2018/07/31 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区・洋菓子屋ルチア」にクリス・ナイツさんが現れました。
クリス・ナイツ > 遊泳場で身体を鍛えてきた帰り道、馴染みの洋菓子屋を訪れていた。
疲れた時には甘いものが一番が信条。いつも鍛錬をした時は必ず甘い物を食べるようにしている。

「んー、どれも美味しそうだなっ。どれにしようかなー」

ケーキが並ぶショーケースの前で瞳をランランに輝かせながら子供のように悩む。
ショートケーキはいつも食べているので、チョコにするか?モンブランも捨てがたい。悩んで悩んで。

「よし、決めた!これとこれとこれください!」

結局ショートケーキとチョコケーキと、モンブラン、全て頼むことにしたのだった。

ご案内:「王都マグメール 富裕地区・洋菓子屋ルチア」にリスティさんが現れました。
リスティ > 治安が悪いと聞いてはいたが、この数日は特に問題もなく観光を楽しみ。
平民地区で話に上がるような店を回り終えれしまえば次に足を運んだのは富裕地区。
貧民地区へと向かうのは流石に身の危険を感じるので避けていて。

「あそこにしようかしら…?」

まだ来た事のない地区だけにどこを回るかは完全にあてずっぽ。
不審者に見られない程度に視線を巡らせて歩くと見つけたのは一軒の洋菓子店。
この国のお菓子に興味はあったので、そこにしようと決めて足を向け。

「お邪魔するわ……あら。もしかしてクリス君?」

店内に入り品ぞろえを見ようとしたが先客。
その先客に見覚えがあり、もしかしてと声をかけてみる。

クリス・ナイツ > 「え……?あ、リスティさんっ!」

声がした方向へと顔を向け、それが顔馴染みの人だと気づくと、いつもの人懐っこい笑みを浮かべる。
彼の持つお盆の上にはケーキ3種類が乗っており、これからイートインスペースに運ぶ所のようだ。

「えっと……こないだは、その、ありがとうございました……かな?」

こないだの事を少々思い出したのか、顔を赤くし、照れながら、ケーキが傾かないように軽くお辞儀をする。

リスティ > 「こんばんわ、クリス君」

振り返り人懐っこい笑みを浮かべる少年に微笑み返し。
意外な所で会えたと思い手元を見ればケーキの乗ったお盆。

「あ…その……お粗末様でした…と言えばいいのかしら…」

少年の言葉にこの間を思い出せば頬は赤くなり。
自分からだったのにと照れてしまい、ずれた言葉をかえしてしまう。

クリス・ナイツ > 「はい、こんばんは!えっと、おねえさんはどうしてここに?」

突然の邂逅に、洋菓子屋にご用向きといえばお菓子を買う以外あんまりないと思われるのだが、つい聞いてしまう。

「あ、あはは……こないだの事はあんまり掘り返さないほうがよさそうですね。」

二人して顔を赤くして、多少気まずくなり、見かねてそのように提案する。
別に流れる空気は嫌なものでもなかったが、気恥ずかしさからで。

リスティ > 「私は観光かしら、平民地区のほうはほとんど見て回ってね
ここの品ぞろえが気になってきたらクリス君がいたの。
クリス君は遅めのおやつかしら?」

この場所にいる理由を簡潔に告げて、それよりもと少年がいる理由が気になり。
お盆に乗っているケーキからそう考えて。

「私も今更だけど恥ずかしいのよ…。その…クリス君がそれでいいなら」

二人で赤くなる光景は周囲には目立つもの。
少年の提案に頷いて見せて、そっと傍に寄り添っていく。
離れているよりも近くのほうが良いと考えて。

クリス・ナイツ > 「そうなんですか、無事で何よりです。
 これはそうですね。遊泳施設があるんですが、
 そこで泳いできて疲れたので糖分補給といったところでしょうか?」

知り合いの無事が確認できて安堵した様子で無事を喜ぶ。
そしてさも当然だとでもいうように糖分補給という理屈を並べる。
そういうった名目でも3つという量は多いのだが……。

「えっと……、リスティさん。このままもなんですから席に着きますね!」

寄り添うように近づかれ、多少言葉を濁し緊張した様子をみせたが、
なんとか席への移動を促し、照れからか早歩きで先に席へと向かってしまう。

リスティ > 「本当にそうって……そこまで危険なの?
遊泳施設まであるのこの街……凄いわね。
運動後の糖分にしては少し多くないかしら?」

安堵を喜んでくれるのは嬉しいが、同時にそこまで危険と知れば流石に汗が流れ。
運動後は判ったが3個は多くないと聞いてしまい。

「そ、そうね。そうしましょう」

知り合いが離れていれば店に迷惑がかかると思って寄り添うがかえって緊張させてしまった様子。
少年の提案に少しぎこちない笑みで頷きl早歩きに席に向かう後ろを追いかけて。

