2018/10/14 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区 裏路地」にジンライさんが現れました。
ジンライ > 薄く霧の掛かった明け方。屋敷の隔壁に挟まれた狭い裏路地を、速足で歩く長身痩躯の男。
「ヤベーな…のんびりしすぎちまった」後頭部を掻き回し、薄明るくなりつつある空を睨み付ける

ジンライ > 「こンくらいになると他、誰もいねーし。憲兵とかに見つかるとスゲー厄介なンだよなあ…」
ジンライ > 呟きながら裏路地から裏路地へと、大通りを素早く横切る。薄明りに照らされた一瞬の姿の、服にはべったりと血の跡。
ジンライ > 「まァ、いい稼ぎンなったけどよ…」
やがて一つの建物にたどり着くと、裏口を軽く叩く。扉の向こうと何度かやり取りをしてから、薄く開いた扉から素早く中へと滑り込む

ご案内:「王都マグメール 富裕地区 裏路地」からジンライさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区 錬金術工房」にアルクロゥさんが現れました。
アルクロゥ > 富裕地区の一角にある錬金術の工房は建物は大きいものの、目立たない小さな看板しか出ていない。
人付き合いも少なく近隣からは変わり者貴族の道楽程度に思われているだろう。
一般向けには冒険者向けの薬品系アイテムを扱っているのだが、それもこんな富裕地区の店にわざわざ消耗品を買いに来る冒険者などいない。
それでも工房で商売が成り立っているのは相手の足元を見るような品を法外な価格で売っているからなのだが、客の絶対数が少ないことには変わりない。
あくまで自分の本分は研究なのだが、それを一休みしている間はいたって暇なものである。

先日、港の市場へ輸入物の素材を仕入れに行った時に見つけた東方の茶葉があったのを思い出し、それを用意することにした。
淹れてみると普通の紅茶と違い、少し乾燥させただけの生の葉や枝から直接抽出したような鮮やかな緑色で
少し気味悪い気もするが、実際に飲んでみると青臭さもなく仄かな甘みもありなかなか通好みと言える。
深めのカップに継いだお茶を片手に店奥のカウンターに座ってのんびりと本を読んでいた。

アルクロゥ > 読んでいた書物のページが切りの良いところまで来ると、今夜はこの辺りにしておこうと本を閉じる。
カップも片付けて灯りを消すと寝室へ向かって行くのだった。

ご案内:「王都マグメール 富裕地区 錬金術工房」からアルクロゥさんが去りました。