2020/03/06 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区【イベント開催中】」にヴィルアさんが現れました。
ヴィルア > 【待ち合わせ中】
ご案内:「王都マグメール 富裕地区【イベント開催中】」にアカサギさんが現れました。
ヴィルア > 「さあ、着いたよアカサギ。入ってくれ」

商談が終わった後…馬車が揺れてたどり着いたのは横にも縦にも大きな彼の邸宅。
エスコートの姿勢は取らないが、先に降りて彼女を導こう。
中もまた、派手すぎない程度に細部に意匠が凝らされた装飾品が立ち並んでおり。

「先に、前払いだけ済ませておこうか。こっちだ」

案内するのは応接室。
座るだけで腰が溶けそうなふわふわのソファーに座るように促し。
護衛に命じてゴルド硬貨を持ってこさせ。
しばらくした後、ソファの前のテーブルに、多量の硬貨が入った箱が置かれる。

「確かめてくれ。ここで広げても構わない」

箱を開けてみれば、一山100枚のゴルド硬貨が30。
合計で3000ゴルド、揃っている。
一つ一つ確かめてもいいし、あるいは彼を信用して一目見て判断してもいいが。
どちらにしても、彼は少女が納得するまで、時間を取る。

そうして、報酬の確認が終われば。
次は、少女自身のスペックの確認だ。
再び、男は立ち上がり、地下へと向かって屋敷を歩き始める。

「前金は、試験が終われば君に渡そう。
どう使うかは自由だ。…しかし、私が危惧しているのは、どちらかといえば失敗した際に君が自白する方でね。
いくら自信があると言われても、不安にはなるものさ」

目の輝きから、もうほとんど信用してはいるが。
彼自身としても常に、彼の眼すら疑っている。
だからこそ、試験という名目で、自分の眼が間違っていないかどうかに加え、少女の資質を見ようと。

くすりと笑いながら地下へと降りれば、そこには異様な光景が広がる。
広い廊下の両端にずらりと檻が並び。
妙に調度品が整えられたその中では、女達が幸せそうに髪を梳いたり、読書をしたりと思い思いに過ごしている。
女たちはアカサギを見ても優しく微笑んで会釈などするだけだ。

「私の愛しい奴隷たちだ。ただ、アカサギには、こうはなってほしくない。
暗殺を依頼した商売敵は、こういった点では私に似通っていてね。君が快楽によって堕ちないか、確かめさせてくれ」

などと言いながら案内するのは、奥にある空の牢屋。
そこは少し他の牢屋と毛色が違い。
拘束具や淫具が多数並び、女を愛するというよりは虐めるための部屋だ。
市販には出回らないような…言ってしまえばえげつない淫具や怪しげな瓶なども並んでいる。

勿論、苦痛を与えるつもりはないし、仕入れた限りの情報では、それは標的も同じだ。
万が一捕らえられた場合には、苦痛というよりは快楽で情報を引き出そうとするだろうことは予想がつく。
だからこそ、それに耐えられるかどうかを見る必要があった。

「さて、まずはスタンダードに行こうか。裸になってくれ、アカサギ」

護衛は、牢屋の中にまで入り、アカサギが万が一にでも主人を傷つけないよう待機している。
そんな視線もある中で服を脱いで裸体を晒せ、と告げる。

アカサギ > 「……う、っわぁぁぁ」

ヴィルアに連れてこられたのは、豪邸だった。
いや、予想はしてたけどさぁ。金ってあるところにはあるんだねぇ。
なんか、場違いなところに来ちゃった気分だよ。

「あいあい。いやぁ、凄いなぁ」

前払い、と言われれば。アタシは意識を仕事のお話へと向ける。
別段。ここには殺しに来たわけでも、盗みに来たわけでもない。
だったら、ちゃんと相手とお話しすることに集中しないとだよね。