クリス・ナイツ > 座席に着くと、どうぞと前の席へと座るように促す。

「当然です。盗人やら人攫いとかならいざしれず、衛兵や騎士、貴族の人たちですら危ない人がいますから、本当に気をつけてくださいね」

いわれのない罪で晒し者にされたり、貴族たちも裏で何をしているかわからない。そんな街。だからこそ心配で仕方がなく、彼女の手を両手で覆うように握る。


「僕は鍛錬のために泳いできたのですが、遊泳施設と銘打っているので、普通にアトラクションのようなものもありますよ?今度観光でいってみたらどうでしょうか?」

流れるプールにスライダーに……思いつく限りの施設を軽く紹介しながら楽しげに話す。
スライダーはスリルがあって楽しいなど、感想も添えて。

「あはは、3個なのはどれも美味しそうで頼んじゃったんです。半分食べますか?」

決して量が食べたかったわけではないので、そう提案してみる。
承諾するのならば、もうひとつフォークをもらいに店員の所へと取りに行くだろう。

リスティ > 少年の後を追い座席につけば先にと促され、軽く頭を下げて席にと腰を下ろし。

「流石に街中でそういうのはないと思うのだけど……。
クリス君がそう言うのだから本当に危険なのね」

もし最初に話したのが少年でなければ、今頃はどこかで奴隷として扱われていたかも。
そんな事を考えれば震えてしまうが、少年に手を覆うように握られ安心して。

「鍛錬で?クリス君は本当に真面目ね。普通のアトラクションも?興味はあるのだけど、水着を持っていないのよ」

少年が紹介をしてくれる施設を聞けば楽しそうと頬を綻ばせ。
スライダーのスリルを聞けば是非と考えるが、ふと水着を持っていない事に気が付いてしまい。

「確かに美味しそうなケーキね。私も同じのを頼んでしまいそうよ。
えっと……いいの?」

3個食べたいのだと思っていたので少年の提案に驚き。
でも折角なので頂こうと決めて、貰うわ と頷いて見せて。

クリス・ナイツ > 「ちょっと待っててくださいね」と言い、新しくもらって来たフォークで綺麗に半分に切り分けていく。
ひとつの皿に3つ載せ終わると、彼女の前へと置いた。

「はい、どうぞ!僕はアッサムティーを頼みますが、おねえさんはどうします?」

特にメニューを見ずに決め、メニューを渡して尋ねる。
紅茶、コーヒー、果実のジュース。様々なお品書きが書いてある。流石にお酒はないが。


「騎士になるためですから!」

褒められて、えへへと目を細め、照れるように笑いながらそう答える。

「施設内で水着も売っていますから、別に大丈夫ですよ。普通の街には遊泳施設はないって聞きますから、持ってない人が多いからこその配慮でしょうか?」

顎に手を当て、「商売上手だなー」と関心し頷きながら答える。

リスティ > 少年の言葉に笑みを浮かべて頷いて待ち、綺麗に切り分けて皿に乗せ前に置いてくれたことに「ありがとう」とお礼を告げて。

「こうしてみると本当に美味しそうね。私はそうね…リンゴのジュースを頂こうかしら」

渡されたメニューに目を通し、お酒こそないは他は充実している。
その中からジュースを選んでメニューを置く。

「クリス君の騎士になる時が楽しみね。
私で力になれるなら協力は惜しまないわ」

照れたように笑う姿は失礼な事だが可愛く見えて。
そんな頑張る少年に少しでも協力したいと申し出て。

「施設内でも?それなら大丈夫ね。
そうね、少なくとも故郷と前にいた国にはなかったわ。
きっとそうね、物騒だと思っていたけど親切もあるのね」

遊泳施設で水着を売るのは商売としては上手い。
娯楽でも色々と考えていると判れば、物騒なだけでないと感心をしてしまう。

クリス・ナイツ > 注文を終え、しばらくするとお互いの前に飲み物の入ったグラスが置かれる。

「味は極上というわけではないんですが、お手頃なんでよく来ちゃうんですよね。
気軽に行けるお店ってやつですね。」

普段遣いの店。ご褒美などと気張らずに入れる店。
少なくとも彼の知る良い店の一つである。

「そんなこと言われると、本当に頼ってしまいますよ?」

冗談めかして言うが、一緒にいれるという口実にもなるので、
彼からしても悪い話ではないので、どこか嬉しそうに。

「こんな場所だからこそきっとたくましいんでしょうね、商売魂が。
……ああ、あと施設には危ない場所もあるので迷いこまないようにしてくださいね?
Hなことがまかり通っている場所があったり、男女共用の更衣室があったり……。」

思い出したように一応そういう場所もあるということを言っておく。
万が一迷ったら大変な事になるだろうから。