2019/01/23 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にフレアさんが現れました。
フレア > いくつかあるテーブル席で、魔女ルックの少女が酒を傾けている。
こうして座っていれば、貴族達から仕事の話がきたりする。
薬品の作成や、奥方の占いなど。
見てくれでわかりやすいというのは便利なものである。
仕事があったりするので、少々高くてもたまにはこの酒場に顔を出していた。

「くぁ。」

しかし、今日の所は閑古鳥である。
寒いから外出控えてるのかしらね、と考えるが…。
だったら酒で温まればいいじゃないの、という思考もあるわけで。

むさいのは勘弁だけど。綺麗な奥方や貴族の子女でも来ないかしらねぇ、と思いながら酒を傾けるのである。
そういう人が来れば仕事もするけれど、まぁあれやこれやうふふ、というわけで。
魔女は実に暇そうに来客を待っていた。

ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にオルティニアさんが現れました。
オルティニア > 寒風を引き連れ扉を開き、純白の長手袋に包まれた手指でケープの首紐をシュルリと解いたのは、童女めいて小柄な体躯と、それに見合わぬたわわな乳肉、そして、夜会巻きのブルネットからぴょこんと飛び出す笹葉状の長耳が特徴的な1人の少女。
色濃く稚気を残しつつも人外の美貌の片鱗を覗かせつつある顔立ちからしてもエルフであると察せられる少女は、上着を受け取ろうとしたボーイを長手袋の繊手で軽く追い払い、切れ長の翠瞳で店内を睥睨する。

(――――……何あいつ。野暮ったい服。店の雰囲気とか考えてないのかしら?)

パッと目についた三角帽子と黒ローブ。見るからに魔女でございといった趣の女を不躾に見つつ、心の中で己の格好を棚上げした誠に失礼な感想を漏らす。
それでも、なんとなくそちら側に脚を向けたのは、ローブの黒布越しからも伺えるグラマラスな肢体の重力に惹かれたからかも。そして――――。

(――――あら? 何よ、へんてこな服着てる割に綺麗な顔してんじゃん!)

三角帽子のつばから覗いたその容姿は、エルフ娘からしても美しいと思える物。先の失礼な感想など無かったかに興味を抱き、彼女の近く、こちらもテーブル席に腰を下ろした。
それぞれのテーブルを隔て、真っ直ぐに彼女を観察することの出来る正面位置。ウェイターに適当に注文して、頬杖を付いたエルフ様は、それはもうジロジロと眼前の魔女を観察し始める。

フレア > 扉の開く音に視線を向ければ、ずいぶん小柄な女性が入店していた。
あら可愛い少女、と一瞬思ったけれどよくよく見ればエルフ的な種族の様子。
なれば見てくれで年齢はわからないわね、と結論付ける。
目の前にあるワイングラスをとって、また一口。

そうしていれば、遠慮のない視線にはもちろん気づくわけで。
興味津々な様子に、唇の端を少し持ち上げた。

(少し遊んであげようかしら。)

内心でそう思い始める。
無遠慮なジロジロとした視線を咎める事もせず、椅子に深めに腰掛ける。
さらり、と耳の脇の髪をかきあげる。
グラスを傾け、ほう、と艶やかな息を漏らす。
ぺろり、と舌先が口の端についたワインを舐めとる。
何気ない仕草。しかし、わずかに込められた魔力が視線を奪っていくだろう。
抵抗できなければ、そのまま意識と視線を夢中にさせていくつもりで。

オルティニア > (いいおっぱいだわ。あたしと同じくらいあるかも。無様に垂れてたりしないでいい形保ってるし、柔らかくて弾力ありそう❤ 髪の毛もホント綺麗。ていうか、なんでエルフであるあたしの髪がこんな暗い色で、あの野暮ったい服の女の髪があんなキラキラしてんのかしら。神様ってば配色間違えてんじゃないの?)

