかける。
同時にきゅっと薄い乳房を強く揉む。
そして、ティア、ティア、と続けて囁きかけながら、尖った胸の先端をピン、ピン、と弾いて。
「待たないわ。貴女は私のモノ。何をしてもいいでしょう?」
ほら、お尻を持ち上げて…?と囁く。
少女の身体が勝手に従えば、臀部をさわさわとした後に…。
つぷ、とその秘所へと指を沈めていく。
戸惑いも躊躇いもなく、身体を押し付けてくる少女を迎え入れるように。
膣内へと入り込んだ指先は、少女の性感帯を探していくだろう。
■ティア > 「ひっ…♥あっ、それ…♥
だめっ、お姉さん…♥私、私……イッちゃうッ……♥
はうぅぅぅ──!!♥」
どこを触られたわけでもなく、頭に響く女の声だけで、少女の幼い体は簡単に絶頂を迎えてしまう。
ビクンビクンと腰を上下に痙攣させながら、蕩け切った表情を浮かべて、ベッドのシーツを力強く握りしめる。
「はぅ、んんっ♥
やっ…♥乳首、そんなに……したらぁ♥」
硬く尖った胸の先端を、指で何度も弾かれて、少女の身体は弓形に反って浮き上がる。
名前を呼ばれる度に、絶頂の波が押し寄せる。小さな絶頂が何度も体の中で爆発し、文字通り何も考えられなくなるほどの快感が頭を埋めつくしていく。
「はぁ、はっ♥
ふぅ、んん……!!♥
あっ♥あぁっ♥そこ、そこぉ……♥」
臀部を突き出し、自ら求めるように腰を振る。そして、腟内へと入り込んできた女の細い指先に、彼女は悦びの声を上げながら身悶える。
膣肉が女の指を食べ物と勘違いしているのか、離さないと言わんばかりにキュウキュウとキツく締め付ける。
聞こえてくる水音に顔を真っ赤に染めながら、少女は甲高い喘ぎ声を上げ続ける。
■ファイネア > びくびくと身体を震わせる少女からは清冽な精気が流れ込んでくる。
歳若い故の精気だ。処女のモノほど清らかではないが、若々しい精気である。
「ふふ。とってもえっち。
こんなにいやらしい子なのね、貴女。」
くちゅくちゅといやらしい水音を立てながら、指先が膣内をまさぐる。
中は男性器を搾ろうという程に締め付けてくるが、気にした様子もなく。
ぐにぐにと指を曲げたり、膣壁を擦り上げたり、容赦なく責め立てていくだろう。
特に感じるスポットを見つければ、そこは集中的に刺激してあげて…。
「わかる? もう何されてもイっちゃうの。
私のモノになっちゃったものね。
ほら―――――――――イきなさい、ティア。」
特に愛撫の様子も変えない。
両腕を使い、膣内や肌を変わらぬ様子で愛撫しながら…そっと、耳元で絶頂を命じる。
短時間の連続した絶頂。性感で絶頂を迎えるのか、命じられて絶頂を迎えたのかの境界を曖昧にしていくだろう。
■ティア > 「ちがっ…♥私、こんなに……はぅ♥エッチな子じゃ…んあぁ♥ないのにぃ……ひぅ、んっくぅ♥」
絶頂の余韻が引かない。待てば待つほど、体の中で小さな絶頂が弾けていく。
その度に腟内は濡れ、水音は更に激しく部屋の中を扇情的に乱していく。
「ひゃ、あぁ♥ナカっ、そんなにしたらぁ……!♥
気持ち良すぎて、んんっ♥おかしくなっちゃうぅぅぅ……!!♥」
瞳から涙を零し、口の端からは涎が垂れる。
下腹部の裏、少女が一番弱いその箇所を重点的に責められると、細い身体は快楽の逃げ場を探すように暴れ回る。
「あっ♥あ♥まって…っん♥
だめだめ…♥すごいの、きちゃ……♥
ひっ、んっあぁ♥イッ──んっくぅぅぅぅ……!!♥」
責めの手が、特に変わったわけでないのに。
イキなさいと命令する女の言葉が絶頂の引き金を引く。
膣肉がギュウギュウと指を締め付け、絶頂の反動によって身体は大きく仰け反った。
尿道からは透明な液体がプシュプシュと勢い良く吹き出し、少女の幼い嬌声が個室の中を満たしていく。