2020/02/13 のログ
ご案内：「王都マグメール 富裕地区【イベント開催中】」にアルファさんが現れました。
■アルファ > 外は寒くとも温かくなってきた懐具合を消費しようと富裕地区に訪れた。
色褪せてきた衣服を整え豪華な飯で空腹を満たした後は平民地区で見られぬ珍しき店を冷やかしに散策する。
その中で一際怪しく華やかな街並みと一線を画す内装の閉塞感極まる店にと真新しき黒衣を閃かせ人目憚ることなくアダルトグッズを手とり眺める。
途中、目が合えば正体をバレるのを恐れるように逃げる貴族達にも首を傾げる鷹揚な青年は
見ず知らずの亜麻色の女性が張り型を手に独り言をこぼす姿に小さく息を零し。
「自分で使うって……それを、君自身で？」
初見にも関わらずいきなり近寄り語りかけ。男根をもした作り物、それに似合わぬ少女を交互に黒瞳が見つめる。
■ユネ > 「んー……？」
（その声は、不意に横合いから掛けられる。
かたん、と音のしそうな素振りで、小首を傾げてみせながら振り向いてみると。
其処に立っているのは若い男。
…かなり失礼な事を承知で言うと、あまりこういうお店に来そうな職種には、見えなかったが。
此方に目を向けた貴族が、そそくさと立ち去る素振りを見るあたり。
ひょっとすると、凄いコネだかジツリキだか。持っているのかもしれない。
と、其処まで考えてから。首の角度を戻し戻し）
「まぁ――ね。…こうほら、この辺とか、ごりごり当たって…気持ち良さそ、じゃない？
それとも、こんなごっついのを…おにーさんみたいな人に、使うとか。流石にそっちの趣味は無いかなぁ…」
（自分で使わないのなら、その逆かと。
一瞬考えてみたものの、頭に浮かんだ映像は。なかなかにショッキングだったらしく。
直ぐに首を振って、頭の中身を追い払う素振り。
その間右に左に揺れる手の中、亀頭も雄々しいディルドも、指揮棒の如く、あちこちと振り回されて大迷惑）
■アルファ > 貴族は単に小心者。いかがわしき店で他人に見られただけで臆して退出しただけのもの。
黒髪の青年は単に無知。情事を満たす商品とは気づかずローションすら香水の類と勘違いしてその大きな掌で転がし
あまつさえそこで出会った女性に声をかけた不躾もの。
品定めするかの眼眸にも柔らかな髪を微かに揺らして首を横にさせるのんきな様を見せていたが。
「いやいやいや、そうじゃない。冗談でも俺に使うなんて言うのはやめてくれよ」
女性の言葉に一転して慌てる。両手を大きく振り仰いでから。決まり悪そうに前髪を無造作にかきあげて。
「君の器量だったら彼氏くらい簡単に作れるだろ。
張り型なんかに頼らなくても生身の方が良いだろうな、って。
まるでお人形さんのようにディルドをいじった姿を見てたらつい声を掛けてしまったんだよ」
少し目元が染まる顔を反らして瞑目して語る。語ってから目を開けばディルドを振り回す姿に目が割れんばかりに開いた。
青年にとってはそっちのほうがショッキング。動くディルドを指差して。
「いやいやいやいやいやいや！
そんなタクトのように振り回すもんじゃないだろ？
いや、そういう使い方するのか？人間の世界は面白いな」
最後には顔を俯かせて笑い顔を隠しながらクツクツ喉を鳴らした。
■ユネ > そして男が無知故であるという事を。初対面の娘もまた、知り得ている筈もなく。
お互いに相手を知らない故の勘違い。…別に其処を訂正しなくても、会話その物は進むのだけど）
「うん？……あぁうん、…うん。
…そんなの手に持ってたから？まさかまさかって思ってみたり…した、ような？」
（男が手にしている物は。それこそ、狭くキツい肉孔に、滑らかさを与える為の。
ぶっちゃけ正しく、極悪レベルで太い物を、受け容れる為の潤滑油に等しい物だったから。
もっともそうは言ったものの。彼が手に持っているからといって、娘のように、自分用とは限らない。
遅れてその事実に気が付く辺りは。自分基準で考えていたからだろうか）
「其処はそうだね…ぇ……生身には生身の。おもちゃにはおもちゃの。良い所が有るって事で。