他愛のない感想の中に軽い調子で漏らす神への不遜。『カミサマ? あー、うん、偉いんじゃない? まぁ、エルフ様も偉いし、とんとんってトコじゃないかしら?』程度の信仰心しか持ち合わせていない妖精少女なのだ。
―――が、そんなアホ丸出しな思考に浸っていたとて、精霊憑きと変わらぬレベルの才能を秘めてもいる。薄い魔力糸によって流し込まれるチャームの効果に、精霊たちがあっさりレジスト。エルフ娘もそれに気付いて、ピンクの小唇に不敵な笑みを浮かべてみせた。

(ふふんっ、エルフ様に魅了を掛けようだなんていい度胸してんじゃない。人間風情が敵うわけ無いのに、全く浅はか。これだから人間って――――……あ、でも太腿エロいわ。うぁ……唇ぺろってしたのもなんかヤらしい……❤)

"魅了"の魔力は跳ね除けたが、結果としては何も変わらず、魔女の妙に妖艶な仕草には釘付けとなるエロフ様。滲み始めた興奮が、エルフの長耳をぴこぴこさせる。

フレア > (あら。耐魔力はさすがという所かしら。)

薄く流したチャームの効果は簡単にレジストされた様子。
効力を発揮するエルフもいるが、この子はそうではなかったようだ。
しかし、仕草に対する興奮は煽れているようで…というか駄々洩れと言ってもいいレベル。
これで長年生きている魔女にとっては、視線が一層強くなってきている辺りでバレバレである。

(ふふ。エルフと言えば、そうね。)

ぴこぴことせわしなく動く長耳に思い当たると、軽く魔力を周囲に振る。
ぽっと周囲のランプの炎が小さく揺れた。その揺れと同時に…。

『もっと見て?』

と、エルフ少女の後ろのランプから小さく甘い声が囁きかけてくる。
エルフの敏感な聴覚を利用し、周囲の人には聴こえない小さな囁き。
同時に、ゆるりと足を組み替えて、視線を魔女の方へ誘う。

『興奮する?』

と、思えば今度は右からそうっと囁かれ…。
同時に、濡れた唇が同じ言葉を紡ぐように動いて視線を誘う。
聴覚と視覚を利用して感覚を混乱させるように誘導していく魔女の手管。

『ふふ。ほら。……ぼうっとしてくる?』

左のランプが囁き…ローブの下の肢体が一瞬覗く。
視線だけを固定し、周囲からぐるぐると囁き声が響いていく。

オルティニア > 「―――――っ!❤」

ぞぞっと来た。敏感な耳孔へ流された不意打ちの甘囁き。白皙の頬にポッと赤みを差しつつエルフ耳を抑え、腰を浮かせながら慌てて背後を見やる不審な動きに店内の視線が集中する。
背後には誰もおらず、回りから向けられる怪訝そうな視線にも気付き、「―――フンッ!」別になんでもないわよ! と言わんばかりの生意気な所作で鼻を鳴らして席に戻る。
そして改めキッと鋭く尖る翠瞳は、テーブルを挟んだ向こう側の黒ローブへと向けられた。しかし、その敵愾もするりと組み替えられる脚線の蠱惑にあっさり削がれる。

「…………っ」

再びの囁き。先ほどとは逆耳への甘い擽りにぞくぞくっと背筋を震わせながらも、今度は恥ずかしい反応など見せない。
足首までをきっちり覆う黒ローブ。そこに浮き上がる太腿と、子宮の形に淡く膨らむ下腹が作る淫らな陰影。それが、どうしようもなくローブの内側、女の恥部を想像させる。
右から、左から、気まぐれに吹きかけられる甘声の囁き。

「ん、ふぅ……、ゃ、あ……あぁ……っ❤」

ピンクの唇を噛んで声を抑えるも、そこから微かに漏れる声音はいやらしく濡れてしまっている。ピクッ、ピククッと震える長耳が、魔力を纏う甘声だけで感じている。それでも翠瞳を女の下肢から外せない。
精霊たちの警鐘が、じわりじわりと遠のいていく。