「……ん~ん。大丈夫。
 こう見えても、こういう仕事してんだもん。
 金が本物かどうか。いくらあるか、位はざっと見れば分かるよ」

もちろん、超~精巧に作られた偽物なんかだと一目見て、って分けには行かないけど。
少なくとも、目の前のお金の多くが本物だってことは分かるし。
まぁ、偽物だって分かったら逆襲すればいいしね。

「まぁ分かるけどね~。
 こればっかりは、アタシの実力を見てもらうしかないんじゃないか、ってのも」

ヴィルアについていき、地下に向かう。
けど、そこで見たのはなんとも奇妙な風景で。
すっごく檻がいっぱいなのに、血とか、陰気が感じられない。
でも、逆にそのアンバランスさが気持ち悪くて。アタシは、思わず愛想笑いの表情になっちゃった。

「……まぁ、はいはい。別にいいですよ。
 ただ、ヴィルアを悦ばせるのは仕事に入ってないんで。
 アタシの実力を確かめてもらう以上のことは、別料金ね?」

まぁ、流れでそういう気分になることはあるかもしれないけど。
その時は、ちゃんと料金を払ってもらえればいいか、とは思うけど。
あれ、でもアタシ、そういう風に買われたことってなかったっけか。

「はいはい。いいですよ~。
 ……あ、でも。一つお願いがあるんだけどいいかな」

牢に入り、相手の指示に頷く。
まぁそういったことは慣れっこ。ここで一々恥ずかしがっていたりしたら仕事にならない。
なので、アタシは装束を脱いで全裸になり。バンザーイ、って両手を上げて武器などを持ってないことをアピールする。
別に恥ずかしくはないけど。ひんやりとした空気の冷たさに、乳首が立っちゃうのがわかった。

ヴィルア > 「そうか。その年でよく仕込まれているね」

大丈夫だ、と言われれば箱は閉じられ、鍵を厳重にかけられて一旦しまわれる。
報酬と仕事はお互いにしっかりとしなければならない。
この箱は、試験が終わるまで開けられることは無いだろう。

そのまま地下牢へと赴けば、流石に引いたらしい少女に笑いかけ。

「ああ、それは構わない。臨時収入が欲しければ、応えよう。」

金は…流通という大きな部分を取り仕切っているからか、あるところにはある。
金額は応相談、といったところか。吹っ掛けてもこの青年なら価値を認めればあっさりと出す。

「本当に捕まった時は、ちゃんと演技するんだよ?あまり堂々としていると、間者の疑いが強まりそうだからね」

くすくす、と男は嗤いつつ、じっくりとその裸体を見て。
起伏は少ないが、鍛えられているのかしなやかな力が感じられるように思える。
檻の中は多少火の魔石が入っているのか、外よりは少し暖かいが、それでも肌寒い。

「ん?どうした?本番ではなく試験だから、ある程度は聞けるが」

これなら、年齢を気にしないかの商売敵なら喰いつくだろう、と判断しつつ。
お願いがあると言われれば、考えるのを止めて話を聞いてみよう。

アカサギ > 「師匠たちが言ってたけど。報酬確認してる時に依頼主に斬りかかられたり?
 そういうのもあったらしいんで。目と勘、嗅覚触覚あたりは常々鍛えておけっていわれたんで」

アタシとしては、もう試験は卒業したからそういう訓練とかは面倒なんだけど。
仕事のこともあるし、何よりも死んだりしたくないから。
今でも訓練は日課としてる。いや、ホントめんどくさいんだけど。

「え、楽しむつもりあるの?
 ……意外だなぁ。ヴィルアはもっと、女の子らしい子が好きだと思ってたけど」

アタシみたいなのを抱きたいってやつは、それこそ変態ばっかりだと思う。
だって、普通男っておっきいオッパイとか好きじゃん?
アタシ、胸はちっちゃいからなぁ。

「そこもぬかりないって。そういう目を掻い潜れてこその暗殺者だもん」

心配無用、って言っても。これも実際のところを見せたりしないと納得できないよね~。
とりあえず、裸になって。ヴィルアの近くの護衛に視線を流す。

「……ボディチェックしないの? 護衛さん。
 ん、お願いっていうのは。ちょっと、マンコは遠慮してほしいんだよね。
 その代わり、楽しんだり、試験するって時に、後ろの穴は使えるからさ」

