2020/02/24 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区【イベント開催中】」にミストさんが現れました。
ミスト > 「ここも異常はなしっと」

富裕地区の屋敷が並ぶ一角をカンテラを片手に一人の巡回。
貧民地区を回るに比べれば安く、平民地区よりは高い報酬が貰えると飛びついた仕事は相変わらず平穏そのもの。
場所が場所だけにそうそう問題を起こそうという者も居なく本当に見て回るだけ。
念の為と路地を覗き込んでも酔っ払いなどもいる筈も無く…。

「今日の仕事は当たりかな」

これで報酬が貰えるなら本当に楽な仕事。
後は終わりまで平穏に済むことを祈って決まったルートを歩き。

ご案内:「王都マグメール 富裕地区【イベント開催中】」にガルディさんが現れました。
ガルディ > とある屋敷の出入り口の前で、煙草を燻らせる男が居た。

身なりは整い、この地区で歩いていても特別違和感はない風体。
しかし、巡回する少女とは違った場所で面識のある男。
先に気付くのはどちらだろうか。
少なくとも、男はその姿を視界に捉えれば右手をひらつかせて軽く挨拶をする。

「よ、珍しいところで会ったな」

奥に見える屋敷は夜更けになったというのに灯りがそこかしこに見えた。
どうやら、宴の真っ最中のようである。

ミスト > この辺りも酒場通りのように遅くても明かりの灯った屋敷が多く。
こんな時間まで何をやってるのかと気にはなるが面倒ごとも嫌なので詮索するつもりは毛頭なく。
後どれだけで終わるかなとある屋敷の前、人影が見えるが気にしないで通り過ぎようとするが…。

「…それはボクの言う事だと思うよ。変わった場所で会うね」

声をかけられればそれが誰か判り驚いた顔をしてしまい。
知る格好とは違いこの辺りでも違和感がない姿は自分には違和感と見えてしまう。
何でこんな場所にと男と奥の屋敷を交互に見て、どうしているのかが全くつながらずに。

ガルディ > 「だろうねぇ、ごもっともだ」

煙草の灰を落としながら、からりと笑う。
整った装いも嫌いではないが、堅苦しいのは苦手であり。
話す相手に合わせるよう、ネクタイを緩めて装いを崩す。

「こっちも、……というかこっちは、……か?
つまらない仕事のシメってところさ。こないだの酒はどうだった」

背後で行われている宴に一枚も二枚も噛んでいるのだが、いきなり告げることでもない。
先日出会った時に渡した酒は、結局愉しんでもらえたのかどうか。
一服やるかと、胸ポケットから上等そうな煙草を一本差し出す。

ミスト > 「それにさ……失礼かもだけど似合ってるけど似合ってないよ?」

うまく言えないのか言葉に悩み、見た感じは似合ってるのに違和感を感じてしまい。
話していればネクタイを緩める様子に良いのかなと目で問い。

「つまらない仕事?その格好だから……お呼ばれでもしたの?
お酒をジュースって言うのやめようよね……帰ってから飲んでふらふらだったんだよ」

明るく騒がしく見える屋敷、何の宴かまではさっぱりわからず。
格好からそこに参加していた程度しか判断できない。
そして告げられたことにはジュースと言ったのにと文句の一言と飲んだ結果を口にし。
差し出された煙草にいらないと首を振る。

ガルディ > 「そんなところさ、一服つけたら戻ろうと思ってたが……。
このままフケちまってもいいかもなぁ」

ほう、と息を空に向かって吐き出す。
煙が輪っかを描き、揺れて、消えていく。

「煙は嫌いか?
くくっ、一口のめば解るんだからフツーは問題ねェよ、…それで、味の方は?」

断られてしまった煙草は男の指遊びの道具になる。
一口飲めば酒と解るだけの酒精はあった筈だ。となると余程酒に弱いのか。
それでも一応、悪かったとは肩を竦めて。
肝心の味について言及してみる。

ミスト > 「ボクはそう言うのは縁がないからね。凄いとは思うけど。
それはまずいんじゃないかな?」

呼ばれてそれで良いのと呆れてしまい。
煙が吐き出されると自分の方に来ないと判っていても一歩下がってしまう。

「煙たいし匂いも嫌いだよ。
それでもだよ。甘かったけど……それだけかな」

同じものを飲んだ時も甘いがおいしいとは感じなかったお酒。
味の感想は本当にそれしかなく、飲みなれない物は美味しいとは言えず。
元々お酒には強くないだけに半分を飲むころには味も判らなくなっていたというのもあるのだが……。

ガルディ > 「構わねぇよ、どの道もうこんな時間だ」

お呼ばれだからこそそれで良いんだと笑う。
実際には、主催者側であるからどうとでもなる、というのが正しい。
後退する程の動きを見せられれば、途中であれどその煙草を踏みつけにして消した。

「そりゃ悪かった。
ふむ、……それじゃ、好みの味を教えな。
俺の奢りで、……何なら報酬も出すんで、フケるの付き合ってくれ」

それ単体で呑むよりも、添え物もあった方が美味しい類の酒ではあったろう。
それにしても評価はよろしくないようで、煙と合わせて詰まらないものを勧めた罪悪感のようなものまで生まれてしまう。
主催した宴に飽き飽きしていたのは本当。その日はどうも目ぼしい『商品』も見当たらず。
そんな所にやってきた女。そちらを知る方が、百倍楽しそうだ。

ミスト > 「それでいいんだ……」

後で文句が出ても知らないと男の言葉に呆れてしまい。
男がこの屋敷に呼ばれていると思っているだけに適当だと考えて。

「ボクはお酒飲まないんだから、味なんて聞かれてもさっぱりだよ。
好みって言われても……んー……しゅわってした果物のジュースがいいかな?
もし文句が出たらボクは知らないからね、それでもいいなら…少しだけならね」

普段飲まない物は味の良し悪しは判らないとはっきり。
ただ飲んだのは貰い物をそのままというのは勿体ないと思ったからで。
そしてフケる付き合いには少し考え……巡回もあと少しだしいいかなと考え、ジュースを奢ってもらおうと頷いて。

ご案内:「王都マグメール 富裕地区【イベント開催中】」からガルディさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区【イベント開催中】」からミストさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区【イベント開催中】」にミューラさんが現れました。
ミューラ > 最近、特に任務もない。
以前であれば上空で任務が入るまでひたすらに待機していた。

けれど、下界に毒された今となっては、気まぐれに天使の証である羽根と輪を隠して散策することが多い。

「悪趣味ねー。こんなのが流行りってやつなのかな。全くわからないわね!」

富裕地区でも評判の服飾を扱っている店のディスプレイ商品を見てふんぞり返る小柄な天使。
基本的に人間を…というより天使以外を自分より下に見ている彼女にとって、自分が気に入らない服飾は下等だ、という結論に達する。

「何よ。何見てるわけ?見世物じゃないのだけど?」

富裕地区の通りに連なる店たちで繰り返しそんなことをしているものだから、非常に目を引いてしまっていて。
その視線を感じれば…き、と観衆を睨みつけ。

可愛らしくまとまった格好で回り全てを威嚇している。

ミューラ > そんなざわつく通りを、ぷんぷん怒りながらどこかへ去っていきました
ご案内:「王都マグメール 富裕地区【イベント開催中】」からミューラさんが去りました。