2019/02/19 のログ
ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院ー図書室ー」にアシュトンさんが現れました。
■アシュトン > (時間のせいだろうか、人気もなくとてもとても静かな図書室、その一角。
背の高い書棚が乱立するその片隅で、ページをめくる音が静かに聞こえてくる)
「……ふむ」
(机の上には、二つのブックタワー。
低い右側がまだ読んでいない分。高い左側が既に目を通した分。
一つ一つが鈍器の様に重厚な本の表紙には、魔術学、錬金術、薬草学……そんな文字が書かれていた)
■アシュトン > (学生、というには少々歳を食い過ぎている。教師、というには雰囲気に場違い感もある。
強いて言えば、外部からの研究員といった所か。実態についても、それにほど近い。金を出して施設を使わせてもらっている、という訳だ。バイト代わりに講義を受け持つ事も、たまにはあるようだが。
服装が何時もと随分違うのは、場所に合わせた結果だろう。冒険者丸出しの格好では、浮き過ぎるのだ)
「流石に少し、疲れて来たな……」
(伊達眼鏡を下から額の方へと押し上げると、閉じた両側の瞼を指で押し。軽く解す様に力を込める。
机の上に積み上げられた書籍の量からして、それなりに長い時間とここにいたらしい。
頭を左右に動かせば、首の骨がゴキゴキと音を鳴らしていた)
■アシュトン > 「コーヒーでも淹れてくるか」
(ブックマークの紐を今読んでいたページに通せば、パタリと本を閉じる。表紙には、世界の拷問、なんて物騒なタイトルが居座っていた。
どことなく気だるそうな仕草で椅子から立ち上がれば、凝りに凝りまくっていた体のスジをストレッチで伸ばしてやる。
締めの深呼吸、軽く肩を落とす。
人気のない図書室を、緩い足取りで、しかして足音も立てず。一時と、その場を後にする――……)
ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院ー図書室ー」からアシュトンさんが去りました。