アタシは、ヴィルアに率直にそうお願いする。
別段、必要とあれば使うのも吝かではないんだけれど。
一応、今回は試験なんだから。そっちじゃなくてもいいかなぁ、って思ったり。
そもそも、忍者……九ノ一のスキルには、『猿の手』っていう術もある。
手に粘液などを纏わせて、男が、まるで挿入したかのように錯覚するハンドスキル。
あとは演技次第で、男なんてころり、だ。アタシだって、そのスキルには自信がある。
……って言っても。愛撫だの何だのされてるときは、そのスキルは使えないわけなんだけど。

ヴィルア > シノビというのは、絵物語で見る限り厳しい修練も積んでいるようだ。
報酬については、試験を突破すれば問題なく払うつもりだが。
そういった修練を積む、という事が知れただけでも収穫だ。

「ん?、もちろん快楽的な尋問のような試験も行うが…実際に体験してみなければアカサギの手管はわからないだろう。
それに対して、対価が欲しいというのなら払うというだけだ」

男もまた色事については関心も興味も強い方だ。
シノビの手練手管を味わえるのなら、とても有意義な時間になるだろう。

「そこは、信じるしかない部分だな。
私自身が見ているわけにもいかない」

護衛は、ヴィルアの指示があるまでは、余計なことはしない。
しないの?といわれる前に軽く鎧手で少女の身体を上から下まで…粘膜には触れずに摩っていく。
魔術などの気配が無いことを確認すれば、一度離れていき。

「ふむ。一応、理由を聞いても?
何となく、でも構わないが…やはり、使われるのは前の穴だ。
一先ずは淫具と薬に対する耐性を見てから、楽しみに移ろうかと思っていたが…
しかし、そこを使わなくても私を満足させられるというのなら、問題は無い」

今の少女は、彼にとっては商売相手だ。
それこそ、対等である関係といえる。
だからこそ、できるだけ聞こうとはしているが、理由を聞こうとしてみる。
更に、予定を伝えて…まずは性交というわけではなく、一方的に嬲ることから始める、と。
それにも不満があるなら、意見を交わすことは十分できるだろう。

アカサギ > 「いや、それはそうなんだろうけどさ。
 ……まぁ、そっちがイイっつってんだしいっか」

貴族でお金持ちなら、色んな女抱けるだろうに。
アタシみたいなのに興味があるとか。ずいぶんと変わり者だなぁ。
ま、金持ちの考えることなんてわからないし。そこは仕事だと思えばいっか。

「……例えば、こんなのははどうかな。すぅぅぅ……はぁぁぁぁ……。
 い、嫌ぁぁぁぁ……っ、ゆるして、許してください……っ!
 ……なぁんて」

相手に信じてもらうには、スキルを見せるのが一番。
なので、護衛がボディチェックを済ませたら。
アタシは、一度深呼吸をして、『金持ちの無体に怯える女の子』の演技をしてみせる。
胸を隠し、アソコを隠し、震え、涙を浮かべて許しを請い……。
次の瞬間には、元通り。普通に立つ姿勢。

「ん。いやぁ、まぁ。一応、修行とかで酷使させたことはあるし。
 いざって時はそっちを使うこともあるんだけど。
 ほら、アタシも女の子だし? 一応、普段は取っておきたいっていうかね?
 ……一応、使わなくても満足させられる自身はあるよ。
 ていっても、まずは耐性を見るんだっけ?」

この辺は気持ちの問題だし、正直、相手に要求されれば断れないんだけど。
……まぁ、それについては、また試験を終わらせてから、でいいかな。
っていうか、嬲るって何やるんだろ。想像は出来るけど。
とりあえず、アタシは動かないでいたほうがいいかな。うん、大人しく立ってよう。

