2020/08/22 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にルーミスさんが現れました。
ルーミス > 「………どうも」

平民が足を運ぶには少々お高い、富裕地区の酒場の隅。
女ともう一人、洒落た衣服に身を包んだ男は、仕事の契約を交わしていた。
ぶっきらぼうな口調で礼を述べ、席を立って店を出る男を見送る。
漸く緊張の糸が解れたように大きくため息を吐く。

「……こんなところまで呼び出しやがって…」

ぼそ、と呟く。別に美味しいものが食べられるのなら良いのだが、
かの紳士は何一つ注文することなくこの店を後にした。
今から自分が何を注文しようが、結局ダメージを受けるのは自分の懐である。
カウンターの中でグラスを磨いている店主にちら、と視線を寄越す錬金術師。

ルーミス > 「……さて」

色々と考えて、結局何も頼まず帰ることにした。
ここでわざわざ懐を痛めるのは馬鹿らしい。

そうして錬金術師は席を立ち、さっさと店を後にする。

ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からルーミスさんが去りました。