2018/11/08 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区 クラブ」に繰黎さんが現れました。
繰黎 > (こういう店は、大体の場合紹介必須。
一見さんをお断りしている…というよりは。客層を絞っているというのが適切だ。
身分が高いか、金が有るか。総じて、この地区の住民ばかりに限られる。
そして、権力だの財力だのが有り余っている手合いが、人目を忍んで集うとなれば)

…きっと、良からぬオタノシミに勤しんでいるんだろうなぁ。

(そう思うのは。一般市民の偏見だろうか。
いや、考えてみれば別に、市民でも何でもなかった。
そもそも、そういうやっかみで見る店の中に、自分も足を踏み入れているのだから。

…何が有るのかと言えば、縁が有った。
顧客の礼と紹介を貰って入店する事になった場所。
残念ながら今の所。目に付く辺りで、曰く「オタノシミ」の素振りは見出せないが。
娯楽は足りずとも、酒が美味い。それだけでも甲斐は有った。
強めの酒気を立ち上らせるグラスを、半分程干した所で、一休み中。
のんべんだらりと、壁際のソファにもたれ掛かり。
談笑を重ねる貴族やら、良からぬ商談を目論む富豪やら。
彼等に甲斐甲斐しく世話を焼いたり、ちょっかいを出されたりしている店員達を眺めていた)

繰黎 > ん。うんうん。後はそうだなぁ…料理って、何が有るのかな。
其方にも期待して良いんだよなぁきっと。

(仕事上がりの空きっ腹を。アルコールだけで埋め尽くすのは難が有る。
ちょいちょい、店員を手招き。
多分露骨に場違いな客が居る、と。そうとしか見えないのだろう、訝しげな顔の店員に。求む、説明。

お上品な、尚且つ話半分でも食べ易いのだろう、サンドイッチの類を始めに挙げられて。
それに関してはさっさとスルーしようと思ったのだが)

…思ったよりボリューム有るんだなぁ。
えぇとこれ、びー、える、てぃー?
べーこん、れたす、てぃーって何だ。タマゴ?

(がっつり腹の足しになりそうな物も有るらしいと。それを知れば、俄然興味が湧いてくる。
きっと、多くの客にとっては、一閃前の腹拵え向けなのだろうメニュー。
細っちぃ小娘が完食するのかしらと。此処にも疑問顔を呈されてしまうものの。
良いから良いから、と手を振り、店員にオーダーを)

勤労少女は腹が減るもの、なのさ?
ほら、お腹減ってるんだから、はーやーくー。

繰黎 > (そうやって。食に関する欲を、充分に満たす事が出来たなら。
次に求めるのはどの欲だろう。
人間、三大欲求万々歳だし、それ以外の欲に関しても、出来得る限り叶えたい。
…取り敢えず。一先ず。今は届いたクラブサンドに、酒の残りに舌鼓。

良からぬ事物に塗れている筈の、こんな場所で。
思わず過ごす事となった、恐らくは平穏な夜)

ご案内:「王都マグメール 富裕地区 クラブ」から繰黎さんが去りました。