どれだけ美味しい物だって、毎回同じ物だけ食べるより。偶には違うの欲しいじゃない？」
（うんうんと持論に頷いてみせる。
実際色々良い点も有るのだが。それを列挙する前に、男からのツッコミが入る。
…言われてから。両手を、その中身毎振っていた事に気が付いて。
顔より声より、仕草に諸々出ていたらしいと。此方も少し、目元を染める）
「――おぉ、っと。失礼、あれだ…勢い、剰っちゃって。
…って、あれ？そういう言い方するって事は。おにーさん、人間じゃない？」
（瞬きを繰り返しつつ。まじっと下から覗き込むような、見上げる瞳。
…低めの声に混じるのは。純粋に、興味の色合い。
異種族だろうと何だろうと、娘にとっては、それだけで善し悪しにはならないので）
■アルファ > 「そんなもの？ああ、これ。中々いい匂いがするオーデコロンだと思ったが……
まさか、コレもアレするものか。いや誤解だ。どの世界でディルドを挿してくれと強請る野郎がいるんだよ」
穢れたものに触れたように側の棚にとローションを置いたその手を前に出して全否定。
改めて見遣る周囲に今頃になり店の意味を理解して眉尻がスオkし下がる。
「へぇ。その口振りだとどっちも経験済み……見た目と違ってスキモノと見た。
ちなみに今はどっちの気分なんだい？」
少女が落ち着きを取り戻すのにやおら腰をおりまげて覗き込む顔に近づける。
その目元に恥じらいの色が見えると唇をにんまりと描き始めて。
「別に謝らなくていいさ。中々面白かった。
俺はアルファ。半妖さ。こう見えて君よりも長く生きている」
臆することなく見つめ返すのに微笑する顔は最後にウィンクをしてから腰をあげて顔を離していった。
■ユネ > 「……良かったねぇ、買う前に気がつけて。
うっかりそのまま通しちゃったら、その手のお客さん達に、言い寄られてた…かも、よ？」
（とっても不穏な台詞、だが。実際可能性は無きにしも非ず。
男は、この世界に在り得ないと言っているものの…性癖というのは、人それぞれ。
挿したい者も挿されたい者もきっと居る。
そしてこのお店、今も結構な盛況なのだから。絶対数が少なかろうと、一人二人くらいは…ひょっとしたら。
とまぁそんな。ゾクゾクさせるような、脅し文句を言っておいてから。男の方からも近付けられてくる顔に）
「そりゃ、まぁ、勿論？誰だって、気持ち良いのは嫌いじゃない…と思う。
ぁ、自己紹介、しとこ。……ユネ。娼婦じゃないけど…そういうのも、やってる」
（売り手側である事は間違いないので。ざっくり極まる自己紹介は、決して的外れではない筈。
そのまま、目の前で吊り上がった男の唇に。ぴとりと人差し指を触れさせたりと）
「なるほど、ねー…そういう感じか。アルファおにーさん、よろしく？
…で。何だっけ、今の気分だっけ…？」
（そのまま、指先から離れていく男の顔を。追い掛けて、手を差し伸ばす。
もちろん。ディルドを握っていない方の手を。両手にそれぞれ選択肢、どちらを選ぼうか、なんて）
「――そうだね？もし付き合ってくれるんだったら。
其処はおにーさんのやる気とか、具合次第とか…かな？」
（それはもう。極論、この極太凶悪ディルドによる自慰よりも。
彼の方が愉しませて、悦ばせて、くれるなら。そちらを選ぶに決まっている。
…先ほどの恥じらいなど、あくまで、オーバーリアクションに対してであって。
色事、艶事、それに関しては。大歓迎なのだから）
■アルファ > 棚に戻した瓶に描いてある品名を見て。
「君も好きねぇ。
ローション…か。それを街中で持ち歩いて屈強な男たちにファックミーされる俺を想像するのが楽しい会。
そんなに貧弱に見えるかなぁ」
彼女に向けて苦々しく眉を下げる顔を向ける。
唇だけは笑みの儘で。伸ばされる指先に振れる薄紅の唇は真一文字に結ばれ。
そのまま彫像の如く微動だにせず。白磁のような頬や高い鼻先を触れさせて。
「ま、退屈な女性よりは良いか。ユネか。
娼婦だけれど娼婦もやったことがある？