ヴィルア > 「ああ、それでいいとも」

軽く頷く。
貴族といえど、どちらかというと商売人に近い彼。
興味があるのなら、なんにでも手を出す性質だ。

「―――……、ふむ」

溜めはわざとだろう、演技。
一瞬で、彼女の事を知っている彼からしても、印象の部分が騙されそうになる。
表情も、身体の震えも、涙も自然にしか感じられない。
確かに、これならば潜入に関しては信用できる。

「確かにすごい技術だ。しかし……、…少女性、というやつか?意外と純情なのだな、アカサギ」

素直に、演技力を褒めながら。
理由は、どちらかというと精神的なモノだと理解すれば、少しからかうように。
こういった仕事をしているから、そういった観念は緩いと思っていたが。
ただ、それはそれで尊重するべき部分だ。どちらにしても、必要なら彼女は前の穴も使ってくれるだろうという信用程度はあり。

「ああ、そうだな。では前は使わずに、自白剤と媚毒を使った試験をするか。
内容は…服従を誓わないこと、それと…この紙を見てくれ」

特に報酬を下げることもない。
条件としては、被服従の言葉を吐かない事と、もう一つ。
護衛がぴらりと見せるのは、依頼相手の情報だ。
名前や容姿などが事細かに書かれている。

「この相手の名前を、私に聞かれても答えないことだ。さて、拘束して…用意ができたらこれを飲んでくれ、アカサギ」

自分の名前を言わない、と設定することも可能だが。
それではお遊びのような条件となってしまう。
だからこそ敢えて、暗殺相手の名前を漏らさない事、とすることで秘密が守れるかどうか判断しようとする。
練り固められた薬は…王都では禁制の強烈な薬。
思考を緩ませ、自白を促す薬と、身体の感度を引き上げるモノだ。

同時、護衛が動き、十字型の磔器具に、少女の四肢を拘束し。
続いて護衛は少女の口元にクスリを持っていく。
そのまま口に含めば、効能はすぐに発揮され始めるだろう。

アカサギ > そもそも、こういうのって買う側の意識の問題だしね。
アタシが『いやいやそんないいもんじゃないですよ』って言っても。
買い手が『買う』って言ったら、まぁあとはご自由に、ってやつで。

「一応、潜入する時はもうちょっと薄汚れた感じのメイクで。
 いかにも『金に困ってて身分を買われました』的な感じでいくけどね」

例えば、思いっきり空腹の状態を作って、睡眠不足も足す。
自然に作り上げた貧しさは、どんなメイクよりも雄弁なのだ。

「ん~……そういうんじゃあないんだけど。
 まぁ、うん。根っこはそんな感じだと思って。
 こういう仕事をしてるからこそ、ってやつ?」

仕事に忠実なのはいいんだけれど。そればっかりだと磨耗しちゃう。
適度に、自分らしさを残して、保護しておかないと。
特に忍なんてのは、自分を殺すことが多いから。
いつしかタダの殺戮マシーンになる、なんてのも良くある話なのだ。

「うん。わかった。
 ……。…………。オッケー、覚えた。
 その紙、燃やしていいよ」

対象の情報を記した書類、なんて。残ってたらろくでもないことにしかならない。
アタシだってプロだから、一度見たら必要な情報は忘れない。
なので、証拠は早く処分してもらうに限るよね。

「あんっ♪ あまり痛くしないでね?
 ……ほい、あーんっ」

ヴィルアの提示した条件を把握し、アタシは拘束に素直に従う。
差し出されたクスリを飲み、そのまま待機。
思わず鼻歌が出ちゃうけど、すぐに表情を引き締める。
いかんいかん。お仕事中お仕事中。
飲んだ薬の種類は分からなかったけど、効果はすぐにわかった。
超強力な自白成分。それと、媚薬成分だ。