フレア > かたたっと音を立てて立ち上がる反応に、くすっと笑みを漏らした。
バカにしたわけではないがそう見えてしまうかもしれない。
魔女は単純に楽しかっただけなのだが。

(ずいぶんとスキモノなのね。いい子。)

エルフと言えば清らかさというイメージもある。
しかし、目の前の子はずいぶんと性感に対して無防備だ。
だからこそ、堕としがいがあるのだが…と、考えながら、備え付けのランプの一つを自分のテーブルに。
エルフの視線の中で、何かに気づかせるように魔女はランプを手の甲でコンコンと叩く。

炎が踊る。踊る炎の中にちらりちらりと何かが揺れる。
白い肌。むっちりとした身体。いやらしい動き。
まるで目の前の魔女が自慰行為をしているかのような……。

『…もっと近くで見て?』

エルフの少女がそれに気づいた瞬間、甘い声が各方向からそうっと囁きかけてくる。
同時に、かたり、と魔女の真正面の椅子がひとりでに引かれる。
そこに座れば、じっくりとその炎の舞を見つめる事ができるに違いない…。

オルティニア > 「~~~~~~……ッ!」

はぁ…、はぁ…、と今やはっきりと乱れた吐息に気付く。下帯にシミを広げる程ではなくとも、下腹の奥にはにゅるりとした淫らな感触が滲みはじめているのが分かる。
そんな中、魔女の所作にてエルフの翠瞳がランプへと向けられた。
そこで踊る炎の中、はっきりと浮かび上がる淫らな幻像。
それは、黒ローブの内側を全てさらけ出して踊る女の肢体。
耳朶への囁きを聞くまでもなく、夢遊病者の如く立ち上がったエルフの小躯は、魔力で引かれた椅子へと向かってそこに腰掛けてしまう。

「はぁ…❤ はぁ…❤ はぁ…❤」

たわわな肉果実をテーブルに乗せる様に身を乗り出し、揺らめく炎を照り返すエメラルドの瞳がランプの中の幻影を視姦する。
普段であれば、エルフとしての矜持がこんな無様を許すはずもない。
いや、たまに劣情に負けてこうした無様を晒すこともなくはない、というか結構あるけれど、少なくともこの場でこれほど浅ましく淫らな幻影を見つめはしない。
おそらくは、先程の魔術によって理性のタガが外されているのではないだろうか。そんな思考が脳裏によぎるも、今のオルティニアにとってはランプの中の魔女が見せる自慰行為の痴態の方に興味が惹かれてしまうのだ。
この白く、柔らかで、いやらしい肉体に直接触れたい。匂いを嗅ぎたい。舌を這わせて味見がしたい―――――そして、ふたなりペニスを入れたりもしてみたい……❤
そんな思考がダダ漏れな紅潮顔は、しかし、それでもエルフの美貌を損なう事なく美しい。

フレア > 幻を見ているのはエルフだけ。
周囲の客にとっては二人が相席を始めたように映っているだろう。
魔女は余裕の表情でワインを一口味わう。

炎の中ではいやらしく、誘うように淫らな幻が踊っている。
エルフの少女はすでに釘付けだ。さて、と魔女は小さく笑みを浮かべた。
仕上げにとりかかるとしましょうか、と。

「ふふ。そうそう。もっと見つめて?
私を見て? そうすればほら…頭の中、とろとろと気持ちよくなっていくでしょ?」

他には小さな小さな囁き声。
幻に夢中なエルフの思考にそうっと忍び込ませる言葉。

「もう貴女は虜だよ。私の身体に、魅力に、魔力に抗えないの。
…ちゃんと自分にそう言い聞かせて?