道理で性のあけっぴろげなのに摩れた感じがないと思った。
ん、誘ってくれんの？」
顔から手が引かれるその瞬間。大きな手が手首を掴み上げる。
痛みこそないが異性の力を頑丈に。そして黒髪を垂らし手の甲に唇を触れさせてから離した。
「女性からのお誘いならば退けないな。それじゃ場所でも移す？」
喋りながら流れるようにディルドを掴む女手を触り。
「それとどっちが良いか見比べて貰おうじゃないか？」
クッと喉を鳴らして笑った
■ユネ > 「うん大好きさっ、とか言えば良いのかな…この場合。
…自分で言って難だけど…具体的に想像しちゃうと…やだね、うん…」
（ホラーというと大袈裟だが、似たような物かもしれない。
口にしているだけの間は良いが。ビジュアルイメージが付いてくると、きつい。
おうけい分かった此処までだ、と。ひらひら掌を振ってみせてから。
差し出した指先は、唇や頬…触れるその感触は。悪くないのか、頷いて）
「……仕事でもやってるけれど。…どっちかといえば趣味――メインだから。今日とか特に。
…うん、うん、そうだね。おにーさんが勘違いされない内に、男らしいとこ。見せ付けちゃお？
あ――何処が良いとか。どんなプレイ、とか？その辺の手管から…期待する、かもね…？」
（手の甲への口付けに。一瞬だけ目を丸く。
スれているとまでは言わないものの、言ってしまえば、街娘。
まるでお貴族様めいた、こんな口付けなど。正直縁が無い訳で。
…ただ、悪い気はしなかったのだろう。
引き続き。今度は未だ作り物を持った手を。抗う事なく差し出したまま。
移動するなら。余所でしっぽりするのも良いだろうし。
軽口を真に受けて、本当に見せ付けたいのなら。店の奥でもいける筈）
■アルファ > 「想像されると俺はもっとやだよ。
それじゃここから離れてるけれど宿にでもいこうか。
そこならお互いたっぷり誤解を溶けるでしょ。
君がお好きなディルドを買って」
手首を離したのなら共にカウンターへ。ディルドの代金を出してから店を離れていった。
向かう先は二人しか知らず――。
■ユネ > 「…ぅー…ん、うん、そろそろ。無しにしておこうか。
真冬に寒気を覚えるとか、風邪、一直線すぎる…し」
（どこかしんみりと頷きながら。男と共に、カウンターへと向かう。
奢ってくれる男の甲斐性は有難いが。それも、買うのがディルドなのだから…いまいち締まらないかもしれない。
ともあれ、会計が済んでしまえば）
「それじゃぁよろしく、おにーさん？
どれだけ美味しい思い、させてくれるのか……」
（期待しちゃうよ、と。耳元へ囁きながら。
二人連れ添い店の外へと消えていけば。果たして何処で、夜を過ごす事になるのやら）
ご案内：「王都マグメール 富裕地区【イベント開催中】」からユネさんが去りました。
ご案内：「王都マグメール 富裕地区【イベント開催中】」からアルファさんが去りました。
ご案内：「王都マグメール 富裕地区【イベント開催中】」にレザンさんが現れました。
■レザン > 路地の一つから身なりのいい男性が早足で出ていく。
よく見るとこころなしか脚の間をかばうような内股歩きで、少々滑稽だ。
「うっふっふっふ、成功、成功～」
その路地の薄暗い中空で一匹の妖精が忍び笑いをして浮かんでいる。
たまたま通りがかった哀れな被害者に利尿の魔法をかけてしまったのだ。
今日は澄ました貴族が尊厳の危機に焦るのを見たくて富裕地区に来たが、
人が困るのは何でも好きなので、対象は別になんでもいい。
「次通りかかったやつには歩けなくなるぐらい強烈なやつをお見舞いしちゃおっかな～」
■レザン > ――きさまー！ またやっておるなー！
「あっやべ」
路地に新たないたずら対象が……と思ったら真面目に職務をこなしている騎士がやってきた。
鎧武者に捕まるレザンではないがこういうのは魔法的な対策アイテムも持っている可能性があるので油断ならない。
今日のところはさっさとずらかることにした……
ご案内：「王都マグメール 富裕地区【イベント開催中】」からレザンさんが去りました。