(う~ん。言葉に偽りなし、ってやつね。
 これは普通の人間なら数十秒持たないだろうなぁ)

とはいえ、アタシは修行を積んでる。
並の人間には劇薬でも、アタシにはタダのお薬程度の効果しかない。
特に、自白成分はアタシにはほとんど意味がない。
……んだけど。血行・血流に影響する媚薬成分は、さすがに多少効果は出てしまうんだけど。
アタシは、けろっとした表情のまま。ヴィルアの出方を窺う。

ヴィルア > こだわりと、自身で設定などを創り出せる演技もとても良い。
これならば、状況を整えてやれば、潜入は問題なさそうだ

「…。…ふむ。そういった理由なら…今後、追加で依頼をする可能性がある以上、尊重しよう
ただ、対象に求められた場合には、無暗な抵抗はしないようにね」

どういった事情があるかは、全て測ることはできない。
ただ、そこに…彼女なりの理由を感じ取れば、条件付きではあるが了承して。

『―――――――――…』

護衛は、書類を引きちぎった後…軽い魔法も使えるのか火の魔法を使い、灰も残らずに書類を処分する。
その後、どう受けても構わないが、薬を投与し。
じっくりと薬が効き始めるまでの時間を待つ。

「なるほど。以前、私に楯突いた者に投与した時とは反応が違うな。
…時計は知っているかな?これがここまでくる間、耐えれれば、後は君を信頼しよう」

冒険者用か、あるいは貴族用だが、時を知らせる道具を取り出し。
動く針を示し、制限時間を提示して。それが、自白剤の効果時間でもある。
効果時間は短い分、強烈に効くはずの薬は、少女にはほとんど意味を為していないように見える。
ただ、それが少女の精神性によるものか、本当に訓練の成果なのか。男は確かめようとする。

「さて。…標的の名前は何かな、アカサギ」

後孔を虐めるための淫具を取り出しつつ、軽く聞く。
本来ならこれだけで白状してしまうほどの薬効だが、この程度は問題ないだろう。
取り出した淫具は、先端に魔道具が仕込まれた男根よりも長く太く、柔らかく形を変える張型だ。
先端が触手のように蠢き、異様な感覚を与えることができる一品。

無理な体勢ではあるが、淫具自体が柔らかいため、尻穴に狙いを定めることができ。
尋問らしく、愛撫などなく、男の力を持って無理矢理に押し込んでいこう。
左右に揺らし、性感を与えるようにしながら、奥まで挿入していき。
少女の身体には負担が大きいかもしれないが、この程度なら標的も持っていると予想できる範囲だ。耐えてもらわないと困る

「もう一度、聴こう。標的の名前は?」

少女がどんな状況になるか。見極めるために容赦なく、尋問を続けていく。

アカサギ > 「ごめんね。気持ちに整理がついたら、わがままは言わないようにするから。
 あと、ヴィルアが楽しみたくなった時にも、拒まないようにするからさ」

本当に。これに関しては私のわがままそのもので。
それを聞き入れてくれたんだから、ヴィルアにはいつかお礼しなきゃかなぁ……。

「あ、魔法だ」

護衛が、道具を使わないで書類を燃やすのを見て、思わず声が漏れてしまう。
……魔法、便利だよねぇ。ちょっと勉強してみようかな。

「時計は知ってるけど、そういうのは見るの初めてかも。
 うん、わかった。じゃあ、本格的に始めてもらっていいよ」

だって、時計って普通大きいじゃん? で、壁とか柱にどすんっ、て付いてるものじゃん?
それが小さくなってて、持ち運べるとか。お金持ち凄いねぇ。
さて、お仕事はここからが本番。ヴィルアがどんな手を使ってくるのか分からないけど。
アタシとしても、集中しないといけない場面だ。

「……」

ヴィルアが何か道具を取り出しながら聞いてくるけど、それには答えない。
目の前でうごめく道具。っていうか、露骨なアイテムでございます。
あー、これはちょっと、気合入れないとかも。
そう思っているうちに。それがアタシの中に入ってくる。