いう事が聞けるなら…おいで? 二人きりになりましょ…。」

そして『その先』を想像させる言葉を囁きかけ、耐魔力や精霊の加護と言った物を丸裸に誘導していく。

かちゃり、と硬貨をテーブルに置く。
そして席を立ち上がれば、ゆったりとした動作で個室へと向かっていく。
時間差でゆっくりと幻は消えていくが…ほんのりと残る魔女の残り香は、迷う事なく個室へと導いてくれるだろう。

オルティニア > エルフ娘の周囲を常に揺蕩う精霊達は、オルティニアに支配されているというよりもその魂の色を好ましく思って手を貸してくれているだけ。
そして、精霊という存在は、得てして人とは異なる価値観の中で生きている。
故に、オルティニアが心の奥底では望んでいるような流れ――――醜悪な魔物に取り囲まれて輪姦されるだとか、触手生物の苗床として散々に卵を産まされるだとか、そういう状況では手を化すことなく見守るだけなんてことも多い。
そして此度も魔女の淫言に誘導されて、秘めた淫乱気質をむき出しにされたエルフ娘は望んでしまう。
この魔女の言うがまま、されるがままにされる事を。

途端、エルフ娘の蕩けた頬をぺちぺち叩き、長耳をぐいぐい引っ張って、精神侵食への警鐘を鳴らしていた精霊たちが、さぁっと距離を取って傍観の姿勢に入ってしまう。

「…………………❤」

トロンと蕩けた翠瞳の奥、淫猥なハートマークすら浮かべたエルフ娘がこくんと頷く。そして、立ち上がった魔女の、ローブに浮き上がるお尻を追いかける様にエルフ娘も上階へ。魔女の消えた個室へと向かって扉を開き、淫魔の巣に精霊達の防御も離れた無防備な肢体を入り込ませてしまう。

フレア > エルフの娘が個室へと入ってくる。
その個室の中は富裕地区であるという事もあり、それなりに整備されている。
歓談・交渉用のソファが一対としっかりしたテーブル。
部屋を明るく照らす照明。
そして、明らかに楽しめる用の広いベッド。
しかし、パッと見で魔女はおらず、不意に消えたように錯覚させるが、

「ふふ。いらっしゃい。」

甘い囁きと共に、きゅうっとエルフの娘を抱きすくめようと背後から腕を回す。
簡単な話、ドアの影にいただけなのだが。

「とってもエッチなエルフさん? お名前を教えてくれるかしら?」

抱きすくめれば、片手でゆっくりと身体を撫で回しながらそう甘く囁いていくだろう。
同時に、背後でぱさり、ぱさり、という衣擦れの音も…。

オルティニア > 「―――――……??」

思っていた通り、魔女の入っていった部屋の扉には鍵など掛けられていなかった。故にこちらもノックなどせずに扉を開き、ベッドの上で待ち望んでいるだろう相手の姿を探したのだが

「――――んゃっ!?」

思わずおかしな声が漏れた。背後からの不意打ちは、チュニックの背筋にむにゅぅんっと押し付けられた一対の柔らかな体温を伴っての物。
先程の幻影や、魔力による囁きとは異なる、確かな実体を伴っての物。
甘やかな女の香りと、背筋の柔らかさにドキドキする。
思わず、背後から抱きすくめる細腕に、こちらも指先を重ねてしまう。

「だ、だれがエッチなエルフよ。わ、わたしは……ただ……そ、その………、あ、あんたが呼んでる気がしたから来てやっただけよっ!」

相手の手指に己の繊手を重ねたまま、背後からの抱擁に抗うこともなく白磁の頬をほんのり染めて、それでも小生意気な台詞を放つ傲慢エルフ。
一瞬抱擁を緩めた肢体が着衣を落とす魅惑の音にピクンッと小柄な体躯を震わせながら、不安と興奮にエルフ耳をヒクつかせ

「―――――オ……オルティニア、よ。あたしの名前を耳にする光栄に、深く感謝しなさい、人間」

いつもであれば、小躯に見合わぬ爆乳を誇らしげに張って言い放つだろう台詞も、この時ばかりはドキドキと所在無さげに立ち尽くしたまま小さな声音で紡がれた。

フレア > 「オルティニア。ふふ、綺麗な名前。
私の事はフレアと呼んでくれればいいわ。」

小生意気な様子を意にも介さず、しかし名前には好印象を持った様子。
口ではそういうものの、エルフの少女の反応は初心な恋する娘のよう。
しかし、可愛らしさとは反するように淫らな気質を持っているのは先ほどの件で把握済みである。

