2019/08/24 のログ
ギュンター・ホーレルヴァッハ > そうして、貴族達の退廃の宴は過ぎていく――
ご案内:「王都マグメール 富裕地区【イベント開催中】」からギュンター・ホーレルヴァッハさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にリシェラさんが現れました。
リシェラ > 平民地区から富裕地区へと向かう境に在る大通り。
行き交う者達は此の時間であろうとも途切れる事は無い。
そうした中に少女は紛れていた。

富裕地区に建つ知人に提供された住宅。
いい加減に人が住まうに最低限必要な物を揃え様と動いていた。
流石に家具が自室に在るベッドと、テーブルと椅子の一式。
其れでは生活感が無さ過ぎると無精な知人にさえ指摘されたからだ。

然し、生活感と云われても何を以てして其れに該当するのか。
何が在れば生活感の表れと為るのか、何とも難しい処なのだ。
取り敢えず、色んな店を見て回れば何か思い付く物も在るだろう。
そう思って行動を起こしているのだが、何も見付からない侭に今に到っていた。

或る少女依り、彼女の店への誘いは在る事は在る。
だが逆に忙しい彼女に迷惑が掛かりそうと遠慮していた。

ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にリスさんが現れました。
リス > トゥルネソル商会、王都の中でも平民地区、富裕地区の中間にある大きな商店。
 その店は砦のごとく大きく、そして、品ぞろえは様々なものがある。
 武具も、食料も、家具も、果ては、奴隷まで。
 ここに来れば、大抵のものは手に入ると言われている店で、最近は品薄だったという噂の魔法の道具さえも仕入れ始めているのだ。
 それも、王国の第二師団お墨付きである。量産品ではあっても、品質が確かなものがそろい始めている。

 そんな店の店主は―――一人の少女で。
 そして、店員から報告を受けて、店から出てくるのだった。

「こんばんは?お久しぶり、ですわ。
 商店的には、お店に入らず表でうろうろする方が、迷惑になってしまいますわ?
 買う、買わない其れは兎も角、お店に入っていただけると、当店としてはとても嬉しく思うのですが。」

 お店の前をうろうろしている母の友人のうち一人。
 どういう交友関係かは、母からは聞いてはいないが、顔も匂いも覚えている。
 なので、少女は軽く冗談を交えた口調で、その少女に声をかけるのであった。