「……ふ、ぅ、ぅぅっ……」

再度の問いにも答えない。代わりに、ゆっくりと息を吐く。
多少の痛みもあるけど、それよりも、身体への負担のほうが問題になる。
アタシは目を閉じて、呼吸と同時に、身体をコントロールして。
腸内を、腸液で濡らせるように、肉体に命令をする。
もしもヴィルアが道具を動かし続けるなら、ぐちゅぐちゅと音が聞こえ始めるかもしれない。

ヴィルア > 彼としては、薬と快楽に耐えること。
そして、仕事についての姿勢さえしっかりとしていれば…少女の側の信頼を得る、という意味でも受け入れて損は無い。
このことで、今後こちらの願いに対して、断りづらくする狙いもあり。

『―――――――…』

魔法を特に誇るでもなく。
護衛はただ佇む。時計と同じく道具のように、彼らは主を守るのみだ。

「…強情だな。これはどうだ」

普通ならば、自白剤になんとか耐えれたとしても。
強烈な媚薬効果で、思考が蕩けていくはず。
ただ、少女の顔に、未だそんな様子は見られない。
それだけでも信用には値するが…薬効はまだ続いている。
最初は抵抗も強かった挿入も…これも彼女の技術か、動かしやすくなってくる。
男を調子づかせ、迂闊な行動を誘うと共に、彼女の体を保護するためのもの、ということは予想がつく。

声をかけた後、淫具…というより、魔道具を作動させる。
挿入されたまま、先端が無数に枝分かれし、陰茎や並の玩具では成し得ない、後孔の奥底に多数の小さな口のようなものが吸い付く感覚を与え始める。
それだけでなく、彼自身も反応を探るように淫具を動かし始め。
幾人もの女性を奴隷としてきた手管を遺憾なく発揮し、僅かでも反応を見せるならそこを底意地悪く責めたて。

「言え。標的は、誰だ?」

今度はより強い命令口調。
緩んだ思考であれば、あっさりと屈服する者が多数であろう責め立て。
ただ、時間は、効能が強力な分、やはり短い。
ぐん、と玩具を押し込んだ時には、残り時間は半分に近くなっている。

アカサギ > 「……ぬぅ」

アタシの呟きにもまったく反応せず、ただ立ち続ける護衛。
なんというか、正直好かないけど。そのプロとしての姿勢は見るべきものがあるなぁ。
……好かないけど!

「……っ……」

精神的に、耐えるということができるというのは。
別に、苦痛や快楽を感じない、ということではない。
っていうか、特別な何かがあるでもなく、感覚を遮断できたらそれはもうバケモノだ。
アタシだって、感じたりするのを、訓練で鍛え上げたテクや気合、精神性で耐えてるだけなので。
……ぶっちゃけ、感じるは感じるわけである。

「ふぅ、ぅ、ぅぅ……。
 ふふっ、ふふふっ……♪」

体の中で、道具が動き、さらに、吸われる感覚。
あ~、これはもう普通の女なら発狂してんじゃないかなぁ。
ヴィルア、なかなかエグい攻めするなぁ、っていうか気持ちいいなぁこれ。
だけど、アタシが受けた数々の訓練に比べれば……ぁ、でもこれ気持ちいいわぁ……。
っていっても、これもお仕事。アタシは、笑みを浮かべつつ忍耐忍耐……。

ヴィルア > 男が試しているのは、別に快楽に耐えろ、というわけでもない。
最後まで、名前を言わなければ、それで問題ないのだ。
手管を駆使して、隠し得ない反応が良い場所を刺激しつつ、声をかけ続ける。

「そろそろか。」

ふと呟けば、また動きが変わる。
今度は、触手は引っ込み、玩具全体にごりごりと硬い瘤が無数に盛り上がり。
それを持って、入口から、玩具が埋まるほど深く。
実際の性交よりも尚激しく、ぐちゃ、ぐちゃ、と腸液をまき散らしながら激しくしていく。

