2018/07/25 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にアリルネージュさんが現れました。
アリルネージュ > ちゅ……ちゅく……。

今まさに、貴族の奥方に身体を絡みつかせた女が舌を這わせている。
耳朶をくすぐるように責められ、恍惚の表情を浮かべた若い女性。
その耳元にそっと「行きなさい。」と囁く。
身体を離せば、ふらふらと女性は去って行くだろう。思い人の所か、はたまた不倫相手か。
若いのに罪深い事、とうっすら微笑を浮かべて見送った。

今日は貴族の夜会に招待を受けた。
招待者は貴族だったか商人だったか…正直よく覚えていない。
堕とした人、くらいには思ってはいるが。
『そういう』夜会だ、と聞いたためそれならと顔を出したのである。
今日は踊り子でなく、付き人の一人としてやってきているが、やる事はいつもと変わらない。
情欲を煽り、一夜の夢を見せてあげるだけである。
服装も踊り子の服ではない。白い絹の、マーメイドラインのドレスを身に着けている。
しかし、背中がぱっくりと開いており、艶めかしい背中のラインは男女を問わず視線を集めていた。

…さて、次の獲物、どの子にしようかしら…と考えながら、ワイングラスを片手にゆったりと会場を歩いていく。

アリルネージュ > やがて、見つけた次の獲物に近づいていく。
若い男性貴族はあっという間に視線を奪われる。

しどけなく寄りかかり、身体を押し付ける。
甘い香りが漂い、濡れた囁きが耳をくすぐる。
男はすぐに蕩けた表情へと変わっていき…そのまま、二人で姿を消した。

ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からアリルネージュさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にクリス・ナイツさんが現れました。
クリス・ナイツ > 「はぁ~……」

とぼとぼと歩くごく平凡な貴族風の少年。
周りから浮くということはないが、少々元気がなかった。

「お金かぁ……何か僕でも稼ぐことができる方法ないかなぁ」

貴族ではあるが、金欠で悩まされる少年は今この場には彼くらいなものであろう。
屋敷につくまででいい案が思いつけるといいなと、彼はうんうんと唸りながら歩いていく。

「爺やも父上もお金には厳しいからなぁ。
もっと一人前になってから物を言えとかさ……」

治安も良く、さほど混雑もしない地区。
彼は特に注意をすることもなく考え事をしながら歩いていく。
周りからはさぞ注意散漫に見えることであろう。