「エッチなエルフさんでしょう? ふふ。だってほら…。」

背後から、豊かなふくらみを押し付ける。
ゆっくりと身体を擦りつけながら、耳元に唇を寄せて…。

「わかるでしょう? もう私は服を脱いでいるの…。
さっき炎の中で見た…私の身体…。思い浮かぶ…? ふふ。

貴女も脱いで? そしたらベッドに、ね?」

必死に抵抗を見せるかもしれない。
けれどこの子はすでに掌握済みと魔女はほくそ笑む。
裸身の妄想を導いてあげれば…もうその魅力には抗えない。言葉に、逆らえない、と。

オルティニア > 「だ、だから違……あ、あたしは……っひぁうぅ!?」

なおもエロフ認定しようとする魔女に対し、きっと眦を吊り上げ振り返ろうとしたオルティニアだが、再び背筋に触れたその感触に思わずブルルッと震えてしまった。
未だ己の着衣があるとはいえど、明らかに先程よりも強まった"生"の感触。
多分全裸だ。下着一枚残っていない。おっぱいの先っぽの硬さがはっきりと感じられる。きっと下の方も……っ❤
思わずごくりと生唾を飲み込んだ。
耳朶に吹きかけられる囁きは、先程の物と違ってしっとりと湿りを含んだ本物の吐息。

「―――――ち、違うんだから……あ、あたしは、別に、そ、そんな……望んでない、けど………。あ、あんたがすっごいシたそうだし、かわいそうだから相手してやるだけなんだからねっ!!」

子供だってもう少しマシな口実を用意するのではないだろうか。あまりに拙い台詞を放ち、それでも白顔にじわじわと赤の侵食を受け入れる妖精少女はやけくそ気味に着衣を脱ぎ捨てていく。
護拳の装飾も華美な細剣と、それを吊るすための無骨な剣帯。手に持っていたケープと共にテーブルに乗せ、身体の前で交差した細腕がずばっと厚手のチュニックを引き上げた。
途端、眩しい程に白い背筋と、背後からでもだぷんっと揺れる様が確認出来る豊乳の丸みが露出する。続いてブーツのかかとを踏みつつベッドに向かい、腰横で結んだ下帯の蝶結びをシュルリとほどいて、細く淫糸を引いた薄布を枕元に落とし

「―――――ほ、ほら……シたいん、でしょぉ……?」

肩越しにちらりと向けた翠瞳が、気恥ずかしげに言外のおねだりを漏らす。
長手袋にニーハイソックス。後はふたなり封じの金腕輪だけを残した裸身が、ベッドの上で無防備なあひる座りを晒している。

フレア > 身体を押し当ててあげれば、ずいぶんと可愛い声が漏れる。
くすくすと笑みながら、ショートブーツのみになった魔女はゆっくりとエルフの少女を開放する。
言葉ではそう言いながらも、衣服を脱いでいく姿に笑みを深めて。
少女を尻目に脱ぎ落したローブから、ごそごそと棒のようなものを取り出す。

「雰囲気作りも大事よねぇ…。」

それをかたりと備え付けの花瓶に差し込み、先端を撫でればぽうっと火がともる。
うっすらと上る煙はほんのりと甘い香りが漂う。
気に入った相手を落とす時に使う媚香はゆっくりじっくりと理性を溶かしていくだろう。

「ふふ。そうね…二人で気持ちよくなりましょ?」

準備が終われば、ベッドの上に這い上がっていく。
うっすらと艶やかな笑みを浮かべたまま、垂涎ものの白い裸身を晒して。
見せつけながら少女に手を伸ばしていく。
手が届けば、ゆっくりとまた抱き寄せていくだろうか。

「どうする? まずはキスかしら…?」

少女の目の前で小さく口を開ける。
その中でてろりと濡れた舌が誘うように蠢いているのを見せつけて。