「そら、言え、言え!、誰を標的に忍び込んだ!」

本番さながらに、彼も演技をする。
商人相手にも、脅しや発破を行うことはあり…少女ほどではないにしても、鬼気迫るもの。
例え、軽くでも少女が絶頂したとしても、動きは止めずに責め立て続け。

時計の針が遅く感じられるほど、顔を覗き込みながら質問を続けつつ、少女の小さな体を抉る。
最後には、触手まで加わり、玩具が押し込まれ、引き抜かれる度、吸盤が少女の奥の肉をひっぱり、刺激を加え。


ジ―――――!

そして、少女にとって短かったか長かったか。
時計から音が無り、ぴたりと責め手が止まる。

「――――――…。誰が雇った」

これが、最後の質問だ。
この場合、設定的にはヴィルアが雇い主なのだが。
それを、最後まで言わないかどうか。
この確認が終われば、試験は合格だ。

少女がだんまりか、違う答えを言うのなら、彼は優しい笑みを浮かべてそれを宣言するだろう。

アカサギ > 「う、ぅ、ぅぅぅ、ぅっ……♪」

実際、ヴィルアの攻めはとても的確だった。
アタシの快感を感じるところを探り当て、そこを念入りに攻めてくる。
さすがにそれを続けられると、アタシとしても感じてしまうし。
ちょっとだけ、流されちゃってもいいかな~、とか思わなくもないんだけど。

「んっ、んぅっ♪
 んぁぁぁ、それ、いぃぃぃぃいっ♪」

ヴィルアの呟きと同時に、道具の性能が変わり、奥までをかき回される。
腸液が溢れてしまうほどのその攻め。だけど、それは、感じることはあれど。
アタシが、情報を漏らすことはない。
っていうか、とりあえず気持ちいい。あぁ~、これイイなぁ。
本気で楽しくなってきちゃって、思わず体が震えちゃうけど。

「ぅぁあっ!?
 ……あー、ビックリした。その時計、音が鳴るんだ……。
 雇用主? 通りすがりのヒゲモジャオヤジ。
 名前は『ゴンザレス=ビッグ』だったっけな?」

時計から、まさか音が鳴るなんて思わなくて。
びっくりしちゃって声をあげちゃう。
最後のヴィルアの問いには、的外れなことを言いつつ。
ふぅふぅと息を整える。……いやぁ、激しかったなぁ……。
思わず、軽くイっちゃいそうだったよ……。
っていうか、動きと、触手の合わせ技が……はふぅんっ。

ヴィルア > 自分にも自負はある。
多くの女を奴隷にした手管をもち、禁制とされている薬物を使っても。
遂に、値を上げることは無かった。

相手の言葉を聞けば、笑みを浮かべたまま

「よし。声を上げる分は問題ない。
…これなら、連続で投与されても、快感に流される程度、か」

少女の様子…感じている様子もつぶさに観察し。
そこから、予想を付ける。
あの薬物を使ってこの程度なら、全く問題ないだろうと。

時間を知らせるだけの機能しか持っていない時計を止めて。
更に、玩具をゆっくりと引き抜いていく。
もちろん、依頼書のプロフィールは全く違う。

「合格だ。アカサギ。…是非、依頼させてくれ。
衣服を着ても構わない」

女性ならまだしも、少女といえる年齢の相手がここまで耐えるのはとても良い誤算だ。
拘束が外され、許可を出しつつ。
薬効も、徐々に徐々に、無くなっていく。

「さて、試験はこれで終わりだが…アカサギが望むなら、臨時収入のチャンスはいつでもあるが?」

負担をかけすぎていないか。
優しく頭など撫でながら様子を伺いつつ。
性感としては、昂っているであろう少女を誘ってみる。

ご案内:「王都マグメール 富裕地区【イベント開催中】」からアカサギさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区【イベント開催中】」からヴィルアさんが去りました。